*****2歳馬*****

【ミッドナイトデュー】

川崎競馬小向TC・佐藤博紀厩舎で調整されています。7日に本田紀忠騎手を背にした最終追い切りで併せ馬の内で一杯に追われて52.0-38.5を計時し、11日川崎、2歳(一)・ホタル特別・ダート1400mに、野畑凌騎手落馬負傷のため、乗り役を今野忠成騎手にスイッチして出走して、5着でした。レースからひと晩明けた12日朝現在、状態に特に変わりはありません。佐藤博紀調教師は「昨日の競馬は、まだ後ろがそこまでしっかりしていない分、コーナーで置かれてモタつき、また直線で来るという内容だったように、まだこれからの馬だと思います。レース後は初の1400mを走って、疲れがもしかしたら出るかなと思いましたが、今朝の段階では、デビュー戦の直後よりも疲れはないように感じますし、飼葉食いも落ちていません。この後はひと開催スキップして間隔をしっかり空けて7月23日からの川崎開催へ向けて進めようと思います」とのことでした。

 

【サンタマルティナ】

大井競馬場・渡邉和雄厩舎で調整されています。6月7日の能力試験後も状態は変わりなく、12日現在、大井競馬場の走路でダク2000mとキャンター3200mを乗られています。渡邉和雄調教師は「能力試験の後も、ソエが出たりだとか、心配なところは一切なく、飼葉食いについても全く変わりはありません。能力試験当日は、前日に園田へ遠征していたため直接は見れませんでしたが、映像で確認して、矢野騎手とも話をしました。スタートはそこまで出す練習を回数重ねていなかったのでそこそこでしたが、砂を被っても全然平気で、馬なりで上がって行けて、センスの感じられる走りで、『能力試験としては文句ない内容だった』と矢野騎手も評価は高かったです。また距離に関しては、長めの方が良さそうです。今朝も矢野騎手と話をして、もし新馬で1600mが組まれていたらそちらでもいいねという話になりました。この後ですが、24日からの開催に登録はしていますが、まず16日に中間追いを1本行って、その動きと、あとは24日からの開催の登録メンバーを見て、そこでデビューさせるか、その次の7月8日からの大井開催にするか判断します」とのことでした。

 

【ルージュレアリーズ】

本日はCウッドコースで追い切りました。

福永祐一調教師「Cウッドコースで追い切りを消化しました。相手は3歳未勝利馬。併走に近い形で進めて、コーナーは内を回ってペースアップ。最後はサーッと伸ばしていました。追い切りに騎乗した武豊騎手には『足りないと感じればやってください』と伝えていましたが、肩ムチで合図を送っただけだったので、その心配はなかったようですね。ジョッキーは『すごく乗りやすい馬。素軽いし、しっかり反応もしていた。手足の返しもすごく良かった。パワータイプではないので良馬場で走らせたいね』と話していました。追い切り後の息の入りもすごく早かったですし、舌を縛ったことやシャドーロールを装着したことで走りの質も向上。あとは来週のデビュー戦まで疲れを溜めないよう注意しながら進めていければと考えています」

※6月23日(日)京都5R・2歳新馬(芝1800m)を武豊騎手で予定。

 

*****3歳馬*****

【アンデスビエント】

6月12日(水)公営川崎・関東オークス(ダ2,100m・3歳・牝馬限定・JpnⅡ)に田口貫太騎手で出走し見事優勝。

勝ち時計は2分18秒5、上がりの3ハロンは40秒0。

西園正都調教師からは「元々落ち着きがあり、肝が座ってどっしり構えている馬ですから、輸送や初ナイターも無事にクリアしてくれました。ジョッキーには重賞ということは考えず、普段通り自分の競馬をするよう話していましたし、馬自身もかかるタイプではなく、逆に自ら物見をしてフワッとする面もあるのでハナに立ってもラチを頼って乗ってこいと指示を出していました。指示通りの競馬をしてくれましたので安心して見ていられました。距離も順応できる馬ですし、同じ舞台を勝っている母のあとを継げるような馬に育てていきたいです」との話でした。

田口貫太騎手からは「勝てて素直にうれしいです。初めてのナイターでも苦にすることはありませんでしたが、終始物見をしていました。フワフワしながらも、向正面で後続に来られるとしっかり反応して、最後まで集中して走ってくれました。前走同様に馬の力を信じて乗りましたが、強い内容だったと思います。今日は母の誕生日でもあり、関係者の皆様と育ててくれた両親に感謝したいです。ありがとうございました」との話がありました。

