安田記念など春のGIレースに向けたステップレースの1つ、ハンデキャップ重賞のダービー卿チャレンジトロフィー。中山芝コースの1600mで実施されます。今年のトップハンデは58.5キロのファルコニア、最軽量は53キロのソロフレーズ、ハンデ差5.5キロの間に16頭というメンバー構成です。熱戦になりそうです。

 

このレース、過去5年の1着~3着は、4-6-9、2-3-7、4-13-5、3-4-5、11-12-1番人気の馬で決着しています。比較的堅い決着の多いレースの印象でしたが、伏兵馬の出番もあり、二桁人気馬が馬券対象に好走するケースもまま見られています。とくに昨年は、勝ったのが11番人気(単勝27.4倍)のタイムトゥヘヴン、2着に12番人気(単勝27.5倍)のフォルコメン、3着に1番人気(単勝4.3倍)のダーリントンホールという結果で、三連単は55万円を超える好配当となりました。今年はジャスティンカフェ、レッドモンレーヴが抜けた人気。これに続くのがゾンニッヒ、マテンロウオリオン、インダストリア、ミスニューヨークあたりでしょうか。ただし、伏兵馬の好走にも注意が必要のようです。

この5年の1着~3着馬の斤量は、55-55-54、55-55(牝)-56、57-54-57、53(牝)-56-55、55-54-56。ただし今年から実施されている負担重量の見直し・引き上げにより、今年の出走メンバー16頭のうち15頭は斤量56キロ以上、牝馬2頭の斤量56キロ牝馬(牡馬換算58キロ)を含めると、出走馬の半数にあたる8頭が斤量58キロ以上を背負います。ちなみに、前走より負担重量が軽減されているのは、ソロフレーズ、レッドモンレーヴ、インダストリア、ゾンニッヒの4頭です。

また、この5年の3着以上馬15頭のうち13頭までが4歳~6歳馬です。例外2頭は2020年の勝ち馬クルーガー(8歳馬)と2021年の3着馬ボンセルヴィーソ(7歳馬)。昨年も1着は4歳馬、2着は6歳馬、3着は5歳馬でした。今年は7歳以上馬がソロフレーズ、ルプリュフォール、スカーフェイス、トーラスジェミニ、ミッキーブリランテと5頭参戦してきましたが、データ的には少し厳しいようです。

さらに、この5年、前走で5着以内に好走した好調馬が少なくても1頭、ここでも馬券対象に好走しました。昨年も、前走リステッドの洛陽ステークス13番人気4着のフォルコメンが2着、前走同じく洛陽ステークス4番人気2着のダーリントンホールが3着とここでも好走しました。今年の出走メンバー16頭のうち前走で5着以内に好走している馬は、レッドモンレーヴ、ジャスティンカフェ、スカーフェイス、ゾンニッヒの4頭です。

 

馬券は、人気でも中山芝で2戦2勝の03レッドモンレーヴに期待します。相手は、先行力のある11ウイングレイテスト、中山芝コースでは着実に追い込んでくる16ゾンニッヒ、中山芝コースでは7戦して4勝の実績がある06ミスニューヨーク、実績上位の04ジャスティンカフェ、3走前に京成杯を制している15ファルコニアの5頭。

 

 

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