日本ダービー当日の最終レースで行われている伝統のG2、東京芝2500mのハンデキャップ重賞、目黒記念。宝塚記念に向けたステップレースの1つにもなっています。今年はトップハンデ58キロのバーデンヴァイラー、ユーキャンスマイル、ヒートオンビート、アリストテレスの4頭から最軽量51キロの牝馬コトブキテティスまでハンデ差7キロの間に18頭というメンバー構成になりました。波乱傾向の強いレースですが、今年はどうでしょう。

 

このレース、この5年の1着~3着は、9-10-1、3-5-9、1-6-7、8-2-15、2-6-8番人気の馬で決着しています。この5年、毎年、1番人気~3番人気までの馬の1頭は馬券対象を確保しています。ただし、この5年の3着以上馬15頭のうち実に9頭までが6番人気~15番人気の伏兵馬です。昨年も勝ったのは2番人気(単勝4.9倍)のボッケリーニでしたが、2着には6番人気(単勝11.0倍)のマイネルウィルトス、3着には8番人気(単勝18.9倍)のウインキートスという結果で、三連単は66,000円超の好配当でした。今年は、ここまで4戦3勝のサリエラが抜けた人気、これに続くのがプラダリア、ライラック、ヒートオンビート、ゼッフィーロあたりでしょうか。

ここ5年の1~3着馬の斤量は、54-55-56、55-54-54、54-55-57.5、52(牝)-55-53、57.5-56-54(牝)。昨年こそトップハンデを背負ったボッケリーニ、斤量56キロのマイネルウィルトス、牝馬で54キロ(牡馬換算56キロ)のウインキートスの1着~3着でしたが、一昨年までの4年では、斤量54キロ、55キロの馬の好走が目立っています。昨年も斤量55キロのディアマンミノルが3着馬とハナ差の4着でした。ただし、負担重量の見直しが行われた結果、従来の斤量によるデータは参考程度ということになりそうです。今年の出走メンバー18頭のうちトップハンデは58キロの4頭と牝馬で56キロ(牡馬換算58キロ)のライラックを含めて5頭、牝馬で55.5キロ(‘牡馬換算57.5キロ)のサリエラ、斤量57キロを背負う4頭、斤量56キロを背負う5頭。このあたりが中心になりそうです。

また、この5年、前走で連対していた好調馬がここでも連対を果たしています。昨年も該当した8頭のうちの1頭、G2日経賞4番人気2着から臨んだボッケリーニが優勝しました。今年のメンバー18頭のうち前走連対しているのは、カントル、アーティット、サリエラの3頭です。

さらに、この5年の優勝馬に限れば、前走1着の勢いのある馬か、前2走以内にG2日経賞を走っていた馬でした。昨年も前走日経賞4番人気2着から臨んだボッケリーニが優勝しました。今年のメンバー18頭のうち前走で優勝していた馬はアーティット、サリエラの2頭、前2走以内にG2日経賞を走っていた馬はカントル、ライラック、ディアスティマ、ヒートオンビート、アリストテレス、コトブキテティスの5頭です。

 

馬券は、人気でも東京芝では3戦3勝の16サリエラが中心。相手は、先行力のある11アーティット、前走のメトロポリタンステークスで末脚の光った01ゼッフィーロ、先行力のある03カントル、末脚の堅実な04ライラック、近走好調の13セファーラジエルの5頭。

 

 

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