*****2歳馬*****
【リビングストン】
チャンピオンヒルズで調整されています。移動後はレースの疲れをしっかりと抜くため、今週いっぱいはウォーキングマシン運動で進めています。牧場スタッフは「レース後、両前に軽くソエが出ていたように流石に疲れていると思います。ただ、こちらに来てからも飼葉食いは良いままですし、毛艶を見ても良いままなので、今週しっかりと休ませれば、問題はないと思います」とのことでした。
【ミッドナイトデュー】
ムラセファームで調整されています。11日現在、馬場でダクとハロン25秒前後のキャンター4000~5000mを乗られています。村瀬代表は「ここに来て、まだ暑さがぶり返してきましたが、普段はエアコンの効いた厩舎にいますし、馬自身は元気いっぱいで調教をこなしており、体重も460キロ台で変わらず推移しています。汗の掻き方などを見ても、普通の汗の掻き方が出来ており、夏負けの疲労なども含めて解消したように思います」とのことで、佐藤博紀調教師は「だいぶ体調も上向いてきているようなので、この後は帰厩に向けた次のステップとして坂路のある育成場へ移動させて乗り込みのピッチを上げて行きたいと思います」とのことで、今週末にホースサポート櫻へ移動する予定です。11日現在の馬体重は465キロ。
【サンタマルティナ】
谷川牧場第一分場で調整されています。中間は屋外900mダートコースで乗り運動を開始してダクを乗られていますが、歩様があまり良くなかったため、10日に再度獣医の診察を受けました。結果は、左トモ股関節周りに疲れがまだ残っているようだとの診断で注射を打ちました。11日現在、屋外900mダートコースでダクを乗られています。高沢場長は「中間、ダクを乗り始めましたが、歩様がどうも良くなって来なかったため、火曜日に、もう一度獣医に診てもらいました。診断としては、運動自体はこのまま乗っても大丈夫とのことでしたが、当面はダクまでに留めて、股関節周りの疲労が完全に抜けるまでは無理をしないようにとのことでした。ここはじっくり腰を据えて時間をかけて立て直しを図って行く方が良さそうです」とのことでした。
【ハイファイスピード】
9月15日(日)中京・2歳未勝利(芝1,200m)に国分恭介騎手で出走予定。
11日、宮本調教師からは「今週も坂路で時計を出しており、4ハロン54秒2、ラスト12秒5をマークしています。先週しっかりと時計を出して良い動きを見せており、今週も良い状態をキープしています。具合がすごく良いのでぜひ結果に繋げたいです」との連絡が入っている。
*****3歳馬*****
【ディスペランツァ】
栗東・吉岡辰弥厩舎で調整されています。9月8日の出走後も体調に変わりはないですが、レース後はひと息入れる事になり、12日にチャンピオンヒルズへ放牧に出る予定です。吉岡調教師は「今回も難しい枠に入ってしまい、スムーズな競馬が出来なかったのは残念です。ただ、スタートが上手くいきましたし、使う毎に成長を感じています。重賞を2回連続して使ったので、少しお休みを挟んで、年末に出走させられるように、チャンピオンで状態を整えてもらいます」とのことです。次走は、12月7日京都、3歳以上オープン・リゲルステークス(L)・芝1600mが検討されています。
【サミアド】
9月15日(日)或いは、16日(祝・月)の中山・3歳以上1勝クラス(ダ1,200㍍)に菅原明良騎手で出走予定。
11日、竹内調教師から「今朝はウッドチップコースにて3頭併せで追い切り、最後方追走から終い馬なりで併入しています。体調面は一度使って良くなっているので、前走以上には動ける状態です」との連絡があった。
【レッドクレメンス】
本日は坂路で追い切りました。
