*****2歳馬*****

【ルージュレアリーズ】

福永祐一調教師「ご心配をお掛けしましたが、発見後は早期に治療できたこともあり、順調な回復ぶりを見せています。腫れや痛みもほぼ解消し、まともに歩けるようにもなりました。獣医師からも移動の許可が下りたため、今朝(土)ノーザンファームしがらきへ移動しました。まずは体力を戻すことから始めることになると思いますが、早めに乗り出すことはできるはずです」

 

【バティストゥータ】

西舎共同育成場内谷川牧場で調整されています。中間もBTCの屋外直線ダート1600m、または屋内600mダートコースを乗った後、屋内1000mウッドチップ坂路を乗るメニューを併用して進められていましたが、先週末に左トモ飛節の外側を打撲してしまいました。幸い大事はなく、念のため昨日まで調教はお休みしましたが、本日から乗り運動を開始しています。高沢場長は「場所が左トモ飛節の外側で、調教中に自分の脚でぶつけるということは出来ない箇所なので、恐らくは馬房の中か、もしくはパドック放牧の最中に、虻か何かを嫌がって蹴とばした際、牧柵か何かにぶつけたのだと思います。すぐに獣医に診てもらって骨に異常はなく、痛みもないようでしたし、昨日の時点で腫れもなく、歩様にも見せていませんでしたので、今日から調教を再開しています。乗った後も特に問題はなく、このまま進めて行けそうです」とのことでした。

 

【ノースカトレア】

KSトレーニングセンター内K2ステーブルで調整されています。先週末から乗り出しており、25日現在、ハロン22~23秒のキャンターを2000m乗られています。菅野代表は「治療を行って、両前脚の膝裏も締まってきたので、先週から乗り出しました。今のところ特に問題ありません。様子を見ながら進めていきます」とのことでした。25日現在の馬体重は521キロ。

 

【メロディーロード】

宇治田原優駿ステーブルで調整されています。25日現在、角馬場で身体をほぐした後、トラックコースで、ダクとハッキングで1000mと軽めキャンター2000mを乗られ、週2日は、坂路で15-15を乗られています。田辺厩舎長は「兄姉が活躍しているので、ちょっと厳しめに見てしまうところがあるのかもしれませんが、時計を入れた時の動きは、まだピリっとしてきませんね。もう少し体力的にも、力強さ的にも上乗せが欲しいところです。ただ成長期なのか、飼葉食いはずっと良いですし、どんどん馬体に厚みが出て来ています。身体が出来てくれば動きがピリッとしてくるかもしれませんね」とのことでした。

 

【リビングストン】

チャンピオンヒルズで調整されています。中間も、角馬場でフラットワークを行った後、トラックコースで軽めキャンター2000mと坂路1本をハロン18秒ペースで乗り、週2日は坂路1本を計測区間の4ハロン55〜56秒台で乗っています。なお、今後はトレセンで進める事となり、26日の検疫で栗東・吉岡辰弥厩舎へ入厩する予定です。吉岡調教師は「6月後半ギリギリになってしまいましたが、チャンピオンヒルズでも、体力的にはトレセンで進めても十分だという評価ですので、明日、トレセンへ移動させます。まずはゲート試験が目標ですが、しっかりと進めて行きます」とのことでした。

 

【パステルキュート】

KSトレーニングセンターで調整されています。25日現在、屋外ダート馬場を約2000mと坂路を17-17で週に2回乗られています。牧場スタッフは「中間の様子を見ていると、手先だけで走って身体を使って走れていないので、頭が高い走りをしています。これから身体を使って走ることを教えていきたいですね。また、今朝は蕁麻疹が出てしまい、治療を行いました。内面の疲れが出てきたのだと思いますので、2日程は治療を優先します。様子を見て進めていきます」とのことでした。25日現在の馬体重は429キロ。

 

【ミッドナイトデュー】

川崎競馬小向TC・佐藤博紀厩舎で調整されています。この中間は、7月23日から始まる5回川崎開催に向けて小向TCの走路で変わりなく調整されています。佐藤博紀調教師は「中間、雨で馬場が悪い日は無理していませんが、蒸し暑さがこたえている様子はなく、飼葉食いも変わらずいいですよ。予定通り、次々回の川崎開催に向けて、変わりなく攻め馬を行えています。来週の川崎開催中に中間追い切りを1本行く予定です」とのことでした。

