*****2歳馬*****

【バティストゥータ】

西舎共同育成場内谷川牧場で調整されています。20日現在、引き続きBTCの屋外直線ダート1600m、または屋内600mダートコース6周を乗るメニューを日替わりで進められており、週1本は坂路にも入って16-16で登坂しています。スタッフは「今週に入ってだいぶ過ごしやすくなっていて、今日辺りでも日中20度そこそこの気温です。予報を見ると、この先、月末迄ずっと天気はあまり良くない感じなので、暑さが急激にぶり返すようなことにはならないかなと思います。中間、体重が思ったほど減りませんが、身体が少し上に大きくなっている分もあるかと思います。7月頃と比べても、徐々に動けるようにはなっています」とのことでした。20日現在の馬体重は580キロ。

 

【ノースカトレア】

KSトレーニングセンター内K2ステーブルで調整されています。中間も変わりなく、屋外ダート馬場にてハロン22秒のキャンターを2000~3000mと週に2回は坂路を15-15で1本乗られています。菅野代表は「中間も順調です。脚元も変わりないので、先週からは坂路で速いところを始めました。引き続き、しばらくはこのメニューで様子を見ます」とのことでした。

 

【メロディーロード】

宇治田原優駿ステーブルで調整されています。20日現在、角馬場で身体をほぐした後、トラックコースでダクとハッキングで1000mと軽めキャンター2000mを乗られ、週2日で坂路に入って、そのうち1日は15-15、もう1日は13-13の時計で乗られています。田辺厩舎長は「中間も良い意味で変わりなく乗り進める事が出来ています。だいぶ乗り込んで来ている割に、成長がゆっくりなタイプという気がしていますが、もう少し涼しくなってきたら、もう一段良くなってきそうな雰囲気はあると思います」とのことでした。20日現在の馬体重は477キロ。

 

【リビングストン】

栗東・吉岡辰弥厩舎で調整されています。中間は、8月16日から乗り出しを再開しており、今週は、21日に坂路にて調教助手が跨って追い切りが行われ、55.9-41.2-27.1-13.6を馬なりで計時しています。吉岡調教師は「元気いっぱいですね。当初はゲート試験合格を目標にしていた馬が、ここまで元気なまま来れているのは、本当に馬がタフだと思います。デビュー戦を使った後は馬が少しピリッとしましたが、変わらずに来れていますし、飼葉食いも凄く良いですよ。今週末にまた強い負荷を掛けて追い切り、来週は調整程度の内容で競馬に向かいます。なお、団野大成騎手が乗れなくなってしまったので、次走は西村淳也騎手で登録します」とのことです。9月1日中京、2歳未勝利・芝2000mに西村淳也騎手で出走する予定です。

 

【パステルキュート】

KSトレーニングセンターで調整されています。先週水曜日の午後になって右トモを痛がる様子が見られ、獣医の診察を受けたところ、右後脚の蹄を挫跖していることが判明しました。牧場スタッフは「朝の調教はいつも通りに終えて、午後になって馬房から出したところ、歩様の乱れが見られました。右後脚を浮かせるくらい痛がっていたので、消炎剤を使って治療をしました。数日置いて土曜日にレントゲンで確認したところ、蹄骨には異常は見られませんでした。週明けの昨日はもう痛みは引いてきていて、歩様の乱れはあるものの歩くのを嫌がるほどではなくなって、消炎剤も使わずに過ごせています。痛いところに衝撃がいかないように鉄橋蹄鉄に履き替えたので、これで歩様が良くなれば、曳き運動から始めていけると思います。そろそろ入厩も検討していると聞いていたところのアクシデントで残念ですが、しっかりケアしていきます」とのことでした。

 

【ミッドナイトデュー】

ムラセファームで調整されています。21日現在、馬場でダクとキャンターを乗られています。村瀬代表は「お盆明けから予定通り、軽めのダクとキャンターから乗り始めましたが、全体的にまだ緩さを感じますね。なお、佐藤調教師からは改めて『汗のかき具合に注意してください』という指示がありました。今のところ調教後に首周りや鞍下などを確認しても通常の汗のかき方で、例えば変に粘り気のある汗が出ているようなことはありません。ただ、2歳でまだ暑さに身体が慣れていないというところはあると思います。クーラーが効いた馬房に入っていますが、それでも馬房の前に置いてある送風機の前に顔を置いて涼んでいる姿を見かけます」とのことでした。21日現在の馬体重は465キロ。

