*****1歳馬*****

【ボインビューティーの23】

馬体重:489キロ

角馬場で乗り込んでから、ハロン18秒、ハロン16~17秒と2本時計を出す坂路調教、周回コースにおける2700mのハッキングキャンターといったメニューを順調に消化しています。背腰の状態が良く、身体を巧みに使った、バランスに優れた走りを披露していますが、運動強度を上げながら、馬体が増えてきている点も、とても心強い材料となっています。気性が大らかで、カリカリとしたところを見せないこともセールスポイント。今後も適度にリフレッシュ期間を挟みながら、中身の濃いトレーニングを重ねていきます。

 

【レッドアヴァンセの23】

馬体重:452キロ

順調にトレーニングを進めていて、ハロン18~19秒ペースの坂路調教、周回コースにおける2700mのキャンターといったメニューに取り組んでいます。右手前での動きなどに課題は残されているものの、身のこなしが柔軟で、走りに余裕があるのは高い能力の証。少し敏感なところはありますが、決して難しいタイプではなく、冷静な判断力も持ち合わせています。まだ幼さはありますが、引き締まりつつ筋肉量が増すなど、馬体も着実に進化中。張り、毛艶良く、上々のコンディションを維持している点も心強い材料です。

 

【レッドシルヴァーナの23】

現所在地/谷川牧場

育成牧場/谷川牧場・BTC(予定)

馬体重:454キロ

基礎体力養成を主眼に、周回コースを備えた牧場内の厩舎で、じっくりと騎乗運動を重ねています。初仔ということもあり、まだ馬体面では幼さが残っていますが、だいぶ骨格がしっかりとしてきて、持ち味である柔軟性に、優れた身のこなし、踏み込みの力強さが加わってきました。メンタル面が安定していて、余裕を持ちながらも、真面目に課題に取り組んでくれることも、心強い材料。体高、胴伸びがある、シルエットも綺麗な馬体の持ち主ですが、トモ周辺の筋肉量を増すことを強く意識しながら、ステップを踏んでいきます。

 

【ミッドナイトラヴの23】

馬体重:440キロ

ハロン17~18秒ペースを基本とした坂路調教、周回コースにおける2500mのキャンターといったメニューを、意欲的にこなしています。だいぶ土台がしっかりとしてきて、持ち前の俊敏な動きに、力強さが加わってきた点は、確かな進歩の証。緩さもあった半姉ミッドナイトゲイルの同時期よりも、走りの中身は濃いという印象を受けています。普段は穏やかですが、馬場に入ると気合いが乗ってくるタイプ。運動強度を上げても、まったく飼い葉喰いが落ちない点も強調材料で、良好なコンディションをキープし続けています。

 

【アンデスクイーンの23】

8月2日よりノーザンファーム空港で調整中。10月初めから半月程、坂路の改修を行っていたため、10月1週目はリフレッシュ調整、2週目は周回コース2500mの調整。

担当者の話では「坂路の改修が終わりましたので、先週後半から坂路入りしています。まずは18秒程度で乗り出し、17秒ペースも徐々に再開していきます。坂路で乗り進めてきても馬体細化は無いですし、リフレッシュ期間中も緩み無く調整出来ており至って順調です」とのこと。現在の馬体重は484キロ。

 

8月2日よりノーザンファーム空港で調整中。リフレッシュ調整を挟みつつ、9月一杯は周回ダート2500mと坂路2本中心の調整を行った。

担当者の話では「10月に入って坂路の改修を行っているため、10月1週目にリフレッシュ調整を挟んで、今週(2週目)は周回コースのみの調整を行っています。坂路では18秒ペースと17秒ペースで2本乗るところまで進めてきており、ここまで大変順調です。坂路の改修が終わり次第、坂路入りを再開してどんどん乗り込んでいく予定です」とのこと。現在の馬体重は486キロ。

 

【メールデゾレの23】

社台ファームで育成中。馴致を終えて調教段階へとシフトチェンジし、現在は週4日馬場入りを目標にうち3日は坂路で3ハロン54秒台で登坂。周回コースでは最大2000mのキャンターを行なっている。

担当者の話では「乗り始めた頃に比べると徐々に基礎体力も付き、良い感じにパワフルな走りへと変わってきました。現状ではまだハミ受けや気持ちのコントロール面に課題を残しますが、この時期ですので焦らず教えていきます」とのこと。現在の馬体重は487キロ。

 

