*****2歳馬*****

【ルージュレアリーズ】

本日は引き運動をおこないました。

福永祐一調教師「獣医師チェックでも異常は確認されていませんし、飼い葉は食べていて、馬体重も430キロまで回復しています。コンディション面において心配するようなことはありません。前走を見ても、走れる馬なのに気性が邪魔して走れていないのか、単純に能力的に足りていないのかを含めて明確な敗因を掴めていないところに歯痒さを感じています。敗因がハッキリしているのであれば、その部分を重点的に見直したり、成長を促すために休ませてあげたりすればいいのですが、それすらできていませんからね…。体に傷んだところはないので、このまま続戦するつもり。使えるかどうかわかりませんが、中京2週目の芝2200mか芝2000m(牝馬限定)に向けて進めていきます。早ければ明日(木)から乗り出すことになるでしょう」

 

【レッドエソール】

本日はゲート練習をおこないました。

杉山晴紀調教師「だいぶ落ち着きました。初日は単純に初めての場所に置かれたことで興奮状態にあったのでしょう。もう大丈夫だと思います。今朝(水)は泉谷楓真騎手を乗せて坂路からゲート練習をおこないましたが、調教後にジョッキーは『落ち着いている中でも走ったら前向きで、キャンターの質も良かったです。ゲートについても癖はなく、扉が開くと反応はしていましたし、加速もスムーズ』ということでした。この感じなら明後日(金)にはゲート試験を受けられるかもしれません」

 

【ルージュラティーナ】

本日はCウッドコースで追い切りました。

助手「今朝(水)はCウッドコースで追い切りを消化。2歳1勝クラスの馬が相手でしたが、直線は併せ馬から追い比べを制して先着しました。時計もインパクトがあるものでしたが、相手はジョッキーが騎乗していて、しかも既に勝ち上がっている馬に先着したことにも驚くとともに感心しました。以前と違って普通のところで乗っていても手応えが抜群なのですが、追い切りに行っても操縦性は高くて折り合いがつきますし、折り合いがつく分、促した時にしっかり反応することができています。先週よりも時計を詰めたうえに上がりの息の入りも良くなってきたように、デビュー戦に向けての準備は着々と進んでいます」

 

【ハイファイスピード】

レース後も順調。1月11日(土)中京・3歳以上1勝クラス(芝1,200m)に向けて調整中。

12月25日、宮本調教師からは「この中間も変わりなくきています。中京2週目を目標に進めていますので、年内は無理せず調整し速くても15-15までの内容になると思います。体調維持に努めて年明けのレースに向かいます」との連絡が入っている。

 

【プロピエダッド】

25日、武藤調教師から「レース後も脚もとや馬体に気になる箇所はなく、明日から調教を再開予定です。次走は、年明け3日間開催の中山・ダ1,800㍍(牝)戦を本線に出走を考えています」との連絡があった。

 

【バティストゥータ】

チャンピオンヒルズで調整されています。24日現在、角馬場でフラットワークを行った後、トラックコースで2000mと坂路をハロン18~20秒程度のペースで乗られ、週2日は坂路にて併せ馬で15-15の時計で進めています。騎乗スタッフは「調教メニューはしっかりと消化していますが、まだ内容的には大きく変わってきてはいませんね。もう少し全体的な強化が必要だと思います。引き続き、今のペースで進めていきます」とのことでした。

 

【ノースカトレア】

KSトレーニングセンター内K2ステーブルで調整されて、19日の検疫で美浦・和田勇介厩舎に帰厩しました。22日には坂路にて、61.2-45.3-29.5-14.6を馬なりで計時しました。今週の追い切りは、25日に坂路にて助手が騎乗して行われて、55.3-40.7-26.6-13.1を馬なりで計時しました。和田勇介調教師は「以前の入厩時は15-15もやっとな感じでしたが、この2カ月半で体力もついてきましたね。このまま問題なく進められれば、年明けの中山開催でのデビューも検討していけるかと思います」とのことでした。

 

【メロディーロード】

宇治田原優駿ステーブルにて、この中間も角馬場で身体をほぐした後、トラックコースでダクとハッキングで1000mと軽めキャンター2000m、さらに坂路1本を18-18で乗られ、週2日の内1日は15-15、もう1日は15-14-14-13のメニューを消化しました。なお、25日の検疫で栗東・寺島良厩舎に帰厩しています。寺島調教師は「ゲート試験後も状態が崩れる事なく、予定通りこれています。出来ればもう一段のパワーアップが欲しいところですが、そこはまだ先なのかもしれません。今後は小倉開催の開幕週辺りでのデビューを目標に進めていきます」とのことでした。

 

