*****2歳馬*****

【レイナデラルシーラ】

9日にノーザンファームしがらきへ移動。

担当者の話では「到着後も状態面に問題は無さそうです。脚もとも変わりない様子ですが、1週間程度は様子を見た上で進めていくつもりです。しっかりリフレッシュさせて仕切り直します」とのこと。

 

【キングズトゥルー】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(17~18秒ペース)のメニューで調整中です。相変わらず右前脚の裏が張りやすいところがあるので、慎重に進めているところ。暑さが堪えているのか軟便も多いので、飼い葉を変えつつ経過を見ています。ただ、体調自体は悪くありませんよ。入場当初に見られた馬っ気は全然出していませんし、ゲートは合格レベルまできました。あとは基礎体力をつけていくだけですね」(担当者)

 

【ゴールドエンペラー】

「現在はダートコースでダクとハッキングキャンター1800m、600mの坂路を2本(18~20秒ペース、週1回は13~15秒ペース)のメニューで調整中です。引き続き速いところを織り交ぜながら進めていますが、暑さが厳しくなってきたこともあり気温を見ながら強弱も付けています。順調にきていますよ。タフな馬なのでこのままビシバシ攻めていきたいところ。乗り込み量を増やしながら積み重ねていきます」(担当者)

 

【ルジュウェール】

この後はトレセン近郊の須藤ステーブルで調整を進めることになり、3日(土)に移動しました。

「現在は馬場でダクとハッキングキャンターを4000m(18秒ペース)のメニューで調整中です。そこまで疲れている感じもなかったので、すぐに乗り出しを開始しました。トレセンでゲート試験まで進めたことでいい意味で気持ちの面がピリッとしてきましたね。そうした変化もあって調教は進めやすいですし、体調面の問題もありませんよ。このまま乗り込んでいこうと思います」(担当者)

 

【ライラ】

現在は馬場1周と坂路2本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。やや胴長の体形ということもあってか、ここまで馬体の変化が目立つ方ではありません。まだ全体的に緩さも残っており、筋肉が付いてくる余地はかなりありそうなので、坂路の本数を増やしたことで体つきが良化してきてくれればと思います。順調に成長すれば、牝馬ながら逞しい競走馬になりそうな雰囲気です。

 

【ナンヨーユナの22】

現在はウォーキングマシン30分のメニューで調整しています。まだこちらの環境に慣れていないこともあり、洗い場などでソワソワした素振りを見せるときがあります。そのため乗り出す前段階のいまのうちに、しっかりコンタクトを取れるようにしておこうと思います。飼い葉食いなどは問題なく、輸送で減った馬体重も戻りつつあるので、来週からは騎乗へ移行する予定です。

 

【ルージュレアリーズ】

馬体重:432キロ

暑さが厳しいうえに次の移動までしばらく時間があるため、今週月曜日以降はトレッドミルでダク・キャンター調整をおこなっているところですが、少しずつでも硬さは取れてきています。また、飼い葉食いは良好で馬体重も増えてきており、体も細くは映りません。しっかり疲れを取り除きフレッシュな状態で立ち上げを迎えられるよう、来週も乗らずにトレッドミル調整を続けることになるでしょう。

 

【ルージュラティーナ】

馬体重: 494キロ

この中間の調整も順調に進んでおり、連日周回コースを3000m乗ってから坂路をハロン17秒ほどのペースで上がっています。週に2回は坂路で強めの調教を消化中で、今週火曜日からは13-13ほどの時計も出し始めました。暑さには適応しており、普段から活発ですし、調教の動きも軽やか。また気持ちが強いタイプながら操縦性は高い1頭です。あと数週間牧場で乗り込んでから入厩する見通しです。

 

*****3歳馬*****

【アンデスビエント】

ノーザンファームしがらきで調整中。

担当者の話では「順調に進めることが出来ています。今週から15-15を乗り出しており、帰厩に向けて徐々にペースを上げていけそうです。良化の余地も感じられ、レースまでまだ時間もありますので良化を促しつつ乗り込みます」とのこと。9月26日(木)船橋・マリーンC(JpnⅢ・3歳牝馬・ダ1800m)目標で調整する予定。馬体重は500キロ。

 