 

【サンタマルティナ】

大井競馬場・渡邉和雄厩舎で調整されています。蕁麻疹のため6月22日まで曳き運動に留めたのち、23日からは乗り出しを再開しており、26日現在、競馬場の走路でダク2000mとキャンター3200mを乗られています。渡邉和雄調教師は「その後も特に発熱をしたりということもなく、予定通り23日から馬場入りを再開しました。この後は改めて、7月8日から始まる大井開催の新馬戦を目標に進めていきます」とのことでした。

 

*****3歳馬*****

【レッドエヴァンス】

角馬場運動後、坂路1本、最後にゲート練習。

音無秀孝調教師「今日も坂路1本軽めに乗った後、ゲート練習をおこないました。引き続きゲートで縛っていますが、先週金曜日にもやったことで慣れてきたのか、だいぶ落ち着きが出てきているように思います。入りでも嫌がる感じは見せなくなっているように、良くはなっていますね。当初の予定では放牧に出すつもりでいましたが、引き続きゲート練習を厩舎でやっていきたいと思いますので、このまま在厩して追い切りも再開し、節で使えるレースを使う感じで進めていくことにします」

 

【ルージュルリアン】

藤原英昭調教師「長く休んでいた馬ですし、立ち上げたばかりなので当たり前のこととはいえ、帰厩後の状態はまだまだといった感じ。左右のバランスにブレがあるので、昨日(火)から小牧加矢太騎手に乗ってもらってフラットワークを中心に馬を作ってもらっているところです。今朝(木)はCウッドコースを半周といったメニューでしたが、ジョッキーは『まだ緩いですし、左に倒れそうになりながら走っていました。素質は確かですが、鼻出血明けということもありますし、我慢できるキャパが小さいので、馬の気持ちを尊重しながら作っていくつもりです』と話していました。明日以降も引き続きジョッキーに乗ってもらい、ベースを固めてから負荷を掛け始めることになるでしょう」

 

【レッドクレメンス】

本日は坂路で追い切りました。

茶木太樹調教師「先週は右前脚の膝周辺の腫れにより、軽めのメニューで調整していましたが、その腫れは既に解消したため、少しずつペースを上げているところです。今日(水)は坂路で時計を出しました。まだハミの取り方に課題があるものの気持ちは強く、スピードに乗せてからの動きはなかなかと言えるもの。息遣いについては全く問題なかったということなので、あとはより動けるようにするためにしっかり運動量を重ねていければ…といったところです。午後と明日の状態を見て問題がなさそうであれば、このままペースを上げていきますが、少し楽をさせた分、当初の計画よりも1週間ほど仕上げに時間を必要とする状況で、次走は早くても再来週になる見通しです」

 

【ディスペランツァ】

チャンピオンヒルズで調整されています。6月26日現在、引き続き、角馬場でフラットワークを行った後、トラックコースでキャンター2000mと、坂路1本を18-18で乗られており、週2日は坂路で計測区間の4ハロン56秒台を計時しています。小泉厩舎長は「調教メニューに変わりはありませんが、順調に進める事が出来ています。体重が増え過ぎる事もなく維持出来ていますし、暑さにも負けていません。このままいいい状態を維持して帰厩まで過ごせさせたいと思います」とのことです。引き続き、8月11日新潟、3歳以上オープン・関屋記念(GIII)芝1600mにミルコ・デムーロ騎手での出走を目標にして進めていきます。6月26日現在の馬体重は536キロ。

 

【オーヴェルトゥーレ】

美浦・高木登厩舎で調整されています。23日のレース後も馬体に異常はなく、在厩しています。なお、レース後、これまでのレース内容や現状を踏まえて本馬の今後について関係者で協議を行った結果、誠に残念ですが、このまま中央登録を抹消して、ファンドを解散することが決まりました。高木登調教師は「今回はギリギリでタイムオーバーにはなりませんでしたが、厳しい結果だったと捉えています。追い切りも、坂路では終いが13秒台を切れずに、これで精一杯という感じですし、ここまで進めてくる中でもなかなか馬が変わって来ていません。まだ未勝利戦の番組自体は、この後、福島、新潟と残ってはいますが、ダートの短距離は頭数的にも混む条件なので、仮にここから節を溜めたとしても未勝利戦が終了するまでに出走できるかどうかも微妙なところですし、この先の僅かな時間で大幅な変わり身は期待し難く、現状では正直厳しいと判断せざるをえません」とのことです。なお、今後は再ファンドは目指さず、牧場名義でホッカイドウ競馬に移籍して現役を続行する予定ですが、地方移籍後の成績次第では判断を変更して再ファンドを行う可能性もあります。その際には、改めて出資会員の皆様に書面でご案内する予定です。これまでのご声援、誠にありがとうございました。ファンド解散による精算は8月末の予定です。

