古馬牝馬によるハンデキャップ重賞、中山芝1800mの中山牝馬ステークス。春のGIシリーズに向けて京都牝馬→中山牝馬→阪神牝馬→福島牝馬と続く古馬牝馬による一連のレースの1つです。今年は、トップハンデ56キロのフィアスプライドから最軽量50キロのアレグロモデラートまでハンデ差6キロの中に16頭というメンバー構成になりました。どの馬にもチャンスはありそうです。
このレース、過去5年の1着～3着は、5-3-11、3-14-1、7-5-6、15-12-1、2-6-5番人気の組み合わせで決着しています。この5年の3着以上馬15頭のうち実に7頭までが6番人気～15番人気の伏兵馬です。昨年も、勝ったのは2番人気(単勝3.7倍)のスルーセブンシーズでしたが、2着は6番人気(単勝13.2倍)のストーリア、3着は5番人気(単勝11.1倍)のサトノセシルという結果でした。今年の上位人気は、フィアスプライド、ヒップホップソウル、シンリョクカ、コスタボニータ、ククナあたりでしょうか。人気は割れ加減です。
この5年の3着以上馬の斤量は、54-53-51、52-50-53、55-52-55、53-56-55、54-52-55。2020年までの2年は斤量が50キロ～53キロの比較的斤量の軽い馬が好走していましたが、ここ3年は55キロ～56キロの比較的斤量の重い馬の好走が目立っています。ただし、この5年では斤量52キロ～53キロの馬の少なくても1頭は連対を果たしています。昨年も、斤量52キロの4歳馬ストーリアが2着に好走しました。ただし、今年の出走メンバー16頭のうち斤量52キロ～53キロを背負う馬は7頭もいます。一方、ここ3年好走している斤量55キロ以上の比較的重い斤量を背負うのは、トップハンデ56キロのフィアスプライド、斤量55.5キロのクリノプレミアム、斤量55キロのヒップホップソウル、コスタボニータ、ククナの3頭、あわせて5頭です。
さらに、この5年は近3走以内に愛知杯に出走していた馬が好走しています。昨年は該当馬2頭のうちの1頭、前走愛知杯6番人気5着から臨んだサトノセシルが3着に好走しました。今年のメンバー16頭のうち近3走以内に愛知杯に出走していたのは、タガノパッション、グランスラムアスク、アレグロモデラート、コスタボニータの4頭です。
加えて、この5年の連対馬10頭のうち7頭までが、前走で優勝している馬か、負けても勝ち馬から0.5秒差以内に好走していた馬でした。例外3頭は2018年の勝ち馬カワキタエンカ、2022年の勝ち馬クリノプレミアム、同じく2022年の2着馬アブレイズ。昨年も該当した6頭のうちの2頭、前走3勝クラス・初富士ステークス2番人気1着のスルーセブンシーズ、前走3勝クラス・初音ステークス2番人気10着(勝ち馬から0.5秒差)のストーリアのワンツーフィニッシュでした。今年のメンバー16頭のうち前走で優勝しているのは、コンクシェル、フィアスプライドの2頭、負けても勝ち馬から0.5秒差以内に好走していた馬は、タガノパッション、ヒップホップソウル、アレグロモデラート、コスタボニータ、ククナ、ラヴェルの6頭、あわせて8頭です。
馬券は、前走ターコイズステークスを快勝してここに臨む13フィアスプライドが中心。相手は、やはり前走愛知杯好走組01タガノパッション、11コスタボニータ、10アレグロモデラートと、前走中山金杯惜敗の14ククナ、初音ステークス圧勝から臨む07コンクシェルの5頭。
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