*****2歳馬*****

【ルージュレアリーズ】

本日は坂路で調整しました。
福永祐一調教師「相変わらず坂路では力んでドカンといった勢いで走り出しているものの、途中からはリラックスして走ることができています。左右のブレがなく、真っすぐ走れているところは評価したいですね。次走については11月2日(土)京都・芝1800mか、その翌週の11月9日(土)京都・芝2000mで検討しているところ。まだ時間がある中で今週については月曜日にCウッドコースで15-13ほどの時計を出しているので、追い切りは週末までにあと1本で十分と考えていますが、それが明日(木)なのか日曜日にするのかについては馬の状態を見ながら判断するつもりです」

 

【レッドアトラーニ】

馬体重:499キロ

順調に乗り込みを続けています。週3~4日の坂路入りを目標に進めており、登坂日以外は周回コースで最大3000mのキャンター調整をおこなっています。登坂時計は3ハロン42秒までをコンスタントに計時。通常調教に加えて強めの追い切りも消化しており、この中間には3ハロン11.9-11.7-12.9を計時しています。終始手応えは良く、前進気勢も十分な走り。トモに緩さは感じられますが、動きには素軽さが出てきています。コンディションに問題がないようであれば、近日中に山元トレーニングセンターへ移動となりそうです。

 

【バティストゥータ】

北海道を出発した後、9日に滋賀県のチャンピオンヒルズへ到着しています。早速、10日には清水久詞調教師が現地で視察されており、長距離輸送の疲れを考慮して、1週間程度はウォーキングマシン運動のみが行われて、乗り出しは16日から開始する予定です。清水調教師は「輸送で20キロ減ったそうですが、全く見た感じはそんな風には見えない位、余裕がある身体つきをしています。かなりの大型馬ですし、無駄な肉もまだ沢山付いていそうなので、こちらでしっかりと乗り込んでもらいながら身体を作り込んでいければと考えています」とのことです。15日現在の馬体重564キロ。

 

【ノースカトレア】

KSトレーニングセンター内K2ステーブルで調整されています。中間も、屋外ダート馬場にてハロン22秒のキャンターを3000mと坂路を18秒で1本乗られています。菅野代表は「この中間も特に問題なく、順調です。放牧に出てきて2週間になり、だいぶ疲れも取れてきているように思います。徐々にペースアップしていきます」とのことでした。

 

【メロディーロード】

宇治田原優駿ステーブルで調整されています。15日現在、角馬場で身体をほぐした後、トラックコースでダクとハッキングで1000mと軽めキャンター2000mを乗られており、週2日は坂路に入って、そのうち1日は15-15、もう1日は13-13を計時しています。騎乗スタッフは「良い意味で変わりなく、調教もしっかりとこなしてくれています。中間は、少しゲート練習を組み込んだりしてメリハリを付けた調教を行っていますが、ゲート試験はあまり苦労せずにクリアするのではないでしょうか。こちらではとても大人しくて、凄く扱い易い馬です」とのことでした。15日現在の馬体重は468キロ。

 

【リビングストン】

栗東・吉岡辰弥厩舎で調整されています。先週は、10月13日にCWチップコースにて調教助手が跨って併せ馬で追い切りが行われ、68.4-52.3-36.5-11.7を馬なりで計時し、併せた相手と同入しました。16日現在、坂路で調教助手が跨って、58.9-42.9-28.2-14.0の時計で乗られています。吉岡調教師は「今日は縦に隊列を組み、1頭ずつ走ってくるスタイルの調教で、本来は時計を出す予定ではなかったですが、リビングストンだけ我慢出来ずに速くなって、時計になってしまいました。レースでは2戦とも掛かっておらず、折り合いという意味では大丈夫だとは思いますが、今日もハミを替えて工夫はしていたものの効果はありませんでした。ただ、それでも先週よりはいくらかマシになっていると思うので、根気よく続けていこうと思います。明日の朝、今日の時計の反動がどれだけ身体に出ているか確認をした上で、追い切りを行うかは判断します」とのことでした。

