新潟芝2000mの外回りコースで行われる名物ハンデキャップ重賞、新潟大賞典。今年は、トップハンデ59キロのカラテ、キラーアビリティの2頭から最軽量55キロのロングランまで4キロのハンデ差の中に16頭というメンバー構成です。近年は伏兵馬の好走で波乱が続いていますが、今年はどうでしょう。
このレース、過去5年の1着～3着は5-9-11、7-3-1、10-7-14、3-1-7、7-3-5番人気の馬で決着しています。ここ5年の連対馬10頭のうちの半数の5頭まで、また3着以上馬15頭のうち実に8頭までが7～14番人気の馬です。ハンデ戦らしく波乱の決着が続いています。昨年も勝ったのは7番人気(単勝14.2倍)のレッドガラン、2着に3番人気(単勝6.8倍)のカイザーバローズ、3着に5番人気(単勝8.9倍)のヤシャマルという決着で、三連単は11万円超の好配当でした。今年も上位人気は相当な割れ加減。スパイダーゴールド、カラテ、セイウンハーデス、カレンルシェルブルあたりが人気になるでしょうか。ただし、伏兵陣も虎視眈々といった様相です。
この5年の3着以上馬の斤量は、56.5-57-55、54-57.5-55、54-54-54、55-56-55、57.5-55-54。以前は比較的斤量の重い実績馬の好走が目立ちましたが、近年は斤量54キロの比較的軽い斤量の馬の好走も目を引きます。昨年はトップハンデ57.5キロのレッドガラン、斤量55キロのカイザーバローズ、斤量54キロのヤシャマルの1着～3着でした。今年の出走メンバー16頭のうち重い斤量を背負うのは59キロのカラテ、キラーアビリティ、58.5キロのハヤヤッコ、58キロのトーラスジェミニ、57.5キロのモズベッロ、ピースワンパラディあたり。比較的軽い斤量を背負うのは、56キロのレッドランメルト、セイウンハーデス、ヤマニンサルバム、カイザーバローズ、スパイダーゴールドの5頭です。
また、ここ5年、前走で馬券対象に好走していた馬が少なくても1頭、毎年、連対しています。昨年も該当馬7頭のうちの1頭、前走3勝クラスの但馬ステークス1着から臨んだカイザーバローズが2着に好走しました。ちなみに3着のヤシャマルも前走G2日経新春杯3着からここに臨んでいました。今年のメンバー16頭のうち前走で馬券対象に好走していたのは、セイウンハーデス、カレンルシェルブル、スパイダーゴールドの3頭、いずれも前走1着馬です。
さらに、ここ5年のうち2018年を除く4年で4歳馬の少なくても1頭は馬券対象に好走しています(2018年の4歳馬は3着馬とアタマ差の4着)。昨年も4頭出走してきた4歳馬の1頭、カイザーバローズが2着でした。今年のメンバー16頭のうち4歳馬はレッドランメルト、ショウナンマグマ、セイウンハーデス、キラーアビリティ、ヤマニンサルバム、スパイダーゴールドの6頭です。
馬券は、人気でも4連勝中の上がり馬15スパイダーゴールドが中心。3走前には今回と同じ舞台で圧勝しています。相手は、末脚の強烈な07カレンルシェルブル、先行力のある12ヤマニンサルバム、堅実に走る16ハヤヤッコ、実績上位の02カラテ、3頭出走してきたディープインパクト産駒では03レッドランメルト。やはり06セイウンハーデスは押さえます。
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