【ゲンブ】

7日(水)に函館競馬場のWコースで5ハロン68.8-54.0-39.7-13.0を単走で馬ナリに追い切りました。「状態面はいい意味で変わらずですね。美浦と比べて涼しいこともあり、夏負けの兆候は見られずにテンションも落ち着いています。今回は短いところを使いたい考えですが、今週の出馬状況を見る限り最低でも4、5節は必要となり、芝となるとさらに節がいるのは明らか。来週で4節のゲンブはなかなか厳しい立場で、傾向からして1700m戦というのが現実的ではあるでしょう。番組は流動的になってしまいますが、いずれにしろ来週から使えるように出走の態勢を整えておきます」(高木登調教師)

 

【ジャンヌローサ】

現在は馬場2周と坂路1本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。周回コース、坂路コースともに右手前のキャンターで走ろうとする面があり、左トモをしっかり使えていない印象です。坂路主体に鍛えていきたいところですが、まだ飼い葉食いが安定せず、もう少し馬体に余裕を持たせたい気持ちもあるため、うまくバランス取りながら進めていければと考えています。

 

【エルキュール】

7日(水)にWコースで6ハロン84.3-67.4-52.2-37.6-12.3を単走で馬ナリに追い切りました。「暑い中でも体調面は問題ありませんし、飼い葉も食べているのですが、相変わらず体つきはややシャープに映るため、今週の追い切りも終いをサッと伸ばす形で済ませています。来週8/18(日)新潟・3歳未勝利(芝1400m・混)に向けては新潟までの輸送もあるため、このままソフトに仕上げていく考えですが、動き自体は悪くありません。前走からレース間隔は空くものの、もうひと追いすればいい状態に持っていけると思います」(天間昭一調教師)

 

【スノーディーヴァ】

7日(水)に函館競馬場のWコースで5ハロン70.8-55.7-41.2-13.3を単走で強めに追い切りました。「函館競馬場に移動後も順調で、今週から時計を出し始めています。水曜日にウッドコースで単走にて追い切りを消化。最後は少し強めに追って、まずまずの動きを見せています。ただ、まだ少し動き、息遣いともに重さを感じさせますし、良い頃と比べると少し物足りないので、今後も乗り込みを重ねていきたいところ。来週追い切った感じを見て具体的な目標を決めるつもりですが、今のところ再来週の競馬を考えています。いろいろな条件が組まれているので、状態をよく見ながら判断しようと思っています」(深山雅史調教師)

 

【タキザクラ】

4日(日)に坂路コースで4ハロン61.3-45.5-29.8-14.9を単走で馬ナリに追われ、7日(水)にも坂路コースで4ハロン54.7-40.1-26.0-12.9を単走で強めに追い切りました。「追い切りでの動きは決して悪くはありませんが、息遣い含めてもう少し本数は必要な印象。今週の感じだと来週はまだ早く、再来週が仕上がりのタイミングとしてはちょうど良さそうです。追い切り後には左前のソエに反応はあるものの、それ以上のものはありません。全体を見れば状態面としては良好で、背腰に関しては休ませたこともあって前よりいいのは明らか。以前は馬場入りの際にテンションが上がるような場面が見られましたが、そういったこともありません。リフレッシュできた分だけでなく、本人が大人になったのもあるのだと思います。精神面での成長が感じられるこの頃です」(稲垣幸雄調教師)

 

【レッドアトレーヴ】

馬体重:485キロ

引き続き坂路主体の調整でトレッドミルとの日替わりメニューにはなるものの、坂路では15-13、15-14、15-15くらいのところを1日2本乗るなどジワジワと負荷を掛けています。それでも馬体重は減らしていませんし、動き自体も全く問題なく、及第点を与えられる状態にあると言えるでしょう。今後も馬体増を促しながら入念に乗り込みつつ、そろそろ内地への移動も視野に入れて態勢を整えていければと考えています。

 

*****4歳馬*****

【ウィズアットダンス】

「日が昇る前の時間帯にトレーニングをおこなうようにしていますが、連日の暑さで調教後は息遣いなどから体力を消耗している様子が窺えるため、オーバーワークにならないよう注意しながら進めています。今朝はサッと15-15程度で流しており、次走目標の6回船橋開催(8/26~)に向けて、体調などを見ながら徐々にピッチを上げていければと考えています。飼い葉食いに関しては特に心配ない状態ですよ」(林幻調教師)

 

