*****2歳馬*****

【ブラゾンロワイヤル】

6月28日に帰厩。

7月3日、石坂調教師から「帰厩後も順調で、本日坂路で併せ馬の追い切りを行いました。本馬を先行させて後ろからつついてもらう形で登坂し、4ハロン56秒9、ラスト13秒2を計時しています。自分からガツガツ進んでいくタイプでは無く、今日が1本目ということもあって、まだ促しながらという感じでしたが、併せ馬でしっかりと登坂出来ていたと思います。タイプ的に初戦向きと言うより徐々に良くなってくる馬だと思いますので、次の札幌2週目を目標に出走態勢を整え、その後の状態を見ながら次のプランを考えたいと思います」との連絡が入っている。

順調なら来週札幌入りし、28日(日)札幌・2歳新馬(芝1,800m)への出走を検討中。

 

【バティストゥータ】

西舎共同育成場内谷川牧場で調整されています。中間は徐々にペースを戻しながら進めており、2日現在、BTCの屋外直線ダート1600m、または屋内600mダートコースを日替わりでキャンター3000~3200mを乗りながら進めています。高沢場長は「左トモ飛節を打撲して緩めた影響もありますが、この間で体重が20キロ以上増えてしまいました。見た目にも全体的に身体が太く、特に胸前が丸いです。今はまず身体を絞ることを最優先に、日がすっかり上がったあとの午前中の一番遅い鞍で距離をしっかり乗るようにして、乗り終わったらすぐに水で丸洗いしてクールダウンするという感じで進めています」とのことでした。2日現在の馬体重は586キロ。

 

【ノースカトレア】

KSトレーニングセンター内K2ステーブルで調整されています。中間からペースを上げて、屋外ダート馬場にてハロン20秒のキャンターを3000m乗られています。菅野代表は「両前脚の膝裏は、まだ張りはあるものの、トモの力不足から来ているような感じで、2歳馬にはよくある程度にまで治まりました。この感じなら進めていけそうなので、今週から一段階上げています。引き続きしっかり様子を見ながら進めていきます」とのことでした。

 

【メロディーロード】

宇治田原優駿ステーブルで調整されています。2日現在、角馬場で身体をほぐした後、トラックコースで、ダクとハッキングで1000mと軽めキャンター2000mを乗られ、週2日は、坂路で15-15を計時しています。寺島良調教師は「先日、現地で視察して、状態を確認しました。こちらへ来た当初と馬が大分変って、身体に厚みが出てきた印象です。時計を出した時の動きが、まだもう一つのようですが、乗り込み量をこなすのと共に身体が出来てくれば、また違ってくるでしょう。このまま順調に進んで欲しいですね」とのことでした。2日現在の馬体重は472キロ。

 

【リビングストン】

4日に調教助手が跨って、練習場でゲート試験を受けて合格しました。吉岡辰弥調教師は「昨日の段階でまずまずの感じだったので、お試しでゲート試験を受けたところ合格しました。入りと駐立はスムーズで、出は普通でしたが、スピードに乗ってからの動きが良く楽しみだと思います。この後ですが、トレセンで少し調教を進めた後、放牧に出す予定です」とのことでした。

 

【パステルキュート】

KSトレーニングセンターで調整されています。蕁麻疹は落ち着いて、先週から乗り出しており、2日現在、屋外800mダート馬場にてハロン20秒程度のキャンターを4~5周と坂路を17-17で週に2回乗られています。牧場スタッフは「常歩の前捌きの硬さはまだありますが、青木調教師からも、あまり気にせず進めていくようにと指示が出ているので、今週からは通常メニューまで進めました。特に反動もなく、問題はありません。今週からは坂路で15-15を始めていきたいと思います」とのことでした。2日現在の馬体重は433キロ。

 