茶木太樹調教師「先週日曜日以降はコースで調整をおこなうことができていて、今朝(水)も坂路で追い切りを消化したところです。跨ったのはレースでの騎乗を依頼した長岡禎仁騎手。先週はテンから行って終いバタバタになってしまったので、今回は前半の折り合いを重視して終いを伸ばす形にしましたが、ジョッキーも『昨日乗った時よりも口向きが改善して乗りやすくなっていました。この二日間乗った感触から、今週に出走することになっても問題はないと思います』と話していました。今週は三日間開催でダート1800mが2鞍、ダート1900mもひと鞍組まれているので出走馬はバラけるとみていますが、クレメンスの場合、まずは自身の状態次第ですからね。今日の午後から明日(木)朝までよく観察したうえで最終的に投票するかどうかを判断するつもりです」
*****4歳馬*****
【マランジュ】
この中間も気持ちを落ち着かせながら調教を重ねており、きょう11日(水)はCWコースで追い切りました。6Fから83.4-67.0-52.4-38.6-12.9秒をマークしましたが、3~4コーナーで若干力んでしまい、終いはやや一杯になってしまいました。引き続き、精神面の変化に注意を払いながらじっくり進めていきます。
【パレルモ】
米田英世調教師 レース後コメント
「ゲート内でうるさいところがあるので、落ち着かせるために左を向かせていたのですが、そろそろというところで前を向かせた瞬間に立ち上がってしまい、そのまま後ろにひっくり返ってしまいました。その際にゲート内に左トモを引っかけてしまって、なかなか起き上がることができず、係員が引っ張り出すようなかたちでゲートから出すことになりました。馬は擦り傷はありますが、歩いて戻って来れましたし、戻ってきたところを見るとそれほど大事ではなさそうです。ただ、連れて帰ってきたスタッフは『左前脚の出が少し気になる』とも話していたので、明日しっかり状態を確認します」
その他特記事項(レース中のアクシデントや主催者からの制裁等)
枠入り後ゲート内で暴れた際に負傷してしまったため競走除外となりました。なお、30日間の出走停止と停止期間の満了後に発走調教再審査が課せられました。
大井競馬場・米田英世厩舎で調整されています。本日のレースに向けて、7日にC2の古馬と併せて最終追い切りが行われて、65.8-51.8-37.5を一杯に追われて計時し、併せた馬なりの相手に0秒4遅れました。米田英世調教師は「最終追い切りは多少反応が悪かったところがありましたが、フィニッシュまでしっかり走っていました。このひと追いで変わってくるのではと思います。前走時の出来は維持しているので、道中、馬込みに入らずに気分良く運ぶことが出来れば、展開次第で再度の好勝負に持ち込むことも可能だと思います」とのことです。11日、大井競馬12R(20:50出走)、B3(二)選抜特別・宮益坂賞・ダート1600mに14頭立ての3枠3番、仲原大生騎手、56キロでの出走が確定しています。
【ファントムシーフ】
競走馬リハビリテーションで療養されています。11日現在も体調に変わりはなく、曳き運動20分と、週2日はウォーターウォーキングマシン運動20分で進めています。牧場スタッフは「10日に定期の検診を行いました。エコー検査では綺麗に損傷した個所は埋まったままで、運動後も良い意味で変わりはないとの事でした。ただ、本来であればそろそろ腫れと熱感が取れる頃ですが、患部にまだ若干の熱感と浮腫み程度の腫れが残っています。腱の損傷率が30%以上と高かったので仕方ないとは思いますし、無理しても意味がないので、トレッドミル運動への移行は見送り、もう少し現状維持で進めたいと思います」とのことでした。11日現在の馬体重は512キロ。
*****5歳馬*****
【ラッキーガブリエル】
美浦・高木登厩舎で調整されています。中間も今週末の出走に向けて順調に進められており、8日にはウッドチップコースにて助手が騎乗して、52.6-37.8-11.8 を馬なりで計時しました。今週の追い切りは、11日にウッドチップコースにて助手が騎乗して行われて、50.7-36.4-11.6をゴール前仕掛けて計時しました。高木登調教師は「今日の追い切りもいつも通り元気良く、活気のある走りでした。予定通り今週出走させます。体調も問題なく、良い状態で出走を迎えられそうです」とのことです。14日中山、牝馬限定3歳以上1勝クラス・ダート1200mに菅原明良騎手で登録する予定です。