*****2歳馬*****

【レッドラージャ】

馬体重:490キロ

3頭併せの坂路調教で、3ハロン43秒の時計を出すところまで進め、短めのリフレッシュ期間を設けました。そのときの走りは普段よりも鋭さがあり、3頭のなかでも、いちばん楽な手応えで駆け上がっていました。すでに騎乗運動を再開。休養の効果もあり、心身ともにリラックスした状態で、トレーニングに取り組んでいます。落ち着きが増すなど、気性面も順調な成長振りを示しています。

 

【レッドアヴィオン】

馬体重:457キロ

坂路を15-16のペースで駆け上がってから周回コースに移り、2700mのキャンターをおこなうメニューなどを、意欲的にこなしています。折り合い面に課題は残していますが、前進気勢の強い、スピード感に優れた走りがセールスポイント。馬場入りすると闘志が湧いてくる、競走馬らしい気性の持ち主です。心身ともに、まだまだ成長の余地があり、春以降の進化にも、大きな期待を懸けています。

 

【レッドパラジウム】

馬体重:466キロ

BTCの屋内施設を使い、ハロン16~17秒ペースの坂路調教、周回ダートコースにおける3000mのキャンターといったメニューを積み重ねています。相変わらず、ストライドの大きい、伸びやかな走りを披露していて、芝中長距離適性の高さを伺わせています。まだ、馬体は薄めですが、体高があり胴も長い、キタサンブラック産駒らしい身体付きをしています。気性が素直で、とても扱いやすい若駒です。

 

【ルージュプルーヴ】

馬体重:463ロ

牧場内で厩舎を移動し、より密度の濃いトレーニングを課しています。現在は2本登坂する日、上がり2ハロンを15秒台で駆け上がってくる日も設けた、週4回の坂路調教をおこなっていますが、行く気に充ち溢れた、力強い走りを披露しています。もう少し、いい意味での“余裕”を持てるようになれば、さらにレベルの高い動きとなってくるはず。焦ることはせず、じっくりと成長を促していきます。

 

【ルージュサウダージ】

馬体重:458キロ

引き続き、ハロン15秒ペースをベースとした坂路調教、周回コースにおけるキャンターといったメニューを、意欲的に消化しています。走りには、いい意味での“余裕”が出てきて、最後まで力強く駆け抜けることが出来ています。松永幹夫調教師も視察にみえましたが、順調な成長振りに手応えを感じている様子でした。早い時期の本州移動も視野に入れながら、徐々にペースアップを図っていきます。

 

*****3歳馬*****

【レッドアトラーニ】

担当スタッフ「先週末は坂路で3ハロン40.8-13.4のタイムで1本。ほぼ予定通りの時計で、トモの感じも良くなってきましたよ。少しモタれ気味なところはありましたけど、手応えには余裕がありましたし、最後まで集中もできていました。火曜日は15-15での調整、来週に予定されているトレセン帰厩に向けて、今週末も40秒くらいのところを予定しています。馬体重は492キロ。調整ピッチを上げてきての馬体増ですから具合はいいのでしょう。中山3、4週目の芝中距離戦が目標になるかと思いますが、今度はいい形でエンジンに点火できるように、引き続きフォームを確認しながら進めていきます」

 

【ルージュレアリーズ】

馬体重:437キロ

この中間もトレッドミルでの調整。ダクのみのメニューとキャンターまで進めるメニューとの日替わりに変わりはありませんが、キャンターの日は距離を延ばしてジンワリと負荷を掛けています。ここまでトレッドミルでしっかり動かしてきたこともあり、入場当初に見られた硬さが徐々に解消してきました。馬体重は停滞しているものの、時季的なものもあると思うので、これから暖かくなってくれば自ずと増えてくるのではないでしょうか。今のところ来週あたりから騎乗調教を開始する予定。引き続きしっかり動かしながら乗り出しに備えるつもりです。

 

【レッドエソール】

馬体重:504キロ

先週土曜日の調教後に歩様に乱れが生じました。獣医師らに診てもらったところ、左前脚の蹄全体に痛みがあることがわかったため、日曜日はウォーキングマシンのみにとどめましたが、痛みを強く感じている素振りを見せたことから月火水と舎飼いにとどめて回復を待ちました。木曜日に改めてチェックしてもらった際には痛みは解消し、引き運動でも歩様について指摘はされず。それを受けて今朝(金)には再度マシンでの運動を始めましたが、歩様は正常で触診でも異常が確認されなかったため、明日(土)から騎乗調教を再開することとなりました。

 