【シングシングシングの23】

パッショーネで育成中。入場後はドライビングから始め、現在は各馬場で乗り慣らしを行っている。

担当者の話では「やや反抗的な面があると聞いていたので、先ずはドライビングで馬とのコミュニケーションを取ってから跨りました。乗り出したばかりで先頭では嫌がる面を見せますが、前に馬がいればスムーズに走れています。現在は各馬場で口向きを整えている段階で、この先も一歩ずつ段階を踏んで進めていく方針です。この時期の牝馬としては馬格があり、尚且つ筋肉には柔らかみを感じます」とのこと。現在の馬体重は450キロ。

 

【ジュリエットベールの23】

社台ファームで育成中。夜間放牧と初期馴致を経て、10月2日に調教厩舎へと移動。

担当者の話では「テンションが上がりやすく気性の幼いところはありますが、特に悪さをすることもなく馴致は順調に進んでいます。馬格はあってもまだ力強さに欠ける動きなので、乗り込んでしっかりパンプアップしていくのが目標です。これから角馬場や周回コース、坂路へと徐々に広いコースへと慣らしていきます」とのこと。現在の馬体重は485キロ。

 

【ジーナスイートの23】

ノーザンファーム空港牧場で調整中。現在は背慣らしや鞍付けといった馴致を行っている。

担当者の話では「体調面も問題は無く、騎乗に向けた馴致を進めています。小柄なタイプですので急がずに進めており、今後も馬に合わせて調整します」とのこと。現在の馬体重は413キロ。

 

ノーザンファーム空港牧場で調整中。

担当者の話では「到着後も変わりは無く、現在はグランドワークを中心に騎乗に向けた馴致を進めているところです。今のところ問題無く、馬に合わせて調整していきます」とのこと。

 

【アースグリーンの23】

武田ステーブルで育成中。現在はBTC近くの厩舎へ移動し、周回ダートコースでのハッキング2,000㍍と、週2日坂路で軽めのキャンターを行なっている。

担当者からは「入場してきた頃から扱いやすく、性格も素直で順調に育成を進めています。厩舎が変わってからも飼い葉はしっかり食べてくれているので、ここから色々なコースを経験させつつ体力強化を図っていきたいと思います」との連絡が入っている。

 

*****2歳馬*****

【メロディーロード】

10月31日に練習場で川又賢治騎手が跨って4回目のゲート試験を受けて合格しました。なお、一旦、放牧に出ることになり11月1日に京都府の宇治田原優駿ステーブルへ移動する予定です。川又騎手は「まだ日によってバラつきがあり、特にゲートの出の際は上に跳んだり、横に跳んだりするので、その辺りは課題です。ただ今日は、ちょっと尻っ跳ねはしましたが、タイミング良く出てくれました。まだ幼さがあり、気性的にも難しさはありますが、賢い馬ですので回数を重ねる毎に良くなると思います」とのことで、寺島良調教師は「まずは無事に合格出来て良かったです。身体能力が凄く高い馬ですが、まだ色々なバランスが噛み合っていない印象です。それでもゲートはかなり速くなってきているので、やはり血統でしょうか。少しゲート試験に時間を費やしましたし、もう少し成長を促した方が良さそうなので、明日、放牧に出して、年明けデビュー位の予定で進めたいと思います」とのことでした。

 

10月31日にゲート試験に合格しました。

 

【ルージュレアリーズ】

本日は引き運動をおこないました。

助手「追い切り後、獣医師に診てもらいましたが、『心臓など中身はしっかりできている』ということでした。背腰などに疲れもないことからも、力を出し切れる状態にありそうです。飼い葉食いは牝馬にしてはすごく良くて、ここ最近も常に完食しています。馬体重も440キロ台半ばをキープしていて、レース当日には夏よりも成長した姿をお見せできるはずです。道悪については走ってみないとわかりませんが、出走頭数は落ち着きそうなので伸び伸び走れるでしょう」

※11月2日(土)京都4R・2歳未勝利(芝1800m)に岩田望来騎手で出走します。

 

