*****2歳馬*****

【レッドラージャ】

馬体重:488キロ

15-15、16-16と2本時計を出す坂路調教、16-17のペースで登坂してから角馬場へ移り、ハッキングキャンターをおこなうメニューなどを、元気に消化しています。まだ緩さも残していますが、前後の連動性が高い、バランスの良い走りが出来ています。当初の想定以上の成長曲線を描いていることから、夏場から秋口のデビューも視野に、中身の濃いトレーニングを重ねていきます。

 

【レッドアヴィオン】

馬体重:462キロ

16-16、15-16のペースで2本登坂する日も設けた坂路調教、乗り込む距離を延ばした、周回コースにおける3600mのキャンターといったメニューを、意欲的にこなしています、だいぶ幼さが消え、余裕を持ちながらもスピード感がある、中身の濃い走りを披露しています。体調面にも問題はなく、現時点では6月に本州へ移動、秋の初めにデビューするイメージを抱いています。

 

【レッドパラジウム】

馬体重:460キロ

週2回、坂路をハロン17秒ペースで駆け上がっているほか、乗り込む距離を延ばした、周回ダートコースにおける3000mのキャンターをおこなっています。まだ緩さは残していますが、背中の使い方が巧みな、とても伸びやかな走りを披露しています。鞍上の指示を素直に受け入れてくれるなど、操縦性に問題がない点も強調材料。脚元も丈夫で、今後も順調にステップを踏んでいけるはずです。

 

【ルージュプルーヴ】

馬体重:458キロ

週3回坂路に入り、ハロン16~17秒ペースで駆け上がっているほか、周回ウッドコースにおける長めのキャンターを継続しています。スピード感は十分なものの、少し力んで走る面があるため、現在は“溜め”を作ることも意識しながら、じっくりと乗り込んでいる段階です。馬体も成長途上ですが、線の太さがあり、胸部、トモの厚みも十分。名牝エアグルーヴのひ孫でもあり、今後の進化を楽しみにしています。

 

【ルージュサウダージ】

馬体重:454キロ

ハロン15秒ペースの坂路調教、周回コースにおけるキャンター、トレッドミルを使用した調整といったトレーニングを積み重ねています。背腰を上手に稼働させる、力強くてスムーズな走りが持ち味。変にテンションが上がらず、冷静さをキープ出来ている点も、心強い材料です。新種牡馬である父の血が、どう出るかというのはありますが、芝、ダートともにこなす、選択肢の広いタイプと見ています。

 

*****3歳馬*****

【ルージュラティーナ】

本日は坂路で調整しました。

池江泰寿調教師「今のところ来週の出走に向けて準備を進めています。相変わらず飼い葉食いが良く、ボロの状態からも健康状態はすごく良さそうです。使ってきている馬なので追い切りは週末の15-15と来週半ばの1本で十分と考えていて、明日(木)も坂路でのキャンター調整にとどめるつもりです」

※2月16日(日)小倉1R・3歳未勝利(牝馬・ダ1700m)を荻野極騎手で予定。

 

【レッドアトラーニ】

担当スタッフ「入場時487キロの馬体重は、この一週間で494キロに。身体の戻り具合はもう少しというところながら、脚元や体調面に問題はなく、すぐに騎乗運動を開始することができています。周回コースと坂路を併用しながらの調整で、今週はハロン16~17秒ペース。今週末から15-15に移行しようかという状況です。気が抜けてきたのか走りを見てもトモは開き気味ですけど、聞いていた右に張るような感じはありません。厩舎サイドとも相談して、いまのところ2回中山開催での出走に向けて東京3週目が終わってからトレセンへといったイメージを描いていますので、移動は2月19日以降になりますかね。強い追い切りを課していくというよりも、体調管理に主眼を置いた調整になるかと思いますが、短い期間の中でも課題のトモの開きについては可能な範囲で修正していきたいところです」

 

【ルージュレアリーズ】

馬体重:435キロ
今週からトレッドミル調整を開始。現在は軽めのキャンターまで進めています。ここまでは問題なく、立ち上げとしては順調と言えるでしょう。ただ、馬体に関しては逆に減っているように、思うように増えてこないのが現状。飼い葉の与え方や配合飼料の見直しなども検討する必要があるかもしれません。

 

