*****2歳馬*****

【バティストゥータ】

西舎共同育成場内谷川牧場で調整されています。9日現在、BTCの屋外直線ダート1600m、または屋内600mダートコース5周を乗るメニューを日替わりで進められています。騎乗スタッフは「見た目にも身体はまだだいぶ太いですが、馬体がこれだけ大きいと脚元の負担も考える必要があるので、闇雲に速いところを行くのではなく、ダートコースで距離をしっかり乗って負荷を掛けて身体を絞っていく方向で進めており、BTCで再度乗り始めた1カ月前頃と比べると少しずつ身体を使って走れるようになっています。調教中、時折左右のバランスが良くない時がありますが、そこは身体が太い分の影響だと思いますので、乗り込んで行けば変わってくるでしょう」とのことでした。

 

【ノースカトレア】

KSトレーニングセンター内K2ステーブルで調整されています。中間も、屋外ダート馬場にてハロン20秒のキャンターを3000m乗られています。菅野代表は「中間も、問題なく順調に乗り込んでいます。膝裏の張りは変わりませんが、悪化することもありません。引き続き様子を見ながら進めていきます」とのことでした。

 

【メロディーロード】

宇治田原優駿ステーブルで調整されています。9日現在、角馬場で身体をほぐした後、トラックコースで、ダクとハッキングで1000mと軽めキャンター2000mを乗られ、週2日は、坂路で15-15を計時しています。騎乗スタッフは「全体的な身体のボリュームは出てきていますが、まだ15-15だと、乗り手が促しながら上がってくるという感じで、週末に併せ馬で時計を出した時も相手の様子を伺いながらという感じで、ガツンと来るところがありませんでした。前進気勢がもっと欲しいところで、意外と慎重な性格なのかもしれません。それでも反応は良くなっているし、トモの踏み込みに力強さが感じられるようになってきました。乗りながら良くなっていると思います」とのことでした。

 

【リビングストン】

栗東・吉岡辰弥厩舎で調整されています。先週は、7日に坂路にて調教助手が跨って追い切りが行われ、55.1-40.6-26.6-13.3を馬なりで計時しました。今週は、10日に坂路にて調教助手が跨って追い切りが行われ、58.7-42.7-27.7-13.8を馬なりで計時しています。田嶋助手は「前進気勢が強過ぎるところがあり、まだ身体を持て余している感じですが、良い動きで走れており、乗り手の体感よりも時計が出ているように、スピードがあります。吉岡調教師が出張中なので、まだ確定ではないですが、当初はゲート試験の後は放牧に出す予定だったのが、そのままデビューさせるプランが浮上しています」とのことでした。

 

【パステルキュート】

KSトレーニングセンターで調整されています。中間も、屋外800mダート馬場にてハロン20秒程度のキャンターを4~5周と坂路を15-15で週に2回乗られています。牧場スタッフは「先週から坂路で15-15を始めました。特に問題なく進められていますが、走りのスケールがもう少し大きくなってきてほしいですね。このメニューで乗り込みながら入厩を目指していきたいと思います」とのことでした。

 

【ミッドナイトデュー】

川崎競馬小向TC・佐藤博紀厩舎で調整されています。中間も小向TCの走路で変わりなく調整されており、6日に本田紀忠騎手を背にして中間追い切りを行い、4F56.9-42.5を馬なりで計時しました。佐藤博紀調教師は「先週土曜日に予定通り1本目の中間追いを行きました。単走でしたがフワフワすることなく直線は真っ直ぐ走っていたのは好感が持てます。少しずつですが成長を感じます。引き続き、23日からの川崎開催へ向けて進めていきます」とのことでした。

 

【サンタマルティナ】

大井競馬場・渡邉和雄厩舎で調整されています。明日のデビュー戦に向けて6日に矢野貴之騎手を背にして併せ馬で最終追い切りが行われて、68.3-53.5-39.5を強めに追われて計時し、併せた相手と同入しました。渡邉和雄調教師は「天気や併せ馬の都合などで予定より早く先週土曜日に最終追い切りを行いました。矢野騎手は『追ってからもうひと追いあればもっといいですが、現時点ではいい感じだと思います』との評価で、予定通り明日の1600mでデビューさせることにしました。蕁麻疹でひと息入りましたが、その分しっかり乗り込んでこれましたし、大外枠も頭数的には7頭立てなので、そこまで影響はないと考えています。初戦から好勝負を期待して送り出したいと思います」とのことです。11日、大井競馬5R、2歳(ア)・新馬・ダート1600mに7頭立ての7枠7番、矢野貴之騎手、54キロで出走が確定しています。

 

【ハイファイスピード】

ノーザンファームしがらきで調整中。

宮本調教師から「7月12日の検疫で帰厩させる予定です。デビューに向けた調整を開始し、中京1週目目標で進めたいと考えています」との連絡が入った。

 

