朝日杯フューチュリティステークスや阪神ジュベナイルフィリーズの前哨戦の1つで2歳馬限定の重賞レース、東京芝1400mの京王杯2歳ステークス。今年は12頭の若駒が出走してきました。暮れの2歳GIレースを展望する上でも見逃せない一戦です。

 

このレース、過去5年の1着~3着は、2-1-6、1-3-4、2-9-5、8-4-3、10-11-5番人気の馬で決着しています。この5年のうち出走頭数が8頭、10頭と少なかった2018~19年は上位人気馬が堅実に走りましたが、18頭、14頭、18頭のレースとなったここ3年は伏兵馬が好走、波乱の結果となっています。昨年も、勝ったのは10番人気(単勝51.0倍)のオオバンブルマイ、2着に11番人気(単勝56.5倍)のフロムダスク、3着に5番人気(単勝16.6倍)のスピードオブライトという決着で、三連複は25万円超、三連単は222万円超の好配当となりました。今年は12頭立てのレースとなりましたが、伏兵勢の台頭にも注意したいところです。今年の上位人気馬は2連勝中のアスクワンタイム、コラソンビート、前走小倉2歳ステークスでアスクワンタイムにアタマ差惜敗のミルテンベルクあたりになりそうです。

この5年の3着以上馬15頭のうち14頭までが、前走芝のオープンクラスのレースを走っていた馬か、前走芝のレースで1~3番人気に支持された期待の大きい馬でした。例外1頭は昨年の勝ち馬オオバンブルマイで前走は芝の新馬戦5番人気1着からここに臨んでいました。その昨年も2着は前走芝のオープン特別・カンナステークス2番人気11着のフロムダスク、3着は前走芝の新馬戦1番人気1着のスピードオブライトでした。今年の出走メンバー12頭のうち、前走芝のオープンクラスのレースを走っていた馬は、オーキッドロマンス、タヤスロンドン、ゼルトザーム、コラソンビート、ミルテンベルク、アスクワンタイムの6頭、これら6頭を除いて、前走芝のレースで1~3番人気に支持されていた馬は、アグラード、ロジリオン、アンバーニードル、タイガードラゴン、ジャスパーノワールの5頭、あわせて11頭です。まったく絞れません。

また、この5年の連対馬10頭のうち9頭までが栗東所属馬でした。例外1頭は2021年の2着馬トウシンマカオ。昨年も7頭出走してきた栗東所属馬のうちの2頭、オオバンブルマイ、フロムダスクのワンツーフィニッシュでした。今年のメンバー12頭のうち栗東所属馬は、ゼルトザーム、ミルテンベルク、バンドシェル、アスクワンタイム、ジャスパーノワールの5頭です。

 

馬券は、人気でも前走小倉2歳ステークス鮮やかに差し切った11アスクワンタイムに期待します。相手は、前走小倉2歳ステークス惜敗のリベンジを期す08ミルテンベルク、前走のオープン特別・ダリア賞の末脚に見どころがあった07コラソンビート、中山芝の新馬戦を圧勝した10タイガードラゴン、前走今回と同じ舞台の未勝利戦を制している01アグラードの4頭。

 

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