2018年から重賞に格上げされた3歳馬限定のスプリント重賞、葵ステークス。一昨年、昨年と中京競馬場に舞台を移して開催されましたが、今年は本来の京都競馬場の芝1200mに舞台を戻して行われます。今年も18頭のスピード自慢が出走してきました。オープン特別時代から波乱の多いレースでしたが、今年もその傾向が続くのでしょうか。注目です。

 

このレース、京都芝1200mで行われた3年と中京芝1200mで行われたこの2年のあわせて5年の1~3着は、9-6*2(2着同着)、1-13-2、1-11-5、13-3-9、1-9-4番人気の馬で決着しています。ここ5年は1番人気~3番人気の馬の1頭は連対を確保していますが、その一方で9番人気~13番人気の伏兵馬が毎年連対を果たしています。この5年は1~3番人気の馬と9~13番人気の馬のワンツーフィニッシュが続いています。昨年も勝ったのは1番人気(単勝4.6倍)のウインマーベルでしたが、2着は9番人気(単勝20.2倍)のコムストックロードでした。3着は4番人気(単勝6.8倍)のブレスレスリー。今年の上位人気はビッグシーザー、モズメイメイ、ルガルあたりになりそうですが、伏兵馬にも注意が必要です。

このレース、ここ5年の連対馬11頭のうち実に7頭まで、3着以上馬15頭のうち10頭までが牝馬です。17頭立てで行われた昨年も、勝ったのは牡馬のウインマーベルでしたが、2着3着は7頭出走してきた牝馬のうちの2頭、コムストックロード、ブレスレスリーでした。今年の出走メンバー18頭のうち牝馬はメイショウピース、エレガントムーン、トラベログ、モズメイメイの4頭。例年よりは牝馬の出走頭数は少なめですが、牝馬優勢の傾向は今年も続くでしょうか。

また、以前は前走で芝1400m以上の距離のレースを走っていた馬の好走が目立っていましたが、重賞に格上げされた2018年以降は、前走芝1200m戦のレースを好走していた馬がここでも好走しています。重賞に格上げされた2018年は前走芝1200mの500万条件(現1勝クラス)1着から臨んだトゥラヴェスーラが2着同着、2019年には前走芝1200mのマーガレットステークス1着から臨んだディアンドルが優勝、2020年は前走芝1200mのマーガレットステークス1番人気5着から臨んだレジェーロが2着、2021年も前走芝1200mの1勝クラス・雪うさぎ賞1着から臨んだレイハリアが優勝しました。昨年は前走芝1400mから臨んだ2頭のワンツーフィニッシュでしたが、2着馬とハナ差の3着は前走芝1200mの1勝クラス2番人気1着から臨んだブレスレスリーでした。今年のメンバー18頭のうち、前走芝1200mのレースを走っていた馬は7頭いますが、そこで連対していたのは、ビッグシーザー、アンビバレント、カンチェンジュンガ、タツダイヤモンド、ブーケファロスの5頭です。

さらに、これはたまたまかもしれませんが、この5年の上位3頭のうち少なくても2頭は1~4枠の馬でした。中京芝1200mを舞台に行われた昨年も4枠7番のウインマーベル、3枠6番のコムストックロードのワンツーフィニッシュでした。3着は7枠13番のブレスレスリー。内枠有利の傾向は今年も続くのでしょうか。

 

馬券は、人気でも芝1200m戦では6戦4勝2着1回3着1回、現在4連勝中の02ビッグシーザーが中心。相手は、芝路線への転向後、京都芝で2戦してハナ差惜敗、圧勝から臨む01ルガル、前々走のシンザン記念、逃げて2着に粘った05ペースセッティング、前走初芝で圧勝して臨む08アンビバレント、芝1200mで連勝中の13タツダイヤモンド、スピードのある15モズメイメイまで。

 

 

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