菅さんがイギリスから帰国後の記者会見で「対中国包囲網」なんか、
私ども作りませんと言明したのか、気になりいろいろ調べました。
https://ameblo.jp/jr8aqm/entry-12681105529.html
その途中で、産経11日付けの掲載記事を見落としていました。
まぁ、それが100％原因かとは言えないのですが、ある程度の想像はつくと
思います。
仏大統領、インド太平洋で「米国と提携しない」 ＥＵ独自の対中外交主張
2021/6/11 07:53 産経ニュース
【パリ＝三井美奈】フランスのマクロン大統領は１０日、先進７カ国首脳会議
（Ｇ７サミット）を前にパリで記者会見し、インド太平洋戦略では「われわれは
誰とも提携しない。米国と提携せず、中国のしもべにもならない」と述べ、
欧州連合（ＥＵ）と米国の対中外交の違いを強調した。
マクロン氏の発言は、バイデン米政権が民主主義圏の結束を掲げ、対中強硬姿勢に
傾くのに対し、ＥＵは距離を置く姿勢を示したものだ。「インド太平洋を米中対決で
粉砕してはならない」とも述べた。
マクロン氏は、トランプ米前政権が地球温暖化対策の枠組み「パリ協定」を
離脱した後、ＥＵと中国は共に協定を守ってきたと指摘し、「中国はパートナーでも
ある。多国間主義の枠組みに取り込むことが大事だ」と訴えた。
ＥＵは３月、ウイグル族への人権侵害をめぐり、対中制裁で米国と歩調を合わせた。
一方、中国との経済関係を重視しており、ミシェルＥＵ大統領は７日、ＥＵと中国の
投資協定は「よい方向に向けた一歩だ」と記者団に述べた。
協定は、ＥＵが中国市場への企業進出を促すため、昨年末に中国と合意したもので、
バイデン政権は発足を前に懸念を表明していた。
との内容の掲載記事ですが、2021年5月21日に EU 議会は、大筋で合意していた
中国との投資協定の批准手続きを凍結することを賛成多数で可決し、
中国公安のトップらに対して EU への渡航禁止や資産凍結の制裁までしたはずだ。
なのに、菅・マクロン会談で
インド太平洋戦略では「われわれは誰とも提携しない。米国と提携せず、
中国のしもべにもならない」と述べ、欧州連合（ＥＵ）と
米国の対中外交の違いを強調した。と何故こうなるかな？
ほんとに、僕の寸足らずの脳ミソでは理解出来ぬ。まぁ、何かしらの
政治的な駆け引き、思惑があるのかな？ わからん。
EU 議会の採決で賛成多数故に反対も居ったはず、マクロンはその一票かな？
メルケルも同じ立ち位置だからそうだったのだろう。そう、想像できる。
フランスは十字軍の時代からして、頑固で良く言えば愛国意識が強い
国民とも言えるが、EU 内とはいえ、国家単位の約束、決め事を守らなくとも
良いとは間違っても言えないだろう。
これでは、韓国とまるで一緒じゃないか。
フランスはドゴールの時代からアメリカ・イギリスに難を持っていたから
1966年に NATO を離脱している。アメリカのヨーロッパへの介入反発、
アメリカ・イギリスの核独占を批判し、対等な立場を確保しようとして
核実験を始めた。それが、またアメリカ・イギリスの批判を受けたことが
原因と言われている。核が問題になっていたことは僕は知っていたが
ここまではと思ったよ、これじゃ、何でも欲しがる韓国と同じじゃないか。
フランス人気質と朝鮮人気質は似ているのかな？
脱線しちゃった、戻ります。
菅さんの頭の中には、イギリス出発前の ASEAN ∔3 で王毅外相にいいように
やられ、結果 ASEAN は分断された。もともと、ラオス・カンボジアは親中国で
あったが、今回でシンガポール・ミャンマー・タイが造反して中国側に行った。
特にシンガポールは「安保より経済」と明言したことが大きな意味を持つと思う。
香港後の金融市場で利益を挙げたかったのであろう。（ドルと元交換で）
そうであれば、ASEAN会議前に中国側から誘い水があったのだろう。
しかし、シンガポールは TPP 加盟国であり、中国相手には無理があると思うが、
シンガポールは TPP から離脱するつもりかな？
中国元がアメリカドルを超えて、世界基軸通貨となるのは一万％も一億％も
不可能なんだけれど。 まぁ、シンガポールは TPP から離脱か追放ということに
なるかも？
そんなこんなを持ってイギリスに向かい、マクロンとの個別会談で
彼に言われ、自分自身でそう納得し、帰国後「中国包囲網」云々発言を
してしまったのだろう。菅さんの官房長官時代に「アイヌ新法」を成立させた
そのもであったから、親中派なのかなってキライはあったよ。
「アイヌ新法」と「北海道知事鈴木直道」の話は後日投稿します。
ありがとうございます。