【キングズトゥルー】

「現在はウッドコースでダクとハッキングを1600~2400m、坂路1本(18秒ペース、週1回は15秒ペース)のメニューで調整中です。ここへ来て身が入ってきたようで、調教ペースを上げてもそこまで疲れが見られません。この中間から15-15も開始しましたが、いい動きで走れていますし、馬体減りがないのも好印象ですね。近いうちに戻す予定と聞いているので、この感じをキープしつつ更にコンディションを高めていければと思います」(担当者)

 

【ゴールドエンペラー】

現在はトレッドミルと坂路2本を16~18秒ペースのメニューで調整しています。木曜日にトレッドミルを挟む形は継続していて、それ以外の日は坂路で乗り込みを進めています。全休日明けの月曜日は元気もあり、坂路のスタートから勢いよく出ていこうとする面もありますが、まだ体を上手に使いきれてはいません。翌日以降はだんだんと動きが重くなってくる感触ですし、まだ体つきもモッサリしているので、引き続きしっかりと鍛えていきます。

 

【ルジュウェール】

この後はトレセン近郊の須藤ステーブルで調整することになり、本日14日(金)に移動しました。

「レースを重ねながら徐々にではありますが良くなってきていますし、適さない条件の中でも最後まで一生懸命諦めないで走ってきたことは収穫だったと思います。まだ緩さが目立つため少しでも多くレースを経験させたかった中で、ここしか出走させる番組がありませんでしたからね。1000mは短すぎたと思いますが、コーナー4つの1700mを走り切れるかと言ったら難しかったでしょうし、現状は1200~1400mくらいの距離で使っていくのが良いかなとみています。レース後も脚元を含めて大きな問題はなく、12日(水)の朝にトレセンに戻りました。さすがに輸送の疲れは感じられるものの、それ以外のダメージはないところ。ここで一旦放牧に出しますが、状態などを見て次の目標を考えさせてください。力のいる地方の馬場は合うと思いますし、帰厩後はまた交流競走へ申し込んでいくつもりです」(小手川準調教師)

 

【ライラ】

チェスナットファーム阿見TCで調整され、11日(火)に帰厩しました。

「レースに向けて今回は少し時間をかけて仕上げていく考えから、このタイミングでの帰厩とさせていただきました。前走後はさすがに疲労から少し皮膚病など出ましたが、冬毛を刈らせてもらい、状態面はだいぶ上向いてきたところ。この時期に2勝しているので、ゆとりを持たせたローテーションが組めますし、TRから桜花賞を狙うのが既定路線でしょう。長距離輸送が続く懸念もありますし、初勝利を挙げたパフォーマンスからも、いまのところ3/15(土)中山・アネモネステークス(芝1600m・牝)を本線に考えています」(牧光二調教師)

 

【スピアッジャローザ】

「何だかどうも体の硬さが気になるんですよね。加えて少し反抗的な面を見せるようになってきました。以前は本当に手が掛からないタイプだったんですけどね。ただ、それよりも気になるのは馬体の面で、今回は速いところをやるまでじっくり時間をかけた方が良さそうな印象です。今週末は土台作りとしてサラッとやって、それから来週は時計消化という流れで今は考えています。間に合えば小倉のプランもまだ残していますが、あくまで進み具合と相談して判断させてください」(蛯名利弘調教師)

 

*****4歳馬*****

【タキザクラ】

★2/14(金)名古屋・B11組(ダ1500m)岡部誠騎手 結果5着

「稽古の感じは良かったのですが、結果としては申し訳ありません。ジョッキーからはブリンカーを提案されました。『三番手ぐらいにつけられそうなのに遊んでいるのか何なのか。どうも思うように進んで行けていないので、ブリンカーをつけてみてもいいかもしれませんね』と伝えられています。次に向けて取り入れてみるつもりです」(藤ヶ崎一人調教師)

 

【レッドアトレーヴ】

馬体重:492キロ

今週も坂路で14-13のペースで乗っています。以前よりもだいぶ上体を起こして走れるようになっていますし、行きっぷりも良いですね。息遣いも着実に良化してくれており、好調キープでメニューを進めることができています。本日(金)の検疫で美浦・手塚貴久厩舎に帰厩しましたが、好状態で送り出すことができたかと思います。

 

【ジャンヌローサ】

9日(日)に坂路コースで4ハロン57.6-42.0-27.3-13.2を単走で馬ナリに追われ、12日(水)にはWコースで6ハロンから1.4秒先行して併せ、86.5-69.7-54.1-38.7-12.0を馬ナリに追い切りました。「当初はレース一週前に小倉へ運ぶ予定にしていましたが、直前まで美浦で作り込んでレースに臨むプランに切り替えました。追い切りではよく動けているように調整自体は順調。意識的にビシビシやってきましたが、負荷を掛けた調整を行う中でも体が減りませんし、メンタル面の成長も感じます。心身ともに良好な状態なので、輸送に関しても問題なくクリアしてくれるはず。動きの良さがなかなか結果に結び付かないレースが続いていますが、ここでなんとかキッカケを掴んでほしいところです」(蛯名正義調教師)

