*****2歳馬*****

【ルージュラティーナ】

馬体重: 496キロ

予定通り、今日(金)早朝に入場しました。これまでのところ体温は正常ですし、疲れた様子も見せていません。数日間はウォーキングマシンでの運動や場内のスクーリングにとどめて、来週前半に乗り出す予定です。

 

【ブラゾンロワイヤル】

札幌競馬場滞在中。

7月18日、石坂調教師から「今週の動きで2週目3週目のどちらに向かうか検討するため、本日は札幌芝コースでジョッキーが跨がり、併せ馬で動きを確認しています。相手は古馬2勝クラスで助手が跨がり、本馬は菱田騎手が騎乗し追走する形で、6ハロン81秒8、ラスト11秒9の時計で最後は同入しています。

菱田騎手からは『性格が良く乗りやすい馬。まだまだ緩い感触もありますが、奥が深く伸びしろがありそう』という話がありました。

息遣いは出来ていますし、追い切りでもしっかり動けて時計も出ており、1週待つことで一変するような状況でも無いことから、来週のレースから投票することにしました。新馬戦向きでは無さそうなタイプですが、ジョッキーも将来性を感じる前向きなコメントをしてくれたので、この状態でどういう競馬が出来るか、競馬後にどういう変化を見せてくれるか楽しみです」との連絡が入っている。

28日(日)札幌・2歳新馬(芝1,800m)に菱田騎手でデビュー予定。

 

【キングズトゥルー】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(20秒ペース)のメニューで調整中です。今週から通常メニューに移行したものの、体重の増加度合いが遅いため強度は上げずに進めています。それでもなかなか増えてこないのが悩ましいところ。馬っ気は大分おさまってきましたが、調教進度を上げたら体重を減らしてしまいそう。まだ心身ともに幼いので、じっくりと上げていくイメージで考えています」(担当者)

 

【ゴールドエンペラー】

「現在はダートコースでダクとハッキングキャンター1800m、600mの坂路を2本(18~20秒ペース、週1回は13~15秒ペース)のメニューで調整中です。今週から13-13も織り交ぜていますが、問題なくこなせていますよ。体力が着実に付いてきていますし、体のシルエットも良くなってきて、最初のイメージと比べると雲泥の差。自分から動いてくれれば尚良いですが、1回競馬を使ったら変わってきそうな雰囲気もあります」(担当者)

 

【ルジュウェール】

「現在は馬場でダクとハッキングキャンターを4000m(16~17秒ペース)のメニューで調整中です。この中間もいい意味で変わりなく、順調に乗り込めています。早ければ来週には入厩と聞いていますが、この状態をキープしつつ更に積み重ねていければと思います」(担当者)

 

【ライラ】

現在は馬場3周(ハッキング)のメニューで調整しています。体温が安定して体調面に異常はないことから、16日(火)より騎乗を開始しました。まずは周回コースでジックリ乗っていますが、初日から落ち着いた様子で取り組むことができています。同時期に来た2歳と併せてみても、お互いを頼りながらではありますが、これといった問題は見られません。来週からは坂路も併用していく予定です。

 

*****3歳馬*****

【レッドアトレーヴ】

馬体重:485キロ

調整メニューは先週と同様。トレッドミルとの日替わりにはなるものの、騎乗調教をおこなう日は坂路に入れてハロン15~16秒ペースでコンスタントに乗り込んでいます。緩めることなく調教本数を重ねていても馬体重が増加傾向にあるのは好材料。欲を言えば今のうちにもっと増やしておきたいところで、更なる馬体増と心身両面の成長を促しながら地道に乗り込んでいくつもりです。

 

【サミアド】

19日、牧場担当者から「現在は周回コースで3,000~4,000㍍のキャンターを中心に、週2日の強めを行っています。黒鹿毛の馬体なので、夏場はより暑さを感じると思いますが、現況は元気一杯です。馬体重は509㌔」との連絡があった。

竹内調教師からは「定期的に牧場で状態を確認していますが、猛暑の中でも馬体は充実しています。3回新潟2~3週目の競馬を目標に、8月上旬に帰厩予定です」との連絡が入っている。

 