【ミッドナイトデュー】

川崎競馬小向TC・佐藤博紀厩舎で調整されています。中間も小向TCの走路で変わりなく調整されており、6日に1本目の中間追い切りを行う予定です。佐藤博紀調教師は「状態については特に変わりはなく、この中間もしっかり調教を乗り進める事が出来ています。今週土曜日にまず1本速いところを行こうと思っています」とのことでした。

 

【サンタマルティナ】

大井競馬場・渡邉和雄厩舎で調整されています。中間も変わりなく競馬場の走路でダク2000mとキャンター3200mを乗られています。渡邉和雄調教師は「蕁麻疹でひと息入って以降は、馬に関しては特に気になるところはなく順調に来れています。なお、当初の概定番組では、今開催の新馬は1200m、1400m、1600mの3鞍だったのが、決定番組では1200mが2鞍と1600mとなっており、1400mに使いたかった馬たちが1600mにまわってきて、今日の段階で頭数が11頭と多くなっています。この後は最終追い切りを来週行う予定で、しっかり追うつもりですが、その動きと他馬の動向なども考慮した上で、最終的に出走させるかどうかの判断をしたいと思います」とのことです。まだ出否は未確定ながら、11日、大井競馬5R、2歳(ア)・新馬・ダート1600mへの登録を行う方向で引き続き進められており、詳細については判明し次第、HPの出走情報にてお知らせします。

 

*****3歳馬*****

【レッドエヴァンス】

角馬場運動後、坂路にて単走で追い切り。

音無秀孝調教師「今日は坂路にて単走で追い切りました。行きたがるようなところはなくコントロールも利いていますし、最後まで馬なりの手応えでスピード感溢れる動きを見せてくれたと思います。上がりの歩様や息遣いも問題ありませんし、引き続きコンディションは良さそうです。来週の小倉・芝1200mは2鞍組まれているので、入る方に団野大成騎手で向かう予定で考えています」

 

角馬場運動後、坂路1本、最後にゲート練習。

音無秀孝調教師「今日は坂路1本軽めに乗った後にゲート練習をおこないました。今日からは縛らずに通常ゲートで入りからスタートまで通しでやりましたが、だいぶ我慢できるようになっていますね。フラストレーションを溜めずに待てるようにもなっており、発馬もスムーズに出てくれました。縛ったことで良くはなっているので、明日はゲート練習をせずに追い切りを消化する予定です。レースを使っている馬で状態面は整っていますから、小倉開催での出走も視野に入れていきたいと思います」

 

【ルージュルリアン】

本日はCウッドコースで追い切りました。

藤原英昭調教師「今朝(木)は小牧加矢太騎手が騎乗してCウッドコースで時計を出しました。15-15-13のラップで調整程度といった内容でしたが、思ったほど力みはなく、以前のように強くモタれるようなこともなかったです。だいぶ体がしっかりしてきたようですね。それでも鼻出血明けで恐る恐るといった状況に変わりはなく、長めから何本も時計を出すなどビッシリ仕上げるわけにはいかないので、その分ジックリ乗り込むことで負荷を掛けて心身の状態を整えていく方針で進めていきます」

 

本日はCウッドコースで調整しました。

助手「週末にCウッドコースで終いだけ動かしてみましたが、動きは素軽く、上がってからの息の入りも悪くなかったです。その後の調整も順調で、今朝(水)は小牧加矢太騎手が騎乗して500mあるコースでフラットワークをおこなってからCウッドコースを1周というメニューを消化しました。今週分の追い切りは明日か明後日までにおこなう予定で、このままスムーズにトレーニングをこなせるようなら小倉最終週の芝1800mか芝2000mに間に合うかもしれません」

 

【レッドクレメンス】

本日は引き運動をおこないました。

茶木太樹調教師「追い切り後も元気ですし、脚元などへの反動もありません。無事に1週前追い切りをクリアし、あとは週末と来週半ばに時計を出すことで出走態勢を整えられれば…といったところ。ダート戦の出馬ラッシュを見ても次走の優先権は獲得しておかないと次はそう簡単に出走できそうにないので、何としてでも5着以内に入ってもらわなければといった状況です。叩き良化型とはいえ、中途半端な仕上げで臨むわけにはいきませんね」

