NHKマイルカップのトライアルレース、中山芝1600mを舞台にする3歳馬限定重賞のニュージーランドトロフィー。3着までにNHKマイルカップの優先出走権が与えられます。昨年の2着馬マテンロウオリオンは本番のNHKマイルでも2着に好走しました。今年も期待の大きい若駒16頭が出走してきました。熱戦が期待されます。
このレース、過去5年の1着～3着は、2-1-9、4-3-2、2-5-7、2-3-11、3-1-6番人気の馬で決着しています。ここ5年の勝ち馬は1～4番人気の馬、1番人気、2番人気の馬の少なくても1頭は馬券対象を確保しています。ここ5年の3着以上馬15頭のうち11頭は5番人気以内の馬。上位人気馬が堅実に走っている印象です。ただし、伏兵馬の出番もありそうです。昨年は3番人気(単勝7.0倍)のジャングロが1着、2着に1番人気(単勝2.3倍)のマテンロウオリオン、3着に6番人気(単勝11.5倍)のリューベックという結果で、比較的堅い決着でした。今年は、デビューから3連勝で朝日杯を制したドルチェモアが抜けた人気、これに続くのがモリアーナ、メイクアスナッチ、ウンブライルあたりでしょうか。
この5年、近3走以内に1勝クラス(旧500万条件)の芝のレースを勝っている馬が毎年少なくても1頭は馬券対象に好走しています。昨年も該当馬5頭のうちの1頭、前々走1勝クラスの万両賞を制したマテンロウオリオンが2着に好走しました。今年の出走メンバー16頭のうちの近3走以内に1勝クラスの芝のレースを勝っている馬は、ミスヨコハマ、ルミノメテオール、ロードディフィート、エエヤン、シャンパンカラー、バグラダス、ジョウショーホープ、メイクアスナッチの8頭です。ちなみに、ここ5年の該当馬で馬券対象に好走した馬は、前走芝1600mの距離のレースで優勝した馬でした。昨年も前走芝1600mのシンザン記念1着からここに臨んだマテンロウオリオンがここで2着に好走しました。上記した今年の該当馬8頭のうち前走芝1600mの距離のレースで優勝していたのは、ロードディフィート、エエヤンの2頭です。
また、この5年、前走で重賞レースに出走していた馬が少なくても1頭、連対を確保しています。昨年もこれに該当した6頭のうちの1頭、マテンロウオリオン(前走シンザン記念4番人気1着)が2着に好走しました。ただし、今年のメンバー16頭のうち、前走重賞レースを走っていた馬は実に10頭もいます。とても絞れません。
さらに、この5年、前走の芝のレースで1着だった馬が連続して連対を確保しています。ちなみに、ここ4年は前走1着だった馬がここでも優勝しています。昨年も前走芝1200mのリステッド・マーガレットステークス1番人気1着から臨んだジャングロが優勝しました。2着も前走シンザン記念1着のマテンロウオリオンでした。今年のメンバー16頭のうち前走芝のレース1着からここに臨んでいるのは、ロードディフィート、エエヤン、ドルチェモアの3頭です。
馬券は、人気でも3戦無敗で朝日杯を制したドルチェモアが中心。相手は、今回の舞台中山芝1600mで連勝中の05エエヤン、前走チューリップ賞惜敗の02ルミノメテオール、スピードのある13メイクアスナッチ、末脚の堅実な14モリアーナ、芝1600mは2戦2勝の06シャンパンカラーの5頭。
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