 

【パステルキュート】

美浦・青木孝文厩舎で調整されています。中間も問題なく、デビューへ向けて進められており、14日には坂路にて助手が騎乗して、60.2-44.2-29.2-14.1を馬なりで計時しました。今週の追い切りは17日に行う予定です。青木孝文調教師は「中間も順調です。今のところ飼葉もまずまず食べられていますし、変わりありません。明日追い切りを行います」とのことでした。

 

【ミッドナイトデュー】

ホースサポート櫻で調整されています。16日現在、角馬場でフラットワークを左右手前を替えながらダクとハッキングで行った後、屋外ダート馬場にてハロン18~20秒のキャンター2000mを乗られており、16日には屋外ダート馬場で15-15を行いました。中根氏は「まだトモの緩さは正直ありますが、感触を確かめる意味で今朝15-15を初めて行きました。いい意味で予想を裏切ってくれて、思った以上にスッと動けていましたね。身体もだいぶフックラして、かと言って太目感はなくいい状態です。このあと週1本のペースで15-15を行い、出来れば週2本15-15をこなせるようになって厩舎へ送り出したいですね。あとは、今朝の1本で気が入ってきた感じがあるので、その辺の雰囲気も良く把握しながら進めます」とのことでした。16日現在の馬体重は479キロ。

 

【サンタマルティナ】

西舎共同育成場内谷川牧場で調整されています。16日現在、BTCの屋内1000m直線ウッドチップコース1本をハロン25秒程度のキャンターで乗られています。騎乗スタッフは「直線ウッドでゆったりとしたところを乗っていますが、途中で左右に走りがブレたりしているように、バランスがまだあまり良くありません。まだトモの入りが十分な感じではないようです」とのことでした。

 

【エテルノレガーメ】

10月12日・京都・2歳新馬(芝2,000m)でデビューし5着。

16日、野中調教師から「本日から軽く跨がって状態を確認しています。脚もとや馬体に大きな問題は見られませんが、初めてレースを経験して結構疲れがある様子でした。週末まで厩舎で様子を見た上で、いったんリフレッシュ放牧を挟むつもりです。今回のレース内容も良かったですし、先々が楽しみになる走りだったと思います。馬体を緩ませないようにじっくり乗り込み、年内にもう1走させられればと考えています」との連絡が入っている。

 

【レイナデアルシーラ】

10月13日・京都・2歳未勝利(ダ1,800m)に出走し2着。

16日、西園正都調教師から「レース後も変わりなくきています。順調に進むようなら中2週空けて次開催1週目の牝馬限定戦に向かいたいと思います」との連絡が入っている。

11月2日(土)京都・2歳未勝利(ダ1,800m・牝)に向けて調整予定。

 

*****3歳馬*****

【レッドエヴァンス】

角馬場運動後、坂路1本。
音無秀孝調教師「今日は全休日明けになるので、坂路1本のメニューで乗りました。厩舎から角馬場に行くまではチャカ付いていたものの、走り出してからは落ち着いていましたし、フットワークにも硬さはなかったですね。予定している今週の新潟・十日町特別(芝1400m)は特別登録の段階で頭数が多く、出走できるかどうかは微妙なところ。午後に想定を確認したうえで、明日の追い切りでどれだけの負荷を掛けるか決めるつもりです」
※10月20日(日)新潟9R・十日町特別(3歳上1勝クラス・芝1400m)を佐々木大輔騎手で予定。

 

【レッドクレメンス】

本日は坂路で調整しました。
助手「先週金曜日からコース入りしています。立ち上げてからの調整は至って順調で、テンションが高まらないよう馬が少ないダートコースなどで調整を続けています。以前と比べるとうるさいというか幼さがマシになり、落ち着いて走れるようになってきましたし、毎日のケアにより背腰の硬さ、疲労感も解消に向かっているように感じます。これなら休みを挟まず次走に向けて進めていける状態とみていて、早ければ明日(木)サッと時計を出すことになるかもしれません。レースについては来週以降で検討していきます」

