来春のクラシックを目指す2歳馬の重賞、札幌芝1800mで行われる札幌2歳ステークス。2020年の勝ち馬は桜花賞馬のソダシ、2021年の勝ち馬は皐月賞馬のジオグリフ、昨年の勝ち馬はオークス3着のドゥーラです。今年も期待の若駒10頭が出走してきました。この中にのちのクラシックホースがいる可能性もあります。注目の一戦です。

 

このレース、過去5年の1着~3着は、6-4-1、5-3-2、2-5-1、1-4-5、1-6-4番人気の馬で決着しています。この5年、毎年、1番人気~2番人気馬の少なくても1頭は馬券対象を確保しています。ここ5年の3着以上馬15頭は例外なく6番人気以内の馬です。上位人気馬が堅実に走っている印象です。14頭立てとなった昨年も勝ったのは1番人気(単勝4.2倍)のドゥーラ、2着に6番人気(単勝14.6倍)のドゥアイズ、3着に4番人気(単勝6.1倍)のダイヤモンドハンズという結果でした。たまたまかもしれませんが、ここ5年は1~4番人気の2頭と5番人気以下の1頭という組み合わせが続いています。今年はどうでしょう。今年の上位人気は、ガイアメンテ、ギャンブルルーム、セットアップ、ウールデュボヌール、パワーホールあたりでしょうか。

この5年の3着以上馬15頭は前走の新馬・未勝利戦で1着の馬か、オープン特別のコスモス賞かクローバー賞で3着以内に好走した馬です。昨年も前走未勝利戦3番人気1着のドゥーラ、前走コスモス賞3番人気2着のドゥアイズ、前走新馬戦1番人気1着のダイヤモンドハンズの1~3着でした。ただし、今年の出走メンバー10頭のうち9頭が前走新馬・未勝利勝ちの馬、1頭が前走オープン特別クローバー賞の2着馬です。絞れません。

また、この5年の3着以上馬15頭は例外なく前走で1~4番人気に支持されていた馬でした。デビュー時から評判の高い馬がここでも好走しています。昨年も上記のように前走3番人気-3番人気-1番人気の馬のワンツースリーでした。今年のメンバー10頭のうち前走で1~4番人気に支持されていた馬は、セットアップ、トレミニョン、ウールデュボヌール、ギャンブルルーム、ガイアメンテ、ロジルーラーの6頭です。

さらに、この5年の3着以上馬15頭のうち14頭は前走の芝のレースで上がり3ハロンのタイムがメンバー中1、2位を記録していた馬でした。例外1頭は昨年の2着馬ドゥアイズ(前走の上がり3ハロンタイムは3位)。やはり末脚の堅実な馬がこのレースでは実績を残しています。その昨年も1着馬ドゥーラ、3着馬ダイヤモンドハンズはともに前走の芝のレースで上がり3ハロンのタイムが34秒台の1位でした。今年のメンバー10頭のうち、前走芝のレースで上がり3ハロンタイムがメンバー中1位だったのは、マーゴットソラーレ、トレミニョン、ギャンブルルーム、パワーホール、ガイアメンテの5頭、同じく前走上がり3ハロンタイムが2位だったのは、カイコウ、セットアップの2頭、あわせて7頭です。

 

馬券は、前走の新馬戦を強烈な末脚で圧勝した07ギャンブルルームに期待します。相手は、札幌芝1800mの新馬戦を大差の逃げ切り勝ちを果たした08パワーホール、重馬場の札幌芝1800mを快勝してここに臨む09ガイアメンテ、スピードのある04セットアップの3頭。伏兵は牝馬の05トレミニョン。

 

 

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