*****2歳馬*****

【バティストゥータ】

西舎共同育成場内谷川牧場で調整されています。4日現在、BTCの屋外直線ダート1600mを2本、または屋内600mダートコースを乗った後、屋内1000mウッドチップ坂路を乗るメニューを併用して進められており、坂路で週に1本は15-15を乗られています。高沢場長は「この中間も坂路で週1本15-15を重ねながら乗り込みを順調に進めることが出来ています。ただ、身体は見るからにまだまだ太いですね」とのことでした。4日現在の馬体重は568キロ。

 

【ノースカトレア】

西舎共同育成場内高昭牧場に在厩して調整されています。4日現在、BTCの屋内600mダートトラックと屋内1000mウッドチップ坂路を併用し、坂路では週2日15-15を乗られています。4日には和田勇介調教師が視察のため来場しました。高橋場長は「15-15を週2日に増やして2週間が過ぎましたが特に疲れだったり、反動等も見られず、先週末も坂路で3F14-14-14を行って、いい動きでした。本日午前中に来場された和田調教師も馬をご覧になって、近々、本州へ移動させたいと仰っていましたよ」とのことでした。

 

【メロディーロード】

宇治田原優駿ステーブルで調整されています。4日現在、角馬場で身体をほぐした後、トラックコースでダクとハッキングで1000mと軽めキャンター2000mを乗られ、週2日は、坂路1本をハロン18秒ペースで登坂しています。田辺厩舎長は「先週お伝えした通り坂路の動きは悪くなかったので、今週からは少し負荷を強めた内容で進めています。気性的には大人しいという程ではないですが、今のところ乗り易いタイプだと思います。この5月はメディヴァールが韋駄天ステークスで4着して、ピューロマジックがGIIIの葵ステークスを勝ち、そして先週土曜日にはバグラダスが3勝クラスのタイキシャトルカップを勝ちました。兄姉3頭が揃って全てオープン馬と活躍している血統だけあって、本馬も雰囲気がありますよ」とのことでした。

 

【リビングストン】

チャンピオンヒルズで調整されています。4日現在、角馬場でフラットワークを行った後、トラックコースで軽めキャンター2000mと坂路1本をハロン18秒ペースで乗り、週2日は坂路1本を計測区間の4ハロン55〜56秒台を計時しています。騎乗スタッフは「6月になりましたし、今月中にトレセンへ一度入厩させるという話もあるみたいなので、先週末に1つ時計を詰めて坂路を54秒台で乗りましたが、反応も良かったですし、息遣いも問題ありませんでした。相変わらず緩さはありますが、そこは大型馬ですし、2歳のこの段階で完成するタイプではないと思うので、そこまで気にする必要はないと思います。いつ声が掛かっても、いい状態で送り出せるように進めていきます」とのことでした。4日現在の馬体重は538キロ。

 

【パステルキュート】

小国スティーブル内ラフメットで調整されています。4日現在、屋外1000mウッドチップトラックでダクとキャンター2000~3000mをハロン18~20秒ペースで乗られています。松尾代表は「青木調教師からは『馬運車の便が取れ次第、本州へ移動させたい』という話になっていますので、中間は速いところは行かず、体調維持に主眼を置いた内容で進めています。最近は路線バスなどでも運転手不足で影響が出ていますが、馬運車も影響が出ていて、便の手配がとてもつき難い状況です。移動は便を確保出来次第ということなので、いつ送り出すことになっても対応できるように、体調維持に努めます」とのことでした。

 

【ミッドナイトデュー】

川崎競馬小向TC・佐藤博紀厩舎で調整されています。10日から始まる川崎開催出走に向けて、中間も小向TCの走路で調整されており、3日には本田紀忠騎手を背にして2本目の中間追いが行われて、3F41.5-27.3を計時しました。佐藤博紀調教師は「月曜日に2本目の中間追い切りを行き、当初は4F55~56秒のところを併せ馬でやる予定でしたが、前日の大雨で馬場が悪くなってしまい、単走、馬なりで控えめな内容に切り替えています。単走でフワフワはしていましたが、動き、調子共に悪くありません。この後は競馬前に本追い切りを行く予定ですが、一昨日、競馬番組を編成する競馬場の番組班から連絡があって、今回の開催に出走を希望している2歳既出走馬が多くないため、2歳1組だけになるとのことでした。頭数は10頭程度になりそうとのことです」とのことです。11日川崎、2歳(一)・ホタル特別・ダート1400mに野畑凌騎手で登録を行う予定で、詳細については判明し次第、HPの出走情報にてお知らせします。

