芝中距離チャンピオンの決定戦・大阪杯。阪神芝2000mで実施されています。今年は、ジェラルディーナ、ポタジェ、スターズオンアース、キラーアビリティ、ダノンザキッドの5頭のGIホースをはじめ16頭が出走してきました。今後の古馬のGI戦線を展望する上でも大注目の一戦です。
このレース、過去5年の1着～3着は、1-6-2、9-2-4、2-4-1、4-6-1、8-3-7番人気の馬で決着しています。ここ5年、1番人気～3番人気の馬の少なくても1頭は馬券対象を確保しています。この5年の連対馬10頭のうち8頭、また3着以上馬15頭のうち12頭は6番人気以内の馬です。例外3頭は2019年の9番人気1着のアルアイン、昨年の8番人気1着のポタジェ、同じく昨年の7番人気3着のアリーヴォの3頭。エフフォーリアが圧倒的人気(単勝1.5倍)に支持された昨年のレースは、8番人気(単勝58.7倍)の伏兵ポタジェ、3番人気(単勝9.2倍)のレイパパレ、7番人気(単勝47.5倍)の伏兵アリーヴォの1着～3着という結果で、三連単は50万円超の波乱となりました。今年は、スターズオンアース、ジャックドール、ヒシイグアス、ジェラルディーナ、ヴェルトライゼンデの5頭が上位人気を分ける形になりそうです。
ここ5年の連対馬10頭のうち9頭まで、3着以上馬15頭のうち12頭までがGIホースかGIレースで3着以内の実績のある馬でした。例外3頭は2021年の勝ち馬レイパパレ、昨年の勝ち馬ポタジェ、同3着馬アリーヴォ。その昨年も2着は4頭出走したGIホースの1頭、前年のこのレースを制したレイパパレでした。今年の出走メンバー16頭のうちGIホースはジェラルディーナ、ポタジェ、スターズオンアース、キラーアビリティ、ダノンザキッドの5頭、GIレースで2着3着の好走実績があるのは、モズベッロ、ヴェルトライゼンデ、ラーグルフ、ヒシイグアスの4頭、あわせて9頭もいます。
また、この5年の連対馬10頭、3着以上馬15頭はいずれも4歳～5歳馬でした。勢いのある4歳～5歳勢が好走しています。昨年は5歳のポタジェ、同じく5歳のレイパパレ、4歳のアリーヴォの1着～3着でした。6歳以上馬はデータ的には少し厳しいようです。上記した9頭の中では、モズベッロ、ヴェルトライゼンデ、ポタジェ、ヒシイグアスの4頭が6歳以上馬です。
さらに、ここ5年の連対馬10頭のうち8頭までが前走で金鯱賞、中山記念、京都記念のいずれかのレースを走っていました。例外2頭は2019年の2着馬キセキ(前走は有馬記念2番人気5着)、2021年の勝ち馬レイパパレ(前走はチャレンジカップ1番人気1着)。昨年も前走金鯱賞4番人気4着のポタジェ、同じく前走金鯱賞2番人気2着のレイパパレのワンツーフィニッシュでした。今年のメンバー16頭のうち前走で金鯱賞を走っていたのは、マリアエレーナ、ワンダフルタウン、ポタジェの3頭、前走中山記念を走っていたのは、モズベッロ、ラーグルフ、ダノンザキッド、ヒシイグアスの4頭、前走京都記念を走っていたのは、マテンロウレオ、キラーアビリティの2頭、あわせて9頭です。
馬券は、人気でもやはり牝馬2冠馬11スターズオンアースが中心。相手は、昨年4着から巻き返しを期す14ヒシイグアス、阪神芝では宝塚記念も2着に好走しました。有馬記念3着から臨む充実一途の01ジェラルディーナ、阪神芝コースは良績のある07マテンロウレオ、中山記念11着からの巻き返しを期す13ダノンザキッドの4頭。02マリアエレーナ、12キラーアビリティの2頭を押さえます。
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