*****1歳馬*****

【ボインビューティーの23】

馬体重:463キロ

7月下旬に当場へ移動。当初は放牧をおこないながら馴致を進めていましたが、8月上旬から放牧を取り止め、騎乗運動に専念しています。ロンギ場での乗り運動を経て、現在は周回コースでのハッキングも始めたところ。重厚な馬体の持ち主ですが、身のこなしは軽やかで、身体を上手に使った、伸びやかで綺麗な動きを見せています。気性が素直で、人に対して従順な点も強調材料。騎乗者とのコミュニケーションも上手に図れています。コンディションも良く、今後の進化を楽しみにしています。

 

【レッドアヴァンセの23】

馬体重:444キロ

8月27日に、ノーザンファームYearlingから当場へ移動してきました。当面は新しい環境に慣れることを優先しながら、じっくりと騎乗運動を進めていく方針です。身のこなしが柔らかく、推進力が大きい、弾力性に富んだ動きがセールスポイント。体高はそれほどではありませんが、胸部、トモに十分な厚みがある、バランスの取れた馬体も、見どころ十分なものとなっています。気性が素直で、常に落ち着きを保っている点も強調材料。成長力に優れた母系の出身でもあり、今後の変化を楽しみにしています。

 

【レッドシルヴァーナの23】

現所在地/谷川牧場

育成牧場/谷川牧場・BTC(予定)

馬体重:450キロ

心身のさらなる成長と、トレーニングに向けての体力養成を目的に、昼夜放牧を継続しています。だいぶ体幹が強化されてきたことで、生来の柔軟性に優れた、伸びやかな動きに力強さが加わってきました。また、飛節の伸びが良い、推進力に富んだ歩きも、有力なセールスポイントとなっています。成長途上の段階ですが、体高があり、シルエットも綺麗な馬体の持ち主。もう少し幅が出てくれば、よりバランスが整ってくるはずです。元気で、活気に充ちた若駒。今後も順調にステップを踏んでいくと見ています。

 

【レッドルレーヴの23】

現所在地/社台ブルーグラスファーム

育成牧場/社台ファーム(予定)

馬体重:456キロ

夜間放牧を継続しながら、腹帯を締めてのウォーキングマシン、馬房内での跨りなど、じっくりと初期馴致を進めています。馬格があり、胸部の厚み、トモの雄大さが目立っていますが、身のこなしに堅苦しいところはなく、スムーズで力強い動きを見せています。普段から理解力の高いタイプですが、写真や動画撮影などの際も、堂々と対応出来ているのは、芯の強さを保持している証。血統的にも高い期待が懸けられる有望株だけに、心身両面の逞しさに磨きをかけながら、大きく育て上げていきます。

 

【ミッドナイトラヴの23】

馬体重:444キロ

牧場内で厩舎を移動したのを機に、放牧を取り止め、騎乗運動に専念しています。すでに周回コースにも入り、ハッキングをおこなっていますが、身のこなしが柔軟で、スムーズさと力強さを併せ持つ、良い動きを披露しています。気性は大人しい方ですが、前向きさも保持していて、トレーニングには積極的に取り組んでいます。夏を越え、背肉が載ってきたことも強調材料。トモの容量が大きく、胸部には厚みと深みがあります。健康状態も申し分なく、今後のステップも極めて順調に踏んでいけるはずです。

 

*****2歳馬*****

【キングズトゥルー】

松風馬事センターで調整され、先週24日(土)に美浦・大竹正博厩舎に入厩し、本日30日(金)にゲート試験を無事に合格しました。

「松風でもしっかりゲートを練習していた甲斐もあって、非常にスムーズでしたね。まずは扉を開けた状態のゲートを通して、次に前扉を閉めて、手動から自動開閉のゲートといった具合に段階を踏みながら。これであればと試験を受験したところ、難なくクリアしてくれました。ゲート練習と並行しながら坂路コースにも入れていますが、まだ緩いですし、体力がもう一つな印象。松風で見た時ほど煩い感じはなく、よく言えば落ち着いているのでしょうが、裏を返せば現状のメニューでも余裕がないのだろうと捉えられます。良くなってきそうな雰囲気は感じますので、まずはこのまま在厩で体力面含めて鍛えていく考えです」(大竹正博調教師)

