*****2歳馬*****
【ゼフィランサスの23】
坂東牧場で調整されています。11日現在、屋根付き1000mダート周回コースでハロン18~20秒ペースのキャンター3500mを乗られており、中間は坂路調教も開始しています。荒木マネージャーは「先週からは屋内の840mダート坂路にも入れ始めて、まずはハロン17秒ペースで坂路調教を開始しました。飼葉食いはゆっくり時間をかけてという感じで、まだ食べた分が身になってくるという感じはありませんが、与えられた分は残さずに食べれています。引き続き、日によって内容に強弱を付けながら進めていきます」とのことでした。11日現在の馬体重は400キロ。
【ココロノアイの23】
吉澤ステーブルで調整されています。11日現在、2歳馬の集団調教にて、場内の屋根付きウッドチップ馬場でダクとハッキングで準備運動を行ったあと、BTCの屋内600mダートコースと屋内1000mウッドチップ坂路を日替わりで使って乗り込まれており、5日には坂路でグラッド10と併せて、16.3-14.6-14.1を乗りました。鷲尾場長は「この馬なりに良くなってきていますし、着実に成長もしていますが、成長曲線のタイプ的には、あまり早稲なタイプではなさそうで、暖かくなってきてからグッと上がってきそうな雰囲気です。安田調教師からも、馬のコンディションや成長と相談しながらじっくり進めてくださいと指示されているので、引き続き、日毎に調教内容にメリハリをつけて進めていきます」とのことでした。
【ドリームオブジェニーの23】
西舎共同育成場内谷川牧場で調整されています。中間もBTCの屋内1000mウッドチップ坂路と屋内600mダートトラックで乗り込まれて、週2日は坂路でハロン17~18秒のキャンターで1本乗られました。なお、今後はチャンピオンヒルズで調教を進めることになり、10日発の馬運車で北海道を出発しました。スタッフは「馬装中、人間にちょっかいを出してきたり、普段、子供っぽいところがありますが、17-17位のキャンターに行くと、集中していい動きをするようになってきました。ただ、血統的にも、やはりまだまだこれからの馬だと思います。この後もチャンピオンでしっかり頑張ってほしいですね」とのことでした。5日時点の馬体重は512キロ。
【ダイワバーガンディの23】
引き続き、ハントバレートレーニングファームで調整されて、坂口智康調教師の指示で今後はチャンピオンヒルズで進めることになり、3日の馬運車で北海道を出発して、経由地で1泊したのち、5日に滋賀県のチャンピオンヒルズへ移動しました。11日現在、トレッドミル運動が行われています。坂口智康調教師は「予定より少し遅れましたが、チャンピオンヒルズへ移動させました。到着後、馬体がそれなりに減ったようですので、長距離輸送の疲れも確認しながら、まずはトレッドミル運動で様子を見ていきます。施設の整ったこちらで乗ることは、最初、馬にとっては大変かもしれませんが、しっかり鍛えて素質を伸ばせるように鍛えてもらうつもりです」とのことでした。5日到着時点の馬体重は478キロ。
*****3歳馬*****
【バティストゥータ】
チャンピオンヒルズで調整されています。19日現在、角馬場でフラットワークを行った後、トラックコースで2000mと坂路をハロン18~20秒程度のペースで乗られ、週2日は併せ馬で坂路1本を13-13で乗り込んでいます。騎乗スタッフは「清水調教師から言われている13-13の時計で、自然と12秒台が出るようにすべく、さらに負荷を掛けて進めています。これだけの大型馬なので、どうしてもこれだけハードに負荷を掛けると脚元への影響が気になる部分は正直ありますが、そこはしっかりとケアをして進めています。脚元に関しては、こちらへ入場した頃と比べても特に変わりはないですし、飼葉食いが落ちた事のない馬ですので、このままハードに進めていく予定です」とのことでした。19日現在の馬体重は569キロ。
【ノースカトレア】
KSトレーニングセンター内K2ステーブルで調整されています。中間も、ハロン20秒程度のキャンターを3000m乗られています。菅野代表は「引き続き、まだ軽めの調整ですが、問題はありません。様子を見てペースアップしていきます」とのことでした。
【メロディーロード】
宇治田原優駿ステーブルで調整されています。19日現在、角馬場でフラットワークを行った後、トラックコースで軽めキャンター2000mと、坂路1本をハロン18秒程度のペースで乗られています。田辺厩舎長は「両前脚のソエは心配しなくて大丈夫そうです。このまま乗り進めていけると思います。ただ、レースを1度使ってもっと変わってくるかと思いましたが、馬のテンションや身体つきに関しても大きく変わった印象はありません。まだ時計を入れるには早い気がするので、様子を窺いつつ調教のペースを上げていく予定です」とのことでした。
