*****2歳馬*****
【ノースカトレア】
美浦・和田勇介厩舎で調整されています。19日から調教を再開し、中間は坂路や馬場を利用して調教を進められており、併せてゲート練習も行っています。和田勇介調教師は「先週の左トモの跛行は18日午後には治まり、翌日から調教を再開しました。乗り味はかなり硬めですが、兄のメイショウムラクモも同じだったように血統的なものかと思います。ゲートは入りと駐立は問題ないですが、出がいま一つです。まだおっとりしているので、これから慣れてくれば出られるとは思いますが、試験を受けるまではまだ練習が必要ですね。引き続きゲート試験合格を目指して進めていきます」とのことでした。
【リビングストン】
チャンピオンヒルズで調整されています。先週末からさらにペースを上げており、25日現在、トラックコースで軽めキャンター2000mと坂路を18-18のペースで乗られています。小泉厩舎長は「前進気勢が強い方ですが、それは調教のペースの中でのことであって、レースのペースでは引っ掛かる事はなかったように、特に問題はなさそうですね。こちらに来てからは問題なく乗り込めていますし、脚元も心配ありません。今週末からは15-15の時計も入れていく予定です」とのことでした。25日現在の馬体重は533キロ。
【ミッドナイトデュー】
ホースサポート櫻で調整されています。25日現在、屋外ダート馬場にてハッキングとハロン20秒のキャンターを合わせて4000m乗られています。中根氏は「佐藤調教師からは『どんどん乗り込んでいってください』とご指示をいただいていますが、乗ってみると、トモが緩いので、スピード調教よりも距離をじっくり乗り込む方が今のこの馬には良さそうに感じます。しばらくこのメニューで様子を見て行きたいと思います」とのことでした。24日計測の馬体重は460キロ。
【サンタマルティナ】
谷川牧場第一分場で調整されています。引き続き、場内の屋外900mダートコースで乗り込まれており、中間はダクとハッキングを乗られています。高沢場長は「今週からハッキングを開始しています。まだゆったりとしたペースですが、走りのバランスは徐々に良くなってきました。この中間、渡邉和雄調教師が来場されて『じっくりと立て直しを進めてください』という指示がありました」とのことでした。
【バティストゥータ】
西舎共同育成場内谷川牧場で調整されています。24日現在、BTCの屋外直線ダート1600m2本、または屋内600mダートコース6周、坂路2本のメニューを日替わりで乗り進めており、週2日は坂路調教の2本目を15-15で登坂しています。高沢場長は「中間も週2ペースで15-15を切るペースで坂路を上がっていますが、外から見ている感じだと、この位のペースでは余裕がありそうです。本州移動の馬運車の便は決まっていませんが、移動までの僅かな時間、しっかり負荷を掛けて調整していきます」とのことでした。
【メロディーロード】
宇治田原優駿ステーブルで調整されています。24日現在、角馬場で身体をほぐした後、トラックコースでダクとハッキングで1000mと軽めキャンター2000mを乗られており、週2日は坂路に入って、そのうち1日は15-15、もう1日は13-13の時計で乗られています。田辺厩舎長は「10月の入厩に向けて予定通り進められていますが、もう一段ギアが上がって欲しいかなという所はあります。時計を出す日も、前半を16-16で入れば、終いは13-13を切る位迄、時計を縮めて伸びてくるのですが、前半を15-15で行くと、終いは14-13位で一杯になります。その辺りの壁を乗り越えるべく、日々乗り込んでいきます」とのことでした。24日現在の馬体重は473キロ。
【パステルキュート】
パステルキュート(牝2歳 ミッキーアイル/レオパステル 土田ファーム生産・提供 募集名フェイマス14)は、9月25日の検疫で美浦・青木孝文厩舎へ入厩しました。なお、入厩に伴い、次週以降の情報は、毎週水曜日に現役馬の頁にて更新となります。
KSトレーニングセンターで調整されています。中間も変わりなく、屋外800mダート馬場にてハロン20秒程度のキャンターを4~5周と、坂路を15-15で週に2回乗られています。なお、25日の検疫で美浦・青木孝文厩舎へ入厩することになりました。牧場スタッフは「この中間も順調に進めてくることができました。明日入厩する予定です」とのことでした。
【エテルノレガーメ】
この中間も順調。
9月26日、野中調教師から「今週も坂路で併せ馬を行い、4ハロン52秒3、ラスト12秒74計時しました。しっかり動けていましたし、追い切り後も問題が無ければ次の開催でデビューさせたいと思います。ややワンペースな面も感じられますが、柔らかみもありますし血統面からも初戦は芝を使ってみるつもりです。今のところ2週目の芝2,000m目標で考えています」との連絡が入っている。