 

本日はCウッドコースで追い切りました。

茶木太樹調教師「Cウッドコースで追い切りを消化。時計自体は思い描いた通りだったものの、ワンペースなところは見られました。手応えの割に追い出してからモサモサといった感じでしたからね。帰厩後は調教で仕上げられるタイプなのか競馬を使ってからの方がいいタイプなのか見極めてきましたが、後者であると判断し、来週のレースへ向かうことにしました。率直に申し上げるとクレメンスにとってダート1700mは短いとみていますが、1700mでしっかり出していってもらって先行力に磨きをかけたうえで中京のダート1900mで本領発揮をさせられればと考えています」

※7月13日(土)小倉4R・3歳未勝利(ダ1700m)を予定。鞍上は調整中です。

 

【ディスペランツァ】

チャンピオンヒルズで調整されています。3日現在、角馬場でフラットワークを行った後、トラックコースでキャンター2000mと、坂路1本を18-18で乗られており、週2日は坂路で計測区間の4ハロンを56秒台で乗られています。吉岡辰弥調教師は「チャンピオンヒルズからは『良い意味で変わらず順調』と聞いています。目標のひと月前には帰厩させるつもりで、来週中の検疫でトレセンへ戻す予定です」とのことでした。

 

*****4歳馬*****

【レッドルヴァンシュ】

角馬場運動後、坂路にて併せ馬で追い切り。

音無秀孝調教師「今日は坂路で追い切りました。テンから併せていく形でしたが、力むことなく折り合い面はスムーズ。最後まで余裕を持って動けていて、息遣いも問題なかったですよ。帰厩して最初の追い切りとしては内容も良かったと思います。次走の番組はまだ決めていませんが、もう少し進めていって状態を確認してから決めるつもりです」

 

角馬場運動後、坂路1本。

音無秀孝調教師「昨日(火)帰厩しました。今日は運動初日ということで、坂路1本軽めに乗って調整しています。フットワークに硬さはありませんし、息遣いも大丈夫ですね。前走後も牧場でしっかりと乗り込んでもらって、いい状態で戻ってきてくれました。明日から追い切りを始めていきたいと思います」

 

【ミラクルティアラ】

7月3日(水)公営川崎・スパーキングレディーC(地方競馬指定交流競走・JpnⅢ・牝・ダ1,600m)に坂井瑠星騎手で出走し6着。

野中調教師は「今日はゲートが全てでした。直前まですごく落ち着いていましたが、ゲートまで行くと初ナイターやいつもと違う雰囲気に突然イレ込みゲートでじっとしていられませんでした。また、川崎の1,600mは合うと思ったのですが、キツいコーナーを回り切れず膨れていましたし、忙しすぎて最後までリズムに乗れなかったようです。状態は本当に良く、好条件と思っていただけに残念です。この後のことは厩舎に戻ってからの状態を見て検討します」との話でした

坂井騎手からは「ゲートで急にイレ込んでしまい、スタートを決めることが出来ませんでした。スタートが決まっていれば違ったかもしれませんが、コーナーのキツい馬場では忙し過ぎてリズムが整う前に競馬が終わってしまいました。残念です」との話でした

 

【ファントムシーフ】

競走馬リハビリテーションセンターで療養しています。3日現在、洗い場までの曳き運動を5分間程度行い、その他の時間は舎飼しています。場長は「まだ腫れは引いていませんが、日に日に良くなっているのが窺えます。治療はまだ先が長いですし、ゆっくりとリハビリしながら進めていきます」とのことでした。

 

【パレルモ】

KSトレーニングセンター内森本スティーブルで調整され、6月27日に帰厩しました。7月3日現在、競馬場の1400m内馬場でダクとキャンターを乗られています。米田英世調教師は「馬体は大きく変わったと言う感じはないですが、休養して馬がリフレッシュされているのは感じます。ただ、当初は再来週から始まる6回大井開催で復帰させるつもりでしたが、戻ってからの動きを見ると、もう少し乗り込んでからの方が良さそうだと感じるので、現時点ではその次の7月末からの大井開催を目標にしたいと考えています」とのことでした。