 

【ゴールドエンペラー】

吉澤ステーブルWESTで調整され、昨日29日(木)に栗東・羽月友彦厩舎に入厩しました。

「早速今朝から調教を開始してポリトラックコースを1周させましたが、台風の影響でゲート練習は通過だけにしています。初日ということもありますが、騎乗してからはかなり煩い面を見せて落ち着くまでに少し時間がかかりましたね。育成場の話では基本的に大人しいタイプとのことでしたので、慣れてくれば問題なさそうですし、あまり焦らずに進めていきます」(羽月友彦調教師)

 

【ルジュウェール】

「現在は馬場でダクとハッキングキャンターを4000m(18秒ペース)のメニューで調整中です。この中間に大きく変わり身はないものの、順調にメニューをこなせていますよ。馬自身は元気いっぱいで、カイバ食いも旺盛なため、この後もしっかり乗り込みを重ねていきます」(担当者)

 

【ライラ】

現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週2回は15秒ペース)のメニューで調整しています。馬場状態が悪かったことから17日(土)の追い切りはスライドし、20日(火)より15-15を開始してペースを上げながら進めています。速いペースで行っても動きは良く、フォームも伸び切ったりすることはないので、ここまでの調教で中身がしっかり出来てきました。そう遠くないうちに入厩となる予定なので、この後も週に2回は負荷を掛けていくつもりですが、問題なく対応してくれるはずです。

 

【スピアッジャローザ】

現在は馬場1周と坂路2本を18~20秒ペースのメニューで調整しています。この中間も順調で、今週から登坂本数を2本に増やしています。気性面が改善されてきた印象で、併せ馬での調教も問題なくこなせるようになってきました。馬体面にはまだメリハリがないものの、ここから筋肉がついてくれば変わってくるはずです。良化を促すべく、引き続き坂路を主体に乗り込みを重ねていきます。

 

【ルージュレアリーズ】

馬体重:455キロ

先週末以降もウォーキングマシンで運動をおこなってきましたが、血腫が出来た左後肢の患部の状態が良くなってきたことから、火曜日と水曜日の2日間はトレッドミルで調整し、昨日(木)乗り出しました。現在は周回コースで軽めの調整を続けています。多少の気負いはあるものの、患部を気にする素振りも見せていないことから、来週半ば以降に坂路での調整をスタートすることができそうです。休んでいたとはいえレアリーズ自身の成長もあり、体は大きく逞しくなってきました。

 

【ルージュラティーナ】

馬体重: 491キロ

引き続き調整は順調に進んでおり、先週土曜日には15-15を、今週火曜日には12-13と牧場坂路での上限となる時計を出しました。緩さを残しながらでも動きは悪くありませんし、息づかいといった中身も良くなっており、速い時計にも問題なく対応できています。脚元など馬体に疲労感が出ることもありません。ゲート試験に耐えられる体力も備わってきているところで、厩舎サイドに入厩を打診しています。

 

【レッドアトラーニ】

馬体重:512キロ

疲労が蓄積しないよう、定期的に短期間のリフレッシュ休暇を設けながら調教に励んでいます。現在は引き続き週4日の坂路調教をおこなっており、周回キャンターは最大3000m、登坂時計は3ハロン45秒といった構成で反復トレーニングを継続中です。時計を詰めていく予定でしたが、トモの筋力不足からかキャンター時に身体が流れ気味。この状況で焦って進めていくと故障のリスクも伴うことから、まずはフィジカル面を安定させてから調教負荷を上げていくといった方針で進めていきます。

 

【レッドエソール】

馬体重:501キロ

先週月曜日からトレッドミル調整(ダク500m、ハッキング2000m)をはじめています。脚取りは良く喉の状態も気にならないことから、今週より騎乗運動を開始しました。火曜日には坂路に入れて17-16のペースで1本登坂。休んでいたぶんの緩さなどはあるものの、前進気勢も十分で、最後までフットワークは軽快でした。このメニューで乗っていても喉に問題はありません。この中間には杉山晴紀調教師が来場。本馬の状態や稽古の様子も見てもらったところ、『乗り出してからも順調にきているようですね。このまま乗り込みを進めてください』とのお話。この後も喉の状態を観察、またケアを継続しながら乗り進めて体力を戻していきたいと思います。

