*****3歳馬*****
【ルージュレアリーズ】
馬体重:436キロ
先週末から騎乗調教を再開。現在はキャンター2500mのメニューでジックリ乗り込んでいます。まだハッキングに毛が生えた程度の軽めのメニューですが、特に気になるところもなく順調に進めることができているのは何より。馬体重が極端に減るようなら加減するつもりですが、ひとまずこのまま乗り込みつつペースアップのタイミングを探っていければと考えています。
【レッドエソール】
馬体重:508キロ
先週土曜日に乗り出し、今週月曜日には周回コースでも調整をおこないました。ペースはダクとハッキングまでですが、跨っても歩様に違和感はなかったですし、獣医師を交えた厩舎内での歩様チェックでも異常は確認されませんでした。早ければ今週水曜日から坂路入りする予定だったものの、雪の影響で馬場が閉鎖されたため、角馬場でのフラットワークのみの調整となりました。今朝(金)には周回コースの馬場状態が回復しましたが、硬い馬場は爪への悪影響を及ぼすと判断し、引き続き角馬場でのフラットワークにとどめています。本格的にコースで乗り出すのは週明けになる見通しです。
【ルージュラティーナ】
馬体重:486キロ
入場後はウォーキングマシンで1日30分ほどの常歩運動をおこなっています。筋肉に疲労感は確認されていませんし、縫合した患部の状態は悪化せずに落ち着いていますが、来週半ばに予定されている抜糸が完了するまでは軽めの運動にとどめる予定。乗り出すのは早くても再来週からになる見通しです。
【プロピエダッド】
21日、牧場担当者から「この中間の調整も順調で、走りに活気が出ています。ペースアップ後も、テンション面の心配もなく、馬体も丸みを帯びてきました。このまま入厩に備えて調整を続けていきます。馬体重は484㌔」との連絡があった。
武藤調教師からは「次走目標は、3月中旬頃の地方交流戦を考えています」との連絡が入っている。
【キングズトゥルー】
「現在はウッドコースでダクとハッキングを1600~2400m、坂路1本(18秒ペース、週1回は15秒ペース)のメニューで調整中です。この中間も順調に追い切りを消化しており、動きに関しても良化が窺えます。基礎体力が底上げされたことで体重も安定していますし、いつ声がかかっても問題ないでしょう。いいコンディションで送り出せそうですよ」(担当者)
【ゴールドエンペラー】
現在はトレッドミルと坂路2本を16~18秒ペースのメニューで調整しています。週1回のトレッドミルを挟みつつ、それ以外の日は休まず乗り込みを進めています。まだ動きが重く、体もしっかり使えてはいませんし、周回コースで躓いたりしても馬が焦ったりしないため、リカバリーが遅くバランスを崩してしまいがち。坂路を上がる分には躓くことなく走れていますが、さらに鍛えていく必要がありそうです。
【ルジュウェール】
「現在は馬場でダクとハッキングキャンターを4000m(18秒ペース)のメニューで調整中です。入場直後は背腰に若干疲れが感じられましたが、一週間ほどでだいぶ抜けてきました。乗っていても特段問題は見られないので、このまましっかり乗り込んでいければと思います」(担当者)
【ライラ】
19日(水)にWコースで6ハロンから0.5秒追走して併せ、84.7-68.8-54.8-40.2-12.6を馬ナリに追い切りました。「追い切りはコース長めから3頭併せで実施。前後に古馬を置く形でプレッシャーをかけましたが、力まず自分のリズムで走れていましたね。なによりリフレッシュさせた効果で雰囲気が落ち着いており、馬体も程よくフックラしていい感じに映ります。着実にパワーアップしているのがうかがえて、馬自身の成長も感じさせる。5月の遅生まれなことを考えても、まだまだ奥があるでしょう。次走に関しては、いまのところ3/15(土)中山・アネモネステークス(芝1600m・牝)を本線に考えています。一週前のフィリーズレビューも魅力的な条件ではあるものの、例年このレースはペースが速くなる傾向で、権利が獲れたとして短期間に阪神までの輸送が続く点も懸念すべきところ。どちらにせよ登録だけはさせていただく予定なので、そこはまだレースまで時間もありますし、相手関係含め慎重に検討していくつもりです」(牧光二調教師)
【スピアッジャローザ】
19日(水)に坂路コースで4ハロン56.4-41.3-26.7-12.1を単走で一杯に追い切りました。「やれば動けるは動けるんですよね。ただ、何というかハミに頼りっぱなしな走りというか、どうも体を上手く使えていないように映ります。こんな感じではなかったんだけどなと首を傾げてばかりいても仕方ないので、もう少し時間を掛けながら修正していく考えです。そのため小倉のプランは白紙とさせてください。手元でやりながら改善具合と相談して目標を定めていくつもりです。いずれにしろ今回は芝のレースと考えています」(蛯名利弘調教師)
*****4歳馬*****
【サミアド】
21日、竹内調教師から「今朝はウッドコースにて併せ馬を行いました。道中は僚馬を追走し、直線は馬なりのまま馬体を併せて併入しました。前走の疲れもなく元気一杯で、とても良い走りでした。来週の阪神競馬に出走予定です」との連絡があった。
3月2日(日)阪神・2勝クラス(ダ1,200㍍)に出走予定。
【スノーディーヴァ】
