伝統のダート重賞、平安ステークス。一昨年、昨年と中京競馬場に場所を移して開催されましたが、今年は本来の京都競馬場ダート1900mに戻っての開催となります。今年もGIジャパンダートダービーを制しているノットゥルノをはじめ16頭が出走してきました。熱戦が期待されます。

 

このレース、中京ダートで行われた過去2年も含めてここ5年の1着~3着馬は、7-3-5、1-12-3、3-5-2、2-1-3、1-7-3番人気で決着しています。ここ5年は上位3番人気までの馬の少なくても1頭は連対を果たしています。また、この5年の3着以上馬15頭のうち12頭までが5番人気以内の馬。上位人気馬が堅実に走っている印象です。ただし伏兵馬の出番も少しありそうです。昨年も勝ったのは圧倒的な1番人気(単勝1.8倍)のテーオーケインズでしたが、2着には7番人気(単勝23.0倍)のケイアイパープルが好走、3着に3番人気(単勝7.0倍)のメイショウハリオという結果でした。今年の上位人気は、前走G2ダイオライト記念を圧勝したグロリアムンディ、近走好調のハギノアレグリアス、ヴァンヤールあたりでしょうか。

この5年の3着以上馬15頭は例外なく前走ダートGIレースを走っていた馬か、前走のダート戦で5番人気以内に支持されていた馬でした。昨年の勝ち馬テーオーケインズの前走は海外GIサウジカップ3番人気8着、2着ケイアイパープルの前走はG3アンタレスステークス4番人気5着、3着メイショウハリオの前走はG3マーチステークス2番人気1着でした。今年の出走メンバー16頭のうち前走ダートGI戦を走っていたのはノットゥルノ1頭、前走ダートのレースで5番人気以内に支持されていた馬はグロリアムンディ、ロードヴァレンチ、メイショウフウジン、タイセイドレフォン、ハギノアレグリアス、テリオスベル、カフジオクタゴン、ヴァンヤールの8頭です。

また、このレースは別定戦ですが、この5年のうち4歳馬同士の決着となった2018年を除くこの4年では、斤量58キロ以上の馬が1頭連対を果たしています。重賞実績のある馬が堅実に走る傾向です。昨年該当した3頭のうちの1頭、斤量59キロのテーオーケインズが優勝しました。今年のメンバー16頭のうち斤量58キロ以上を背負うのは59キロのノットゥルノ、58キロのグロリアムンディの2頭です。

さらに、この5年、前走か前々走で交流重賞を含むダートのグレードレースで連対した実績のある馬が少なくとも1頭、ここでも連対を果たしています。昨年は該当した5頭のうちの2頭、前々走GIチャンピオンズカップ1着のテーオーケインズ、前々走G3名古屋大賞典2着のケイアイパープルのワンツーフィニッシュでした。今年のメンバー16頭のうち近2走以内にダートのグレードレースで連対している馬は、グロリアムンディ、ノットゥルノ、デルマルーヴル、ハギノアレグリアス、テリオスベル、ヴァンヤールの6頭です。

 

馬券は、前走のダイオライト記念を圧勝してここに臨む02グロリアムンディが中心。強敵は、末脚の切れる11ハギノアレグリアス。以下、スピードのある08ロードヴァレンチ、惜敗続きに終止符を打ちたい15ヴァンヤール、ダートGIホース05ノットゥルノの3頭。伏兵として09メイショウフウジンを少し。

 

 

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