*****2歳馬*****

【ルージュレアリーズ】

馬体重:424キロ

入場後のチェックで馬体に異常は確認されませんでしたが、脚捌きに多少の硬さが感じられたため、ウォーキングマシンでの運動でリフレッシュを図りつつ、体をほぐしています。飼い葉食いなどは問題なく、相変わらず牧場スタッフにも従順です。牧場にはしばらく滞在する予定であることから、週明けに一度跨ってみてから調整メニューを検討し始めます。

 

【ルージュラティーナ】

馬体重: 498キロ

調整は順調に進んでおり、今週火曜日から坂路での15-15を開始しました。まだ全体的に緩さを感じる状況ではあるものの、この程度の時計であれば余裕を持って駆け上がることができており、動きはまずまずといったところですし息の入りも悪くありません。また、調教を強めてからも脚元の疲労や夏バテも確認されていないことから、明日(土)も15-15ほどの強めの調教をおこなうことになどして入厩に備えることになっています。

 

【ライラ】

現在は馬場2周と坂路1本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。今週からはハロン18秒ペースを主体に乗り込みを進めていますが、引き続き順調に乗れており、脚元や馬体に目立った疲れなども出ていません。気温はかなり上がっていますが、バテている様子もないので、この後もスムーズに負荷を強めていけそうです。

 

【ナンヨーユナの22】

この後は福島県・ノルマンディーファーム小野町で調整を進めることになり、昨日1日(木)に移動しました。

現在はウォーキングマシン30分のメニューで調整しています。輸送熱などの異常もなく、本日2日(金)朝からマシンでの運動を開始しました。今週いっぱいは輸送による疲労の回復を優先し、タイミングを見て騎乗へ移行する予定です。

 

*****3歳馬*****

【レッドアトレーヴ】

馬体重:484キロ

今週は15-14を週2回消化してペースアップを図りつつ、トレッドミルとの日替わりにするなどメリハリをつけて調整しています。欲を言えばもう少し体をボリュームアップさせたいところですが、それでも順調に乗り込むことができているのは何より。北海道も日中は厳しい暑さが続いているだけに、夏負けしないように注意しながら調整を進めていきます。

 

【ゲンブ】

「先週の日曜日のうちに函館競馬場に移動させてからも変わりなく進められています。レースでのダメージや疲労感は大きくないためいつでもペースは上げられますが、テンションが上がりやすいタイプではあるので、今は軽めの内容で落ち着かせながらと意識してやっているところ。次走については今週の出馬状況を見る限りは3、4節は必要な印象で、再来週あたりの出走となる見込みです。もう一度芝で、今度は短いところを試したい気持ちは当然あります。ただ、例年の傾向から見てもダ1700や芝でも長い距離というのが現実的でしょう。おそらく限られるだろう選択肢の中からベターな選択ができればと考えています」(高木登調教師)

 

【ジャンヌローサ】

現在は馬場2周と坂路1本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。今週から騎乗を開始しました。こちらでの調教は初めてになり、初日は少し緊張している様子で落ち着かない面もありましたが、2日目以降はスムーズに馬場入りすることができています。まだ疲れもあるのか走りのバランスが安定せず、真っすぐ走ることを求めたときにやや苦しそうにしています。トモに疲れが溜まりやすいようなので、ケアしながら進めていきます。

 

【エルキュール】

7月31日(水)にWコースで6ハロンから0.1秒先行して併せ、81.5-65.9-52.0-37.9-12.3を馬ナリに追い切りました。「水曜日は2歳新馬を先導しながらといった感じで、相手が一杯の内容だったのに対してこちらは終始馬ナリでしたが、予定していたくらいの時計で回ってきてくれました。体つきに余裕のある見た目ではありませんが、帰厩後ここまで大きく減らすことはありませんし、再来週8/18(日)新潟・3歳未勝利(芝1400m・混)に向けてこのまま順調に仕上げていけそうです。未勝利戦が残り少なくなってきて混み合うことが予想されますが、前走から10節空けば出走が叶うと思います」(天間昭一調教師)

 

【タキザクラ】

須藤ステーブルで調整され、8月1日(木)に帰厩しました。

「今朝は角馬場でじっくり体をほぐした後、Bコース(ダート)に入れて軽めの調整を行いました。若干まだ左前のソエを気にしている様子ですが、休ませたことでテンションはいくらか落ち着いている。体も程よくフックラしているので、ここからジワジワ上げていければと思います。例年の感じだと3回新潟開催のダ1800m未勝利戦は、開幕週だけ混み合って、2週目と3週目はいくらか入りやすい傾向にあります。タキザクラは現在5節なので、おそらく3週目の番組(8節)には使える見込み。権利を外せば最終週への連闘も難しく、なんとかワンチャンスで決められるようにしっかり仕上げていきます」(稲垣幸雄調教師)