 

【サンタマルティナ】

大井競馬場・渡邉和雄厩舎に在厩して、14日のレース後、放牧に出して立て直すことになり、17日出発の馬運車で厩舎を出発して18日に北海道浦河町の谷川牧場第一分場へ到着しました。21日現在、パドック放牧と、ウォーキングマシン運動が行われています。スタッフは「日曜日着の馬運車で到着しました。輸送の疲れを考慮して、21日現在、まだ乗り運動は開始していませんが、馬は元気ですので来週辺りから乗り出しを開始していきます」とのことでした。

 

*****3歳馬*****

【レッドエヴァンス】

角馬場運動後、坂路にて併せ馬で追い切り。

音無秀孝調教師「今日は坂路で追い切りました。テンから併せていきましたが、全身をしっかり使ったフォームで動けていましたし、最後まで持ったままの手応えでフィニッシュ。レースを使っている馬なので速い時計こそ出していないものの、変にテンションが上がっている様子もなく、引き続きいい状態にあると思います。予定通り、今週の日曜・中京4レース(芝1400m)に団野騎手で向かいます」

※8月25日(日)中京4R・3歳未勝利(芝1400m)を団野大成騎手で予定。

 

【レッドクレメンス】

舎飼。

助手「小倉でのレース後は軽い熱中症に見舞われましたが、今回は大丈夫でした。トレセンに帰ってきてからも元気一杯で飼い葉もいつも通り食べていて、馬体重も490キロまで戻っています。ただ、今朝(水)になって左前脚の内蹄踵に痛みが出てしまいました。もともと蹄に弱さを抱えていた馬で、蹄鉄も4分の3を履かせるなど対処はしていたのですが、レース中にぶつけてしまったのか痛みが生じ、歩様にも違和感が…。連闘はあきらめて消炎剤を打つといった処置はしたものの、来週のレースにも間に合うかどうかといったところです。ひとまずケアしながら経過観察を続けます」

 

【ディスペランツァ】

栗東・吉岡辰弥厩舎で調整されています。先週は、8月16日より坂路中心で騎乗調教を再開しており、21日には、坂路に坂路にて調教助手が跨って追い切りが行われ、58.1-43.0-28.5-14.2を馬なりで計時しています。吉岡調教師は「先週の木曜日に1日だけ飼葉が落ちて心配しましたが、確認したら歯茎が少し赤くなっており、歯の生え替わりで痛かったようです。すぐに整歯を行い、その後はいつも通りの食欲でしたので、問題はありません。今日から15-15を開始しています。問題なく目標に向けて進めていけそうです」とのことです。9月8日中山、3歳以上オープン・京成杯オータムハンデキャップ(GIII)・ハンデ・芝1600mに石川裕紀人騎手での出走を目標に進めていきます。

 

【サミアド】

8月24日(土)新潟・3歳以上1勝クラス(ダ1,200㍍)に菅原明良騎手で出走予定。

21日、竹内調教師から「今朝は坂路コースで併せ馬を行ない、道中先行から終い馬なりで併入しています。先週の調整で出走態勢がほぼ整っていたので、息を整える程度でした。今週は菅原明騎手も確保しましたので、掲示板以上の走りを期待しています」との連絡があった。

 

【エルキュール】

これまでの戦歴およびレース内容と現状を踏まえて天間昭一調教師と協議をおこなった結果、誠に残念ではございますが、ここで匿名組合契約を終了することといたしました。

なお、本馬は今週8月22日(木)に開催されるサラブレッドオークションに出品する予定です。

エルキュール号にお送りいただいたこれまでの温かいご声援、誠にありがとうございました。

「これまでのレースぶりから距離的には1400mが合うとみていたのですが。スタート五分も前に行けなかったですし、今回もノドの状態は気にならなかったものの、直線も鋭い脚は使えませんでした。新潟までの長距離輸送で体を大きく減らすことはなく、プラス体重で臨めたのですが、現状では成長力という点に課題も残るようです。こちらの力不足で結果を出せず、大変申し訳ありませんでした」(天間昭一調教師)

