高松宮記念の前哨戦の1つ、中山芝1200mのスプリンター重賞・オーシャンステークス。今年もスピード自慢の16頭が出走してきました。本番を展望する上でも見逃せない一戦です。

 

このレース、過去5年の1着~3着は、10-2-1、1-2-7、1-3-2、2-4-5、2-15-5番人気の馬で決着しています。ここ5年は1番人気~2番人気馬の少なくとも1頭は連対を果たしています。3着以上馬15頭のうち12頭までが上位1番人気~5番人気の馬です。基本的には人気上位馬が堅実に走っている印象ですが、伏兵馬の出番もあります。とくに昨年は、勝ったのは2番人気(単勝4.4倍)のヴェントヴォーチェでしたが、2着は15番人気(単勝154.7倍)の伏兵ディヴィナシオン、3着に5番人気(単勝7.5倍)のエイシンスポッターという結果で、三連単は58万円超の好配当でした。今年は、トウシンマカオ、ビッグシーザーのビッグアーサー産駒2頭が抜けた人気。ただし伏兵陣も多士済々、3番人気以降は横一線といった印象です。

このレースでは、近2走の芝のレースで連対していた好調馬が少なくとも1頭は毎年馬券対象に好走しています。昨年も該当した8頭のうちの2頭、前々走G3キーンランドカップ1着のヴェントヴォーチェが1着、前走3勝クラスのファイナルステークス1着のエイシンスポッターが3着でした。今年の出走メンバー16頭のうち近2走の芝のレースのいずれかで連対している馬は、グラスミヤラビ、ジャズエチュード、ジュビリーヘッド、ヴェントヴォーチェ、キミワクイーン、エイシンスポッター、スンリ、ジャスパージャックの8頭です。

また、この5年は近3走以内にオープンクラスの芝のレースで連対していた馬が少なくても1頭、連続して馬券対象に好走しています。昨年も該当した5頭のうちの1頭、前々走G3キーンランドカップ1着のヴェントヴォーチェが優勝しました。今年のメンバー16頭の中で近3走以内にオープンクラスの芝のレースで連対していた馬は、ヨシノイースター、グレイトゲイナー、シュバルツカイザー、ビッグシーザー、カイザーメランジェ、オタルエバー、トウシンマカオ、シナモンスティックの8頭です。

さらに、この5年では、前走で国内外のGIレースを走っていた馬か、前走でG3のシルクロードステークスを走っていた馬の少なくても1頭は、毎年馬券対象に好走しています。昨年は前走GIスプリンターズステークス9番人気11着から臨んだヴェントヴォーチェが優勝しました。今年のメンバー16頭のうち前走GIレースを走っていた馬はいません。前走G3シルクロードステークスを走っていた馬は、バースクライ、ショウナンハクラク、カイザーメランジェ、オタルエバーの4頭です。

 

馬券は、人気でも芝1200mは堅実に走る15トウシンマカオに期待します。相手は、今回と同じ舞台のカーバンクルステークスの上位2頭、04グレイトゲイナー、09シュバルツカイザー、前走シルクロードステークスから巻き返しを期す01バースクライ、同じくシルクロードステークスの大敗から立て直したい14オタルエバー。スピードのある10ビッグシーザーは押さえます。

 

 

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