*****2歳馬*****
【カグラヒメの23】
現在は夜間放牧と並行して坂路2本(上限20秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「併走させたり隊列を変えたりしながら乗り込みを進めていて、集団調教にはだいぶ慣れてきた様子。ただ、相変わらず煩い一面も見受けられ、走りにいま一つ集中しきれていません。馬格があって現時点でも力強さを感じさせるように、ゆくゆくは抑えるのに苦労しそうな雰囲気なので、今のうちにコンタクト強化を図っていきます」と話していました。
【ダンシングクイーンの23】
11日(水)にファンタストクラブ木村牧場に移動しました。
現在は本馬場でハッキングキャンター2000~2500m、週1回は坂路1本(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。担当者は「入場当初は環境の変化に少し戸惑った様子も見られましたが、3日経つ頃には慣れ、飼い葉食いが良くなり馬体もフックラしてきました。そのため今月下旬より坂路にも入れて調教を進めていますが、跳びが柔らかくフットワークが軽やかな馬といった印象で成長が楽しみ。こちらの手を煩わせることもないですし、年明けからさらに負荷を強めていく予定です」と話していました。
*****3歳馬*****
【ルージュレアリーズ】
福永祐一調教師「来週の出走も視野に入れて今朝(土)Cウッドコースで追い切ったのですが、時計面はさておき動きに関しては良くは映りませんでした。騎乗した今村聖奈騎手に話を聞いても『以前乗った時よりも楽しそうに走っていませんでした』との評価。もともと神経質で気性的に難しさを抱えた馬ですが、速いところにいっても渋々動かされている感じで、現状では気持ちが走る方に向いていませんね。このままの状態で来週のレースに使っても望み薄ですし、トレセン・外厩間の移動を続けながら競馬に使っていっても大きな変化は期待できそうにないので、思い切ってしばらく放牧に出して心身両面の立て直しを図るとともに成長を促すことにしました。放牧先は北海道・ノーザンファーム空港で、明日(日)吉澤ステーブル湖南に移動させて馬運車の手配が完了し次第、北海道へ輸送することになっています」
【ミッドナイトデュー】
川崎競馬小向TC・佐藤博紀厩舎で調整されています。昨日の競馬からひと晩明けた4日現在、大きなダメージなどはなく、様子を見て調教を開始する予定です。佐藤博紀調教師は「年末の最終追い切りでもラストはやはり甘くなり、動き自体もあまり良くは映りませんでした。ただ全体時計は見た目よりも出ていて、ハミはリングを初めて試したのですが、乗り役は『前回の中間追い切りと違い、最初からハミを取って行く感じがあり、ラストもこの馬なりに頑張っていた』とのことだったので、物足りない中でも前回よりは上向きという判断で競馬に送り出しましたが、レースでは前回同様、直線で反応がありませんでした。馬体や体調面で悪いところはないですし、昨日の競馬でも向正面の走りは悪くないように映りましたが、直線の走りはバラバラでした。レース後はすぐに息が戻りましたし、今朝の様子もレースを使ったなりの疲れというものがほぼ感じられず、飼葉食いも全くの普段通りで、全力で走りきれていないように思います。跳びの大きい走りの馬なので、本来はコーナー4回の1400mの方がいいタイプだと思いますが、現状は、集中力が最後まで保たないのかもしれません。2月の川崎開催では距離を短縮してワンターンの900mを使い、中間の調教方法についても試行錯誤してみようと思います」とのことでした。
川崎3R 福禄寿賞(13着)
1月3日、川崎競馬3R、3歳(四)・福禄寿賞・ダート1400mに出走しました。馬体重は前走からマイナス1キロの461キロ。伸び上がり気味のスタートで出遅れてしまい、無理せず馬なりで進み後方から。1~2コーナーを後方3~4番手でまわって向正面へ出ると、道中はそのまま追走し、3コーナーから動いてラチ沿いを進み10番手で直線へ向きましたが、追われてからの反応がなく後退してしまい、勝馬から3秒1差の13着でした。
今野忠成騎手 レース後コメント