 

*****4歳馬*****

【レッドルヴァンシュ】

ノーザンファームしがらきでOGE(運動時内視鏡検査)を実施した結果、喉頭片麻痺、声帯虚脱、それに披裂喉頭蓋ヒダの虚脱が確認されました。獣医の所見によると、『以前からあった症状が悪化、進行している感はある』ということでした。ノーザンファーム空港には昨日(木)到着しています。ノド専門の獣医師の見解を待っているところではあるものの、手術を実施する方向で調整中です。

 

【ウィズアットダンス】

「次走については他場へ遠征させることも検討していましたが、骨折明けでようやく結果を出してくれたところでもありますし、暑い時期はあまり無理をさせたくはないので、自場の6回船橋開催(8/26~)で出走させることにしました。テンションは少しずつ落ち着いてきて、レース後の馬体回復も進んでいるので、目標に向けてこのまま徐々に乗り込みを進めていきます」(林幻調教師)

 

*****5歳馬*****

【レッドモンレーヴ】

馬体重:523キロ

引き続き坂路で15-15のペースでの調整をおこなっています。このペースでの乗り込みを継続していますが、負荷的にも馬には余裕があるので、少しとぼけながら走っている感じも。そのあたりはズル賢さのある馬でもありますので、馬に主導権を握らせ過ぎないように意識しながら進めていきます。夏負けはしていませんし、体調面も安定。この後も気持ちを上手く乗せながら、乗り込みを重ねていきます。

 

【ルージュエクレール】

馬体重:450キロ

今週も追い切りは周回コースでおこなっており、ペースは先週同様に70-40といった内容です。テンションは高くなっていませんし、動きは軽快。コントロールも最後まで利いているように、いい集中を見せています。飼葉の食いも安定しており、暑さを気にすることなく上々のコンディションでメニューを進めることができています。トレセン帰厩は来週にスライドとなりましたが、いつでも送り出せる態勢にありますよ。

 

【グロリアスヒーロー】

7月28日(日)に坂路コースで4ハロン57.9-42.4-27.3-12.6を単走で末強めに追われ、31日(水)にはWコースで6ハロンから0.4秒先行して併せ、84.7-67.9-53.3-38.3-11.6をゴール前仕掛けて追い切りました。「一時は少しばかり目の周りが黒くなって夏負けの兆候を見せたのですが、今週になってからは元気を取り戻したよう。追い切りでの動きもかなり良かったんですよね。仕掛けてからの反応もそうですし、ゴール板を過ぎてからも勢いが衰えることなく、加えて前進気勢も感じられる内容。来週に向けてもう一段負荷を強めて、さらにいい形に持っていけそうな感触を掴めています。去勢してからは安定した成績を残せていますし、状態さえしっかり整えてあげればここでも大きく崩れることはないでしょう」(高木登調教師)

 

*****7歳馬*****

【エクストラノート】

7月31日(水)に坂路コースで4ハロン56.1-40.8-26.4-12.7を単走で馬ナリに追い切りました。「先週末に申し込んだ盛岡の交流競走に選出され、障害競走も含めて次走を検討したのですが、新潟だと障害ジョッキーも結構埋まってしまっていてなかなか空きが出なさそう。クラブ側とも、このまま無駄に時間を空けてしまうなら一度レースに行こうという話になり、この番組への出走を決めています。障害も下手ではないのですが、レースに参加できるようになるには少し時間も掛かりそうということも決め手の一つ。今後のことは、ここの走り次第で考えていこうと思っています。もともと2勝クラスでもまずまずやれていましたし、障害練習を重ねてきた事でいい変化があれば良いなと思っています。盛岡の馬場に対応して、いい走りをしてきてもらいたいですね」(加藤和宏調教師)

 

******9歳馬*****

【レッドヴェイロン】

馬体重:532キロ

周回コースでダク500m、キャンター1000m(ハロン20秒ペース)を1本と、トレッドミル調整(ダク500m、キャンター1000m/ハロン20秒ペース)のメニューを日替わりでおこなっています。歩様に硬さなどは出ておらず、いい意味で先週から体調面に大きな変化はありません。飼葉も毎日完食してくれていますし、暑さについても何とか辛抱してくれています。馬の様子を確認しながら、状態落ちしないように上手く整えていきたいと思います。

 

*****10歳馬*****

【アナザートゥルース】

「前走から約4ヶ月ぶり、そしてこれが門別での今季初戦となりましたが、名古屋戦からの連勝を飾ることができました。まだまだ衰えてはいないようで安心しましたが、これまでのレース後よりも疲れた様子が窺えるように、さすがにこの歳になると一戦一戦がキツいようです。焦らず疲労の回復具合を見ながら次走目標を決めようと思います」(田中淳司調教師)