これまで、7MHzダイポールは北東と南西方向にワイヤーを張っていたため、指向性は北西方向と東南方向となり、日本列島に沿った状態でありませんでした。結果として、4・5・6エリアからの信号は弱く、電波の飛びも悪く不満を感じていました。

 

そこで、日本列島に沿って指向性が出るようアンテナ工事を今年2月ごろから準備を開始。特徴として①アンテナ地上高の嵩上げ②各ポールの強度増強③耐雷化の配慮④アンテナセンターと両端がロープにより昇降が可能⑤アンテナは7MHzと10MHzのダイポールを添架。

 

工事は、6月までに両端のポール2本の工事を完了したが、その後夏季に入ったため暑さを避けて11月に再開することにした。

涼しくなった11月初旬から工事を再開、センターポールは単管パイプで屋根馬を組み自立でも大丈夫な程の強度にし台風でも損壊しないよう特に強固な作りとした。センターポールは11月9日と翌日の10日で工事をし、各ステーを取り付けたところで雨が降ってきたので中断しました。旧アンテナも一旦撤去しているので電波は出せない状態。

11月13日にアンテナ架線し、アンテナアナライザーでSWR測定(マッチング)した結果、7.100MHzで1.1続いて10.125MHzでは2.0と未調整ながら60点くらいの出来栄えかな?一応は電波は出せる状態となった。

11月16日は各アンテナの調整をカットアンドトライで実施した結果のSWRは、

 ①7.050MHz=1.05 ②10.125MHz=1.25

となりCWとFT8で運用可能な調整となった。

 

評価としては、コンディションに左右する部分もあるが、4・5・6エリアが安定して受信でき応答率も改善した。副次効果として、アンテナの向きや地上高を嵩上げしたことでノイズレベルが3db程度低下しました。(ラッキー笑い!)

これで、今までの不満が解消し国内交信が楽しめるようになりました。

以上でアンテナ建設奮闘記でした。