 

【レッドエヴァンス】

角馬場運動後、坂路1本、最後にゲート練習。

音無秀孝調教師「昨日に引き続き、坂路1本軽めに乗った後にゲート縛りをおこなっています。入りはだいぶスムーズになっていて、中でも落ち着いていますね。だいぶゲートに対しての警戒心が薄れてきたようで、我慢できるようになっています。来週はどこかのタイミングで通常ゲートで入りからスタートまでを通しでやってみても良さそうです。ゲート縛りの成果をしっかりと練習やレースで発揮できるようにしていきたいと思います」

 

【ルージュルリアン】

本日はCウッドコースで調整しました。

助手「今朝(木)も小牧加矢太騎手に乗ってもらって、角馬場経由でCウッドコースへ。ジョッキーに乗ってもらうのは今日で3日目ですが、すごく上手に丁寧に乗ってくれていて、普段の速歩、駆歩から日に日に目に見える形で良くなってきました。もう少し騎乗者の指示を受け入れてくれるようになれば、もっといい方に変わってきそうですが、我が強いタイプなので…。勝ち上がるのに残された時間は少なくなってきましたが、ここまできたら時間を掛けてでも少しずつ良くして納得のいく状態でレースに臨みたいと考えています」

 

【レッドクレメンス】

本日は引き運動をおこないました。

助手「今朝(木)は厩舎周りで1時間ほど引き運動をおこないました。寂しがり屋なので一頭で歩いているうちは鳴くことはあっても馬の近くに寄ると落ち着いてくれましたし、脚元への反動はなく歩様もスムーズでした。まずはひと安心ですね。ただ、とにかく食欲旺盛で、馬体重も496キロとまだまだ余裕がある状況なので、週末も坂路で4ハロン55~57秒くらいの時計を出してある程度の負荷を掛けるつもりです」

 

【タキザクラ】

26日(水)に坂路コースで4ハロン55.0-40.7-26.3-12.7を単走で強めに追い切りました。「先週、今週と追い切りは自分で跨らせてもらいましたが、疲れも抜けて前走時のデキをキープしています。ここにきてハミの取り方もだいぶ良くなっており、体をまっすぐ伸ばして走れている。そのあたりは坂路主体で調整を進めてきたことで、トモに力が付いて体幹も強くなってきた証拠。馬の状態は変わりなく良いと感じています。土日の福島でダ1700m戦のメンバーを見渡すと、実績面ではバスターウルフが明らかに上位の存在です。そのためタキザクラと同じ土曜日に優先持ちが集まり、全体レベルは日曜日の方がいくらか薄い印象を受けますが、この時期はどの陣営も勝ち切る可能性の高い番組を選択してくるので仕方ありません。平坦コースの方がより力を発揮できると見込んでいますし、なんとかここで決めたいと思っています」(稲垣幸雄調教師)

 

*****4歳馬*****

【マランジュ】

この中間も右前肢への治療を続けながらウォーキングマシン運動で調整していましたが、獣医師の触診でもそれほど気にならなくなってきましたので、先週後半よりゆっくりと騎乗調教を再開しています。前肢への負担を考慮して坂路コース中心で調教を進めており、現在はハロン22~23秒ペースで駆け上がっています。

調教後には脚元へのケアを続けていて、ここまで変わりありませんので、状態を確認しながら段階的に調教ペースを上げていきます。現在の馬体重は462kgです。

 

【ミラクルティアラ】

7月3日(水)公営川崎・スパーキングレディーC(地方競馬指定交流競走・JpnⅢ・牝・ダ1,600m)に出走予定。

6月26日、野中調教師からは「今週土曜に最終追い切りを行い、来週のレースに向かいます。先週末の追い切りも上々の内容で十分に動ける状態に仕上がってきました。精神的にも余裕を野って臨みたいですし、心臓が強くやればやるだけ動いてしまう馬なので、追い切りでの疲れが残ることが無いよう気を付けています。ゲートで少しうるさいところがあるため、ゲート練習にも時間を割いています。はじめの頃よりは大分落ち着きが出てきましたし、本番でもしっかりスタートを決めてくれればと思います」との連絡が入っている。