 

*****3歳馬*****

【ジャンヌローサ】

現在は馬場1周と坂路2本(週2回は15秒ペース)のメニューで調整しています。こちらに入場した当初より、だいぶハミ受けも良くなってきた印象で、先週から15-15を開始しました。トモの力がまだ付ききっておらず、理想のフォームからは少しバランスの悪い走りになっていますが、それも徐々にいい形に変わってきている感触はあります。現状コーナリングで前後がうまく連動せずにやや膨れがちな走りとなるため、そのあたりが改善されれば前走のような馬場でもしっかり走れるようになってくるはずです。

 

【レッドアトレーヴ】

馬体重:489キロ

この中間も坂路主体の調整。トレッドミルとの日替わりメニューですが、坂路に入れる日は14-14、14-13といった速いところを消化するなど、メリハリをつけて入念に乗り込んでいます。動きには特に気になるところもなく、コンスタントに乗り込んでいる割に馬体重が減らずに踏みとどまっているのも好材料と言っていいでしょう。今後も移動に備えつつ、更なる成長を促しながら地道に乗り込んでいきたいと思います。

 

【ルージュルリアン】

馬体重:494キロ

先週末から騎乗調教を開始しました。現在は周回コースでハッキング調整をおこなってから、坂路を4ハロン70秒くらいのゆったりしたペースで上がっています。乗り出した直後はカリカリした面が見られたものの、日に日に落ち着いて調教に臨めるようになりました。到着後にケアしたことで疲労は抜けたように感じますし、脚元などに異常も確認されていませんが、次走予定もないことから9月中旬までは軽めの調整を続けます。

 

*****4歳馬*****

【マランジュ】

グリーンウッドTでは順調に調教を進めていることから、本日30日(金)に栗東TCへ帰厩しました。こちらでも追い切りを重ねながら出走態勢を整えていきます。

 

【ウィズアットダンス】

★8/30(金)船橋・馬い! 篤やのハニーペッパー発売記念 C2(六)(七)(ダ1200m)矢野貴之騎手 結果:優勝

「ハナを切った1番人気馬を見ながら矢野ジョッキーが2番手をうまく運んでくれましたね。ゲート内でかなり待たされたものの、もともと駐立は大人しく、長く入っていた分より馬が冷静になれたようです。今日のような不良の馬場コンディションが問題ないのも心強いですし、馬自身も使いつつ力を付けている印象です」(林幻調教師)

 

【レッドシュヴェルト】

馬体重:476キロ

先週の土曜日に入場。レースでの疲れが抜けるのも早く、飼葉の食いも良好。これといった不安点もないことから月曜日より乗り出しを開始しています。火曜日には坂路で14-14のペースで1本登坂。乗っていても硬さなどは感じませんし、覇気もちゃんとありますので、まずはスムーズに立ち上げることができたかと思います。

 

【レッドルヴァンシュ】

馬体重:522キロ

相変わらずクリニックが混み合っていて手術をおこなう目処が立っていないこともあり、週明けからは坂路に入れてハロン17~18秒ペースで登坂しています。やはり喉は鳴っているものの、それ以外に気になるところはありません。適度に動かしてガス抜きしながら手術の実施を待つことになりそうです。

 

*****5歳馬*****

【レッドモンレーヴ】

馬体重:519キロ

引き続き坂路で14-13のメニューをおこなっています。集中力を欠かすことなく最後まで走りきることができていますし、この馬らしい機敏な動きを見せてくれています。息遣いも良くなっており、体調面も良好。暑さも和らいできて過ごしやすい日が続いていることもあり、心身のコンディションも申し分なく、うまく軌道に乗せることができています。

 