 

【スノーディーヴァ】

現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週2回は14~15秒ペース)のメニューで調整しています。この中間も順調に乗り込むことができており、次走目標の2回中京開催(3/15~)での出走に向けて、今週末からはさらに追い切りの負荷を強める予定です。テンションもこの馬なりに維持していることから、終いを13秒あたりまで伸ばしながら帰厩態勢を整えていきます。

 

*****5歳馬*****

【レッドシュヴェルト】

2月15日レース後コメント(10着)

横山武史騎手「ゲートはこの馬なりに出てくれていると思います。初ダートでも砂を被って嫌気を差して…といったところはなかったですし、勝負どころでも反応はちゃんとありましたよ。ただ、前で競馬をした馬同士の決着だったように、どうしても芝でもダートでも脚質的に展開待ちというところのあるタイプですから。砂自体は掴んで走ってくれていたので、ダートが合わない訳ではありません。ハマり待ちという感じがします」

尾関知人調教師「すみませんでした。直線ではもう少し沈むフォームで走ってくれればというところはありましたが、ダートでの走りはまったくダメというものではなかったですから、このあたりは初めてのダート戦ということも影響しているのだと思います。まずは上がりの状態を確認してからにはなりますが、ダートの可能性は残しつつ次に向けた準備をしていきます。芝に戻す場合には中山マイルあたりも視野に入れてという考えですが、春の東京開催はシュヴェルトの得意な時期でもありますので、色々と考えながら今後の予定を立てさせてもらいます」

 

【フェミナフォルテ】

8日(土)にWコースで6ハロン86.9-71.1-55.8-41.0-13.0を単走で馬ナリに追われ、12日(水)には坂路コースで4ハロンから1.4秒追走して併せ、53.4-39.3-25.9-13.0を馬ナリに追い切りました。「今週の追い切りは自分で跨っておこなっています。いい意味で変わりなくといったところですよ。私はほぼ坂路でしか乗っていないので、今週末はウッドコースで乗ろうと思っているところ。角馬場の感じでは頭の譲りとか、背中の動きは少しずつ良くなっているので、馬場で現状どれだけの動きが出来るか確かめるつもりです。今日は琉人に乗ってもらったのですが『変わりないですし、大丈夫な感じですよ』と言っていたのでそこは心配なさそう。1回疲れっぽいところが来たは来て、飼い葉食いも落ちたというほどではないのですが、いつもはカスみたいなものも食べてしまうのに一時期は残したりしていました。ただ、それも乗り越え、今朝なんかはペロッと完食していましたし、そういう意味ではいい方に向かっていますよ。せっかく東京の芝2000mという真の実力が問われる条件を使うので、出来る限りいい状態にして戦わせたいなと思っています。休み明けですが、それなりに次に繋げられる走りはさせられるよう、あと1週間頑張っていきます」(小島茂之調教師)

 

*****6歳馬*****

【グロリアスヒーロー】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを1セット(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。体をしっかり膨らませて送り出したのですが、もしかしたら少し太かったのかなとも思っているところ。戻ってきてからもフックラ見せていますからね。気ムラな馬ということも影響していそう。体は一回使ったことで良くなりましたし、昨日から馬場での乗り込みもおこなっていますよ。短期での滞在となりそうなので、いつ声が掛かっても良いようにしておきます」(担当者)

 

*****8歳馬*****

【エクストラノート】

ケイツーステーブルで調整され、昨日13日(木)に帰厩しました。

「中山開催での出走を目指して昨日トレセンに戻しています。前走後は少し疲れが感じられたため、予定を少しスライドして得意の中山まで待ったところ。早速今日から坂路期入りしていますが、休養期間を長く取った甲斐あって、いいフットワークでしたよ。体調面も良さそうですし、このまま仕上げていこうと思っています。3/01(土)中山・4歳上2勝クラス(ダ1800m・混)を原君で予定していますが、3/06(木)川崎・ブルートシュタインチャレンジ(ダ1500m)に申し込みを入れることも検討しています」(加藤和宏調教師)

 

*****11歳馬*****

【アナザートゥルース】

「この中間も順調に乗り込めていますが、馬体、動きともに良化がゆっくりのようなので、3/12(水)船橋・ダイオライト記念(Jpn2・ダ2400m)には向かわず、昨年と違うレースから始動することにしました。4月以降の出走を目標に調整を進める予定で、他場へ遠征させるか自場の門別で使うかは、次年度の地方競馬の番組、追い切り開始後の状態などを見ながら検討していきます」(田中淳司調教師)