春のクラシック戦線に向けての3歳馬限定重賞、きさらぎ賞。ここ3年は本来の京都芝1800mから中京芝2000mに舞台を移して開催されてきましたが、今年は本来の京都芝1800mに戻って開催されます。今年も期待の大きい3歳馬12頭が出走してきました。ここからクラシック戦線に向けた新星が登場する可能性もあります。

 

このレース、京都芝1800mで行われた2年と中京芝2000mで行われたここ3年のあわせて5年の1着~3着は、3-6-7、7-4-1、3-2-1、2-3-8、1-2-6番人気の馬で決着しています。ここ5年は8~11頭の少頭数のレースとなっていますが、1~3番人気の馬の少なくても1頭は馬券対象に好走しています。8頭立てのレースとなった昨年も圧倒的1番人気(単勝1.3倍)のフリームファクシが1着、2番人気(単勝4.1倍)のオープンファイアが2着、6番人気(単勝26.0倍)の伏兵クールミラボーが3着でした。12頭立てのレースとなった今年は、ビザンチンドリーム、ファーヴェント、ジャスティンアースの3頭が人気の中心になりそうです。

この5年の連対馬10頭のうち8頭は前走でも芝のレースで馬券対象を確保していました。例外2頭は2022年の1、2着馬で、1着馬マテンロウレオの前走はGIホープフルステークス9番人気6着、2着馬ダンテスヴューの前走はG2東京スポーツ杯5番人気4着でした。芝のGI、G2以外のレースで好走できなかった馬の巻き返しは難しいようです。今年の出走メンバー12頭の中でGI、G2のレースから臨む馬は、GIホープフルステークス組のインザモーメント、ヴェロキラプトルの2頭、そして前走G2東京スポーツ杯のファーヴェントのあわせて3頭です。ただし、GI、G2レース以外を走っていた馬9頭のうち実に8頭までが、前走で馬券対象に好走しています。絞れません。

また、中京芝2000mで行われたここ3年の連対馬6頭は例外なく芝の距離2000mのレースで優勝した実績のある馬でした。昨年も該当した5頭のうちの2頭、フリームファクシ、オープンファイアのワンツーフィニッシュでした。今年のメンバー12頭のうち芝2000mのレースで優勝した実績があるのは、ウォーターリヒト、ブエナオンダ、ビザンチンドリームの3頭です。

さらに、ここ5年の連対馬10頭のうち9頭までが前走で上がり3ハロンのタイムがメンバー中、1位~3位を記録している馬でした。例外1頭は2020年の勝ち馬コルテジア。末脚の確かな馬が有利のようです。昨年の勝ち馬フリームファクシも前走の1勝クラスのレースの上がり3ハロンタイムが2位、また2着オープンファイアも前走のリステッド・アイビーステークスでの上がり3ハロンタイムが1位でした。今年のメンバー12頭のうち、前走芝のレースで上がり3ハロンのタイムがメンバー中、1位~3位を記録している馬は、ビエナオルフェ、ウォーターリヒト、シヴァース、ナムラエイハブ、レガーロデルシエロ、ジャスティンアース、ブエナオンダ、ビザンチンドリームの8頭です。

 

馬券は、人気でも新馬戦圧勝からここに臨む12ビザンチンドリームに期待します。相手は、前々走の新馬戦を圧勝している10ブエナオンダ、堅実に走る03ウォーターリヒト、スピードのある04ヴェロキラプトル、末脚の切れる07レガーロデルシエロの4頭。

 

 

にほんブログ村 競馬ブログへ
にほんブログ村 ←ほかの予想記事を見たい場合にはこちら