【レッドエソール】

馬体重:494キロ

入場後はウォーキングマシンで運動をおこなって疲れを取っているところです。背腰などの筋肉痛がある程度で、大きなダメージは確認されていません。骨瘤についても極めて小さなもので、ケアしながら固まるのを待つことになりそうです。週明けには騎乗調教を開始できる見通しで、キャニオンファーム土山かチャンピオンヒルズへ移動することになるでしょう。

 

【バティストゥータ】

チャンピオンヒルズで調整されています。5日現在、角馬場でフラットワークを行った後、トラックコースで2000mと坂路をハロン18~20秒程度のペースで乗られ、週2日は併せ馬で坂路1本を15-15で乗られています。騎乗スタッフは「先週末から週明けにかけて、左肩が凝り固まっている感じがあったため、軽めに乗っていますが、しっかりケアすれば大丈夫な程度です。逆に言えば、それだけ身体を動かしているということで、ようやく調教で疲れが出るようになってきたとも言えます。身体も少しずつ締まってきたし、乗り込んでいけばまだまだ動けそうなところも感じます。引き続き、しっかりと進めていきます」とのことでした。

 

【ノースカトレア】

美浦・和田勇介厩舎で調整されています。1日のレース後も問題なく、5日現在、在厩していますが、6日にKSトレーニングセンター内K2ステーブルへ放牧に出る予定です。和田勇介調教師は「昨日レントゲン検査を行って、特に問題がないことを確認しました。デビューから連闘で出走させて2戦とも追い切り同様に思うように進んで行かず、後方のまま終わってしまいましたが、大型馬でまだまだ緩さもあり、これからの馬です。レース中もトモのハマりが良くなかったようですので、これからの成長に期待します」とのことでした。

 

【メロディーロード】

1月28日に京都府の宇治田原優駿ステーブルへ移動しました。到着後3日間は休養して体調に問題ないことを確認してから騎乗調教を開始しており、2月5日現在、角馬場でフラットワークを行った後、トラックコースで軽めキャンター2000mと、坂路1本をハロン20秒程度で乗られています。田辺厩舎長は「こちらでも、あまり自分から動くタイプではなかったとは言え、流石に競馬ではある程度しっかりと走る気持ちを出してくると思いましたが、そういった感じではなかったようですね。こちらに戻って来てからは、相変わらず飼葉食いが良く、すぐに体重も戻りました。競馬後なのに、疲れた様子が全くないところを見ると、馬が全然本気で走っていないと思います。もう少しこちらでもガッツリやった方が良いのかなど、寺島調教師と相談しながら今後の進め方について検討していきます」とのことでした。5日現在の馬体重は476キロ。

 

【リビングストン】

予定通り、1月30日に吉澤ステーブルWEST湖南分場からチャンピオンヒルズへ移動しました。早速、31日からはトレッドミル運動が行われています。チャンピオンヒルズの小泉厩舎長は「こちらに到着してからも見た目は変わらずですし、馬は落ち着いています。念の為、今週末に開業獣医の診察を受けて状態を確認して、それで問題がなければ、来週から跨る予定です」とのことでした。

 

【ミッドナイトデュー】

川崎競馬小向TC・佐藤博紀厩舎で調整されています。明日の出走に向けて、1日には中越琉世騎手を背にして併せ馬で最終追い切りが行われて、71.9-54.4-40.8を一杯に追われて計時し、併せた相手に遅れました。中越琉世騎手は「先週土曜日の追い切りは、最初先行して、向正面で相手が追いついてきて馬体を併せて最後までという内容で、最後が物足りませんでしたが、途中で相手が追いついてきた時にはハミを自ら取る感じはありました」とのことで、佐藤博紀調教師は「ゴールを過ぎてからの進みを見ると少しずつ良くなっている感じがある一方、最後伸びあぐねてしまっているのは変わりはなく、物足りなさは否めません。ただ、5月のデビュー戦の頃とは馬場差があるので持ち時計を額面通りには受け取れませんが、集中力が最後まで保てば、ここでは勝負になっても良い筈です。枠は不利な外枠に入ってしまいましたが、距離短縮で変わり身を見せてほしいところです。なお鞍上は当初3キロ減の加藤雄馬騎手を考えていましたが、先約があるとのことで和田譲治騎手で登録しました」とのことです。6日、川崎競馬2R、3歳未格付選定馬・ストーム賞・ダート900mに12頭立ての8枠11番、和田譲治騎手、53キロで出走が確定しています。

