*****2歳馬*****

【キングズトゥルー】

22日(日)に坂路コースで4ハロン55.5-41.1-26.8-13.3を単走で馬ナリに追われ、26日(木)にはWコースで6ハロン81.1-65.4-51.5-37.5-12.0を単走で馬ナリに追い切りました。「コースの内目を通ったこともあって、全体の時計としてはそれなりにまとめられています。そこまでは良かったのですが、上がりの際には少しばかりトモを浮かせるような素振り。時間を置いて午後に速歩をさせてみるとリズムを崩したような歩様を見せました。ここまで進めてきた中で筋肉を傷めていると見ていますが、これが長引いてしまうと厄介です。乗り越えてほしかったものの、馬に無理がきているのは明らか。ここで一旦時間を掛けさせてもらうかはもう少し様子を見て判断するつもりです」(大竹正博調教師)

 

【ゴールドエンペラー】

現在はウォーキングマシン30分のメニューで調整しています。入場後は軽めに運動をおこないながら状態を確認しており、以前との比較はできないものの、馬体重だけでいうと1週間ほどで大幅に増えてきました。それでいて太くも映らないため、馬体自体の成長が進んでいる段階なのかもしれません。到着時は馬運車内で立っていた疲れもあってか、フラフラする面もありましたが、その後は曳き運動でもスムーズに歩けているので、馬体の成長具合も見ながら今後の予定を立てていきます。

 

【ルジェウェール】

22日(日)に坂路コースで4ハロン57.6-42.2-27.8-13.5を単走で馬ナリに追われ、25日(水)にはWコースで5ハロンから0.4秒先行して併せ、68.5-52.8-38.3-11.8を強めに追い切りました。「先週は坂路でバタバタになっていましたが週末の感じは悪くなかったので、水曜日はウッドコースで古馬と併せ馬をおこなっています。今週はついていけるかなと少し心配していたのですが、意外と動けたんですよね。時計的にもマズマズのところでしたし、乗っていた助手は『動けないというよりは、とぼけた感じで動きが分かっていない』とのこと。最後に少しおどかしたらグッとした手応えがあって、まだギアを持っていそうな感じとも話していました。上がってきてからも息はゼーゼーしていませんし、思ったよりも良くなっていますよ。これならそろそろデビューを考えていけそう。来週追い切った感じを見て具体的なことを決めようと思っていますが、再来週あたりから投票していけそうです。体が締まってきて割と素軽い走りもするので、芝でのデビューも考えています」(小手川準調教師)

 

【ライラ】

22日(日)にWコースで5ハロンから0.3秒追走して併せ、67.8-52.3-37.9-12.0を強めに追われ、25日(水)にもWコースで6ハロンから0.2秒追走して併せ、86.2-69.5-54.3-39.6-12.9を馬ナリに追い切りました。「今週は入厩して初めて6ハロンからの時計消化を行いました。水曜日の追い切りは既走馬相手に一歩も譲らぬ内容。内めを回らせたとはいえ、追走して先着を果たしていますからね。軽い走りでセンスの良さを感じますし、ここまでの調整過程は凄くいいですよ。あとはもう一段階負荷を強めて時計を詰めた際に、どれだけ対応できるか。その感じでデビュー予定が見えてくるでしょう。特にへこたれている様子もなく、このまま進めていきます」(牧光二調教師)

 

*****3歳馬*****

【サミアド】

19日にケイツーSへ移動。

27日、牧場担当者から「歩様に気になる箇所はありませんが、馬体のハリが若干寂しく映ります。現在は周回コース3,000㍍をハロン20~18秒ペース中心に、坂路も織りまぜながら調整しています。今回は短期放牧と聞きましたので、馬体を戻すことをメインに調教メニューを組み立ています。馬体重は500㌔」との連絡があった。

 

【ジャンヌローサ】

22日(日)に坂路コースで4ハロン59.9-43.5-28.4-14.1を単走で馬ナリに追われ、25日(水)にはWコースで6ハロンから0.7秒追走して併せ、83.3-67.5-52.9-37.8-11.8をゴール前仕掛けて追い切りました。「相手に遅れはしているものの、もともと稽古駆けするタイプではなく相手も2勝馬と考えると、この時計で動けていれば問題ありません。やる毎に息遣いも良くなっていますし、反応の鋭さというのも増しています。ダートになることでガラっと変わり身を見せるのではないかと期待しているんですよね。というのもゲート練習や試験はダートコースでおこなうのですが、その時のダッシュ力はなかなかのもの。ダートがいいのではないかと秘かに感じていました。ここまで順調にきていますし、この調子で来週にいい形でつなげたいところ」(蛯名正義調教師)

 

【スノーディーヴァ】

「現在は内馬場でダクとハッキングの後、ダートコースをキャンター3500~4500mのメニューで調整中です。この中間も体が大きく増えているように、体調面はかなり良いですね。乗り込み量はしっかり確保できていますし、ボディコンディションも上々。進めてきてもメンタルが落ち着いているので調整しやすいですよ。このまま更なる良化を求めていきます」(担当者)

 

*****4歳馬*****

【ウィズアットダンス】

この後は茨城県・須藤ステーブルで調整することになり、近日中に移動する予定です。

「レース後に厩舎へ戻ってからも馬体に異常はなく、翌朝には獣医のチェックも受けましたが、どこも悪い箇所はありませんでした。ポンポンと勝つ競馬が続いていただけに、ここも決めて3連勝を飾りたいところでしたが、最内枠でこういう形だと揉まれ弱い面があるようです。4月半ばからずっと在厩で進めてきたため、ここで一息入れて心身のリフレッシュを図る予定です」(林幻調教師)

 

【フェミナフォルテ】

この後は茨城県・チェスナットファーム阿見TCで調整することになり、23日(月)に移動しました。

「現在は馬場をダクとハッキングキャンターで2000m(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。輸送で若干体を減らしましたが、すぐにフックラしてくる馬なので心配していません。問題はなさそうでしたし、今日から乗り出していますよ。1~2週間はこの感じで進める予定。小島調教師からは『問題なければ11月あたりの競馬を目指したい』と言われているので、様子を見ながら徐々にピッチを上げていくつもりです」(担当者)

 

*****5歳馬*****

【グロリアスヒーロー】

「この中間は坂路主体で普通キャンター(16~17秒ペース)の調整を行っています。速い時計こそ出していないものの、変わらず元気いっぱいの様子。以前に比べるとだいぶ体質面がしっかりしてきたのか、レースを使った後の疲労の抜けが早いですね。今はトモの嵌りがいいですし、ここにきて状態面も上向いてきている。相変わらず頭の高さは目に付きますが、ようやくフォームが固まってきましたからね。あとは道中自分のリズムで運べるかだけでしょう。来週10/06(日)新潟・3歳上1勝クラス(ダ1800m)を荻野極騎手で予定。展開次第では勝負になると思います」(高木登調教師)

 

*****10歳馬*****

【アナザートゥルース】

「23日(月)に坂路で追い切り、3ハロン37.6-24.3-12.1を計時しています。涼しくなってきたことで馬体面にも良化が窺えるため、当初の予定よりも強めの負荷を掛けて済ませており、昨日26日(木)にも15-15を消化。再来週10/09(水)門別・レイデオロ・プレミアム(ダ1800m)に向けてこのまま順調に進めていけそうですが、もしかしたらメンバーは強くなるかもしれません。前哨戦とはいえ、きっちり仕上げて臨みたいと考えています」(田中淳司調教師)