【リビングストン】

吉澤ステーブルWEST湖南分場で休養中です。25日現在、舎飼されています。吉岡辰弥調教師は「先日、状況を確認して、経過は順調とのことです。年が明けたタイミングで1度レントゲンを撮って、その時、骨折線が消えていれば、ウォーキングマシン運動を開始してもらう予定です」とのことでした。

 

【ミッドナイトデュー】

川崎競馬小向TC・佐藤博紀厩舎で調整されています。中間も変わりなく小向TCの走路で次走に向けて調教が行われており、12月25日には中間追い切りが行われて、56.6-42.2を計時しました。佐藤博紀調教師は「今朝は14-14の予定で、乗り手には、軽めで、ただ終いを意識してという指示で追い切りました。時計自体は予定より速かったように調子は上がっていると思いますが、今朝も3~4コーナーはいい感じで来てもそこから直線で弾けないと言うか、流れのままラストまでダラーとした走りになってしまっています。直線で、もう一段ギアが入ってきてほしいところです。動きはまだ物足りませんが、あとは、この後の最終追い切りでどれだけ変わるかですね」とのことです。1月3日川崎、3歳・ダート1400mに登録を行う予定で、詳細については判明し次第、HPの出走情報にてお知らせします。

 

【サンタマルティナ】

大井競馬場・渡邉和雄厩舎で調整されています。予定通り12月19日から馬場入りを開始しており、25日現在、競馬場の走路でダクとキャンター2周を乗られています。渡邉和雄調教師は「先週、体重を測ったところ495キロと、輸送で少し減りましたが、飼葉もしっかり食べられていますし、見た目には身体がひと回り大きくなったように思います。後は、このあと時計を入れて攻めて行った時に、以前は緩さの感じられたトモの具合がどう変わっているかですね。引き続き、1月13日から始まる大井開催を視野に入れており、中間エントリーは行いましたが、状態が整わなければスキップして月末開催へ向かうことも考えています」とのことでした。

 

*****3歳馬*****

【レッドアトラーニ】

角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。

国枝栄調教師「今日はウッドで追い切りを消化しました。アトラーニは3頭併せの2番手から進めましたが、推進力はしっかりあって溜めも作れていたように、直線に向けてのアプローチは良かったですね。終いは促していきましたが、いい反応で動けていて余力も十分。ひと追いごとに走りの質は上がっていると思います。これなら年明け2週目の番組には間に合いそうで、デビューに向けてキッチリ仕上げていくつもりです」

※1月11日(土)中山5R・3歳新馬(芝2000m)を佐々木大輔騎手で予定。

 

【ルージュルリアン】

本馬は12月7日の中京競馬・3歳上1勝クラス(牝馬限定・ダ1800m)に出走して8着での入線。最後の止まり方が急だったことや、以前にも鼻出血を発症していることもあり、レース後に競馬場で内視鏡検査をおこなったところ、肺からの出血(運動誘発性肺出血)が確認されました。前回は片方の肺からでしたが、二度目となる今回は両方からの出血。一旦は休養の後に再起を図ることになったものの、12月17日(火)に放牧先で獣医チェックをおこなったところ聴診により肺音が正常ではないと指摘を受けたため、レース後に出血が確認された肺の状態を詳しく調べたところ、症状が思わしくないことが確認されました。獣医師によると「肺の毛細血管が広範囲に渡って損傷しているとみられる。肺音の違和もその影響によるもの」とのことで、運動再開のメドを立てられず、復帰までの道筋も不透明。これを受けて関係者の間で協議した結果、誠に残念ではございますが、ここで引退の結論に至りました。なお、本馬は繁殖牝馬となる予定です。長い間、ルージュルリアン号にたくさんのご声援をいただき、ありがとうございました。

藤原英昭調教師「二度目の鼻出血で、しかも今回は両方の肺からの出血。勝つために必要な負荷が掛けにくいというリスクを承知のうえで一度は現役続行を決断したのですが、放牧先で精密検査を実施し、“症状は重篤である”と報告を受けたことから、クラブサイドと協議して引退が決まりました。G1馬の妹という血統背景はもちろん、身体能力の高さからも出世を見込んでいましたし、今後は芝路線にシフトして活躍してくれる青写真を描いていただけに、このような形で現役生活を退くことになってしまい大変残念としか言いようがありません。これもひとえに私の力不足によるもので、出資会員の皆様にはもちろん、ルリアン自身に対しても申し訳ない気持ちで一杯です。まずは症状が快方へ向かうこと、そして無事にお母さんとなっていい仔を産んでくれることを心から願っています。皆様のご期待に添えず大変申し訳ありませんでした」

 

【ディスペランツァ】

競走馬リハビリテーションセンターで休養中です。25日現在、体調に問題はなく舎飼されています。スタッフは「こちらに移動して、丁度ひと月が経過しましたが、良い意味で変わりなく過ごせています。今月の検査は、年末年始の関係もあって年が明けてから行う予定です。基本的には最低でも4ヶ月は舎飼なので、あと3ヶ月はこのまま様子を見ていきます」とのことでした。

