*****2歳馬*****

【レッドアトラーニ】

馬体重:506キロ

中間、トレーニング中に臀部を打撲。短めの休養を挟んでから調教をしてみたものの、尾てい骨周辺を痛がる素振りを見せたため、現在は騎乗することを中断し、ウォーキングマシン、角馬場を使用した軽めの運動をおこなっています。まだ、尻尾の根元あたりを触ると痛そうにしているため、坂路調教を再開するまでには少し時間が掛かりそう。健康状態に問題はなく、毛艶、張りも上々です。

 

【レッドエソール】

馬体重:510キロ

ハロン15秒ペースを基本に、上がり1ハロンで14秒台に入っていく坂路調教、周回コースにおける1800mのキャンターといったメニューを、順調に消化しています。坂路のウッドチップ量を増やしたことで、運動負荷も上がっているはずですが、硬さを微塵も感じさせない、力強くてスムーズな走りを披露しています。いつ本州移動の声が掛かっても対応出来るよう、しっかりと調整していきます。

 

【ルージュラティーナ】

馬体重:506キロ

週4回坂路に入り、内2回は2本登坂。定期的に3ハロンを38~39秒で駆け上がる時計も出しています。相変わらず、力強くて伸びやかな走りが出来ていますが、ここに来て前進気勢が高まってきたことは、歓迎すべき材料。運動強度を上げても飼い葉喰いが落ちず、十分な肉付きを維持しています。池江調教師とも連絡を取り合い、7月上旬~中旬に本州へ移動する予定で、準備を進めています。

 

【ゴールドエンペラー】

「現在はダートコースでダクとハッキングキャンター1800m、600mの坂路を1本(20秒ペース)のメニューで調整中です。ペースを上げるとまだ厳しいので、現状のところで乗り込んでいます。やる気がないのか自分からハミを取っていきませんし、体力的にもまだまだといった感じ。脚元は問題ないので、このまま攻めていくしかないと思っています」(担当者)

 

【ルジュウェール】

「現在は馬場でダクとハッキングキャンターを4000m(16~17秒ペース)のメニューで調整中です。この中間も順調に乗り込めており、まずまず動けるようになってきました。骨格からは体重がもう少しあってもよさそうですが、カイバ食いは悪くないので、この調子をキープしたまま積み重ねていきたいです」(担当者)

 

*****3歳馬*****

【アンデスビエント】

6月12日・公営川崎・関東オークス(ダ2,100m・3歳・牝馬限定・JpnⅡ)に出走し見事優勝。

14日、西園正都調教師からは「レース後、歩様などに異常はありませんが、初めての重賞競走で2100mを走り切り、さすがにバテているようです。大分体が減ってしまいましたので、週末あるいは来週まで厩舎で様子を見て、ノーザンファームしがらきへ放牧に出したいと思います。ここで夏休みを取らせてしっかり疲れを抜いて秋を目指します」との連絡があった。

 

【レッドアトレーヴ】

馬体重:478キロ

昨日(木)入場しています。レースを使ったなりの疲れはあるものの、歩様は大丈夫ですし、気持ちもちゃんと入っています。飼葉の食いも良好ですね。今週まではウォーキングマシン運動にとどめて楽をさせて、馬の状態に問題がなければ来週からトレッドミルに入れていくといった予定になっています。

 

【ルージュルリアン】

馬体重:488キロ

今週から周回数を増やすなど調整は順調です。鼻出血による休養が長引いた割に大幅に緩んだ印象はありませんし、調教での脚捌きはスムーズで軽快。少しずつルリアンらしいピリッとした面を出し始めたように、気持ちも乗ってきました。来週火曜日から15-15を始めるなど、帰厩に向けて調教を強めていく予定です。

 

【ゲンブ】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(18秒ペース)のメニューで調整中です。大柄な割に体重が増えにくそうなタイプに見えましたが、1週間で10kg以上増加しています。ペースを上げて乗り込んでいますが動きが良いですし、いい流れのなか進められていますよ。脚元も問題ないので、このまま積み重ねていきます」(担当者)