 

*****4歳馬*****

【マランジュ】

この中間も順調に乗り込むことができており、引き続き周回コースで4000mのハッキングキャンターを乗ってから、坂路コースをハロン17秒ペースで駆け上がっています。また週2日の速め調教も、ハロン13~15秒ペースに上げています。調教後のケアを続けていることもあって脚元の状態は変わりなく、気持ちの面でも落ち着いてセーブできています。秋の出走に備えて、ここからしっかり帰厩態勢を整えていきます。現在の馬体重は457kgです。

 

【レッドシュヴェルト】

厩舎周りを引き運動。

助手「レース後ということで、今日は厩舎周りを引き運動で調整しています。使ったなりの硬さはあるものの覇気はありますし、昨日(火)獣医師のチェックを受けたところ、特に異常はありませんでした。飼い葉もしっかり食べているように、ダメージは最小限で済んでいるのではないでしょうか。調教師が海外出張中のため、今後の予定はまだ決まっていませんが、ひとまず馬体のメンテナンスを優先して進めていきたいと思います」

 

【ファントムシーフ】

競走馬リハビリテーションセンターで療養しています。中間は少しだけ運動量を増やして、21日現在、曳き運動20分と、週2日はウォーターウォーキングマシン運動15分が行われています。牧場スタッフは「今週から運動時間をさらに増やして進めています。特に変わりはないですが、経過も良好ですし、予定通りと言って良いと思います。まだ、腫れや熱感はあるものの触診では嫌がったり、痛がったりもしていません。ゆっくりと回復している証拠だと思います」とのことでした。

 

【パレルモ】

大井競馬場・米田英世厩舎で調整されています。8月14日のレース後、特に大きな疲れは見られず、21日現在、次走に向けて調教を開始しています。米田英世調教師は「レース後は大きなダメージが残っているようでもなく、飼葉もしっかり食べています。軽めですが、既に馬場で調教を開始しており、休み明けの前回の競馬を使った直後と比べても、今回のレース後の方が調子が上向いている感じが伝わってきます。先週の競馬はよく頑張ってくれましたが、大外枠だったこともプラスに作用したと判断しています。この後は9月8日からの大井開催の1600m戦に向かう予定ですが、枠順に関係なく結果を出してくれるような安定感が出てきてくれたらと思います」とのことでした。

 

*****5歳馬*****

【ルージュエクレール】

角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。

萩原清調教師「今日はウッドで追い切りました。三浦騎手が騎乗して単走での追い切りでしたが、下ろしがけはリズム良く走っていて溜めは利いていたと思いますし、直線でも伸びてはいたものの、少し右に張り気味に走っていて、トモが思ったよりも入らず推進力が上に流れてしまっていました。それでも息遣いは良かったですし、このひと追いで変わってくるはず。実戦での変わり身に期待したいと思います。予定通り、今週の新潟・朱鷺ステークス(芝1400m)に三浦騎手で向かうつもりです」

※8月24日(土)新潟11R・朱鷺S(L・芝1400m)を三浦皇成騎手で予定。

 

【ラッキーガブリエル】

松風馬事センターで調整されています。中間も、角馬場にてダクとハッキング、走路でハロン17秒のキャンターを1600m乗られています。なお、23日に美浦・高木登厩舎へ帰厩する予定です。後藤場長は「状態は特に変わらず、順調です。屈腱炎を発症した経験のある馬は、夏の暑い時期は特に気を付けなければいけませんが、幸い特に異常はなく進めることができています。今朝、23日に帰厩させると高木調教師からご連絡がありました」とのことでした。

 

*****6歳馬*****

【レッドアウレア】

助手「今朝(水)こちらに戻ってきました。連闘で使ったこともあって歩様の硬さは見られるものの、気は入っているのでガクッときていることはないですよ。飼い葉もこの馬なりに食べていますしね。この後は恐らくひと息入れることになると思いますが、それまでは体調管理に努めていくつもりです」