【リビングストン】
チャンピオンヒルズで調整されています。先週末に2日程トラックコースで跨りましたが、触診すると嫌がる様子を見せたため、開業獣医の判断で、大事を取って以降はトレッドミル運動に戻しています。小泉厩舎長は「先週中頃にはもう大丈夫そうな感じだったので週末に2日間跨ってみたところ、また気にし出してしまいました。今週の時点ではトレッドミル運動に戻しています。念の為レントゲンを撮りましたが骨に問題はなく、もしかすると、やや痛みに弱い、泣きのタイプなのかもしれません。様子を見ながら進めます」とのことでした。
【ミッドナイトデュー】
川崎競馬小向TC・佐藤博紀厩舎で調整されています。中間も小向TCの走路で調教を重ねており、次走に向けて2月20日に1本目の中間追い切りを行う予定です。佐藤博紀調教師は「中間、まず普段の調教で1度ブリンカーを試してみたところ、集中して気持ちの入った走りを見せてくれて感触は悪くありませんでした。この後の追い切りでもブリンカーを試してみようと思います」とのことです。引き続き、3月3日から始まる川崎開催に向けて進めていきます。
【サンタマルティナ】
大井競馬場・渡邉和雄厩舎で調整されています。昨日のレースから1日明けた今朝の時点で大きなダメージは見られません。渡邉和雄調教師は「昨日の競馬は、ポジショニングとしては終始4頭分外を通るロスの大きい位置取りでしたが、それでも止まるのが早すぎました。あれでもっと直線でファイトして最後に止まる位であれば捉え方はまた違いますが、勝負処からギアが上がらず、追っても反応がありませんでした。レース翌日の様子を見ると疲れはなく、それ自体は良いことですが、使ったなりの疲れも見えてこない辺り、走り切れていない印象です。ウチの厩舎の大将格であるセイカメテオポリスの妹だけに背中の感じはやはり良いものがあり、何とか変わってきてほしいところですが、現状は、トモにもっと力がついてくるの待ちという感じです。レース後に話をした吉原騎手も、気持ちの問題で最後踏ん張れないとか、止めてしまっているということではなく、同じ感想でした。今後は3月の開催に向けて進めます。使いながら力がついてくるのを待つというスタンスにはなりますが、休養前よりトモは踏み込めるようになってきましたし、最後にガツンと来るところを目指して、まずは次の3月のレースに向けて頑張りたいと思います」とのことでした。
【エテルノレガーメ】
グリーンウッドTで調整中。
担当者の話では「馬場入りを再開した後も問題無く、先週から坂路入りし、現在馬場コース2000mと坂路1本17-17のメニューを乗り出しています。今のところ脚もとも問題ありませんので、様子を見ながら徐々に進めていこうと思っています」とのこと。現在の馬体重は549キロ。
【ブラゾンロワイヤル】
グリーンウッドTで順調に乗り込まれ、阪神開催に向けて2月15日の検疫で帰厩している。
19日、石坂調教師からは「帰厩後も順調で先週の日曜にも坂路入りしていますが、前を走っていた馬にアクシデントがあったために止めざるを得ず、Uターンして戻ったことで時計はエラー表示となりました。馬には問題無く、本日はCWチップコースで併せ馬の追い切りを行っています。大きく変わった感じは無いものの、相変わらず跨がった感触としては良く、1本目としては十分な時計も出せています。コースではしっかり動けていますので、坂路追いも重ねて瞬発力を磨かせたいと思います」との連絡が入っている。
3月8日(土)阪神・3歳未勝利(芝2,400m)に向けて調整を進める。
【レッドアトラーニ】
角馬場運動後、坂路にて併せ馬で追い切り。
国枝栄調教師「今日は坂路で追い切りました。右に張る感じはそれほどなかったですし、時計的には速くないとはいえ、最後までいい動きを見せていたと思います。上がりの息もすぐに戻っており、コンディションは高いレベルにあると言えるでしょう。今日の動きを見てもスッと動けるというよりはパワータイプの印象。走りから一度ダートを使ってみたいと思っていたので、2回中山開催3週目に3鞍組まれているダート1800mのいずれかへの出走に向けてしっかりと乗り込んでいくつもりです。今週の馬体重は495キロでした」
角馬場運動後、坂路1本。
国枝栄調教師「昨日(火)帰厩しました。今日は運動初日ということで、角馬場と坂路で軽めの調整です。右に逃げる感じは多少あったものの、ペースもそこまで速くなかったこともあって制御できる範囲でしたし、フットワーク自体は素軽かったですね。明日は追い切りを消化する予定で、稽古の内容をみてから次走を決めていければと思っています」