 

【ジャンヌローサ】

「現在はダートコースでダクとキャンターを1600~2000m、坂路1本(18秒ペース、週2回は15秒ペース)のメニューで調整中です。11日(火)に2勝クラスの馬と併せ馬で追い切りをおこないましたが、問題なく消化できています。飼い葉をしっかり食べていますし、速いところをおこなっても体重が減ることはないので、成長期に入ってきたのかもしれません。先ほど蛯名調教師からは『明日帰厩させます』と連絡を受けています」(担当者)

 

【プリドラ】

「現在は屋外ダートコースでダクとキャンター3000m(18~20秒ペース)のメニューで調整中です。入場後も大きな問題はないものの、いい頃と比べると硬さが目立っている現状。これくらいの距離をじっくりと乗りつつ、ほぐしながら進めています。未勝利馬でそう時間も残されていないので、このまま良化を促していきたいと思っています」(担当者)

 

【エルキュール】

この後はトレセン近郊のNSRで調整することになり、12日(水)に移動しました。

「スリーアウトという結果になり、大変申し訳ありません。レースは無理せず3番手のいいポジションで運んでくれたのですが、前2頭が2、3着に粘るなか、こちらは直線で脚を伸ばせませんでした。ダート戦に使った感じでは1200mだと忙しく、前回の芝1800m、そして今回の芝1600mだと長いようです。帰厩後は3回新潟開催(8/10~)の芝1400mを目標に進める予定ですが、時期的にも混み合うでしょうし、距離の選択肢が限られてしまうのは悩ましいところです」(天間昭一調教師)

 

【スノーディーヴァ】

「現在は内馬場でダクとハッキングの後、ダートコースをキャンター3000~4000m、週2回は坂路コースを1本(17秒ペース)のメニューで調整中です。この中間からペースを上げて乗り込んでいますが、体重が増加傾向でフックラと見せるようになってきました。左手前だと連動制に欠けるところがありますが、だからと言って左半身が疲れているわけではないんですよね。そこは少し気にしながら進めていこうと思います」(担当者)

 

【タキザクラ】

「短い期間ではあっても放牧を挟んだ甲斐もあり、前回の東京ほどの異常なイレ込みは見られず、内容としても今回はいくらかメリハリのついた競馬はできたかと思います。トモに力をつけたい狙いから、坂路を中心とした調整に切り替えたことが少しずつ形となって表れてきているところ。引き続きそこは意識しながら調整していくつもりです。レース後の状態としては使ったなりの疲労が感じられる程度で、ソエも落ち着いていて、テンションに関してもレース前後での大きな変化はありません。三浦騎手からは平坦コースの方が良さそうと伝えられていますし、次は福島の開幕週に向かう予定です」(稲垣幸雄調教師)

 

*****4歳馬*****

【レッドシュヴェルト】

馬体重:476キロ

先週の金曜日に入場。先週いっぱいはウォーキングマシン運動で様子を見ていましたが、レースでの疲れも取れていたため、今週から周回コースでダク・ハッキングを交えて2000mといったメニューで乗っています。フットワークには素軽さがありますし、トモの感触も良好。飼葉の食いも悪くありませんので、来週からはペースを上げていく予定です。

 

【レッドルヴァンシュ】

馬体重:508キロ

日に日に馬体は回復し、活気も戻ってきたことから今週火曜日に乗り出しました。すでに坂路での調整もスタートしており、ハロン16秒ほどのペースで1本上がっています。脚捌きの硬さこそ感じても背腰などの疲労感はそれほどではないことから、このまま軌道に乗せていけそうな雰囲気です。順調にいけば来週後半には15-15といった速いところを消化できる見通し。次走は小倉のダート1700m、中京のダート1400mの2つの条件が候補に挙がっています。

 