10月12日(土)京都・2歳新馬(芝2,000m)目標で調整予定。
【ブラゾンロワイヤル】
千歳・社台ファームで順調に調整を行い、9月22日出発、24日着の便でグリーンウッドTへ移動している。
25日、グリーンウッドT担当者の話では「輸送熱などもなく無事に到着しています。本日までウォーキングマシンのみの調整を行い、明日から跨がっていく予定です」とのこと。到着時の馬体重は505キロ。
【プロピエダット】
引き続きBTC各種コースで調整を行ない、週1~2日は坂路でハロン16秒ペースで登坂中。
担当者から「今月に入ってからは、走りのバランスを整えることに重きを置きながら坂路強めを行なっています。負荷を掛けつつもここまで順調に進めることが出来ているので、近々15-15まで上げていけそうです。年内の入厩を目標に調整を進めています」との連絡が入っている。
【レイナデアルシーラ】
帰厩後も順調。
9月26日、西園調教師から「今週も坂路で時計を出しており、次走に向けて順調に調整を進めることが出来ています。来週と再来週の追い切りで仕上がってくると思いますので、5回京都2週目のダ1,800m目標で考えています」との連絡が入った。
10月12日(土)京都・2歳未勝利(ダ1,800m)目標で調整する。
【ルージュラティーナ】
本日はゲート練習をおこないました。
助手「今朝(木)も坂路からゲート練習へ。今日は割と素直で入りの際にウッと少しゴネたくらいで、それ以外はスムーズでした。スタートも速かったですよ。このまま完璧を求めて練習を続けても気持ちを損ねてしまうかもしれないので、明日(金)練習がてらにはなるものの試験を受けてみることにしました。今日の練習通りなら合格できそうです」
本日はゲート練習をおこないました。
池江泰寿調教師「引き続きゲート練習中心のメニューで進めていますが、今朝(水)も入りでゴネてしまってなかなか入らず…。前扉を開けると入ってくれましたし、一度入ってからはその後の出し入れにも応じてくれましたが、気難しさは相変わらずですね。叱ると逆効果になっているように感じるだけに、今はラティーナの気持ちを尊重し、納得するのを待つことが必要かもしれません。時間は掛かりそうですが、辛抱強く練習を重ねていきます」
*****3歳馬*****
【ディスペランツァ】
チャンピオンヒルズで調整されています。25日現在、角馬場でフラットワークを行った後、トラックコースで軽めキャンター2000mと、坂路を17-17のペースで乗られています。小泉厩舎長は「相変わらず飼葉食いは良いですし、体調に問題はないですが、少し右トモに疲れが出ているので、調教後は右トモをケアしながら進めています。今までこういったところはあまり見せなかったですが、流石に重賞を続けて走った分、反動が出ているようです。まだ目標も先ですので、焦らずじっくりやっていきます」とのことでした。25日現在の馬体重は528キロ。
【レッドクレメンス】
本日は角馬場で調整しました。
茶木太樹調教師「予定通り今朝(木)乗り出しました。いつも通り長岡禎仁騎手が乗ってくれて500mあるコースでフラットワークをおこないましたが、ジョッキーによると『ダメージがあるようには感じませんでした。むしろしっかり感が出てきた気がします』ということでしたよ。次走に向けて、早ければ明日(金)から坂路でのトレーニングを再開する予定。涼しくなってきたせいか元気一杯ですから、アクシデントが起きないように細心の注意を払わないといけませんね」
本日は引き運動をおこないました。
茶木太樹調教師「レース後は引き運動で疲れを取っていますが、今のところ蹄など脚元に問題はありません。体も順調に戻ってきているようですから、これなら次に向けて進めていけますね。レースは早くて来週で検討中。新潟と京都の2つの競馬場でダート1800mは2鞍ずつ組まれていて選択肢も多いですから、またメンバーを見比べてどのレースに出走するか判断することになるでしょう。まずは明日(木)乗り出す予定です」
*****4歳馬*****
【マランジュ】
来週10月6日(日)新潟7R・芝1400m(若手騎手限定)戦に長浜騎手で出走を予定しています。きょう25日(水)はPコースで追い切り、5Fから68.5-53.7-40.3-12.5秒をマークしましたが、道中はフワフワしていてやや集中力を欠いていた様子でした。来週までにもう1本負荷をかけることも検討しています。
【ファントムシーフ】
競走馬リハビリテーションで療養しています。25日現在、曳き運動20分と、週2日はウォーターウォーキングマシン運動20分のメニューで進めています。牧場スタッフは「良くも悪くもですが、患部に関しては特に変わりはありません。今は時間の経過を待つしかないと思います。引き続き、今のメニューを続けていきます」とのことでした。
