17日、中山競馬場で行われたメイクデビュー中山(芝1600m)は、北村宏騎手騎乗で単勝2.8倍の1番人気に支持されたフリーダムマーチ(牝2、美浦・尾関)が、好位集団を外から追走すると、直線坂上で一気に先団各馬を差し切り、最後は抑える余裕を見せつつデビュー勝ちを収めた。勝ち時計は1分36秒6。
レースは、内枠を利してエレクティオン(牝2、美浦・土田)が先手を奪い、直後をポジショントーク(牝2、美浦・小島茂)、シンジルキボウアイ(牝2、美浦・高橋祥)が追走。注目のフリーダムマーチは好位の外、3番人気に支持されたジャストザハピネス(牝2、美浦・小笠)は、中団よりやや後ろで待機する形となった。
勝負どころの4コーナーで3番手追走のシンジルキボウアイが2番手に進出するも、逃げたエレクティオンはハナを譲らず、そのまま2頭が引っ張る形で直線へ。直線坂下でシンジルキボウアイが先頭に並び掛けるシーンもあったが、エレクティオンが再び突き放す。坂上までエレクティオンが先頭をキープしたが、外からフリーダムマーチが余裕の手応えで2頭まとめて差し切った。
1馬身1/4差の2着にエレクティオンが粘り込み、さらにクビ差の3着にシンジルキボウアイが入線。2番人気のポジショントークは3着から2馬身1/2差の4着、3番人気のジャストザハピネスは見せ場なく10着に終わった。
配当は単勝280円、馬連2,130円、馬単2,720円、3連複12,310円、3連単44,540円。勝ったフリーダムマーチは父フジキセキ、母フリードリームズ(母の父Areion)という血統。