*****2歳馬*****

【レッドラージャ】

馬体重:493キロ

中間、1週間ほどのリフレッシュ期間を設けてから騎乗運動を再開。すでに16-16、15-16と2本時計を出す坂路調教、周回コースにおける2700mのハッキングキャンターもおこなっています。相変わらず、背中を巧みに使った、伸びやかで操縦性に優れた走りが出来ていて、動きの中身も徐々に濃くなってきました。今後も良い刺激を入れながら、さらなる進化を促していきます。

 

【レッドアヴィオン】

馬体重:461キロ

じっくりと鍛え上げていく方針の下、この中間も短めのリフレッシュ期間を挟んでから、トレーニングを再開しました。現在は15-16、15-15のペースで2本登坂する坂路調教もおこなっていますが、ハミをしっかりと噛んだ、前進気勢に富んだ走りを披露しています。精神面に子供っぽさも残しているだけに、今後も気持ちに余裕を持たせることを意識しながら進めていきます。

 

【レッドパラジウム】

馬体重:474キロ

4月以降のペースアップに備え、ハロン15秒で駆け上がってくる坂路調教、周回ダートコースにおける3000mのキャンターといったメニューを積み重ねています。相変わらず、柔軟性に富んだ、中長距離適性の高さを感じさせる身のこなしを見せていますが、もう少し走りにメリハリが付いてくると、一段階上のレベルとなってくるはずです。体高があり、シルエットの綺麗さも光っています。

 

【ルージュプルーヴ】

馬体重:446キロ

引き続き、2本登坂する日、3ハロン42秒ペースで駆け上がる日も設けながら、週4回の坂路調教をおこなっています。ほかに、周回ウッドコースにおける長めのキャンターも継続中。運動強化による疲労のピークも抜けてきたようで、前進気勢の強さと背中の柔軟性を兼ね備えた、良い走りを見せています。やや口向きは硬めですが、これは父産駒の特徴。身のこなしは、とてもスムーズです。

 

【フロムザムーン】

現在は舎飼されています。担当者は「今月下旬に放牧地で右前に外傷を負い、次第に腫れてもきたため、その後は一旦調教を控えています。幸い軽度な怪我ではあるものの、ここまで休まず乗り込んできたとあって、脚取りから疲労の蓄積が窺えるタイミングでもありました。もう少しの間はリフレッシュも兼ねて休養に充てる予定です。以前ほど煩い面を見せていないのも疲れの影響かもしれませんが、今の様子なら再開後はスムーズに進めていけそうです」と話していました。

 

【アンデルストープ】

現在は本馬場でハッキングキャンター3000~3500m、週1回は屋内800m坂路1本(上限15~18秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「最近は暖かくなってきたこともあり、毛ヅヤがグッと良化してきました。跨るときに力んだり、たまに自己主張したりするところはありますが、基本的には大人しくて扱いやすい馬です。まだ背中のラインがペタッとしていて、やや前が勝った体型ですので、さらに乗り込みを進めていくなかでメリハリが出てきたらもっとバランスが良くなるでしょう。来月からは屋外坂路で乗り始める予定なので、そこでいろいろ判断できそうです」と話していました。

 

【ゴールドドレッサ】

現在は坂路2本(上限16~18秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「調教を重ねながらも食欲は旺盛とあって、15-15開始に向けての下準備を着々と進めています。ただ、16秒ペースではしっかりと地面を捉えきれてはいないようで、まだ後躯の力強さには課題が残ります。もう少しの間は現状メニューを継続し、トモに力が付いてくるようしっかり負荷を掛けて乗り込んでいきます」と話していました。

 

【エトワールフィーユ】

現在は坂路2本(上限16~18秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「トモに力が付いてきたことで、上体を起こした姿勢で登坂できるようになり、走りのバランスが良化してきました。課題だった口向きも改善されてきましたし、もともとしっかりと見せていた馬体に中身が伴ってきた点は好材料でしょう。ただ、まだ調教に集中しきれておらず、ソワソワしたりして精神面の幼さが見受けられます。コンタクト強化を図って、リラックスしてトレーニングに臨めるよう促していきます」と話していました。

 

【ミリオングローリー】

現在は坂路2本(上限16~18秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「この中間も時折テンションが高くなる様子は見られますが、許容範囲内。調教での集中力は増している印象ですし、スムーズに負荷を強めることができています。ただ、前向きさがあることの裏返しで、敏感な面を内包しているとあって、テンションの上がりやすさもそのあたりが原因でしょう。スピード調教開始に向けて、精神面のさらなる成長を促していきたい考えです」と話していました。

 

*****3歳馬*****

【ライラ】

現在は舎飼されています。担当者は「飼い葉を食べるスピードこそゆったりではあるものの、しっかり完食してくれていて、体調面に不安はありません。患部には熱感が残っていますし、当面の間は舎飼で安静にさせて、経過を観察していく予定です」と話していました。

 

*****5歳馬*****

【マランジュ】

この中間も順調に調教を進めており、引き続き周回コースでハッキングキャンターを4000m乗ってから、坂路コースをハロン17秒ペースで駆け上がり、週2日の速め調教はハロン13~15秒ペースに上げています。調教負荷を上げたことで、馬体重は434kgと少し引き締まりましたが、テンションの高さは許容範囲です。動きは確実に上向いており、今週中の帰厩を予定しています。現在の馬体重は435kgです。