【ルージュラティーナ】
本日(火)グリーンウッドトレーニングへ移動しました。
池江泰寿調教師「レースから上がってきたところで右前脚の球節周辺に出血が見られました。獣医師立会いのもとで確認を進めた結果、裂傷していることがわかったため、競馬場の診療所で縫合処置を施しました。他馬との接触は見られなかったですから、自分の後ろ脚で引っ掛けてしまったのでしょうか。手応えほど動けなかった原因はそこにもあるのかもしれませんね。獣医師によると、輸送については問題ないとの見解だったことから、今日(火)午前、グリーンウッドトレーニングへ移動しました。経過は良好ではあるものの、当面の間は乗らずに治療に専念することになると思います」
*****4歳馬*****
【ディスペランツァ】
競走馬リハビリテーションセンターで調整されています。19日現在、引き続き、ウォーターウォーキングマシン運動が行われています。スタッフは「元々こちらに来た時から患部の変化は分かり難さがありました。現在もその状況に変わりはありません。基本的には熱感がない日が多いですが、たまにやや熱感があったり、運動後は熱があるという状況が続いています。ただ今は我慢の時です。このまま現在のメニューで進めていきながら経過を観察していって、辛抱強く良くなるのと待っていきます」とのことでした。19日現在の馬体重は520キロ。
【レッドアトレーヴ】
厩舎周りを引き運動。
手塚貴久調教師「追い切った翌日ということで、今日は厩舎周りを引き運動で調整しました。運動中の脚取りはスムーズで、変にテンションが上がるようなこともなかったですね。飼い葉も安定して食べていて、コンディションは良さそうです。引き続き入念に乗り込んで態勢を整えていきたいと思います」
角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。
手塚貴久調教師「先週金曜日に帰厩しました。今日はウッドでアトレーヴが前で受ける形で追い切りましたが、我慢は利いていて溜めも作れていましたし、3~4コーナーの反応もスムーズ。直線ではいい伸びをしていましたよ。上がりの息も良化しており、立ち上げ1本目の追い切りとしては好内容だったと思います。この調子で乗り込んでいくつもりです。次走は3月9日(日)中山8レース(芝1600m)に横山和生騎手で向かうことにしました」
※3月9日(日)中山8R・4歳上2勝クラス(芝1600m)を横山和生騎手で予定。
【レッドエヴァンス】
角馬場運動後、坂路にて併せ馬で追い切り。
音無秀孝調教師「今日は坂路で追い切りました。前半が遅く入ってしまったこともありますが、乗り手とのコンタクトは取れていて道中で我慢も利いていましたね。終いもスッと反応し、最後まで楽に動けていたと思います。息遣いも良くなっていて、コンディションは確実に上向きです。予定通り、今週の小倉・秋吉台特別(芝1200m)に荻野極騎手で向かいます」
※2月22日(土)小倉9R・秋吉台特別(4歳上1勝クラス・芝1200m)を荻野極騎手で予定。
*****5歳馬*****
【ファントムシーフ】
競走馬リハビリテーションセンターで調整されています。19日現在、引き続きトレッドミル運動を行っています。牧場スタッフは「トレッドミルは、最初、常歩を5分と速歩を5分のメニューから始めて、現在は速歩を7~8分のところまで進めていますが、今のところ変りはありません。脚元についても、運動後は熱感はなく冷たいままで、良い感じでこれていると思います。最近は馬房から出すと、本当に良く立ち上がって、なかなか苦労する事も増えましたが、馬にとっては良い傾向だと思います」とのことでした。19日現在の馬体重は520キロ。
【パレルモ】
大井競馬場・米田英世厩舎で調整されています。14日には、雲取賞に出走する同厩のシビックドリームと併せて最終追い切りが行われて、併せた相手に0.2秒遅れたものの、一杯に追われて65.0-50.8-36.7の好時計をマークして、本日の大井競馬10Rに出走しました。スタート後、暫く進んだ辺りで挟まれて下がり後方からの競馬も、直線で大外からよく追い込んで2着でした。
大井10R 日向坂賞(2着)
2月19日、大井競馬10R、B3(二)選抜特別・日向坂賞・ダート1600mに出走しました。馬体重は前走からプラス3キロの463キロ。ゲートをまずまず出て進み、行き脚がつきかけたところで、左右の馬に挟まれて下がってしまい、そこから再度押して勢いをつけ直して、後方からの競馬。13番手で向正面へ出て、道中は外々を通ってじわじわと上がり、3~4コーナーをスムーズにまわって大外に持ち出して直線へ向くと、先に抜け出した勝馬には離されてしまいましたが、ラスト100mから力強く末脚を伸ばして内の先行各馬をゴール前でまとめて交わして、勝馬から0秒7差の2着でした。