 

【ディスペランツァ】

チャンピオンヒルズで休養しています。12日に判明した右前脚繋ぎの裏側の浅屈腱炎のため、16日現在、馬房で大人しく過ごしています。吉岡辰弥調教師は「とにかく休ませるしかないので、今は舎飼で療養しています。改めて、チャンピオンヒルズの獣医に確認したところ、繋ぎの裏側の屈腱は部位自体が小さいため、腱のダメージを表す損傷率では出ないが、エコーの画像を見ると、腱に炎症が明らかに起きているのが確認出来る状況で、決して軽度とは言えないとのことでした。なお、今後について、昨日の時点では北海道へ移動させて、あちらで治療するとしていましたが、トレセンの獣医の先生だったり、その他いろいろな方の見解も聞いて考えた末、兄のファントムシーフも行ったと聞いていますが、幹細胞移植手術を行って復帰を目指すことにしたいと思います。まずは近日中に栗東トレセン診療所に移動して幹細胞を抽出する予定です」とのことでした。

 

チャンピオンヒルズで調整されていましたが、12日の早朝に右前脚の歩様が乱れてしまい、右前脚繋の裏側に、熱感と浮腫みがあったため、午後に開業獣医の診察を受けた結果、右前脚の浅屈腱炎を発症している事が判明しました。吉岡辰弥調教師は「12日の競馬の後にチャンピオンヒルズから連絡があり、右前脚繋の裏側の浅屈腱から出血が確認出来る状況で、最低でも全治半年、悪くすると全治9か月以上の症状だろうとの事でした。夏場からマイル重賞を2つ使ってひと息入れて、さあ立ち上げようかというタイミングでしたので、そこまで速い時計はまだ入れてはいませんでしたが、疲労が蓄積していたのかもしれません。3歳秋を迎えてこれからというところですので、報告を聞いた時は大変ショックでしたが、症状が出てしまった以上、進める事は出来ませんし、時間を掛けて回復を待つことしか出来ないので、北海道に戻して治療に専念させて、併せて、もう一度詳しくあちらで検査してもらおうと思います」とのことで、近日中に北海道の谷川牧場へ移動する予定です。

 

【ゲンブ】

この後は茨城県・松風馬事センターで調整を進めることになり、昨日14日(月)に移動しました。

「先月末よりダート坂路で調教を開始し、休養していた分、馬体は緩く動きに硬さも感じられましたが、徐々に解消されてきていたところ。騎乗当初は少しテンションが高い様子が見受けられたものの、去勢の効果かそれも徐々に落ち着いてきたところで、不安のない状態で送り出せたように思います」(オカダスタッド担当者)

 

*****4歳馬*****

【マランジュ】

登録をおこなっていた今週10月20日(日)新潟9R・十日町特別(芝1400m)への出走を検討していましたが、想定段階ではフルゲート18頭のところに23頭の出走表明があり、本馬の出走間隔では除外が濃厚です。あすの出馬投票時にも状況に変わりなければ、出走間隔をあけるため無理せずリフレッシュ放牧を挟むことも検討します。

 

【レッドシュヴェルト】

ゲート練習後、坂路1本。
尾関知人調教師「先週金曜日に帰厩しました。今日は全休日明けということで、ゲート練習と坂路で調整しています。ゲート練習では枠内でソワソワしていたものの、我慢は利いていましたよ。坂路でのフットワークも良かったですね。明日は追い切りをおこなう予定で、次走に向けてしっかり乗り込んでいくつもりです。11月9日(土)東京・奥多摩ステークス(芝1400m)を予定しています」
※11月9日(土)東京10R・奥多摩S(3歳上3勝クラス・芝1400m)を予定。

 

【ファントムシーフ】

競走馬リハビリテーションで休養しています。16日現在、引き続き、曳き運動20分と、週2日はウォーターウォーキングマシン運動20分が行われています。牧場スタッフは「脚元の状態は、良い意味でも悪い意味でも変化はありません。目に見える変化がないと、どうしても焦れる気持ちにもなりますが、時間を掛けて回復を待つことが最善の方法なので、引き続き、治療を続けていきます」とのことでした。