現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週2回は13~15秒ペース)のメニューで調整しています。先週よりさらに負荷を強めた追い切りを求めていますが、動きもスムーズでタイムも楽に出してくれました。帰りの馬道はテンションが高くなる傾向にありますが、横に一人スタッフが付いて一緒に歩くことで、落ち着いて洗い場に戻ることができています。ブラッシングで抜ける毛の量も多くなっているように、代謝も上がってきた印象です。
【タキザクラ】
「レース後の状態としては大きな変わりは見られません。飼い葉食いも落ちていないですし、脚元だったりに異常はなく、順調に乗り出しを開始できています。前走を踏まえてブリンカー着用についても考えているところで、まずは調教の中で試してからどう作用するか見てから本番での着用を判断するつもりです。次の予定は2/28(金)名古屋・B11組(ダ1500m)となり、結果を求めるのはもちろんのこと、レースぶりでの変化を見せられるよう努めます」(藤ヶ崎一人調教師)
*****5歳馬*****
【フェミナフォルテ】
16日(日)にWコースで4ハロン58.7-42.3-11.4を単走でゴール前仕掛けて追われ、19日(水)には坂路コースで4ハロンから0.9秒追走して併せ、53.1-38.4-25.0-12.5を強めに追い切りました。「6ヵ月の休み明けですが、東京・芝2000mという条件を試すにあたって、いい状態に持ってこられたと思います。予定通り先週末は私が乗って馬場で終い重点に乗りました。長めから前半は少し控えて、じっくり待って待ってという感じで、上がりだけスーッと伸ばしています。うちの厩舎は時計だけだとそこまで速いところをやっていないように見えるものの負荷はしっかりと掛ける調教を心掛けていて、この日はスピード勘を取り戻させるためにあえて11秒台の速いところを出しています。普段も速いところをワーッと遮二無二出しているわけでなく、ゆっくりジワーっとギアを上げていっていますし、自分が指示を出すときは10段階くらいにギアを分けて行くようにと言っているんですよね。日曜日の瞬間的な脚は11.4秒どころではなかったと思いますよ。ただ、やっぱりまだ自分からグーンと走っていく気はなく、どちらかというと気持ちが穏やかなままなのですが、”このままだと遅れていっちゃうぞ”という感じで促していって、最後は馬ナリのまま手応え良く楽に併入という形が続いていました。それでも、道中行きなさいという感じで促しても最後は楽な手応えなんですから、やっぱり上のクラスの馬だなという感じ。先週末に負荷を掛けた後もそんなに興奮することもなく安定していて、昨日は本当は琉人に乗ってもらいたかったのですが、ブリンカーを着けてしっかり追ってもらいたい馬がいたので、フェミナにはまた私が乗って坂路で追い切っています。その馬の2馬身くらい後ろの外側につけて、最後は馬と外ラチの間に挟むようにしたところ。本来であれば内に併せていくのですが、フェミナは左の口が若干強くて体が真っすぐにならないところがあり、左から併せに行くと体が”くの字”になったままで走り終えてしまうため、走るスペースを狭くすることで馬自身に自然と真っすぐ走るようにさせています。その分コースを余計に走っていますし、私と琉人では体重が10kg以上違うので、終いは少しモタモタしていました。それでも53.1-12.5で走れていますし、今日の時計だと29番目くらいだったので悪くはないなという印象です。終わっての息の戻りは良かったですし、飼い葉も当然食べてくれていて、先ほど馬房を見に行ったら明るい表情だったので、最初にもお伝えしたように、この条件を使う意味でも納得できる状態ですよ。今年は更なる飛躍の年にしたいと思っているので、いい始動戦にしたいところです」(小島茂之調教師)
*****6歳馬*****
【グロリアスヒーロー】
「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(18~20秒ペース)のメニューで調整中です。前回在厩時よりも体の増え方が良いので、この中間よりペースアップを図っています。普通ペースを切るくらいのところも乗っていて、順調そのものといった感じ。次の目標が3月の中京開催と聞いているので、このまま態勢を整えていきます」(担当者)
*****8歳馬*****
【エクストラノート】
19日(水)にWコースで5ハロンから0.9秒追走して併せ、70.0-54.6-39.6-12.0を強めに追い切りました。「帰厩後はじっくりと乗り込みを重ね、今週水曜日から時計を出しています。1本目ですがまずまず動けていて、いつも通りのエクストラという感じですね。ただ、若干重たい感じもして来週だと少し早いかなとも思ったところ。もう1週あった方がより良い状態になりそうですし、原君に確認したら2週目でも乗れるということだったので、予定を1週スライドすることにしました。中山で走ることは分かっていますし、出来る限りいい状態にして送り出してあげたいと思っていますよ」(加藤和宏調教師)
*****11歳馬*****
【アナザートゥルース】
「引き続き坂路2本を主体に16~17秒くらいで乗っており、今週末には15-15程度でサラッと時計を出す予定でいます。次年度の番組が発表された競馬場もあるので、どこへ向かうか検討しながら速めを織り交ぜていくつもり。レース目標が具体的になれば、そこから逆算して仕上げていこうと考えています」(田中淳司調教師)