かしわ記念や帝王賞を展望するダート重賞、阪神ダート1800mで行われるアンタレスステークス。今年は4歳馬3頭を含む15頭が出走してきました。春のダートGI戦線を占う上でも見逃せない一戦です。

 

このレース、過去5年の1着~3着は、1-3-5、6-2-3、3-7-2、1-2-6、2-1-13番人気の馬で決着しています。この5年、1番人気馬か2番人気馬の少なくても1頭は馬券対象を確保しています。ここ5年の連対馬10頭のうち9頭まで、また3着以上馬15頭のうち13頭までが6番人気以内の馬です。例外2頭は2020年の2着馬アナザートゥルース(7番人気)、昨年の3着馬ニューモニュメント(13番人気)。別定戦ということもあり、全体的には人気上位馬が堅実に走る傾向です。昨年も勝ったのは2番人気(単勝3.8倍)のオメガパフューム、2着は1番人気(単勝3.6倍)のグロリアムンディ、3着は13番人気(単勝69.4倍)の伏兵ニューモニュメントでした。今年は、4連勝中の上がり馬プロミストウォリアが抜けた人気、これに続くのはサンライズホープ、キングズソード、ヴァンヤールあたりでしょうか。

この5年の連対馬10頭の前走成績を見ると、前走がダートGI以外のオープンクラスのレースの場合には3着以内、それ以外のレースの場合には1着となっています。昨年は前走GI東京大賞典1番人気1着のオメガパフューム、前走オープン特別・名古屋城ステークス1番人気1着のグロリアムンディのワンツーフィニッシュでした。今年の出走メンバー15頭のうち、前走ダートのGIレースから臨むのはロードブレス1頭のみ、前走ダートのオープンクラスのレースで3着以内だったのは、ケイアイパープル、ヴァンヤール、プロミストウォリアの3頭、それ以外のレースで優勝してここに臨む馬は、キングズソード、パワーブローキングの2頭、あわせて6頭です。

また、この5年、3走前までに京都競馬場以外の競馬場においてダートのオープンクラスのレースを勝っている馬が、毎年、少なくても1頭は馬券対象に好走しています。昨年はこれに該当した4頭のうちの2頭、前走大井競馬場のGI東京大賞典1着のオメガパフュームが優勝、前走中京競馬場のオープン特別・名古屋城ステークス1着のグロリアムンディが2着でした。今年のメンバー15頭のうち3走前までに京都競馬場以外の競馬場でダートのオープンクラスのレースを勝っているのは、ゲンパチルシファー、フルデプスリーダー、プロミストウォリアの3頭です。

さらに、この5年の連対馬のうち少なくても1頭は、直近のダートGI以外のレースで1番人気か2番人気に支持されていた期待の大きい馬でした。昨年もこれに該当した5頭のうちの1頭、グロリアムンディが2着でした。今年のメンバー15頭の中でこれに該当するのは、キングズソード、プロミストウォリアの2頭です。

 

馬券は、人気でも復帰後4連勝中の12プロミストウォリアが中心。相手は、前走名古屋大賞典でアタマ差惜敗の07ケイアイパープル、前走名古屋城ステークスでクビ差惜敗の09ヴァンヤール、出遅れた前走は度外視して08フルデプスリーダー、末脚の堅実な10ゴールドハイアーの4頭。連勝中の4歳馬11キングズソードは押さえます。

 

 

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