ダートGIフェブラリーステークスのトライアルレース、東京ダート1400mの根岸ステークス。優勝馬にはフェブラリーステークスの優先出走権が与えられます。昨年の勝ち馬レモンポップは本番フェブラリーステークスを制しています。今年もダート界のスピード自慢16頭が出走してきました。本番を展望する上でも見逃せない一戦です。

 

このレース、最近5年の1着~3着は、2-3-5、3-1-9、1-10-2、6-4-2、1-2-4番人気の馬で決着しています。この5年、1番人気か2番人気の馬の少なくても1頭は馬券対象を確保しています。また3着以上馬15頭中13頭までが6番人気以内の馬です。人気上位馬が堅実に走っている印象です。昨年も、勝ったのは圧倒的な1番人気(単勝1.6倍)のレモンポップ、2着は2番人気(単勝5.1倍)のギルデッドミラー、3着は4番人気(単勝12.8倍)のバトルクライでした。今年は、連勝中のエンペラーワケア、サンライズフレイムの4歳馬2頭が抜けた人気、これに続くのが、タガノビューティー、アームズレイン、バライバトルマリンあたりでしょうか。

この5年の連対馬10頭は、前走GIのレースを走っていた馬、直近のダート1200m~1800m戦で4着以上に好走していた馬でした。昨年も勝ったのは、前走ダート1600mのG3武蔵野ステークス1番人気2着のレモンポップ、2着は同じくG3武蔵野ステークス2番人気1着のギルデッドミラーでした。ちなみに3着は前走リステッドのすばるステークス2番人気1着のバトルクライでした。前走でGIレース以外で大敗している馬の巻き返しは難しいようです。今年の出走メンバー16頭のうち前走GIレースに出走していた馬はいません。直近のダート1200m~1800m戦で4着以上に好走していた馬は、フルム、エンペラーワケア、サンライズフレイム、バライバトルマリン、タガノビューティー、アルファマム、アームズレインの7頭です。

また、このレースは前年秋の武蔵野ステークス(ダート1600m)との相性が良く、この5年のうち4年で、武蔵野ステークスに出走していた馬が少なくても1頭、馬券対象に好走していました。例外は2020年で、該当馬ダノンフェイスは4着でした。昨年も該当した5頭のうちの2頭、レモンポップが1着、ギルデッドミラーが2着でした。今年のメンバー16頭のうち昨秋の武蔵野ステークスに出走していたのは、ヘリオス、ライラポンド、ベルダーイメル、タガノビューティーの4頭です。

さらに、この5年の優勝馬に限れば、近2走以内にGIレースを除く重賞レースに出走し、そこで優勝するか、負けても勝ち馬から0.4秒以内に好走していた馬でした。昨年も該当した4頭のうちの1頭、前走G3武蔵野ステークスで勝ち馬とハナ差2着に惜敗したレモンポップが優勝しました。今年のメンバー16頭のうちでこれに該当するのは、タガノビューティー1頭のみです。

 

馬券は、人気でもダート1400mを5戦して4勝2着1回の07エンペラーワケアが中心。強敵は、ダート1400mで4連勝中の10サンライズフレイム。以下、末脚の鋭い14アルファマム、この距離では子堅実に走る12タガノビューティー、スピードのある11パライバトルマリンまで。

 

 

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