*****2歳馬*****
【バティストゥータ】
チャンピオンヒルズで調整されています。5日現在、角馬場でフラットワークを行った後、トラックコースで3000~4000mを乗られ、坂路で週に1本、軽めキャンターのペースで乗り込まれています。岡元厩舎長は「現状、まずはペースを上げる前に、もう少し乗り込んだ方が良いかなと感じています。坂路を上がった際の息遣いもまだまだですし、身体も重そうです。それでも少しずつ体重は絞れてきています」とのことでした。5日現在の馬体重は549キロ。
【ノースカトレア】
KSトレーニングセンター内K2ステーブルで調整されています。この中間も変わりなく順調に進められており、屋外ダート馬場にてハロン17~18秒のキャンター3000~4000mと坂路を18秒で1本を基本メニューに、坂路とダートコースで15-15をそれぞれ週1回乗られています。菅野代表は「この中間からダートコースでも15-15を乗り出しました。特に問題なく、順調に乗り込んでいます。緩さはまだありますが、馬がしっかりしてきたなと感じます」とのことでした。
【メロディーロード】
予定通り、1日に宇治田原優駿ステーブルへ移動しています。先週はお休みをして、4日から調教を開始しており、6日現在、角馬場で身体をほぐした後、トラックコースで3000~4000mをハロン20秒程度のキャンターで乗られています。騎乗スタッフは「ゲート試験でかなり手こずったようですが、こちらでは大人しかったので意外でした。こちらに戻ってからも2日間位は馬が怒っていて機嫌が悪かったので、或る意味、ようやく目が覚めたのかなとも思っています。寺島良調教師や、メディーヴァルも担当していたメロディーロードの担当助手さんに言われたのですが、トレセンでも、どんな事があっても決して食欲だけは落ちなかったようです。まだ全然、馬体に身が入っていないと言っていい状況ですが、それでも、かなり高く評価してくれているようです。この後は、いよいよデビューに向けた調教となるので、こちらでも負荷をしっかりと掛けていきます。つれて、煩い面が出てくると思いますが、それがこの血統の武器ですので、人間が負けないように頑張ります」とのことでした。6日現在の馬体重は489キロ。
【リビングストン】
栗東・吉岡辰弥厩舎で調整されています。3日のレース後も特に大きなダメージはなく、6日現在、在厩して厩舎周りの曳き運動が行われており、このまま次走に向けて進めて行く予定です。吉岡調教師は「状態はレース後も特に変わりはなく、ただ少しテンションが高い位です。予定通り、在厩したまま次走に向けて進めていきたいと思います。現状、レースで切れ負けしているところがあるので、次は積極的な競馬をさせたいと思います」とのことです。今後は、23日京都、混合、2歳未勝利・芝2000mに西村淳也騎手での出走を視野に入れて進めていきます。
【パステルキュート】
美浦・青木孝文厩舎で調整されています。2日のレース後も異常はなく、6日現在、在厩しています。青木孝文調教師は「週明けの馬の状態も特に問題はありません。今後については、乗り出してからの馬の状態を見て判断したいと思います」とのことでした。
【ミッドナイトデュー】
ホースサポート櫻で調整されています。6日現在、角馬場でフラットワークを左右手前を替えながらダクとハッキングで行った後、屋外ダート馬場にてハロン18~20秒のキャンター3500mのメニューで調整されており、週1日は15-15を乗られています。中根氏は「15-15を週1で乗り続けて、距離もキャンター3500mまで延ばして負荷を上げてしっかり乗り込んでいますが、身体もフックラして、中間、馬体をチェックしてくれた獣医の先生も、心臓がしっかりしてきたと褒めてもらいました。ただ、トモがそこまでまだ強くないのと、今のいい状態をキープして身体に少し余裕のある状態で小向へ帰してあげた方が良いと思うので、週2本15-15を入れることはせず、このままのペースで帰厩まで進めて行こうと思います」とのことでした。6日現在の馬体重は481キロ。
【サンタマルティナ】
西舎共同育成場内谷川牧場で調整されています。6日現在、BTCの屋内600mダートコースと、先週末からは屋内1000mウッドチップ坂路も使って、日替わりメニューで乗られています。高沢場長は「予定通り、先週土曜日からは坂路を使って乗り始めました。まだペースはハロン20~22秒程度でそこまで上げていませんが、だいぶ走っている際の左右のバランスが改善してきて、真直性が前より良くなってきたように感じます。トモの緩さについてはまだ感じますが、まだ2歳馬らしく、これからという気がします。このまま進めていきます」とのことでした。