【ライラ】

30日(水)にWコースで5ハロンから0.6秒追走して併せ、68.2-52.7-37.9-11.9を馬ナリに追い切りました。「追い切りはコース長目からライラが追走する形で併せ馬を実施。半馬身ほど最後捉えきれなかったものの、格上の年長馬が相手でしたし、こちらはまだそれほど無理をさせていません。使ってさらに反応が良くなっており、中身に関しても十分上積みは感じられる内容だったと思います。東京、福島どちらの番組に投票するか悩ましいところではあったのですが、出入りが激しくゴチャつきそうな競馬はまださせたくない考えです。ここはメンバー的にやや揃った印象も、前回の勝ち馬(ミストレス)が先週重賞で2着と好走しているように、この馬だってけっしてレベルの低くないデビュー戦を戦ってきたわけですからね。条件的には芝のマイルがベスト。当日落ち着いた雰囲気でレースに臨むことができれば、再度好勝負になっていいでしょう」(牧光二調教師)

 

*****3歳馬*****

【レッドエヴァンス】

角馬場運動後、坂路にて単走で追い切り。

助手「昨日(水)午後のチェックでも脚元や馬体に異常はなく元気一杯だったので、今日は予定を変更して坂路で追い切りを消化しました。下ろしがけから行きっぷり、トモの踏み込み共に良かったですよ。単走だったので最後は流したような形でしたが、やればもっと動けていたと思います。上がりの息もすぐに戻っていましたし、いいコンディションをキープできているのではないでしょうか。来週のレースに向けて、このまま乗り込んでいきますよ」

 

【レッドアトレーヴ】

角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。

手塚貴久調教師「今日はウッドにてアトレーヴが前で受ける形で追い切りました。少し気の入りが強い感じはあったものの走りのバランスはしっかりしていて、道中で抜くところも作れましたね。仕掛け所の反応、終いの伸び共に良かったですよ。上がりの息や歩様も問題なく、状態面は確実に上昇カーブを描いていると言えるでしょう。今は不安なく調整ができていますから、引き続き入念に乗り込んでいくつもりです」

 

*****4歳馬*****

【レッドシュヴェルト】

角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。

尾関知人調教師「今日はウッドにて単走で追い切りました。テンからガムシャラに走らないように前半の入りには注意してもらったのですが、やや行きたがっている面を見せていたものの乗り手が上手になだめてくれましたし、3~4コーナーでもスムーズにギアチェンジすることができていたと思います。直線ではしっかり負荷を掛けましたが、スピードの乗りが良かったですし、手応えにもまだ余力はありましたよ。強めに追ったので息は少し荒かったとはいえ、今日のひと追いで変わってくるはず。このまま来週のレースに向けて乗り込んでいきます」

 

*****5歳馬*****

【レッドモンレーヴ】

乗り運動後、坂路1本。

助手「今日も軽く坂路を上がっています。疲れがあるようなら軽めにしようかと思ったのですが、相変わらず元気もいいので坂路で走らせておきました。今のところテンションも収まっていますし、脚元などに不安もなく立ち上げとしては順調ですね。前回のいい状態を維持できていると思います。今後も気持ちひとつということにはなりそうですが、この雰囲気ならある程度甘やかさずに進めていっても大丈夫でしょう。何とかスタートから気持ちが乗るようにしていきたいと思います」

 

*****6歳馬*****

【レッドアウレア】

厩舎周りを引き運動。

尾関知人調教師「追い切った翌日ということで、今日は厩舎周りを引き運動で調整しました。出掛けの歩様に硬さはあるものの、体がほぐれてくれば気になりませんし、テンションもそこまで高くなっていないですね。飼い葉もしっかり食べていて、追い切り後も順調そのもの。今日のコンディションであれば今週のレースに出走できると判断し、日曜・福島3レースの若手騎手戦(ダ1700m)に松本騎手で投票することにしました」

※11月3日(日)福島3R・3歳上1勝クラス(若手騎手・ダ1700m)に松本大輝騎手で出走します。

 

*****9歳馬*****

【レッドヴェイロン】

エコー検査。

鹿戸雄一調教師「昨日(水)午後のチェック時にも左前の球節と繋の部分に浮腫と熱感が残っていて、今朝(木)も同様の状態だったので、午前中にエコー検査を受けました。左前の裏筋に損傷はなかったものの、繋の部分に損傷が確認され、軽度ではあるものの左前繋靭帯炎の診断が下りました。獣医師によると、『レース中、最後の直線で窮屈になって他馬と接触した際、左前脚を捻ってしまった可能性が高い』とのこと。幸い歩様には出ていないものの、ここから治療を開始してレースに復帰するまでには数か月ほど掛かる見込みです。年齢的なものも考慮し、今後については関係者の間で協議して決めさせていただきます」