 

【サンタマルティナ】

大井競馬場・渡邉和雄厩舎で調整されています。レース後、状態に変わりはなく、次走に向けて調教を開始しており、5日現在、競馬場の走路で乗り込まれています。渡邉和雄調教師は「競馬の後も特にダメージなどはなさそうですし、あまり競馬で走りきっていないなという感じです。身体つきは腹周りに多少余裕がある程度で極端に太いというわけではなく、前走から27キロ増の体重でしたがここから大きく身体を減らしたくはないという感じです。山本騎手も背中の良さは褒めてくれた一方で、ガツンとくるところがまだないということでした。そこが出てくると、次に向けてという感じになりますが、まだそこまで馬が上がってきていないようです。次は中2週で競馬に使いますが、一度叩いて余分な分が削ぎ落ちて、気持ちの面でもっと走る方向に向いてくれたらというところです」とのことです。引き続き17日から始まる17回大井開催を目標に進めていきます。

 

*****4歳馬*****

【レッドエヴァンス】

本日(水)の検疫で帰厩しました。

 

【レッドアトレーヴ】

馬体重:497キロ

今週も坂路で14-13のペースでの調整。走りのバランスは安定していますし、緩急もちゃんとつけることができています。息遣いも乗り込みに合わせて着実に良化。飼葉も安定して食べてくれており、いい形で調子も上がってきています。ここまで順調にメニューを進めていくことができているかと思います。

 

【アンデスビエント】

2月11日(祝・火)船橋・クイーン賞(JpnⅢ・4歳以上・牝・ハンデ)は補欠1番手(繰上締切2月6日)。

繰上とならなかった場合、8日(土)京都・アルデバランS(4歳上OP・ダ1,900m)に幸騎手で出走予定。

5日、西園調教師からは「締切ギリギリまで待ちますが、今週末のアルデバランSに回ることになると思います。今週もCWチップコースで追い切っており、上々の動きを見せてくれました。具合自体はすごく良さそうですし、どちらのレースに向かうにしても頑張って欲しいと思います」との連絡が入っている。

 

【サミアド】

2月9日(日)東京・4歳以上2勝クラス(ダ1,300㍍)に菅原明良騎手で出走予定。

5日、竹内調教師から「今朝はウッドコースにて単走で追い切りました。先週末に坂路でしっかり動かしていたので、終いを伸ばす程度でしたが、追い出してからの反応はとても良かったです。今週の出走態勢は整いました」との連絡があった。

 

【ディスペランツァ】

競走馬リハビリテーションセンターで調整されています。1月30日に定期検診を受け、良い意味でも悪い意味でも患部に変化はなく、2月3日からはウォーターウォーキングマシン運動15分のメニューを開始しています。スタッフは「相変わらず脚元はスッキリとしていて、触診でも熱感を確認できませんが、エコーの画像では血流がまだしっかりと確認出来る状況で、範囲もこちらに来た当初から若干狭くなっているという程度でした。ただ、発症して3ヵ月程ですから、それも想定の範囲内ではあります。引き続き、軽い運動で様子を見ていきます」とのことでした。5日現在の馬体重は524キロ。

 

*****5歳馬*****

【マランジュ】

今週2月8日(土)小倉12R・芝1200m(牝馬限定)戦に国分恭騎手56kgで出走を予定しています。フルゲート18頭のところに出走表明馬は32頭あり、本馬の出走間隔では決定順が19位タイ(同順位に他2頭)となっていて、現状は除外対象となっています。1頭でも上位馬が回避すれば抽せんで出走できる可能性はあります。

この中間も順調に調整されており、きょう5日(水)は国分恭騎手を背にCWコースで追い切って、6F82.7-67.5-52.9-37.9-11.8秒を馬なりでマークしました。田中調教師は「週末にも坂路で軽めの時計を出していますが、乗るごとに状態は上向いている印象です。きょうも先週より反応よく動けていました。いまのところ土曜の牝馬限定戦を本線としていますが、このまま除外濃厚な場合は、2月9日(日)小倉12R・芝1200m戦に切り替えることも検討していきます」とコメントしています。

 

【レッドシュヴェルト】

角馬場運動後、坂路1本。

尾関知人調教師「今日は角馬場と坂路で軽めに乗って調整しました。トモの踏み込みもしっかりしていて、活気のある走りを見せてくれましたね。この中間も飼い葉は良好で、コンディション自体も良さそうですよ。追い切りは明日(木)消化する予定で、いい準備をしていきたいと思います」