「走りの感じは悪くはないですし道中ハミも取っているけど、いざゴーサインを出すと『行かなきゃいけないの?』っていう感じで、馬が走りに集中していないです。直線に向いてもう少し反応してくれると思いましたが、そのまんまで、反応がありませんでした。こんな走りしか出来ない馬ではないと思うんですけどね。休養前はもっと真面目でしたが、休んで戻って来てから、走ろうという気持ちのスイッチが入っていない印象です」
佐藤博紀調教師 レース後コメント
「手応えは良さそうなんですけど、直線に向いてよーいドンになると、伸びが全然ありませんでした。道中の手応えからイメージする直線の走りと、実際が全然違うと乗り役も言っていました。身体は特にどこも悪い所はないんですけど、現状、1400mだと集中力が最後まで保たない感じがするので、今度は900mに距離を短縮してみようと思います」
【サンタマルティナ】
大井競馬場・渡邉和雄厩舎で調整されています。中間も、引き続き競馬場の走路でダクとキャンター2周を乗られており、変わりなく順調です。渡邉和雄調教師は「まだ時計は出していませんが、年末年始を挟みながらここまでのところは順調に進めることができており飼葉食いも落ちてはいません。このあとは時計を入れていく中で、どんな動きを見せてくれるか次第で、このまま13日からの開催に向かうのか、それとも月末開催へ向かうかを判断します」とのことでした。
【ノースカトレア】
美浦・和田勇介厩舎で調整されています。中間も、デビューを目指して進められており、12月31日には坂路にて助手が騎乗して、57.8-42.9-28.7-14.0を馬なりで計時しました。今週の追い切りは、1月3日にウッドチップコースにて金子光希騎手が騎乗して行われて、85.9-69.8-54.2-39.6-13.0を馬なりで計時し、馬なりの3歳未勝利馬の外から1.9秒先行して同入、馬なりの3歳新馬の内から1.0秒追走して0.4秒先着しました。和田勇介調教師は「この中間も体調面は問題なく、順調です。3日は初めてのウッドチップコースでの追い切りでしたが、1本目としてはまずまずの動きだったと思います。ただ、まだ体力不足なところがあり、出走予定を立てるには、もう少し追い切りを重ねる必要がありますね。追い切りを重ねながら良くなっていってくれたらと思います」とのことでした。
【メロディーロード】
栗東・寺島良厩舎で調整されています。12月31日に坂路にて調教助手が跨って追い切りが行われ、57.8-43.1-28.2-13.7を馬なりで計時し、1月3日にはCWチップコースにて寺島調教師が跨って併せ馬で追い切りが行われ、83.7-68.5-53.4-38.1-12.0を強めに追われて計時し、併せた相手に遅れています。寺島調教師は「昨日の追い切りは、併せたら、結構、馬の気持ちが入ってしまい、最後も気持ちで動いてしまって、ちょっとやり過ぎてしまいました。現状、まだ身体が出来ておらず、ハミに頼って走っている感じですが、追い切り本数を重ねてしっかりとトモを鍛えていけば自然と上体も起きてくるでしょう。変わってきそうな気配はあります。飼葉食いに関しても、今のところ問題はありません」とのことでした。
【ハイファイスピード】
この中間も順調。1月11日(土)中京・3歳以上1勝クラス(芝1,200m)に向けて調整中。
3日、宮本調教師からは「年末年始期間も変わりなくきています。本日坂路で時計を出し、4ハロン56秒1、ラスト13秒0をマークしました。1週前追い切りとして順調な内容と思います」との連絡が入っている。
【プロピエダッド】
1月4日、武藤調教師から「新馬戦を使ったことで、テンション面がやや高くなっていたので、中間は軽めの運動で調整を行っていました。今朝は単走で坂路コースに入り、14秒前後の調教を行なっています。競馬を叩いた上積みも感じるので、前走以上の走りを期待しています。来週日曜日か月曜日の中山・ダ1,800㍍戦に石川騎手で投票予定です」との連絡があった。
1月12日(日)か13日(月)の中山・3歳未勝利戦(ダ1,800㍍)に出走予定。
*****4歳馬*****
【タキザクラ】
★1/02(木)川崎・22ndゴールデンホース賞(ダ1500m)笹川翼騎手 結果7着