【フェミナフォルテ】

7日(水)に函館競馬場のダートコースで5ハロンから0.7秒追走して併せ、71.4-55.9-43.0-13.4を馬ナリに追い切りました。「帰ってきた感じは、一応順調といえば順調です。ただ、楽をさせたぶん見た感じのシルエットやトモの肉も少し落ちていますね。今週から徐々に負荷を掛けているのですが、水曜日の追い切りでは3歳未勝利、2歳新馬を追い掛け、余裕を持って併入できています。今のところいつものフェミナより少し良い感じですね。今週末に追い切った感じを見て、来週の芝2600m戦に行くのか、行くにしても来週の動きを見て最終判断をするつもりですが、特別登録のメンバーを見てでも良いかなと思いますし、あまりにも頭数が多くなるようなら登録自体を見送ることも考えています。一時期ネックストレッチを着けて調教に臨んでいましたが、それを取ってから余計に良くなったような感じがします。走るフォームやハミの受け方がネックストレッチを着けたことで良くなったものの、若干過度にハミを受けさせる形になっていたところ。取ったら余計に柔らか味が出ましたし、顎とか首の譲りが良くなっている感じがあります。もう一歩踏み込めたら本当に良くなってくると思うので、そこらへんを探りながら進めていきたいと思っています」(小島茂之調教師)

 

【レッドルヴァンシュ】

馬体重:512キロ

入場後はウォーキングマシン運動にとどめて様子を見ています。状態面は特に問題なく、手術に向けて体調を整えているところです。手術の日程については調整中で、獣医やクリニックの都合がつき次第、実施することになるでしょう。

 

*****5歳馬*****

【ダイヤモンドフジ】

7月25日よりドラゴンファームで調整中。

担当者の話では「連闘後になりますが、脚もとや体調面に問題はなく、到着後から徐々に進めてトラックコース3000mで軽めの調整を行っています。キャンターでは行きたがる面のある馬なので、リラックスして動けるようじっくりと乗り込んでいるところです。到着時に440キロだった馬体重も456キロまで増え、体調は良く元気にしています。暑さが厳しい時期ですので体調維持に重点を置いて進めたいと思います」とのこと。

 

【レッドモンレーヴ】

馬体重:520キロ

今週は坂路で14-14のメニューで乗っています。先週はとぼけながら走るような様子もありましたが、まだ本気で走っていない感じこそあるものの、ペースアップしたことで先週よりも集中力は増しているように感じます。フォームに問題はありませんし、ポテンシャルの高い馬。普段の稽古から集中力をキープしていけるよう、しっかりと乗り込んでいきます。

 

【ルージュレクレール】

馬体重:444キロ

今週も追い切りは周回コースで70-40といった内容でおこなっています。バランス良く動けていますし、年齢を重ねてリラックスして走れるようになっています。飼葉もこの馬なりに食べており、状態面に気になる点はありません。あまりトレセンにいる時間を長くせず、予定しているレースには10日競馬で向かおうという考えは萩原調教師とも共有できています。今週末か来週の帰厩予定となっていますが、このパターンが好結果に繋がればと思います。移動に向けて引き続き乗り込みつつコンディションを整えていきます。

 

*****7歳馬*****

【エクストラノート】

「交流競走でしたし、地方の馬場は合いそうな感じがしたのでもう少しやれると見ていたんですけどね。結果的には後ろから運んだ馬が来ているので、エクストラもいつもの形だったらまた違ったのかなとも思っています。レース後も大きな問題はなく、無事に美浦に戻ってきています。今後についてですが、例年だと新潟の障害戦はある程度の節が必要となってくるのですが、今週はフルゲート割れをしているところ。来週は平場の特別戦も組まれていますし、双方の出馬状況を見ながら平場、障害どちらかに照準を絞って次走を決めたいと思っています」(加藤和宏調教師)

 

*****9歳馬*****

【レッドヴェイロン】

馬体重:537キロ

周回コースでダク500m、キャンター1000m(ハロン20秒ペース)を1本と、トレッドミル調整(ダク500m、ハッキング1200m)のメニューを日替わりでおこなっています。何とか暑さには耐えてくれているような感じですが、稽古で見せるフットワークはこの馬らしいものですし、飼葉も残さずちゃんと食べてくれています。あと数週間は現行メニューで調整と考えているところで、暑さが和らいでくるのにあわせて負荷を強めていくつもりです。

 

*****10歳馬*****

【アナザートゥルース】

「調教再開後も疲労の回復具合を見ながら進めていますが、普通キャンターの18秒くらいでは乗っています。このまま調子が上向いてくれば、次の10回門別開催(8/20~)での出走も考えるつもりですが、暑さのピークが過ぎるまでは無理をさせたくはありません。あくまで状態最優先で、態勢が整わないようであれば1開催スキップし、11回門別開催(9/03~)に向かう予定です」(田中淳司調教師)