【ハイファイスピード】
11月2日・京都・ファンタジーS(GⅢ・2歳オープン・芝1,400m・牝)に出走し15着。
6日、宮本調教師から「レース後も脚もと等に問題は見られませんが、いったん放牧を挟んで再調整します。本日ノーザンファームしがらきへ放牧に出しており、今後の状態を見て次走を検討します」との連絡が入っている。
【ブラゾンロワイヤル】
11月9日(土)京都・2歳未勝利(ダ1,800m)△吉村誠之助騎手で出走予定。
6日、石坂調教師からは「ソエの事もあるので坂路メインの追い切りとなりますが、症状は落ち着いており本日も時計を出しています。1勝クラスの馬と併せ馬を行い、一杯に追われて全体時計は54秒0、ラスト13秒0、先行して同入の形です。ラストは少し甘くなってしまいましたが、全体時計は詰めていますしこの馬なりの良化は見せてくれています。適性も見てみたいので、ダ1,800mに向かいます」との連絡が入っている。
【レイナデアルシーラ】
11月2日・京都・2歳未勝利(ダ1,800m・牝)に出走し見事優勝
6日、西園正都調教師から「レース後も脚もと等に問題は見られません。兵庫ジュニアグランプリに登録を行ったところ補欠2番手で、恐らく出走は難しいと思われますがひとまず在厩で調整します」との連絡が入っている。
【ルージュレアリーズ】
昨日(火)ノーザンファームしがらきへ移動しました。
福永祐一調教師「レース後に右目を負傷していることがわかりました。キックバックとして芝の塊が目に当たってしまったようです。幸い軽症で済みましたが、まだショボショボしていて引き続き手当ては必要な状態。獣医師の見解も『現状からすぐに乗り出すことは難しい』ということで予定を変更し、放牧へ出すことにしました。昨日(火)ノーザンファームしがらきに移動しています。治療は長引くことはないとみていて、放牧の期間は3週間を見込んでいます」
*****3歳馬*****
【ディスペランツァ】
島上牧場で調整されています。移動後も体調に変わりはなく、6日現在、ウォーキングマシン運動を30分行っています。牧場スタッフは「脚元以外は何処も悪くないと聞いていますし、歩様の乱れもないので、マシン運動で動かして腹痛を起こさないように気を付けながら管理しています。今のところ問題なく過ごせていますよ」とのことでした。
【サミアド】
11月9日(土)東京・3歳以上1勝クラス(ダ1,400㍍)に菅原明良騎手で出走予定。
6日、竹内調教師から「今朝はウッドコースで併せ馬を行ないました。先行から終い強めに追って併入しています。先週、今週とも、加速ラップを刻めていて、出走態勢も整っています」との連絡があった。
【レッドアトレーヴ】
角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。
手塚貴久調教師「今日はウッドでアトレーヴが先行して追い切りました。折り合いもついて走りのバランスはしっかりしていましたし、仕掛け所の反応も良く、直線でスムーズに加速できていたと思います。上がりの息もすぐに入っており、コンディションは確実に上向きです。来週のレースに向けて、この調子で進めていきたいと思います」
※11月16日(土)東京12R・3歳上1勝クラス(芝1600m)を横山和生騎手で予定。
【レッドエヴァンス】
角馬場運動後、坂路にて併せ馬で追い切り。
音無秀孝調教師「今日はレースで騎乗する斎藤新騎手に乗ってもらって坂路で追い切りました。前半から行きっぷりは良かったものの道中でコントロールは利いていましたし、最後はビッシリやってもらったのですが、手応えはまだ余力があったほど。状態面も良化しており、出走に向けて態勢は整いましたね。予定通り、今週の日曜・福島7レース(芝1200m)に斎藤新騎手で向かいます」
※11月10日(日)福島7R・3歳上1勝クラス(芝1200m)を斎藤新騎手で予定。
*****4歳馬*****
【ファントムシーフ】