【ゲンブ】

☆7/24(水)門別・リゲル特別(ダ1200m)落合玄太騎手

14日(日)に坂路コースで4ハロン57.3-41.7-26.9-12.7を単走で一杯に追われ、17日(水)にも坂路コースで4ハロン53.9-38.7-25.1-12.4を単走で強めに追い切りました。「瞬発力があるタイプではないので、単走でもスッと楽な感じでは反応しきれませんが、これだけ時計が出せていれば十分。状態自体はいいですし、この一追いで中身もさらに上がってくると思います。走りのバランスなんかは左右差なく、トモの緩さが解消されて、以前よりもだいぶ良くなっていますよね。追い切りを終えて木曜日に美浦を出発し、札幌競馬場に今朝無事到着しています。最終追いは日曜日にサラッと半マイルから実施するつもり。地方交流とはいえ、1頭強い馬も出てくるようですが、ハナさえ切れれば好勝負できるはず。なんとかここで決めたいですね」(高木登調教師)

 

【ジャンヌローサ】

この後は福島県・ノルマンディーファーム小野町で調整することになり、本日19日(金)に移動しました。

「もう少しいい競馬ができるかと思ったのですが、馬場に脚を取られるような場面もあり、なかなか振るわずに申し訳ないです。小回りの平坦コースが合いそうなこともあり福島を選んでいて、福島となると1200mか1800m以上という選択肢の中での1200m戦。今回の感触からはもう少し距離があってもいい印象で、1400mでもいいかもしれませんね。ダートという選択肢もまだ残っていますし、何よりもまだ3戦目。経験を積みながら、その先ではまたいいパフォーマンスが見せられるはず。レースを終えてそこまで大きなダメージは見られないため、少し楽をさせた後は9月からの中山開催を目指して立ち上げてもらうつもりです」(蛯名正義調教師)

 

【エルキュール】

「現在は馬場でダクとキャンターを4000m(17秒ペース、週1回は15秒ペース)のメニューで調整中です。15秒ペースを週2本のつもりだったのですが、水曜日の馬場状態が悪かったことを考慮して控えることにしました。普段の調教の動きについては前向きさが感じられますし、やはり感触は悪くありません。毛ヅヤもいいですし、この調子をキープしながら送り出せればと考えているところです。明日20日(土)の帰厩を予定しています」(担当者)

 

【スノーディーヴァ】

「現在は内馬場でダクとハッキングの後、ダートコースをキャンター3500~4500m、週2回は坂路コースを2本(18~20秒ペース、週2回は16~17秒ペース)のメニューで調整中です。引き続き同様のメニューで進めていますが、順調な乗り込みをおこなえています。体付きには余裕がありますし、もういつ送り出してもいい状態。来週あたりの帰厩になると思います」(担当者)

 

【タキザクラ】

「現在は馬場でダクとハッキングキャンターを3000m(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。入場時から少し落ち着いてきたものの、テンションはまだ高めですね。疲れは感じられず馬自身は元気いっぱいの様子ですが、もう少し自信をもって落ち着いてほしいのが正直なところ。体調面は悪くなく、両前のソエも触診反応はあれど歩様には見せない程度なので、このまま乗り込みを継続していきます」(担当者)

 

*****4歳馬*****

【レッドシュヴェルト】

馬体重:484キロ

今週も坂路で14-13のペースで乗っています。スピード感のある動きを見せてくれていますし、走りには緩急を付けることができています。息もすぐに戻っていますし、体調面の良化もしっかりといったところ。来週のトレセン帰厩が予定されていますので、移動を視野に引き続き入念な乗り込みを重ねていきます。

 

【ウィズアットダンス】

☆7/21(日)船橋・C3 (二)(ダ1200m)矢野貴之騎手

「今週末の出走に向けて16日(火)に本追い切りをおこない、4ハロン52.0-38.3を脚色一杯の内容で計時しています。動きに余裕が感じられたように、ここにきて状態はさらに上向きといった印象で、この暑さでも体調面に気になるところはありません。2番枠を引けたことから、鞍上の矢野ジョッキーには今回も先手を奪って粘り込む形の競馬をしてもらうつもりです」(林幻調教師)

 