 

【パレルモ】

ムラセファームで調整されています。16日現在、屋外ダートトラックでダクとハロン23秒前後のキャンター2000mのメニューを1日2セット、合計4000mほどを乗られています。村瀬代表は「中間はネックストレッチを着けて進めており、勝手なことはしないようにコンタクトをしっかり取りつつ左右手前を替えながら乗っていますが、慣れてきたのか、調教中に勝手なことはしなくなりました。メンタル面も落ち着いています。もうすぐ帰厩ですので、馬がリラックスした状態で厩舎へ送り出せるように引き続き調整していきます」とのことでした。16日現在の馬体重は464キロ。

 

【ミラクルティアラ】

10月12日・京都・大阪スポーツ杯(3歳以上OP・ダ1,800m)に出走し4着。

16日、野中調教師から「レース後も脚もと等に問題は無いですし、変わりなく元気にしています。ごく短期の放牧を挟んで、福島のダ1,700mに向けて調整したいと思います」との連絡が入っている。

17日にグリーンウッドTへ移動する。11月17日(日)福島・福島民友カップ(ダ1,700m・L)に向けて調整予定。

 

*****5歳馬*****

【レッドモンレーヴ】

乗り運動後、ウッドチップコースで追い切り。
蛯名正義調教師「今日も横山和生騎手に乗ってもらって追い切りました。攻めてきてピリピリするようならサラッとやることも考えたのですが、落ち着いていい雰囲気を保っていたので併せ馬で時計を出しました。『引き続き収まりがいい中でやる気もあって、いい走りだったと思います』ということでしたよ。最後スッと伸ばした時のスピード感などは、外から見ていても状態の良さが窺えますね。重め感はなく息も大丈夫ということなので、いい状態に仕上がったのではないでしょうか。以前より収まっているのが競馬に行ってどちらに出るかは何とも言えませんが、追い切りの動きを見る限り、もし今まで通り前半進んでいかなかったとしても最後は脚を使ってくれると思います。最後にゲートも確認しておきましたが、おとなしくしていたので、以前あった怪しいところを出さなければ…ですね。相手は強力ですが、いい条件なので成長を見せて欲しいと思います」
※10月19日(土)東京11R・富士S(G2・芝1600m)を横山和生騎手で予定。

 

【ラッキーガブリエル】

松風馬事センターで調整されています。中間も曳き運動を行っています。後藤場長は「先週末のエコー検査の結果、血流は若干落ち着いてきてはいるものの、まだ調教再開は時期尚早とのことで、中間も曳き運動で調整しています。歩様や触診反応は問題なく、血流さえ落ち着けな調教は進められるので、ここは我慢のしどころだと思います。次回のエコー検査までは曳き運動で進めます」とのことでした。16日現在の馬体重は502キロ。

 

【ダイヤモンドフジ】

10月12日・新潟・朝日岳特別(3歳以上1勝クラス・芝1,200m)に出走し4着。

16日、宮本調教師からは「レース後も脚もと等に問題は見られません。次走についてはテンション面も考慮して権利のある4節ギリギリまで間隔を空けて出走させたいと思います。福島2週目を目標に進めます」との連絡が入っている。

11月10日(日)福島・3歳以上1勝クラス(芝1,200m)目標で調整する。

 

*****9歳馬*****

【レッドヴェイロン】

角馬場運動後、Bコース1周。
鹿戸雄一調教師「今日は全休日明けということで、角馬場とBコースで軽めに乗って調整しています。出掛けの歩様はスムーズで、気合も程良く入っていますね。ここまでしっかり乗り込んで、状態面は確実に上向きです。明日は追い切りをおこなう予定で、万全の態勢で出走できるように引き続き調整していきたいと思います」
※10月27日(日)東京12R・ペルセウスS(3歳上オープン・ダ1400m)をA.シュタルケ騎手で予定。