*****2歳馬*****

【スピアッジャローザ】

15日(日)に坂路コースで4ハロン53.6-38.8-25.2-12.5を単走で馬ナリに追われ、18日(水)にはWコースで6ハロンから0.8秒追走して併せ、85.4-68.9-53.8-39.6-12.4を馬ナリに追い切りました。「昨日はWコースで相手を後ろから追いかけて、直線でしっかり抜け出すという内容でした。動きも良かったですし、時計消化を再開した時に見られた手前をコロコロ替えるようなところも解消されて走りが馴染んできた印象。これであれば今週からしっかり対応できるだろうと判断しています。デビュー戦ではゲートがもう一つだったために中間も練習を重ねていますので、この辺りでまずは前進が見せられていいでしょう。力があるのは確かですから、しっかり自身の走りをしてくれればと思います」(蛯名利弘調教師)

 

【ライラ】

「偶数番の内枠。願ったり叶ったりのところが引けたので、今回はジョッキーにも強気に乗ってもらいました。それでも終始いいリズムのまま運べていましたし、操作性が高く、しっかりタメを作りながら走れている。着差以上に強い競馬。完勝の内容だと思います。当初はここで一息入れるつもりでいたのですが、息ひとつ乱さずに上がってきたことから、万両賞への特別登録をクラブサイドに打診させていただきました。週明けプール併用で疲れをほぐし、昨日からまた運動を再開してみても硬さは特に出ていない様子。連闘でもしっかり力を発揮できる状態と判断しています。センスがいいので、控える形でも競馬はできるタイプ。本質的にはこれくらいの距離が理想ですし、下り坂で加速の付く京都コースもライラにとって合っているはず。ここでも好勝負が期待できると思います」(牧光二調教師)

 

【エテルノレガーメ】

右前膝の腱鞘部分に炎症が見られ、12月12日にグリーンウッドTへ放牧に出ている。

19日、担当者の話では「右前にはまだ腫れが残っているため、ウォーキングマシンのみの調整で様子を見ています。炎症が落ち着くのを待ち、再調整していきます」とのこと。到着時の馬体重は548キロ。

 

【ブラゾンロワイヤル】

グリーンウッドTで調整中。

牧場担当者の話では「乗り出した後も順調で、現在は馬場コース3000mと坂路1本17-17中心に、今週から15-15を乗り出しています。レースを重ねてきて、緩さを感じる部分がしっかりして欲しいところなのですが、まだ大幅な変化は出てきていません。強目をビッシリと乗り込んで良化を促します」とのこと。現在の馬体重は522キロ。

 

【レイナデアルシーラ】

ノーザンファームしがらきで調整中。

担当者の話では「この中間も変わりなく順調に進めています。坂路にも入り始めており、周回コースと坂路併用で16~17程度を乗り込んでいます。坂路入り後も特に問題ありませんので、このまま乗り込みを進めていきたいと思います」とのこと。現在の馬体重は514キロ。

 

【レッドアトラーニ】

厩舎周りを引き運動。

国枝栄調教師「追い切った翌日ということで、今日は厩舎周りを引き運動で調整しています。リズム良く歩けていましたし、気合もしっかり入っていますね。飼い葉食いについても問題なく、馬体重は490キロでした。デビューの予定も決まりましたから、引き続き入念に乗り込んで出走態勢を整えていきたいと思います」

 

【キングズトゥルー】

15日(日)に坂路コースで4ハロン57.5-42.4-28.0-13.8を単走で馬ナリに追われ、19日(木)にはWコースで6ハロンから0.3秒先行して併せ、82.3-67.5-53.0-38.4-12.7を強めに追い切りました。「軟便が相変わらず続いていますが、それ以上に何かあるということもないですね。右トモ含めて脚元にも変わりありません。昨日は三頭併せでの時計消化。相手の2頭は来週のレースを予定しているためしっかりとやるつもりで、キングズトゥルーに関してはそれについていけるようならそのまま行って、そうでなければ無理せずにのスタンスでした。前半は良かったんですけどね、後半に相手に置かれると気持ちが途切れてしまった様子。上がってきて乳酸値を見てみると低かったので、走り切っていないようにも映ります。来週はしっかり負荷を掛けて追い切る予定なので、そこでどう動けるかでしょう」(大竹正博調教師)