 

【ディスペランツァ】

チャンピオンヒルズで調整されています。12日現在、角馬場でフラットワークを行った後、トラックコースでキャンター2000mと、坂路1本を18-18で乗られており、週2日は坂路で計測区間の4ハロン56秒台を計時しています。牧場スタッフは「かなり暑くなってきたので、体調を崩さないように注意しながら進めています。相変わらず調教では、しっかり動けていますし、良い状態で進める事が出来ています。あとは体重のコントロールをしっかりしていければと思います」とのことでした。12日現在の馬体重は536キロ。

 

【オーヴェルトゥーレ】

美浦・高木登厩舎で調整されています。中間は、58.0-42.7-27.7-13.3を強めに追われて計時しました。今週の追い切りは、12日に坂路にて助手が騎乗して行われて、55.2-40.9-27.3-13.5を強めに追われて計時しています。高木登調教師は「中間も問題なく進めることが出来ています。正直あまり変わっては来ていませんが、このまま問題がなければ、23日東京のダート1400mに出走させる予定です」とのことでした。

 

【レッドアトレーヴ】

厩舎周りを引き運動。

手塚貴久調教師「レース後ということで、ここまでは引き運動にとどめて様子を見ています。使ったなりのダメージはあるものの脚元や馬体には問題なく、ガクッときている感じはありませんし、飼い葉もしっかり食べていますね。しっかり勝ち切ることができましたし、ここで無理する必要もありませんから、予定通りひと息入れることにします。明日(木)ノーザンファーム天栄へ放牧に出す予定です。今のところ秋の東京開催での復帰を視野に入れており、夏場は充電期間に充てるつもりでいます」

 

【レッドエヴァンス】

角馬場運動後、坂路にて併せ馬で追い切り。

音無秀孝調教師「今日は坂路にて併せ馬で追い切りました。行きっぷりが良かったですし、それでいて折り合いを欠くことはなく溜めを作れていましたね。終いはしっかりやりましたが、スンナリと加速し、手応えにもまだ余裕があったと思います。息の入りも問題なく、概ね態勢は整いましたね。予定通り、今週の土曜・京都4レース(芝1400m)に松山騎手で向かいます」

※6月15日(土)京都4R・3歳未勝利(芝1400m)を松山弘平騎手で予定。

 

【レッドクレメンス】

本日(水)の検疫で栗東・茶木太樹厩舎に入厩しました。

 

*****4歳馬*****

【ミラクルティアラ】

帰厩後も順調。

6月12日、野中調教師からは「本日は坂路で軽く時計を出しており、4ハロン58秒1、ラスト13秒9の内容です。変わりなく順調にきており、今週末締切の交流重賞に投票します」との連絡が入っている。

7月3日(水)公営川崎・スパーキングレディーC(地方競馬指定交流競走・JpnⅢ・牝・ダ1,600m)に投票する。

 

【ファントムシーフ】

競走馬リハビリテーションセンターで療養しています。移動後も体調に問題はなく、落ち着いて過ごせており、12日現在、術後の経過を見守りながら、洗い場まで歩く運動を2往復行っており、その他の時間は舎飼されています。場長は「新しい環境でも落ち着いて過ごせています。こちらの環境にもすぐに慣れてくれたようですね。正直に言って、屈腱炎としては重度の部類になりますので、時間は要することになると思います。まずはゆっくり歩く事から始めて、徐々にその時間を伸ばしていければと思います。術後の経過を確認しながらですが、5ヶ月位は跨らずに進める予定です」とのことでした。12日現在の馬体重は496キロ。

 

【パレルモ】

KSトレーニングセンター内森本スティーブルで調整されています。12日現在、屋外ダート馬場にてハロン18秒のキャンター3000mと坂路を15-15で1本乗られています。川俣場長は「ペースアップしてからも特に問題ありません。もともと能力は高い馬ですから、これくらいのメニューは余裕を持ってこなせます。引き続きしっかり乗り込んでいきます」とのことでした。

 

*****5歳馬*****

【ラッキーガブリエル】

松風馬事センターで調整されています。中間も、ロンジングを行ったあと、屋外ダート馬場にてハロン18秒のキャンター1600mを2セットと、週に2回は15-15も乗られています。後藤場長は「変わりなく元気いっぱいで、良い状態を維持できています。引き続き、しっかり乗り込んで、厩舎から帰厩の声が掛かるのを待ちたいと思います」とのことでした。12日現在の馬体重は499キロ。