クラシック第一弾・皐月賞と同じ中山芝2000mを舞台に行われるトライアルレース、弥生賞。上位3頭までに皐月賞の優先出走権が与えられます。昨年の勝ち馬アスクビクターモアはダービー3着、秋には菊花賞を制覇しました。同2着馬はドウデュースで皐月賞3着乃愛とダービーを制覇しました。今年は精鋭10頭が出走してきました。この中にのちの記にホースがいる可能性があります。クラシック戦線に向けて大注目の一戦です。
このレース、過去5年の1着～3着は、1-2-4、8-6-4、2-1-3、4-2-1、3-1-9番人気の馬で決着しています。重馬場で行われた2019年こそ大波乱となりましたが、それ以外の4年は1番人気馬か2番人気馬の少なくても1頭は連対を果たしています。11頭立てのレースとなった昨年は3番人気(単勝6.7倍)のアスクビクターモアが優勝、クビ差の2着に1番人気(単勝2.2倍)のドウデュース、3着に9番人気(単勝25.5倍)の伏兵ボーンディスウェイという結果でした。今年の上位人気は、トップナイフ、タスティエーラ、ワンダイレクトレヴォルタードあたりでしょうか。上位人気は少し割れ加減です。
この5年の連対馬10頭のうち9頭は、前走がオープンクラスのレースの場合には勝つか負けても勝ち馬から0.5秒差以内、また前走が条件戦の場合にはそこでも連対していました。例外1頭は2019年の勝ち馬メイショウテンゲンで前走はきさらぎ賞、勝ち馬から0.8秒差の5着。前走、重賞などオープンクラスのレースで大敗している馬や条件戦で好走できなかった馬の巻き返しは難しいようです。昨年も前走1勝クラスのレース1番人気1着から臨んだアスクビクターモア、前走GI朝日杯3番人気1着から臨んだドウデュースのワンツーフィニッシュでした。今年の出走メンバー10頭のうち、前走条件戦のレースで連対した馬は不在、前走オープンクラスのレースで勝ち馬から0.5秒差以内に好走していたのは、ワンダイレクト、トップナイフ、タスティエーラ、セッションの4頭です。
また、この5年、毎年、GIホープフルステークスを走っていた馬が少なくても1頭、連続して馬券対象に好走しています。昨年も前走でホープフルステークス10番人気5着だったボーンディスウェイが3着に好走しました。今年詩のメンバー10頭のうちホープフルステークスを走っていた馬は、トップナイフ、グリューネグリーンの2頭です。
さらに、この5年の勝ち馬に限ると、初勝利を挙げたレースは阪神、東京など中央の競馬場の芝の1800～2000mの距離のレースで、しかもそこで1番人気～2番人気に推されていた馬でした。昨年の勝ち馬アスクビクターモアも中山芝1800mの未勝利戦で2番人気に推されて優勝していました。今年のメンバー10頭の中でこれに該当するのは、レヴォルタード、タスティエーラ、セッション、グリューネグリーンの4頭です。
馬券は、共同通信杯惜敗の06タスティエーラに期待します。相手は、未勝利戦圧勝から臨む01レヴォルタード、若駒ステークスハナ差惜敗の02ワンダレクトの2頭。前走ホープフルステークス組の04トップナイフ、グリューネグリーンは押さえます。
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