【ブラゾンロワイヤル】

帰厩後も順調。

7月10日、石坂調教師から「まだ体を持て余していて、四肢にムクミが出るような幼さも見せていますが、獣医師からも『動き切れるようになれば解消する性質のもの』と言われていますので、しっかり乗り込んでいきます。日曜にCW1.5周を軽く乗り、本日もCWで2頭併せの追い切りを行っています。6ハロン85秒7でラストは12秒台をマークして、しっかり動いてくれました。金曜に行ったゲート確認では、思っていたよりも速いスタートを切れていましたので、この感触であればレースに行っても悪くない競馬が出来るのではと考えています。今週金曜に札幌へ移動し、次の札幌2週目を目標に進めます。札幌移動後の動きを見てもうひと追い必要なら3週目も視野に入れて検討します」との連絡が入っている。

札幌に移動後、28日(日)札幌・2歳新馬(芝1,800m)目標で調整する。

 

【レイナデアルシーラ】

7月5日に帰厩。8月3日(土)2歳新馬(ダ1,800m)でのデビューに向けて調整中。

10日、西園正都調教師からは「本日、坂路併せ馬で追い切りを行っています。立ち上げ1本目の追い切りですので、無理せず登坂させて4ハロン54秒3、ラスト12秒6を計時しています。来月のレースに向けてこのまま進めていきます」との連絡が入っている。

 

【ルージュレアリーズ】

本日は坂路で調整しました。

福永祐一調教師「昨日(火)帰厩し、今朝(水)から運動を始めています。初日の今日は角馬場でフラットワークをおこなってから坂路を普通キャンターで1本上がりました。脚元の腫れによる放牧で何日か楽をさせたことで前後のバランスが崩れかけてしまってはいるものの、一度仕上げた馬で元々のベースはできているだけに、すぐにバランスも修正できると思いますよ。今のところ週末までに時計を1本出そうと考えています」

※7月28日(日)新潟4R・2歳新馬(芝1600m)を戸崎圭太騎手で予定。

 

*****3歳馬*****

【パレルモ】

大井競馬場・米田英世厩舎で調整されています。10日現在、競馬場の1400m内馬場でダク1200mとハロン20秒前後のキャンター2800mを乗られています。米田英世調教師は「暑さが厳しくなったので、調教は日の出前の朝の早い時間帯に乗るようにしています。本来であれば中間追い切りを1本行くつもりでしたが、雨で馬場が悪く、馬的にはやればそれなりの時計が出そうでしたので、馬場の悪い中で変な負担が掛かってもと思い、無理せず時計は出しませんでした。ただ、状態面に気になる点はありません。改めて今週金曜日に1本目の中間追いを行く予定です」とのことです。引き続き、29日から始まる7回大井開催へ向けて進めて行きます。

 

【ディスペランツァ】

引き続き、チャンピオンヒルズで調整されて、検疫が確保出来たため、9日の検疫で栗東・吉岡辰弥厩舎に帰厩しました。早速、10日に坂路にて調教助手が跨って、62.0-44.7-28.9-14.5の時計で乗られています。騎乗した田嶋助手は「まずは無事に初日を終えられて良かったと思います。久々に跨りましたが、何も違和感を感じることなく乗れたのは、外厩で良い調整過程を踏んで過ごせたからだと思います。ただ、戻って来た時は、やはり身体がふっくらしていたので、身体を絞っていきながら仕上げていきたいです」とのことでした。

 

【レッドエヴァンス】

角馬場運動後、坂路にて併せで追い切り。

音無秀孝調教師「今日は坂路で追い切りました。団野騎手に乗ってもらってテンから併せていく形でしたが、そこまで相手を意識せずに道中も力むことなく走っていたと思います。最後はある程度促してもらいましたが、手応えにはまだ余力があったほどで、いい感じの追い切りを消化できたと思います。息遣いしっかりしており、コンディションも整っていますよ。今週の土曜・小倉6レース(芝1200m)に団野騎手で投票するつもりです」

※7月13日(土)小倉6R・3歳未勝利(芝1200m)を団野大成騎手で予定。

 

【ルージュルリアン】

本日はCウッドコースで調整しました。

助手「今朝(木)は小牧加矢太騎手が負傷により乗ってもらうことができなかったため、西塚洸二騎手を乗せてCウッドコースでキャンター調整をおこないました。先週追い切った後に背腰から首にかけての広い範囲を獣医師や整体師に本格的な治療を施してもらったことにより、だいぶ体が楽になったようで動きも良くなっています。しっかり食べさせて、しっかり体を動かすのを繰り返すことができていて、食べた物は身になりつつあり、皮膚感も適度に薄くなってきました。いい雰囲気ですよ。来週のレースも視野に入れて、明日(木)追い切りを消化する予定です」

 

【レッドクレメンス】

本日は坂路で追い切りました。

茶木太樹調教師「最終追い切りは橋木太希騎手に手伝ってもらって坂路でおこないました。ラストは少し促して反応を確かめて欲しいと指示をしていましたが、ジョッキーは『スッと反応できましたし、息遣いも悪くなかったです。重ための馬場でもバランスを崩すことなく、上手に走ることができていたと思います』ということでしたよ。先日申し上げた通り、使ってから更に上向くとは思いますが、態勢は整っているので勝ち上がりに向けて目処の立つ競馬をして欲しいですね」