※2月15日(土)東京10R・銀蹄S(4歳上3勝クラス・ダ1400m)を予定。

 

【レッドルヴァンシュ】

馬体重:503キロ

予定通り今週火曜日から坂路でも乗り出しました。現在は周回コースと坂路で騎乗調教をおこないつつ、トレッドミルでもダク・キャンター調整に取り組んでいます。坂路でのペースはハロン17~16秒ほどですが、バランス面に問題はありませんし、手先も軽く、動きにも余裕を感じます。疲労感もなく、気持ちも前向きであることから、来週には15-15といった強めの調教を始めることになるでしょう。

 

【パレルモ】

大井競馬場・米田英世厩舎で調整されています。状態に変わりはなく、中間は次走に向けて調教を開始しており、5日現在、競馬場の走路で乗り込まれています。米田英世調教師は「調教を再開した後も馬の雰囲気は悪くないですし、馬体には張りがあって、いつも通り元気で、疲れはありません。前回は、中間、左前球節の捻挫で追い切りを一回飛ばした割に、最終追い切りを大事に行き過ぎたのかもしれないと思っています。今回はギリギリのところを狙って仕上げていきたいと思います」とのことです。引き続き17日から始まる17回大井開催を目標に進めていきます。

 

*****6歳馬*****

【レッドモンレーヴ】

角馬場後、坂路1本。

蛯名正義調教師「先週の金曜日に帰厩しています。今年の始動戦をどこにするか色々と考えましたが、現状の集中力や気持ちの面も鑑みて、一度1200mを使ってみることにしました。1200mへの出走プラン自体は以前から頭にはあったのですが、なかなか気性面が変わってこないこともあり、刺激を与える意味でこのタイミングで試してみたいと思います。1200mだと周りも速いですし、スピードに慣れるまでどうかというところはあるものの、その次も見据えてどんな競馬ができるか見てみたいと思います。今日は坂路で追い切りましたが、気持ちも適度に入っていて動きもシャープ。戻ったばかりとしては、かなりいい状態に見えました。この時期としては重さもそれほど感じないだけに、しっかり乗り込んでいけそうですよ。まだ時間もあるので、気持ちを乗せるイメージでやっていきます」

※3月1日(土)中山11R・オーシャンS(G3・芝1200m)を予定。

 

【ダイヤモンドフジ】

2月9日(日)小倉・4歳上1勝クラス(芝1,200m)に国分恭介騎手で出走する。

5日、宮本調教師からは「この中間も順調に来ています。本日坂路で時計を出し、4ハロン54秒1、ラスト13秒1をマークしています。状態は変わりなく、良い状態で臨めそうです」との連絡が入っている。

 

【ファントムシーフ】

競走馬リハビリテーションセンターで調整されています。1月30日の定期検診で脚元の状態に変わりはないことが確認されたため、2月5日より通常のトレッドミルで15分間の運動をスタートしました。スタッフは「先週の段階でウォータートレッドミル運動で出来る最大限で運動を行い、月末の定期検診で脚元の状態に変わりはないのが確認されたため、次のステップへ進めて、通常のトレッドミル運動を開始しました。運動をひと月行って脚元に変わりがなければ、いよいよ騎乗段階に移行ということになると思います。なお、現状、脚元には僅かに血流反応が確認されることがありますが、それは以前からのことで、症状が悪くなったということではありません。運動後、全く血流がないのが理想ですが、こういった怪我をした後、血流が全く確認されないということは、ほぼゼロです。今のところ、次のステップへ進むという判断に間違いはないと思います」とのことでした。5日現在の馬体重は507キロ。

 

【グロリアスヒーロー】

★2/05(水)川崎・フェブラリースター賞(ダ1600m)山本聡哉騎手 結果10着

「馬場入場から唸るような勢いで、休み明けでも馬の雰囲気自体は良かったと思います。先行有利なコースだけに、道中は勝ち馬をマークしながら、促しつつも好位のポジションをキープ。勝負どころから外を回って仕掛けて行ったのですが、最後はバテて脚が上がってしまいました。それほど速いペースではなかったものの、結果的に前半出して行ったのが良くなかったかもしれません」(山本聡哉騎手)