「昨日ジョッキーと話す中で、中央時代につけたことのあるパシュファイアーを着用してみようかということになりました。馬具の効果はどうだったかというとさっぱりだったのが正直なところです。ジョッキーは『何だか反抗ばかりするんですよね。返し馬は引っ掛かりそうな力んで行きたがるような感じなのに、ゲートを出ると進んで行かない。前に馬がいても抜こうとしません。背中の感触もいいですし、力もあるのにどうもチグハグです』と話しています。パトロール映像からも耳の感じからして集中していない様子が見て取れました。例えばブリンカーに替えてみても効果は期待できずに、馬具以外での対策が必要な印象です」(鈴木義久調教師)
*****5歳馬*****
【マランジュ】
移動後は徐々に騎乗調教をはじめており、現在は周回コースでハッキングキャンターを3000m乗っており、その後に坂路コースをハロン17~18秒ペースで駆け上がっています。心身ともにフレッシュな状態にあって、精神面でも落ち着きがあります。寒さは増していますが、体調に変わりなく、今週はここからもう一段階ピッチを上げていきます。現在の馬体重は446kgです。
【パレルモ】
大井競馬場・米田英世厩舎で調整されています。12月26日のレース後、状態に変わりはなく、31日から調教を再開しており、1月4日現在、競馬場の走路で乗り込まれています。米田英世調教師は「暮れの競馬でラストが思ったほど伸びなかったので疲れを考慮して、レース後は厩舎周りの曳き運動で4日間ほど様子を見ましたが、ひどく疲れているような感じはなく、31日から調教を開始しました。このまま次走に向けて進めていけそうです。なお、次走はここ数戦とは条件を変えて、勝鞍のある左回りの1650mを使いたいと考えています。この先の概定番組を見ると、再来週から始まる15回開催はパレルモが出られる1650m戦はなく、その次の月末開催にB2B3混合戦が組まれる予定です。B2との混合戦で、かつ半年毎のクラス再編成の後なので、メンバー的には揃うかもしれませんがキッカケをつかめればと思います」とのことです。今後は、1月27日から始まる16回大井開催を目標に進めていきます。
【スマラグドス】
1月6日(月)中京・寿S(4歳以上3勝クラス・芝2,000m)に田口貫太騎手で出走する。
1月3日、西園調教師から「年末年始期間も変わりなく順調にきています。今週のレースも除外無く出られそうですので、CWチップコース単走で追い切りを行い、田口騎手で出走させることにしました。3勝クラスに上がってからの着順は振るいませんが、相変わらず追い切りの動きは抜群です。調教の動きを本番で発揮して欲しいところです。久々の芝で変わり身を見せてくれれば」との連絡が入っている。
*****6歳馬*****
【ラッキーガブリエル】
美浦・高木登厩舎で調整されています。中間も順調に進められており、12月28日にはウッドチップコースにて助手が騎乗して、53.7-39.1-12.7を馬なりで計時し、31日にはウッドチップコースにて助手が騎乗して、51.2-36.6-12.0を直線で強めに追われて計時しました。1月3日には、ウッドチップコースにて助手が騎乗して追い切りが行われて、53.6-38.1-11.9を馬なりで計時しています。高木登調教師は「中間も特に変わりはなく順調で、3日の追い切りも、いつも通り元気いっぱいの良い動きでした。脚元も今のところ保ってくれているので、予定通り、来週の牝馬限定戦に出走させるつもりです」とのことです。引き続き、12日中山、牝馬限定4歳以上1勝クラス・ダート1200mへの出走を目標に進めていきます。
*****10歳馬*****
【アナザートゥルース】
21日(土)にオカダスタッドへ移動しました。
現在はウォーキングマシン1時間のメニューで調整しています。担当者は「名古屋戦の疲れを考慮し、入場後はマシン運動のみにとどめていて、背腰にはケアをおこなっています。田中淳司調教師からは『今春同様、門別開幕前に他場へ遠征させるプランも検討しています』とのことで、短期放牧の予定と聞いているため、来月上旬からは騎乗を開始しようと考えています」と話していました。