※7月13日(土)小倉4R・3歳未勝利(ダ1700m)を予定。鞍上は調整中です。想定から除外はありません。

 

【プリドラ】

★7/10(水)大井・フォーチュネイトあさがお特別(ダ1200m)笹川翼騎手 結果7着

「いい位置で直線を向かえるも、そこからが思いのほかで最後は少しタレてしまっています。スタートから押していってとこちらの意図を汲み取ってジョッキーはしっかりやってくれましたし、プリドラも直線でバテてるところを何とか踏ん張ろうと応えようとはしているのですが…。ジョッキーからはもっと前向きさが出てほしい、集中力が増してくればと気持ちの面を特に指摘されました」(尾形和幸調教師)

 

*****4歳馬******

【ファントムシーフ】

競走馬リハビリテーションセンターで療養しています。先週末の定期検査の結果、経過は良好との事で、10日現在、引き続き、曳き運動を10分程度行われています。場長は「先週金曜日の定期検査でエコー検査を行って経過を確認し、経過はとても良好と言える内容でした。損傷した箇所が綺麗に埋まっているのが確認出来ました。幹細胞手術を行った箇所から、しっかり腱組織の再生が進んでおり、以前のエコー画像では、傷んで黒く映っていた部分が、今回は綺麗に白くなっていました。色々な症例を見てきましたが、回復はかなり早い方だと思います。だからと言って、すぐに復帰がどうとか、治療のメニューを変えるという段階ではありませんが、とても良い傾向だと思います」とのことでした。

 

【ミラクルティアラ】

7月3日・公営川崎・スパーキングレディーC(JpnⅢ・牝・ダ1,600m)に出走し6着。

10日、野中調教師からは「レース後も脚もと等に問題は無く、乗り出してからも順調にきています。飼い葉もよく食べていますし、体調面や心臓の状態も、レースを使って更に上向いているように感じられます。このまま在厩で調整し、状態を見ながら次のレースを検討します」との連絡が入っている。

 

【レッドルヴァンシュ】

角馬場運動後、坂路1本。

音無秀孝調教師「今日は角馬場と坂路で軽めに乗って調整しました。運動中の脚取りはしっかりしていて、最後まで集中して動けていたと思います。夏負けの兆候は見られず、コンディションは良化していますね。明日は追い切りをおこなう予定で、しっかりと準備していきます」

 

*****5歳馬*****

【ラッキーガブリエル】

6日のレース後も問題なく、美浦・高木登厩舎で調整されていましたが、10日に松風馬事センターへ放牧に出ました。高木登調教師は「週明けも脚元に異常は見られず、状態に問題はありません。復帰初戦を無事に終えることができてホッとしていますし、9カ月の休み明けで1勝クラスでも通用する力を見せてくれたのも良かったです。まずはしっかりリフレッシュしてもらえたらと思います」とのことでした。

 

【ダイヤモンドフジ】

7月13日(土)か14日(日)小倉・3歳以上1勝クラス(芝1,200m)に国分恭介騎手で出走予定。

10日、宮本調教師から「本日、国分恭介騎手が跨がり坂路で時計を出しています。4ハロン53秒8、ラスト12秒5をマークし順調な仕上がりです。土日どちらのレースにするか、メンバーを見て決めたいと思います」との連絡が入っている。

 

*****6歳馬*****

【レッドアウレア】

角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。

尾関知人調教師「今日はウッドで3頭併せを消化しました。アウレアは3番手から進めましたが、行きたがることなく道中もコントロールは利いていましたし、直線でも前の2頭にしっかり食らいついて最後までよく粘っていたと思います。上がりの歩様や息遣いも問題ありませんし、コンディションは整ったと言えるでしょう。今日の午後にも状態を入念にチェックしたうえで、当初予定していた今週の日曜・福島12レース(ダ1700m)に向かうかどうかをジョッキーも含めて決めるつもりです」

※7月14日(日)福島12R・3歳上1勝クラス(ダ1700m)を予定。

 

*****7歳馬*****

【レッドエランドール】

本日はCウッドコースで追い切りました。

助手「今週末のレースに備えてCウッドコースで併せ馬を消化しました。先行する形で進めてもらいましたが、ラスト1ハロンは12秒を切らないようにと指示が出ていたこともあり、時計も全体的にゆっくり目に。終始余裕の手応えで、動かそうと思えばまだまだ動けそうな雰囲気でした。川須栄彦騎手は『前走後もフレッシュな状態をキープできていると思います。力は出し切れるはずです』と話していました。具合はいいので、できることなら出走させたいのですが、特別登録や想定を確認したところ小倉での出走は難しそうな状況で…。入らなかった場合は2週間後の札幌に目標を切り替えることになっています」

※7月13日(土)小倉11R・宮崎S(3歳上3勝クラス・ダ1700m)を川須栄彦騎手で予定。想定では除外対象となっています。