藤本現暉騎手 レース後コメント
「馬自体はすごく反応が良かったですが、ちょっと気の小さいところがあります。ゲートはいつも良くないと聞いていましたが、今日は出てくれました。最初挟まれたり、道中もフワフワするところもありましたが、しっかりハミをかけて集中してくれました。それが最後の直線の伸びにつながったかなと思います。すごい脚で一生懸命走ってくれました。どこかでチャンスはあると思います」
米田英世調教師 レース後コメント
「藤本ジョッキーとは、モマれ弱い馬なので、出来ればラチ沿いの、ちょっとバラけた中団の内目辺りで追走できたらいいなとレース前に話していましたが、挟まれて後ろになってしまい、そういう乗り方にはなりませんでした。でも結構、スムーズに追走できて、しっかり伸びてくれました。スタートしてすぐ挟まれてしまったのが勿体なかったですが、今日は勝てなかったまでも、よく頑張ってくれたと思います。藤本騎手も、今回テン乗りでしたが、右手前の動きがあまり良くない馬なので、いつもだと3~4コーナーにかけてモタモタして進みが悪くなるところをしっかりと動かしてくれましたし、向正面も外々を通りながら今日はしっかりと進んでいました。それが直線の伸びにつながったと思います。前回の反省を踏まえて、今回の最終追い切りは併せ馬でビシっと仕上げて今日のレースに臨んで、それに馬が応えてくれました。次走以降に繋がる競馬だったと思います」
【スマラグドス】
グリーンウッドTで調整中。
担当者の話では「左膝の外傷は良くなりましたので、先週から乗り運動を再開し、現在は馬場コース2000mと坂路1本17-17中心の調整を行っています。様子を見ながらペースを上げていきます」とのこと。現在の馬体重は512キロ。
【レッドシュヴェルト】
角馬場で運動。
尾関知人調教師「今日は角馬場で歩様を確認する程度に乗っています。トモの踏み込みが浅く、レースでの疲れが多少あるように感じましたが、歩様に硬さはなかったですし、覇気も十分。今日乗った限りだと大きなダメージまでは感じられず、順調に回復していると言えるのではないでしょうか。今のところこのまま在厩させて、2~3回中山開催の芝のレースを視野に入れるつもり。コンディションをしっかり管理していきます」
厩舎周りを引き運動。
助手「レース後ということで、ここまでは引き運動での調整です。使ったなりのダメージはあるものの、ガクッときている感じではありませんし、与えた飼い葉も食べていますね。この後の予定はまだ決まっていませんが、ひとまず明日(木)跨ってみて歩様やコンディションなどを確認するつもりです」
*****6歳馬*****
【ダイヤモンドフジ】
この中間も順調。3月1日(土)小倉・西日本新聞杯(4歳以上2勝クラス・芝1,200m)に向かう予定。
2月19日、宮本調教師からは「中2週の出走になりますので、今週は普通キャンター調整を行っており、状態にも変わりはありません。週末に15-15を乗り、当該週にサッと追い切って予定のレースに向かいます」との連絡が入っている。
【レッドモンレーヴ】
角馬場で軽め。
助手「昨日追い切ったので、軽く乗って状態を確かめています。攻めてきていますが、メンタル面が嫌な方へ向かっている感じもなく雰囲気はいいですよ。以前ほど我を出すところがなくなり、落ち着いてきたように思います。モンレーヴの場合、落ち着き過ぎるのもどうかというところですが、走り出せばきちんと走ってくれているだけに、オンオフがつくようになってきたのでしょう。どうも気持ちの面で力を出し切れていないので、距離短縮がいい刺激になるようしっかり仕上げていきます」
角馬場後、ウッドチップコースで追い切り。
蛯名正義調教師「今日はレースで騎乗する田辺騎手に乗ってもらって追い切りました。今日は何せ風が強くて、モンレーヴの気性からして走りに後ろ向きになる可能性があったので、騎手にはその点に注意して乗ってもらいました。特に直線で向かい風がひどかったので時計はそこまで出ていませんが、うまく気持ちを尊重しながらコントロールしてくれたので動きは良かったですね。乗り役に話を聞くと、『聞いていたほどの難しさは感じなかったですし、息や動きも問題なかったと思います』とのことでした。最近は調教で収まりが良くなっているので順調に追い切りを重ねられていますが、あとはやはり競馬に行ってどこまで気持ちが続くかというところでしょう。スタートも以前よりは出るようになっているので、集中力という意味で今回の距離でどのような競馬ができるかですね」
※3月1日(土)中山11R・オーシャンS(G3・芝1200m)を田辺裕信騎手で予定。