みなさんこんにちは。おたけでございます。

今回は、鉄道ファンおなじみの青春18きっぷを使った旅なんですが、南海なんば駅からのスタート。

ご存じの方も多いと思いますが、18きっぷとはJRグループの全線(普通列車のみ)が乗り放題になる、超破格のフリー切符です。

JRのみなのに、私がなぜなんば駅にいるかというと…

こちらの切符。一見普通の乗車券に見えますが、実は「とくしま好きっぷ」という企画乗車券です。乗車券が南海各駅から和歌山港。そして乗船券が和歌山港から徳島港です。

お値段は2200円。なんとこれは和歌山港→徳島港の乗船料金と同じ値段です。つまり、南海電鉄が実質無料で乗れるということになります。ちなみに、逆パターンの「好きっぷ」もあります。

そうこうしているうちに、ボロいのが入線してきました。

これでもって、特急サザン。

とくしま好きっぷの有効期限は当日限りですので、朝一番の和歌山港行き特急サザンに乗車します。

南海ユーザーの方はよくご存じかと思いますが、特急サザンの和歌山市・和歌山港方4両には指定席車両が連結してあります。というより、南海の特急は基本的に全席指定ですので、乗車券だけで乗れる特急というのは、このサザンのみとなっています。

なんばから一時間ほどで、特急サザンは終点の和歌山港に到着。

パタパタ式の発車標が歴史を感じさせます。

それでは、フェリーに乗り換えていきます。

和歌山港駅からフェリーターミナルまでは、通路でつながっています。

そのため、乗り換えは容易です。ただ、乗船券は通路の途中の事務所で購入する必要があるので、注意してください。

とくしま好きっぷなど、すでに乗船券がある場合は、乗船券を購入する必要はなく、そのままフェリーに乗ることができます。

奥に見えているのが、市堀川の河口付近です。

和歌山の市街地がようやく見えなくなったかと思えば、続いて淡路島が見えてきます。

手前に見えているのは沼島という別の島です。

長い長い淡路島ゾーンを抜けると、すぐに徳島港に到着です。

さて、徳島港に到着しました。

奥に見えているのがここまで乗ってきたフェリーかつらぎです。

南海フェリーにはこのかつらぎのほか、フェリーあいというものもあります。

あいの方が新しいので、ぜひそちらにも乗ってみたいです。

ここからは徳島市営バスで、徳島駅へと向かいます。

やはりフェリーが発着する時間帯はバスの乗客も多いようです。

満員で徳島港を出発です。

バスは郵便局や市役所など、地域の要所を経由し、徳島駅に着きました。

失礼に当たるかもしれませんが、我が故郷の鳥取駅よりはるかに大きい駅舎です。

自動改札がないことに、少し親近感を覚え、ホームへ入ってきました。

徳島駅には麺家れもんさんという有名な駅そば屋があります。

ぜひいただこうと思ったのですが…

なんと定休日。人が多そうな土日祝日に限って定休日とは。またの機会に。

ということで、2番ホーム奥にある某コンビニキオスクで食料調達。

空いていたら車内でいただくことに。

お目当ての列車が入線してきました。

徳島線普通列車の阿波池田行き。正直何両で来るか分かっておらず、座れるかとドキドキしていたのですが、4両編成。最後尾車両にはほとんど誰も乗っておらず、貸し切り状態でした。

車内は超快適な転換クロスシート。後ろ2両は新しいキハ1500形での運転。

徳島線には、「よしの川ブルーライン」という愛称がついています。

途中、阿波川島駅で14分の運転停車。

この駅から先に進むと、吉野川にほど近いところを通っていきます。

特急剣山号に追い抜かれます。3両の特急列車と4両の普通列車。

いかに特急の需要が少ないかを物語っています。

あともう一つ注意していただきたいことがあります。

実は阿波川島から20分ほど進んだ穴吹駅で、後ろ2両が切り離されます。

私は全くそのことを知らず、時刻表にも表記がありません。そして、1回だけ肉声放送での案内がありますが、それも聞き逃していたため、慌てて前2両に移ることとなりました。

そして、終点阿波池田の一つ手前、佃駅で下車しました。

阿波池田まで行ってしまうと、次の土讃線の列車へ乗り継ぐことができません。

この佃駅での接続となっています。

佃駅では2分後に土讃線の普通列車多度津行きが発車します。

2両編成から1両になりましたが、全員が着席できる程度の乗車率でした。

列車は終点、多度津に到着。

息をつく暇もなく、今度は予讃線に乗り換えます。

停車中の列車は、快速サンポート南風リレー号。

なぜこんなにも豪華な列車名になっているのかというと、予讃線を走る快速サンポートという列車に、特急南風号に乗り継ぐリレー列車としての南風リレー号が組み合わさっているからです。

ちなみに、予讃線は電化されているので、今回のJR四国初の電車に乗車です。

少しの乗車で、坂出駅に到着です。

ここから瀬戸大橋線で一気に岡山まで行きたいと思います。

反対方向のホームに、高松行き快速マリンライナーが到着。

2階建て車両がかっこいいです。

ちなみにこの画像に注目してほしいのですが、右と左でJRマークの色が違うのがお分かりいただけますでしょうか。

一見同じ車両に見えますが、青色のJRマークはJR四国の5000系、白色のJRマークがJR西日本の223系となっています。

岡山では特にすることもなく、駅名標も見当たらなかったので、

新型車両227系500番台「Urara」を撮っておきました。乗ることはなかったです。


相生行き普通列車は途中、智頭急行との接続駅である上郡で兵庫県に入ります。

京阪神と山陰を結ぶ特急スーパーはくと号の乗務員交代が行われる駅でもあります。

相生では1分の接続で姫路行きの普通列車と乗り継ぐことができました。

岡山~姫路間は山陽本線の中でもローカル色が強い区間ですので、乗り継ぎもすぐです。

列車は終点の姫路駅に到着。

そして、姫路と言えばこちら、まねきの駅そばですよね。

前々から気になっていましたが、実は初めていただきました。

和風だしに中華麵の絶妙な組み合わせが美味しすぎます。

はい、ということで本日最後の列車、新快速野洲行きが入線。

私の大好きな225系での運転。なんと100番台のトップナンバーが来ました。

ものの1時間で大阪に到着します。

ここまでの疲れで完全に寝てしまい、大阪駅の駅名標を撮るのを忘れていました。

ということで今回の旅はここまで。最後に今回の旅程表を。

 

     なんば 7:10→和歌山港 8:14(南海本線・特急サザン和歌山港行き※)

    和歌山港 8:25→徳島港 10:30(南海フェリー※)

南海フェリー前 10:45→徳島駅前 11:06(徳島市営バス南海フェリー線上鮎喰行き*)

     徳島 11:38→佃 13:39(徳島線・普通阿波池田行き)

      佃 13:41→多度津 14:46(土讃線・普通多度津行き)

    多度津 15:02→坂出 15:15(予讃線・快速サンポート南風リレー高松行き)

     坂出 15:24→岡山 16:03(瀬戸大橋線・快速マリンライナー42)

     岡山 16:13→相生 17:18(山陽本線・普通相生行き)

     相生 17:19→姫路 17:39(山陽本線・普通姫路行き)

     姫路 18:10→大阪 19:13(JR神戸線・新快速野洲行き)

※「とくしま好きっぷ」2200円

*運賃210円

 

少しでも参考にしていただければ幸いです。

それではまた!

 

おたけ