 

【サンタマルティナ】

大井競馬場・渡邉和雄厩舎で調整されています。明後日の能力試験へ向けて、中間も変わりなく大井競馬場の走路でダク2000mとキャンター3200mを乗られており、2日には併せ馬で55.2-40.0を計時しました。渡邉和雄調教師は「先週木曜日にはNAR登録が完了しています。能力試験に向けて2日に速いところを行き、その後も特に気になる点はありませんし、能力試験に向けて今朝もゲート確認を行って問題ありませんでした。この後は予定通り7日朝の能力試験を矢野貴之騎手で受験します」とのことでした。

 

【エテルノレガーメ】

徐々にペースアップ中。現在は週3~4回坂路入りし、うち1回は坂路2本登坂を目標に、周回キャンター(最大3000m)やトレッドミル運動を織り交ぜながらの調整。

担当者は「この中間で登坂本数を増やし、2本登坂を開始しました。引き続き登坂時計は3F48秒を継続し、体力強化に努めています。フィジカル面は着実に成長してきており、日に日に走りの質が上がってきています。2本目の登坂時もハミ受けや走行フォームを維持できるようになれば、更に調教負荷を上げていく予定です」とのこと。馬体重は552キロ。

 

【プロピエダッド】

引き続きトレッドミルで調整中。

担当者から「現在もトレッドミルで傾斜をつけたダク運動を継続しています。現状のペースでも右トモ球節部の状態は安定し、獣医からも運動負荷強化の許可は出ているので、ここからキャンターへの移行や更には騎乗運動再開に向けて進めていきます」との連絡が入っている。

 

【ルージュレアリーズ】

本日は坂路で調整しました。

福永祐一調教師「先週追い切ってから少しピリピリした面を見せ始めていますし、馬体重も416キロと少し減ってしまいましたが、まさに今が踏ん張りどころ。乗り切って欲しいですね。もしこのままピリピリした様子が続き、馬体も減っていくようなら一旦放牧に出してガス抜きが必要かもと考えていましたが、今朝(水)自分自身で乗って4ハロン60秒を切るペースで動かしてみても前半だけハミに頼って走っていたくらいで、終始落ち着いていました。跨った感触だけなら、このまま進めていけそうではありました。デビュー戦についても最終検討に入っていて、来週の京都・芝1600mか、再来週の京都・芝1800mの両睨みで準備中。ひとまず金曜日にゲートを出してからの心身の変化を確認し、来週デビューすることになった場合は日曜日に本追い切りを消化することになるでしょう。しばらく自分が乗って乗りやすさを追求していきます」

 

*****3歳馬*****

【ディスペランツァ】

チャンピオンヒルズで調整されています。5日現在、角馬場でフラットワークを行った後、トラックコースでキャンター2000mと、坂路1本を18-18で乗られており、週2日は坂路で計測区間の4ハロンを56秒台で乗られています。牧場スタッフは「今週はさらに時計を詰めていますが、良い意味で大きく変わりはないですし、何か注文をつけるようなところもありません。まだまだ緩いところはありますが、これ位の時計でも余裕を持って上がってこれています。順調に来ていると思います」とのことでした。

 

【オーヴェルトゥーレ】

松風馬事センターで調整されていましたが、5月31日の検疫で美浦・高木登厩舎に帰厩しました。6月5日には坂路にて菅原明良騎手が騎乗して追い切りが行われて、56.0-41.7-27.2-13.3を終いを強めに追われて計時しました。高木登調教師は「今日は帰厩後1本目の追い切りで、もう少し動いてくれると良いなとは思いますが、この馬なりには頑張ってくれていて、まずまずの追い切りでした。このまま順調なら、東京開催中の出走も考えています」とのことでした。

 

【アンデスビエント】

6月12日(水)公営川崎・関東オークス(ダ2,100m・3歳・牝馬限定・JpnⅡ)に田口貫太騎手で出走する予定。

5日、西園調教師からは「出走も確定し、本日、最終追い切りを消化しました。坂路で4ハロン53秒7、ラスト12秒3をマークし、大変良い動きを見せてくれています。短期の放牧を挟んで帰厩後も至って順調にきており、良い状態でレースに向かえそうです。しっかり態勢は整っていますので、日曜には60秒程度の時計を出し、輸送に備える予定です」との連絡が入っている。

 