 

【ルジュウェール】

「現在はウッドコースでダクとハッキングキャンターを1600~2000m、坂路1本(18秒ペース、週1回は15秒ペース)のメニューで調整中です。18日(水)に15-15を消化しました。併せた相手から多少遅れたものの、最後まで動けていましたよ。追い切りを重ねてきたわりには反応面がもう少しかなと感じる部分はありますが、頑張って走ろうという気はあるので、帰厩までそのあたりを意識して乗っていこうと思います」(担当者)

 

*****3歳馬*****

【アンデスビエント】

ノーザンファームしがらきで調整中。

担当者の話では「この中間も順調にきています。引き続き周回コースと坂路併用で15-15をコンスタントに乗り込んでおり、体調面も安定していますのでこのままどんどん進めて行けそうです」とのこと。馬体重は504キロ。

西園調教師からは「2月11日(祝・火)船橋・クイーン賞(JpnⅢ・4歳以上・牝・ハンデ)に向けて調整します」との連絡が入っており、目標のレースに向けてピッチを上げる。

 

【サミアド】

20日、牧場担当者から「先週の運動中に左トモを捻ったようで球節部に腫れが見られましたが、レントゲンの所見もなく、消炎剤治療等を施しました。現況は腫れも治まったので、18日から坂路で15-15も始めています。馬体重は535㌔」との連絡があった。

 

【レッドアトレーヴ】

馬体重:488キロ

水曜日に入場。こちらでもすぐに状態を確認しましたが、走ったなりのダメージはあるものの、馬体や脚元に大きなダメージなどは見られませんし歩様もスムーズ。飼葉の食いも上々です。今週いっぱいはウォーキングマシン運動で楽をさせて、状態の戻り具合を見ながら立ち上げのメニューを決めていきたいと思います。

 

【レッドエヴァンス】

馬体重:510キロ

今週から周回コースと坂路を併用して騎乗調教をおこなっています。坂路でのペースはハロン17秒ほど。動き自体は問題ありませんが、運動中に物見をしたり物音に驚いたり、敏感で臆病な面を見せることがあります。今は地道に運動量を重ねているところで、1月に入ってから調教を強める予定です。

 

【ルージュルリアン】

馬体重:484キロ

入場後はサンシャインパドックへの放牧をおこなうなど静養していますが、今週火曜日に獣医師チェックをおこなったところ聴診により肺音が正常ではないと指摘を受けたことから、レース後に出血が確認された肺の状態を詳しく調べたところ、症状が思わしくないことが確認されました。獣医師によると、肺の毛細血管が広範囲に渡って損傷しているとみられるとの見解であり、肺音の違和もその影響によるものということ。現状から運動開始のメドを立てられず、復帰までの道筋も不透明であるため、今後について関係者間で協議をすることとなりました。

 

【ゲンブ】

「この中間も順調にきていて、来週の出走に向けて本日最終追い切りをおこなっています。前走から大きく変わったところはありませんが、この馬なりに動けていて状態はいい意味で平行線といった感じ。馬体面に関してもう少しピリッとしてきてほしいところですが、悪くない状態で出走させられそうですよ。進めてきた感じ、やはり距離を短縮した方が良さそうなので、今回は1230m戦にしようと思っています。12/25(水)園田・C2 3歳以上(ダ1230m)に向かう予定です」(柏原誠路調教師)

 

【ジャンヌローサ】

「現在はダートコースでダクとキャンターを1600~2000m、坂路1本(16~17秒ペース)のメニューで調整中です。軽めのメニューでとどめていましたが、体の感じが楽になって、動きが良くなってきました。体付きも少しずつフックラとしてきましたし、いい感じになってきましたよ。蛯名調教師からは『もしかしたら年内、遅くとも年明けには帰厩となりそう』といわれています」(担当者)

 

【タキザクラ】

「次は年明けの開催ということで、通常と比べて開催の間が短くタイトなスケジュールとなっています。その辺りも考慮しながら、今朝は必要以上の時計は出さずに3ハロンを15秒ペースという内容。動きからは調整過程の順調さが感じられます。前走は先に行き過ぎた印象もあるので、それを踏まえたレースができればまた変わっていいはずです。鞍上についてはこれまでから変える予定でいるので、この判断がいい結果につながってくれれば言うことはありません」(鈴木義久調教師)