【パレルモ】
ムラセファームで調整されています。引き続きウォーキングマシン運動が行われて、今週から乗り出しを開始しました。25日現在、屋外ダートトラックでダクと軽めキャンターを乗られています。村瀬代表は「今週から乗り出しを開始しています。特段馬体に関してはダメージや痛いところが出ることはなく、ただ、乗っていると物見をしたり、少しバタついたりというところはあるようです。こちらではあまり馬がプレッシャーを感じるような強い負荷はかけず、フラットワークをしっかりやったり、スピード調教ではなく距離をしっかり乗って行ったりという形で、精神面のリフレッシュを図っていきます」とのことでした。
【ウィズアットダンス】
★9/25(水)船橋・祝! 芝山はにわ国重要文化財登録記念 C2(二)(三)(ダ1200m)矢野貴之騎手 結果9着
「ここでも勝ち負けを期待していたのですが、不甲斐ない結果になり申し訳ありません。騎乗した矢野ジョッキーは『スタートから無理に出していったわけではないのですが、外2頭にマークされる形で嫌気がさしたのか、3コーナーで並びかけられると早々に手応えが怪しくなってしまいました』とのことで、後続に来られて抵抗できなかったようです。上がりの様子から心房細動などの症状はありませんが、厩舎に戻ってしっかり状態を確認したいと思います」(林幻調教師)
【スマラグドス】
千歳・社台ファームで順調に調整を行い、9月22日出発、24日着の便でグリーンウッドTへ移動している。
25日、グリーンウッドT担当者の話では「輸送熱などもなく無事に到着しています。本日までウォーキングマシンのみの調整を行い、明日から跨がっていく予定です」とのこと。到着時の馬体重は471キロ。
【ミラクルティアラ】
帰厩後も順調。
9月26日、野中調教師からは「本日、坂路単走で4ハロン55秒8、ラスト12秒5の時計を計時しました。元々心臓の強い馬で、休み明けでも変わりなく順調にきています。このまま目標のレースに向けて進めて行きます」との連絡が入っている。
10月12日(土)京都・大阪スポーツ杯(ダ1,800m)に向けて調整する。
*****5歳馬*****
【ラッキーガブリエル】
美浦・高木登厩舎で調整されていましたが、20日の松風馬事センターへ放牧に出ました。25日現在、曳き運動とウォーキングマシン運動を合わせて1時間行われています。後藤場長は「20日に478キロで入場しました。翌日には491キロまで戻っています。こちらへ移動して来てからの数日間、様子を見ていますが、その中では、右前脚よりも左前脚の硬さが気になります。首から胸前あたりが張っている影響だと思いますので、治療しながら進めていきます。また、右前脚については、トレセンで行ったエコーでも血流は確認されたとのことですので、念のため今週末にエコー検査で確認する予定です」とのことでした。
9月20日に松風馬事センターへ移動しました。
【ダイヤモンドフジ】
9月21日(土)に帰厩。
25日、宮本調教師からは「帰厩後も順調にきています。本日坂路で4ハロン54秒0、ラスト12秒7を計時し、状態は変わりなくきている様子です。新潟の芝1,200m戦に向けて調整します」との連絡が入っている。
【レッドモンレーヴ】
乗り運動後、ダートコース1周。
蛯名正義調教師「今日は軽い調整です。昨日(水)少し時計を出したのでピリピリしてくるかなと思っていましたが、割と落ち着いていてテンションも変わりありませんね。相変わらず遊ぼうとしたりするところはあるものの、これは性格的なものですし、マイナスに捉えなくていいと思いますよ。どこまで攻めていくかは、この後の馬体と気持ちの感じを見ながら考えていきますが、以前ほど攻めていってもテンションが嫌な方にいくことはなくなってきているので、そのあたりも踏まえて調整していくつもりです」
角馬場後、坂路1本。
蛯名正義調教師「日曜から立ち上げていて、今日は坂路で少しペースを上げてみました。まだ体の使い方など重さは感じますが、1本目ですからね。体重や体つきはそう変わっておらず、太いということもないので、乗り込んでいけばシャープさも出てくるでしょう。何より今回いいのが気難しいところを全く見せていない点。春までは帰厩直後にうるさい仕草を見せていたのですが、今回はずっと落ち着き払っていて気性面の成長を感じますね。これから乗り込んで体が動くようになってきた時にどうかというところはあるものの、夏にいい休養を過ごせたようで、雰囲気は今までで一番だと思いますよ。これならしっかり負荷を掛けていけそうですね。とはいえ安心はできないので、常にテンションには注意しながら進めていきます」
※10月19日(土)東京11R・富士S(G2・芝1600m)を横山和生騎手で予定。