【ルージュエクレール】

本馬は8月24日の新潟競馬・朱鷺ステークス(L・芝1400m)に出走して12着での入線。レース後、左前の膝に腫れと熱感が確認されたため、8月29日(木)午前にレントゲン検査を実施した結果、左前橈側手根骨遠位端の骨折が判明しました。全治3か月の診断でしたが、「完治した後に騎乗運動を再開してレースへ向かうには、少なくとも半年は掛かるだろう」という獣医師の見解を踏まえ、年齢的なものも考慮して関係者の間で協議した結果、誠に残念ではございますが、ここで引退の結論に至りました。なお、本馬は繁殖牝馬となる予定です。長い間、ルージュエクレール号にたくさんのご声援をいただき、ありがとうございました。

萩原清調教師「昨日(木)レントゲン検査を受けた結果、左前橈側手根骨遠位端の骨折が判明しました。全治3か月の診断で、『手術は不要で保存治療ではあるものの、そこからトレーニングを進めてレースに向かうとなると、少なくとも半年ほどは掛かるのではないか」という獣医師の診断を受けて関係者の間で協議した結果、残念ではありますが、ここで引退することになりました。未勝利戦を勝つまでに時間を要してしまいましたが、そこからはコンスタントに勝ち星を挙げてオープン馬になってくれました。そこからもうひと花咲かせてあげることができず、会員の皆様には申し訳ない気持ちで一杯です。今後は母親としての大事な仕事が待っています。筋の通った血統ですし、良い仔を産んでくれるはず。私の年齢的にエクレールの初仔を預からせていただけるか分かりませんが、エクレールの子供というだけで応援したいという気持ちは変わりません。今日までルージュエクレールにたくさんの応援をありがとうございました」

 

*****6歳馬*****

【レッドアウレア】

馬体重:486キロ

先週の金曜日に入場。レースを続けて使った後には北海道からの輸送もありましたからね。到着後に気が抜けたようで疲れがハッキリと見られましたので、到着翌日に補液を入れています。月曜日まではウォーキングマシン調整のみで楽をさせていましたが、気も戻ってきて飼葉も食べてくれていることから、火曜日より角馬場でダクとハッキングを交えて1500mといった内容で乗っています。歩様には硬さもあり、まだ乗っていても疲れが残っている様子を感じますので、この後もケアをしながら乗っていくつもりです。次走は秋の福島開催が有力かと思いますので、慌てず馬の状態にあわせてジックリ進めていきます。

 

*****7歳馬*****

【エクストラノート】

この後はトレセン近郊のケイツーステーブルで調整することになり、本日30日(金)に移動しました。

「心配していたことがモロに出たレースとなってしまいました。調教では大分まともになっていたのですが、レースでは飛越前にかなりブレーキを掛けていましたからね。あの状態でよく転んだりしなかったですし、完走してきたなと思います。かなり練習を積んできて、そろそろ大丈夫かなと思っていただけに、あのような結果となってしまい申し訳ありませんでした。レース後も脚元などに問題はないものの、障害が上手くなるにはかなり時間を要しそう。クラブ側ともやはり平地の方が良いという話になり、10月の新潟開催を目指すことになりました。障害練習を含めてここまでしっかりやってきたので、一旦短期で放牧に出す予定。リフレッシュを図った後に、また競馬に向けて進めていこうと思っています」(加藤和宏調教師)

 

*****9歳馬*****

【レッドヴェイロン】

馬体重:536キロ

周回コースでダク500m、キャンター1000m(18-17のペース)を1本、トレッドミル調整(ダク500m、ハッキング1200m)のメニューを日替わりでおこなっています。トレッドミルを併用したメニュー構成は変わりませんが、騎乗運動のメニューアップは今週からおこなっています。しっかりと走る気を出してきていますし、フットワークにはこの馬らしい力強さを感じることができています。暑さが落ち着いてきたことで、馬自身にも余裕が出てきているようです。コンディションはキープできていますので、引き続き入念に乗り込みながら状態アップを図っていきます。

 

*****10歳馬*****

【アナザートゥルース】

「休み明けを一度叩いて今回の方がコンディションは良かったのですが、それでもまだ良化途上といったところですからね。ここから秋にかけて調子はもっと上向くでしょうし、大一番では巻き返せるよう調整を進めていきたいと思います。この後のローテーションについてはもう少しレース後の状態を確認してから決めるつもりですが、もう1戦して11/07(木)門別・道営記念(H1・ダ2000m)に向かうスケジュールを組もうかと考えています」(田中淳司調教師)