競走馬リハビリテーションセンターで休養しています。6日現在、メニューは変わらずで、曳き運動20分と、週2日はウォーターウォーキングマシン運動20分が行われています。西村真幸調教師は「怪我をしてから約6ヵ月が経過した事もあり、11月に入って、今後の進め方について福島の方から相談の連絡がありました。現在は軽めの運動で動かしている状況で、先週末の定期検診のエコー画像で見ると、腱自体は綺麗に埋まっており順調に回復している一方、触診すると熱感や浮腫みがまだある状態とのことで、腱の奥の方は出血が完全に止まったとは言い切れないというのが、担当の方からの説明でした。過去の症例から判断すると、例え熱感等が残る状態でも半年経てば運動を開始して良い時期なのかもしれませんが、完全に脚元がスッキリとしていない状態で運動を開始させる事に何のメリットも感じません。動かした方が良いという意見もあるとは思いますが、それはマシン運動でも十分だと思いますので、熱感と浮腫みが完全に取れるまではトレッドミル運動や、まして騎乗運動は行わないで下さいと指示しました。復帰を目指す上で、悔いのないよう大事に進めたいという気持ちからですので、ご理解いただければと思います」とのことでした。
【パレルモ】
大井競馬場・米田英世厩舎で調整されています。11月6日現在、競馬場の1400m内馬場と走路を使い、ダクとハロン20秒前後のキャンターを乗られています。米田英世調教師は「中間、2度目の1分間の駐立確認も問題なくクリアして、本日朝、発走調教再審査を受けて、駐立確認、発馬と問題はなく合格して、出走制限は解除になりました。今後は12月1日から始まる大井開催へ向けて進めていきます」とのことでした。
【レッドシュヴェルト】
角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。
尾関知人調教師「今日はウッドにて単走で追い切りました。走りのリズムは良かったですし、直線で別の組が近くを走って併せ馬のようになりかけたものの、慌てることなくドッシリ構えていました。終いは強めに伸ばしましたが、軽快に動けていたと思います。上がりの息や歩様は良化しており、体もフィットしてきた印象。ただ、直線でトップスピードになった時に良かった頃は推進力が前に伝わっていたのに対して、今日は上に反りがちだったので、欲を言えばそのあたりがこのひと追いで変わってくれればと思っています。それでも今週のレースに向けて態勢は整いましたから、予定通り今週の東京・奥多摩ステークス(芝1400m)にルメール騎手で向かいます」
※11月9日(土)東京10R・奥多摩S(3歳上3勝クラス・芝1400m)をC.ルメール騎手で予定。
*****5歳馬*****
【ラッキーガブリエル】
松風馬事センターで調整されています。この中間も、曳き運動とウォーキングマシン運動を行っています。後藤場長は「先週のエコー検査の結果、悪くはなっていないものの、乗り出しはもう少し待った方が良いとのことで、この中間も曳き運動とウォーキングマシン運動を行っています。体調は特に変わりなく、馬は元気にしており、乗り出しを開始すれば、この気性ですから、それほど時間はかからずに進めていけると思います」とのことでした。
【ダイヤモンドフジ】
11月10日(日)福島・3歳以上1勝クラス(芝1,200m)に国分恭介騎手で投票する。
6日、宮本調教師からは「今週も坂路で時計を出しています。4ハロン54秒9、ラスト13秒2のタイムで、坂路ではやはり一息な感じのタイムですが、動きは悪くなく状態は変わりありません。スムーズな競馬を見せて欲しいです」との連絡が入っている。
【レッドモンレーヴ】
坂路下馬場で運動後、坂路2本、2本目に併せ馬で追い切り。
助手「今日は坂路1本軽めに乗った後、2本目にモンレーヴが先行して追い切りました。時計的にはそれほど速くないものの、今日は立ち上げ1本目になるので、最後まで集中して走ることに重きを置いての調整。体はしっかり使えていましたし、メンタル面も安定していたと思います。息遣いも良くなっていて、好調をキープできていると言えるでしょう。予定のレースに向けて、この後も入念に乗り込んでいくつもりです」
※11月23日(土)東京11R・キャピタルS(L・芝1600m)をT.マーカンド騎手で予定。
*****6歳馬*****
【レッドアウレア】
厩舎周りを引き運動。
尾関知人調教師「レース当日は他場に臨場していたためモニターでの確認となりましたが、雨で馬場が軽くなって追走に苦労した分、道中で溜めが利かなかったですね。走破時計も速かったですし、最後もジリ脚で厳しいレースになってしまいました。ここまでは引き運動で様子を見ていますが、歩様に硬さは見られるものの覇気はありますし、飼い葉食いも良好。明日は軽く乗ってみるつもりで、今日の想定も確認したうえで総合的に判断し、連闘で投票するかどうかを決めさせていただきます」