【フェミナフォルテ】

この後は北海道・ノルマンディーファームで調整することになり、16日(火)に移動しました。

「和生も『失敗した』と話していたように、もう少し前のポジションにつけて勝負に行っても良かったように思います。それでも結構速めから仕掛けていますし、この馬の特性を生かした騎乗はしてくれました。外を回りながらも上りの脚はメンバー中最速でしたし、特別戦でも力があることは示せましたよ。北海道までの輸送で体重が思ったほど回復しませんでしたが、そんな中でもしっかり走れているので、力が付き切った際にはもっといいパフォーマンスが発揮できそう。良くなるのはもう少し先な印象なので、本来であれば昨年同様にここで成長放牧を挟むことを考えていたのですが、ジョッキーが『もう一度乗りたい』と言っていたように、あの走りを見ると私もまた走らせたいとも思えるところ。ただ、この夏もう一走させると秋の始動が遅れてしまう可能性がありますし、涼しい北海道で体もフックラさせたいので悩ましいところですが、状態が良ければという条件付きで続戦も検討するつもりです。一旦ここで一息入れますが、牧場での状態に変わりがなく、馬房の都合がつけば再入厩させようと思っています。レースに向かう場合は、2回札幌開催2週目の芝2600mか、最終週の芝2000mを考えています」(小島茂之調教師)

 

*****5歳馬*****

【レッドモンレーヴ】

馬体重:527キロ

今週から騎乗運動を開始しており、火曜日には坂路で15-15のメニューを消化しています。脚取り良く動けていますし、メンタル面も問題ないですね。息の入りは上々で、右前蹄の状態も今は気になりません。飼葉も完食してくれており、暑さにもやられてしまっていることもないように、乗り出しからここまで順調そのものと言えそうです。

 

【ルージュエクレール】

馬体重:450キロ

今週の追い切りは坂路メインに乗っていて、14-13のペースで乗っています。軽快な動きを見せてくれていますし、息の入りも大丈夫ですね。飼葉もしっかり食べてくれていて、コンディションも整ってきていると思います。次走も決まっていてトレセン帰厩も近いことから、このまま乗り込み移動準備を整えていきます。

 

【グロリアスヒーロー】

14日(日)にPコースで3ハロンから0.4秒先行して併せ、42.6-12.2を馬ナリに追われ、17日(水)にはWコースで5ハロンから0.3秒先行して併せ、69.1-53.3-38.4-12.2を馬ナリに追い切りました。「帰厩して一本目の時計消化でしたが、正直なところ思いのほか重かったなというのがあります。動きも息遣い含めて、もう2、3本は必要な印象です。そのため2回新潟開催(7/27~)のプランから次の3回新潟開催(8/10~)に切り替えさせてください。1800m戦は毎週組まれていますので、態勢をしっかりと整えられたタイミングで出走させられればと考えています。暑さについては今のところ堪えている様子は見せませんし、去勢の効果かテンションが上がることもないので、この後進めていく上での不安はありません」(高木登調教師)

 

*****7歳馬*****

【エクストラノート】

「まだ少し雑にというか、高く飛んでしまうところがあったので、この中間から今後のことも見据えて石神騎手に乗ってもらって練習をおこなっています。今週も実戦に近い形で運んでみましたが、前半の障害こそ少し飛び過ぎてしまうところがあったものの、中盤以降は先週同様にスムーズな飛越で行けていましたよ。ジョッキーも『この感じであれば何とかなりそうですし、来週あたりに試験を受けても良さそうです』と言ってくれています。前回の試験から2週間練習してきてことで大分上達してきましたし、来週試験を受けてみるつもりです」(加藤和宏調教師)

 

*****9歳馬*****

【レッドヴェイロン】

馬体重:536キロ

周回コースでダク500m、キャンター1000m(ハロン20秒ペース)を1本のメニューで乗っています。引き続き朝一番の組で乗っていますが、今のところヘバっている感じもありませんし、動きもスムーズで気合いの乗りも悪くありません。与えた飼葉も完食してくれており、調子そのものは良好。この後も体調管理をしっかりおこなっていきたいと思います。

 

*****10歳馬*****

【アナザートゥルース】

「これまでは毎週木曜日に時計を出してきましたが、今週は16日(火)に坂路で3ハロン42.4-27.8-13.8を計時しています。動きを見ると再来週7/31(水)門別・ホクレン玉ねぎ「真白」特別(ダ1800m)に出走を予定して良さそうですが、21日(日)にも追い切ろうと考えているので、最終的にはそこの内容を見て判断しましょう。今のところ暑さによる体調面への影響は心配なさそうです」(田中淳司調教師)