 

*****4歳馬*****

【マランジュ】

島上牧場放牧後は、ややレース後の疲労が見られましたが、ウォーキングマシン運動のみでリフレッシュをはかり、元気も戻ってきました。今後の調教を進めるために、先週末21日(土)にグリーンウッドTへ移動を済ませています。到着後の馬体重は443kgです。

 

【レッドルヴァンシュ】

角馬場運動後、坂路にて併せ馬で追い切り。

音無秀孝調教師「今日は坂路でテンから併せる形で追い切りました。序盤はスムーズに立ち回っていて喉も気にならない反面、終いを一杯に追ってからは動けてはいるものの最後は息遣いが荒かったように思います。そのあたりは追い切りを重ねることで良化して欲しいところです。今のところ1月12日(日)中京12レース(芝1400m)に池添騎手で向かう予定。この後も吸入で喉をしっかりケアしながら入念に乗り込んでいきたいと思います」

※1月12日(日)中京12R・4歳上1勝クラス(芝1400m)を池添謙一騎手で予定。

 

【スマラグドス】

この中間も順調。1月6日(月)中京・寿S(4歳以上3勝クラス・芝2,000m)或いは12日(日)中京・新春S(4歳以上3勝クラス・芝1,600m)への出走を検討中。

12月25日、西園調教師から「この中間も変わりなくきています。権利を持っていないため確実に希望したレースに出られるかどうか分からないので、登録状況や想定を見た上で追い切りを行うことにしたいと思っています。続けて使ってきていますし、すぐに動けるタイプの馬ですから、体調をキープして年明けのレースに備えます」との連絡が入っている。

 

【ファントムシーフ】

競走馬リハビリテーションセンターで調整されています。年明けからウォータートレッドミル運動を開始する準備として、今週からは、止まっているウォータートレッドミルの上で駐立の練習をして、マシンに慣らしています。スタッフは「レッドミル自体はどこかで経験しているでしょうし、賢い馬などで、あまり心配していませんが、ウォータートレッドミルは、水中に馬体を半分浸からせながらトレッドミル運動を行うので、その練習を今週から行っています。年明け以降は、実際に温泉に浸かりながらウォータートレッドミルで運動を行っていきます」とのことでした。

 

【パレルモ】

大井競馬場・米田英世厩舎で調整されています。明日のレースに向けて、22日に併せ馬で最終追い切りが行われて、66.4-51.6-37.6を強めに追われて計時し、一杯に追われた2歳新馬に対して、0秒4先着しました。米田英世調教師は「落合騎手が同時開催の浦和で乗るため、今回は山崎誠士騎手で登録しました。日曜日の最終追い切りは追い出してからの反応も良く、叩いた上詰みを感じます。ゲートを五分に出てくれて、上手くレースの流れに乗れれば、さらなる前進も可能だと思います」とのことです。26日、大井競馬8R(19:35出走)、B3(二)選抜特別・八幡坂賞・ダート1600mに13頭立ての4枠5番、山崎誠士騎手、56キロでの出走が確定しています。

 

*****5歳馬*****

【レッドモンレーヴ】

昨日(火)ノーザンファーム天栄へ移動しました。

蛯名正義調教師「レース後、様子を見てきましたが特に問題はなかったため、昨日(火)放牧に出しました。輸送もあったので疲れている感じはあったものの、最後は気を抜いたようなところもあっただけに大きなダメージはなさそうでした。心身ともにいい状態で競馬に向かえたと思ったのですが…。あのような競馬になった以上、また色々と考えて調整していかないといけませんね。ポジションを取りに行く競馬だとどうも集中力が続かないので、そのあたりを含めて課題を克服できるようにやっていきます。賞金を稼がないと使いたいところを使えなくなってくるだけに、そのあたりも念頭に置いて次走の番組を考えていくつもりです」

 

本日(火)ノーザンファーム天栄へ移動しました。

 

【ラッキーガブリエル】

松風馬事センターで調整されて、20日の検疫で美浦・高木登厩舎に帰厩しました。早速22日には助手が騎乗してウッドチップコースで乗られ、54.5-39.5-12.6を馬なりで計時しました。今週の追い切りは、25日ウッドチップコースにて助手が騎乗して行われて、50.7-36.8-11.9を強めに追われて計時しました。高木登調教師は「松風馬事センターでは、意識的に軽めの調整にしてもらい先週帰厩させましたが、すぐにスイッチが入ってしまいました。1本目から元気が良く、いつものラッキーガブリエルという感じです。脚元に負担を掛けたくないのですが、この気性で坂路コースには入れられないので、プールと馬場を併用して調整しています。順調なら、出走は1回中山開催の2週目あたりを考えています」とのことでした。