 

*****5歳馬*****

【ダイヤモンドフジ】

この中間も順調。

7月3日、宮本調教師から「本日は坂路で4ハロン54秒6、ラスト12秒1を計時しています。至って順調にきており、予定通り小倉3週目の芝1,200mに向かいます」との連絡が入った。

7月13日(土)か14日(日)小倉・3歳以上1勝クラス(芝1,200m)に向かう。

 

【ラッキーガブリエル】

美浦・高木登厩舎で調整されています。中間も今週の出走に向けて進められており、6月30日にはウッドチップコースにて助手が騎乗して行われて、53.9-38.3-11.7を馬なりで計時しました。今週の追い切りは、7月3日にウッドチップコースにて助手が騎乗して行われて、50.9-37.4-11.4を馬なりで計時しました。高木登調教師は「中間も変わりなく、順調です。昨日は菅原明良騎手が跨って、感触を確かめてもらいました。予定通り今週出走させます。今回も、返し馬は行わず、ゲート裏まで曳いて連れていきます。久々の競馬となりますが、何とか少しでも落ち着いて無事に競馬を終えられたらと思います」とのことです。6日福島、3歳以上1勝クラス・ダート1150mに菅原明良騎手で登録を予定しています。

 

*****6歳馬*****

【レッドアウレア】

角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。

尾関知人調教師「今日はウッドでアウレアが追走する形で追い切りました。序盤から軽快なフットワークで動けていて、抱えるところも作れましたね。直線では外を回してしっかりと促してもらったのでだいぶ負荷は掛かったと思いますが、それでも最後まで気を切らさずに走っていたように、好内容の追い切りだったと思います。息は少し重めな感じはありましたが、今日追い切ったことで良化してくるはずです。今のところ来週の日曜・福島12レース(ダ1700m)に向かうつもりで、しっかりと準備していきたいと思います」

※7月14日(日)福島12R・3歳上1勝クラス(ダ1700m)を予定。

 

角馬場運動後、坂路1本。

尾関知人調教師「今日は角馬場と坂路で軽めに乗って調整しました。歩様に硬さはなく、走りのバランスも問題ありません。夏負けの兆候も見られず、コンディションは高いレベルで安定していると言えるでしょう。追い切りは明日(木)おこなう予定で、稽古の内容や動きを確認したうえで次走の番組を決めていければと考えています」

 

*****7歳馬*****

【レッドエランドール】

運動のみ。

田中克典調教師「輸送もあったので楽をさせているところですが、使ったなりの疲れくらいで引き続き活気もありますよ。体調もいいのか暑さも気にしていないようですし、続けて使っていける状態だと思います。飼い葉をよく食べていて、体重も戻っていますしね。明日か週末あたりから立ち上げていきますが、来週の小倉の登録も確認し、出られるようならそこに向けて調整、出走が難しそうなら札幌に切り替えて進めていくつもりです。もうそこまで負荷を掛けなくていいと思うので、状態を整えるイメージで調整していきます」

 

今日(水)栗東トレセンに到着しました。

田中克典調教師「今日(水)トレセンに戻ってきました。小倉からの輸送があった割に体は萎んでいませんし、引き続き活気もあってガクッときた感じはないですね。いつものレース後といった感じなので、疲れもすぐに抜けてくるでしょう。前走も前半もう少し楽に運べれば最後の粘りも変わってきたとは思うのですが、出してでも先行させておかないと、いざ前に行けるとなった時に出脚がつかなくても困りますからね。気持ちは切れていませんし、喉も大丈夫ということなので、あのような競馬を続けていけばどこかで展開が向くことがあるはずです。問題なければ来週の小倉も視野に入れますが、入らない場合や状態次第では札幌に向かうつもりです」