*****2歳馬*****

【ロゼア】

坂東牧場で調整されています。11日現在、屋根付き1000mダート周回コースでハロン18~20秒ペースのキャンター3500mを乗られており、週に2日は屋内ダート周回コースと連結している屋内840mダート坂路ではハロン17秒ペース上限で1本乗られています。荒木マネージャーは「中間、体力も徐々についてきましたし、併せ馬や縦列調教で馬の走る気持ちを育てる意図で進めてきている分もあって、自ら走る意欲が出てきました。また乗り手の指示にも意識を向けられるようにもなっています。まだ表面的な馬体の変化はなく、現状維持に留まってはいますが、身のこなしが軽くなってきているように中身は整ってきているように思います」とのことでした。

 

【リボンインザスカイ】

吉澤ステーブルで調整されています。11日現在、2歳馬の集団調教にて、場内の屋根付きウッドチップ馬場でダクとハッキングで準備運動を行ったあと、BTCの屋内600mダートコースと屋内1000mウッドチップ坂路を日替わりで使って乗り込まれています。鷲尾場長は「この中間も精神面の成長に意識を置きながら、坂路でのスピード調教を取り入れて進めています。強い調教を行った後は飼葉を残すことがありますが、体重自体は増加傾向で、余裕のあるシルエットに映ります。一方で、まだ周囲に感化されやすい部分があって、力が入り過ぎてしまう面が見られるので、引き続き、精神面の成長を図りながら進めていきます」とのことでした。11日現在の体高162cm、胸囲185cm、菅囲20.0cm、馬体重は485キロ。

 

【ライトフライヤー】

チャンピオンヒルズで調整されています。中間は、少しずつペースを上げながら乗り進められており、11日現在、角馬場でフラットワークを行った後、トラックコースで軽めキャンター3000mと、坂路に入ってハロン22秒程度で1本乗られています。小泉厩舎長は「ペースを徐々に上げることは出来ていますが、体力的な面、中身的な面、見た目と、全てにおいてまだ幼い印象です。ただこちらの施設で乗り込んでいけば、そういった部分は強化されてくるでしょう。飼葉食いも旺盛ですし、体調面に問題はなく、進める事が出来ています」とのことでした。

 

【マルベック】

チャンピオンヒルズで調整されています。11日現在、角馬場でフラットワークを行った後、トラックコースで軽めキャンター3000mと、坂路1本をハロン20秒程度のキャンターで乗り込んでいます。小泉厩舎長は「以前は週2日坂路に入っていたところ、今はほぼ毎日、坂路を上がれるようになっています。ただ、まだフラフラと走っていますし、体重も増えてきていないように、馬自身しんどいのだと思いますが、ここを乗り越えていってほしいところです」とのことでした。11日現在の馬体重は471キロ。

 

*****3歳馬*****

【サンタマルティナ】

大井4R 築地川賞(8着)

3月11日、大井競馬4R、3歳(十一、十二、十三) ・築地川賞・ダート1400mにチークピーシーズを装着して出走しました。馬体重は前走からマイナス14キロの474キロ。好スタートから馬なりで進み7番手からの競馬。道中はやや抑え気味に進み、3~4コーナーを8番手辺りでまわって直線へ向くと、馬場の中程から追い出して脚を伸ばしましたが、伸びはジリジリで、勝馬から2秒1差の8着でした。

鷹見陸騎手 レース後コメント

「前回乗った時より着順は振るいませんでしたが、馬が成長していると感じました。今回1400mで乗せてもらいましたが、今日の感じだと息は保ちそうだったので1600mもありなのかなという感じがしました。返し馬からなるべく落ち着かせようと思って乗って、馬とのコミュニケーションもちゃんと取れたかなと思います。馬体的にも以前よりしっかりとして、落ち着きが出てきました。2走前の追い切りの際、併せた相手側の馬に乗っていて、隣で見ていて、すごくささっていましたが、今日はだいぶ真っすぐ走れていて、ずっと右手前だったのは勿体なかったですが、ささったりとかはなかったです。少しずつステップアップしているんじゃないかなと感じました」

渡邉和雄調教師 レース後コメント

「馬体は絞れましたが、細め感はなく、最終で、長めからの追い切りを消化して、獣医さんもいい負荷が掛かっている感じと言ってくれました。ゲートの出を見ていると、このくらいの感じでいいのかなと。ただ、調教や、軽いところを乗っているうちはいいですが、速くなってくると手前を替えず、今日もずっと右手前で走っていて、ジョッキーが直線に向いてから何回も替えようとしてくれてはいたけれども、手前は替えられなかったです。そこで手前が替われば、もうひと伸びがあると思います。現状、どうしても右の方が弱い感じがするので、その辺が強化されて手前を替えるようになればと思います。課題ですね」

 

*****5歳馬*****

【パレルモ】

大井12R 円通寺坂賞(4着)

3月10日、大井競馬12R、B3(一)選抜特別・円通寺坂賞・ダート1650mに出走しました。馬体重は前走からマイナス4キロの459キロ。スタートは互角でジョッキーが促しながら中団を進ませて行き、後方5番手で1コーナーへ。向正面に出た辺りでは外目6番手まで上がり、半ばで1番人気馬が後方から仕掛けて外から上がってきた時にも押して7番手で追走。3~4コーナー中間で上がって行き6番手で直線へ向くと、馬場の外目から追われて脚を伸ばして、勝馬から0秒6差の4着でした。

和田譲治騎手 レース後コメント

「2走前に乗せていただいた時よりも状態は良さそうでした。今日は最初スローで、自分で向正面から動く感じの競馬をさせました。コーナーはズブいところがありましたが直線はしっかり伸びてきてくれました。長くいい脚を使えるのがいいところですね。右回りは乗ったことはないですが、前回は右回りでもいい競馬をしていたし、どちらでも対応はしてくれそうですね」

米田英世調教師 レース後コメント

「当初、騎乗予定だった藤本騎手は、先週の川崎競馬で落馬してしまい、一旦は乗れますという返事をもらったものの、先週土曜日の調教に跨った感触で無理せずこの開催は騎乗しないという連絡があったので、急遽和田騎手で出走になりました。和田騎手には『すごくいい状態だし、左回りはコーナーで動いて行けるはずだから、強気な競馬をしてほしい』とレース前に伝えて、その通りに乗ってくれました。ずっと外を通っていたけど、力は出し切ってくれたと思います。前回は2着になっているし、左回りも右回りもだいぶ差はなくなってきたのかなと思いますが、左手前の方が動きがいい分、左回りではコーナーで動いていける強みがありますね。また頑張ります」