中山芝2200mを舞台とする伝統の重賞、アメリカジョッキークラブカップ(AJC杯)。春のGI戦線を見据える12頭が出走してきました。実力伯仲のメンバー構成。春のGI戦線を展望する上では見逃せない一戦です。

 

このレース、過去5年の1着~3着は、7-1-5、1-5-4、1-3-6、3-11-4、4-5-3番人気の馬で決着しています。ここ5年の3着以上馬15頭のうち13頭までが6板人気以内の馬。上位人気馬が堅実に走っている印象です。昨年も、勝ったのは4番人気(単勝8.6倍)のノースブリッジ、2着は5番人気(単勝13.6倍)のエヒト、3着は3番人気(単勝8.0倍)のユーバーレーベンという決着。三連単は7万円超の好配当でした。今年の上位人気は、マイネルウィルトス、ボッケリーニ、チャックネイト、モリアーナ、クロミナンスあたりでしょうか。人気は相当割れています。

この5年の1~3着馬の馬齢は、6歳-4歳-6歳、5歳-5歳-4歳、4歳-4歳-5歳、6歳-7歳-6歳、5歳-6歳-5歳(牝)。以前は明け4歳勢の好走が目立っていましたが、昨年は明け4歳勢が1、2板人気に支持されましたが両頭とも着外に敗れています。今年も牝馬のモリアーナとショウナンバシットの4歳勢が2頭出走してきましたがどうでしょう。

また、この5年の3着以上馬15頭のうち14頭までが前走で芝の重賞レースを走っていました。例外1頭は2018年の勝ち馬ダンビュライト(前走は1600万のサンタクロスステークス1着)。昨年も前走GI天皇賞・秋11番人気11着のノースブリッジ、前走G3チャレンジカップ8番人気3着のエヒト、前走GIジャパンカップ10番人気10着のユーバーレーベンの1、2、3着でした。ただし、今年の出走メンバー12頭のうち実に8頭までが前走で芝の重賞レースを走っていました。このうち全走で黄にレースを走っていたのは、モリアーナ、ショウナンバシット、カラテの3頭です。

さらに、この5年の3着以上馬15頭のうち14頭は芝の2000m以上の距離の重賞レースで馬券対象に好走した実績のある馬でした。例外1頭は昨年の勝ち馬ノースブリッジ。その昨年も2着はG3チャレンジカップ3着のエヒト、3着はGIオークス1着のユーバーレーベンでした。今年のメンバー12頭のうち芝の2000m以上の距離の重賞レースで馬券対象に好走した実績のある馬は、マイネルウィルトス、モリアーナ、シルブロン、カラテ、ラーグルフ、チャックネイト、ボッケリーニの7頭です。

 

馬券は、悩ましいところですが、全走チャレンジカップ惜敗の12ボッケリーニに期待します。強敵は、近走好調の01マイネルウィルトス。以下、堅実に走る11チャックネイト、中山芝は実績豊富な10ラーグルフ、芝2200mは2戦2連対の04ショウナンバシットまで。

 

 

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