 

【ファントムシーフ】

競走馬リハビリテーションセンターで療養しています。26日現在、洗い場までの曳き運動を5分間行い、その他の時間は舎飼されています。場長は「幹細胞手術を行うと患部が凄く腫れて痛がるのですが、腫れはまだ引いていないものの患部を触診しても反応がしなくなったので、痛みは取れたのだと思います。現段階では、今以上の事は出来ませんが、最近は、なるべく身体を動かして血行を良くして回復力を上げる方向で研究が進んでいますので、ファントムシーフについても、その方向で今後進める予定です」とのことでした。26日現在の馬体重は516キロ

 

【パレルモ】

6月27日の検疫で帰厩しました。

 

KSトレーニングセンター内森本スティーブルで調整されています。引き続き、屋外ダート馬場にてハロン18秒のキャンター3000mと坂路を15-15で2本乗られており、27日に大井競馬場・米田英世厩舎へ帰厩する予定です。川俣場長は「昨日、米田調教師から連絡があり、木曜日に厩舎へ戻すとのことでした。ここ3週間位で、坂路で15-15を何本か消化できていますし、4月にこちらへ到着した頃と比べて、精神的にしっかりリフレッシュした状態で厩舎に送り出せると思います」とのことでした。

 

*****5歳馬*****

【グロリアスヒーロー】

美浦・高木登厩舎で調整されています。6月23日にウッドチップコースにて助手が騎乗して追い切りが行われて、55.1-39.4-11.6を馬なりで計時しました。今週の追い切りは26日にウッドチップコースにて助手が騎乗して行われて、52.6-36.9-12.0を馬なりで計時しました。高木登調教師は「変わりなく順調です。脚元も異常はありません。次走については、第2回福島開催2週目のダート1150mを予定しています」とのことです。今後は、7月6日福島、3歳以上1勝クラス・ダート1150mに菅原明良騎手での出走を目標に進めていきます。

 

【ダイヤモンドフジ】

6月22日の検疫で帰厩。26日、宮本調教師から「帰厩後も順調にきており、本日坂路で4ハロン54秒4、ラスト12秒3を計時しています。このまま順調に進むようなら小倉3週目の芝1,200mに向かいたいと思います」との連絡が入った。

7月13日(土)か14日(日)小倉・3歳以上1勝クラス(芝1,200m)に向けて調整する。

 

*****6歳馬*****

【レッドアウレア】

本日(木)の検疫で帰厩しました。

 

*****7歳馬*****

【レッドエランドール】

運動のみ。

田中克典調教師「輸送もあるので楽をさせて回復に努めています。馬自身は引き続き元気もいいですし、暑さにやられるどころかむしろ状態は上がっているので、やはりこの時期がいいのでしょう。明日(金)は軽く乗って土曜に輸送の予定ですが、もう仕上がっていますし、体調を崩さないことを第一に調整していきたいと思っています。なかなか希望通りの展開になるのは難しいとは思いますが、喉の具合を見るためにも力を出し切れるような競馬を期待して送り出します」

※6月30日(日)小倉10R・薩摩S(3歳上3勝クラス・ダ1700m)に川須栄彦騎手で出走します。

 

角馬場後、ウッドチップコースで追い切り。

田中克典調教師「今日も川須騎手に乗ってもらって最終追い切りを消化しました。今週は北海道にいるので直接は見ていないのですが、騎手の話では『先週も良かったですが、さらに手応えや行きっぷりも良くなりました』ということでしたよ。喉も気にならないということなので、状態面に関しては何の心配もなく競馬に向かえそうですね。硬さもなく、まだ走り足りないのかケロッとしていたということなので、気持ちの面でもレースに向けていい方向へいっていると思います。あとは競馬に行って喉がどうかと最後まで集中力が持続するかというところになりますが、逃げられなくても変にプレッシャーをもらうような競馬ではなく、スムーズに自分の力を出してきてもらいたいですね。スンナリ行ければ変わってくれるはずですよ」

※6月30日(日)小倉10R・薩摩S(3歳上3勝クラス・ダ1700m)を川須栄彦騎手で予定。