 

*****4歳馬*****

【レッドシュヴェルト】

本日(金)ノーザンファーム天栄へ放牧に出ました。

 

角馬場で運動。

尾関知人調教師「今日は角馬場でダクだけ乗りました。歩様に多少の硬さはあるものの、傷んでいるような箇所はありませんし、気も入っていますね。飼い葉食いも日に日に良化していて、コンディションについては問題ないと思います。明日以降に天栄へ移動する予定になっており、引き続き馬体のメンテナンスを優先して進めていくつもりです」

 

【レッドルヴァンシュ】

角馬場運動後に坂路1本

音無秀孝調教師「昨日(木)帰厩させて、今日は角馬場と坂路で軽めに乗っています。フットワークはしっかりしていて推進力ある走りではありましたが、肝心の息遣いが荒かったですね。北海道からの輸送続きというのも影響していそうですが、この時期ですからね。北海道での調整期間が長かったこともあって、こちらの乾燥した状況に対応できていないのかもしれません。この後は速いところを入れていく予定ですので、吸入もおこないながら息遣いを確認、レースに向けてコンディションを整えていきたいと思います。今のところ1回小倉開催での出走を目指しています」

 

【フェミナフォルテ】

「現在はウッドコースでダクとハッキングを1600~2000m、坂路1本(18秒ペース、週2回は15秒ペース)のメニューで調整中です。14日(土)、17日(火)に15-15を消化しました。先週よりも動けるようになってきており、このまま追い切りを重ねていけば良くなってきそうな雰囲気がありますよ。今のところ脚元、蹄ともに問題なく来れているので、もう少し強めに乗ってもいいのかもしれません」(担当者)

 

*****5歳馬*****

【ダイヤモンドフジ】

12月12日よりドラゴンファームで調整中。

19日、担当者の話では「レース後も特に問題は見られず、既に乗り出しています。現在はフラットワークと周回キャンター3000mを乗っており、様子を見ながらそろそろ坂路調整を再開したいと思っています。脚もとや体調面も問題無く、年明けの小倉に向けてどんどん進めていきます」とのこと。現在の馬体重は457キロ。

 

【レッドモンレーヴ】

角馬場で軽め。

助手「昨日(水)追い切ったので、いつものように軽い調整です。背腰に疲れもなさそうですし、活気もあって状態はいいと思います。さすがに大きな上がり目こそありませんが、一連の状態を維持できている感じですね。この馬に関しては状態面というより気持ちひとつになりますが、いい意味でのこの馬らしいうるささが戻ってきていますし、甘やかしているわけではない中で気持ちが嫌な方へ向いていないのは何より。距離はベストだと思うので、輸送をうまくクリアしていい精神状態で競馬へ向かえるように調整していきます」

※12月21日(土)京都11R・阪神C(G2・芝1400m)に岩田望来騎手で出走します。

 

【グロリアスヒーロー】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(18~20秒ペース)のメニューで調整中です。今週も体重を減らさずにきていますし、じわじわと増やしているので安定感がありますよ。感じはかなり良くなってきましたね。年明けの帰厩となりそうなので、このまま更に良化を促していきたいところ。このまま負荷を掛けつつ、体重も増やしていくつもりです」(担当者)

 

*****7歳馬*****

【エクストラノート】

「今回はメンバーも強かったですし、一番引きたくなかった最内枠でしたからね。それでもキックバックを嫌がる様子はなかったですし、道中の感じも悪くないように見えました。ただ、エクストラの前にいた2番人気の3番の馬の手応えが早くになくなり、それに付き合って最後方までポジションを下げなければならなかったのが痛かったです。もっと前から踏んでいきたかったところですし、逆に言えばスムーズならもっと上に来られてもおかしくなかったわけですからね。この時期が良いのは間違いないでしょうし、やはり力も付けているのだと思います。レース後も異常ないので、このまま続戦を考えていきましょう。このクラスはある程度節が必要となってくるので、今後の出馬状況などを見つつ予定を立てていくつもりです」(加藤和宏調教師)