【ウィズアットダンス】

「馬体面と飼い葉食いに気を配りつつ、再来週から始まる4回船橋開催(6/25~)に向けて、引き続き順調に乗り込みを進めています。テンションに関しては調教中も特段上がったりすることはなく、ウィズアットダンスにとっては許容範囲内といったところ。息がしっかり保つようになり、動きにも余裕が感じられるようになってきました。ここから速いところを1~2本交えて、出走態勢を整えていきます」(林幻調教師)

 

【フェミナフォルテ】

チェスナットファーム阿見TCで調整され、12日(水)に帰厩しました。

「函館開催での出走を目指して、今週こちらに戻しています。育成場からは440kg台との報告を受けていましたが、厩舎に入って昨日の計測で430kg。いつも通りと言えばいつも通りですし、細くは見せずにむしろフックラとしているところ。函館への輸送もあるので、この状態をキープしながら進めていきたいと思っています。今日坂路コースで15-15程度のところをおこないました。問題なく動けていましたし、ここから徐々にピッチを上げていきます。7/07(日)函館・横津岳特別(芝2600m・混)か7/13(土)函館・かもめ島特別(芝1800m・牝)での出走を考えています」(小島茂之調教師)

 

*****5歳馬*****

【レッドモンレーヴ】

馬体重:525キロ

今週からトレッドミル調整(ダク500m、ハッキング2000m)で進めています。気の悪さも出していませんし、背腰の疲れも取れてきています。脚取りなどに気になるところもなく、立ち上げからここまで問題はありません。このあとは気分を損ねるようなことのないよう、上手く気持ちを乗せながら進めていければと思います。

 

【ルージュエクレール】

馬体重:456キロ

今週は坂路で14-14のメニューで進めています。全体のペースを上げてみましたが、力みもありませんし、溜めも作れており最後まで軽快な動きを見せてくれています。息の入りもしっかりしていますよ。乗り込みながらも飼い食いが落ちる様子もなく、体調面も良好です。

 

【グロリアスヒーロー】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(16~20秒ペース)のメニューで調整中です。それなりに積み重ねているので右トモ、背中に少し張り感が出てきたので、筋注処置をおこなっています。大した問題ではないのでそのまま乗り進めているところ。脚元は落ち着いているので、このまま積み重ねていきます」(担当者)

 

*****6歳馬*****

【レッドアウレア】

馬体重:508キロ

今週は周回コースでダク1000m、キャンター2000m(ハロン18秒ペース)のメニューで乗っています。運動始めに硬さはありますが、体がほぐれてくれば大丈夫。最後まで集中力を切らすことなく走れています。飼葉の食いも安定していて、今のところ良い流れで乗り込めていると思います。来週もペースを上げていく予定です。

 

*****7歳馬*****

【エクストラノート】

「前走の疲れも取れたことから先週末より坂路コースで乗り出し、今週からは再び障害練習をおこなっています。まだ大きな障害ではありませんが、小さい障害物を飛ばせて練習しているところ。本格的に進めていないのでまだハッキリとは言えませんが、初期の段階としては上手な部類だと思います。来週から更にピッチを上げて進めていきたいと思っています。トモが緩い馬ですが今のところ問題ありませんし、上手く鍛えていければ良いですね」(加藤和宏調教師)

 

*****9歳馬*****

【レッドヴェイロン】

馬体重:532キロ

周回コースでダク500m、キャンター1000m(ハロン20秒ペース)を2本といった内容で乗っています。力みなどはありませんし、フットワーク良く動けていますね。覇気もちゃんとあり、最後まで良い動きを見せてくれています。これから暑くなってきますので、朝一番の組で乗るなど対策を図りながら乗り込んでいきます。

 

*****10歳馬*****

【アナザートゥルース】

「この中間も坂路メインに17~18秒ペースのところを乗り込んでいます。背腰に関してはケアしながら進めていることで、たいぶ良くなってきましたね。今週末か来週初めには15-15程度の時計を出す予定で、次走目標を決めるのは早くてそれ以降になると思います」(田中淳司調教師)