【レッドアトレーヴ】

角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。

手塚貴久調教師「今日はウッドでアトレーヴが追走する形で追い切りました。リズム良く動けていて溜めも作れていましたし、直線でもしっかりやりましたが加速はスムーズで、まだまだ余力があったくらい。いい動きを見せてくれたと思います。息遣いも問題なく、コンディションは高いレベルで安定していると言えるでしょう。予定通り、今週の日曜・東京6レース(芝1600m)にルメール騎手で向かいます」

※6月9日(日)東京6R・3歳未勝利(芝1600m)をC.ルメール騎手で予定。

 

【レッドエヴァンス】

角馬場運動後、坂路1本。

音無秀孝調教師「昨日(火)帰厩しました。今日は運動初日ということで、角馬場で体をほぐしてから坂路1本のメニューで乗っています。短期放牧でしたが、心身ともにリセットしてもらったこともあってフットワークに硬さはなく、バランス良く動けていましたね。明日は追い切りを消化する予定ですから、しっかりと準備していきたいと思います。次走は来週の土曜・京都4レース(芝1400m)に松山騎手で向かうつもりです」

※6月15日(土)京都4R・3歳未勝利(芝1400m)を松山弘平騎手で予定。

 

*****4歳馬*****

【ファントムシーフ】

引き続き、朝宮ステーブルで舎飼されていましたが、幹細胞の培養が終了して幹細胞移植手術を行うため、5月31日に栗東トレセン内診療所に移動して同日手術を行い、無事に終了しました。術後は経過を観察したのち、獣医の許可が下りて6月5日に退院し、福島県いわき市の競走馬リハビリテーションセンターへ向けて出発しています。到着は本日中の予定です。西村真幸調教師は「最短の日程で移植手術を行えたのは良かったと思います。手術自体は簡単なもので、局部麻酔を行って培養した細胞を注射するというもので、スムーズに終えられたと獣医からも聞いています。今後は、福島県にあるJRAの競走馬リハビリ施設で、しっかり療養して脚元の治療に専念してもらいます。時間は掛かると思いますが、元気な姿でトレセンに戻ってくる日を待っています」とのことでした。

 

【パレルモ】

高橋トレーニングセンター内森本スティーブルで調整されていましたが、中間にKSトレーニングセンター内森本スティーブルへ移動しました。5日現在、屋外ダート馬場にてハロン18秒のキャンター3000mと坂路を18-18で1本乗られています。川俣場長は「しっかり乗り込んでいくために、KSトレセンのほうに移動しました。特に反動もなく、順調です。ここ最近の雨で坂路の馬場状態があまり良くなかったのですが、ようやく回復してきたので、週末辺りからは15-15でも乗り出す予定です」とのことで、米田英世調教師は「川俣場長からは、メンタル面のリフレッシュは上手く図れて、現在は普通キャンターを乗り始めたという報告を受けています。現時点では7月最初の大井開催での復帰を目標に考えています」とのことでした。

 

【ミラクルティアラ】

6月1日に帰厩。

5日、野中調教師からは「初めての厩舎に来て戸惑いがあったようですが、それも初日の1日だけですぐに対応してくれました。とても賢い馬だと感じましたし、大人しくて血統馬らしい品を持つ馬ですね。飼い葉も食べていますし、明日から軽く時計を出していく予定です。出走できるかどうか分かりませんが、川崎の重賞(ダ1,600m)は適鞍と思われますので、まずはそのレースを目標に進めるつもりです。出られない場合は7月6,7日の週の函館・小倉に組まれているダ1,700mに向かうことになると思います」との連絡が入っている。

7月3日(水)公営川崎・スパーキングレディーC(地方競馬指定交流競走・JpnⅢ・牝・ダ1,600m)目標で調整予定。

 

【レッドシュヴェルト】

厩舎周りを引き運動。

尾関知人調教師「レース後なので、ここまでは引き運動で様子を見ています。使ったなりのダメージはあるものの、今のところ大きくガクッときている感じはなく、飼い葉もしっかり食べています。続けて競馬を使ったので、今週中にノーザンファーム天栄へ放牧する予定。移動までは状態管理をしっかりおこなっていきたいと思います」

 

【レッドルヴァンシュ】

厩舎周りを引き運動。

音無秀孝調教師「前走は芝でグリップが利かなかったのか終始バランスを崩していて、全くと言っていいほどレースに参加できなかったですね。結果を出せず申し訳ありませんでした。使った後も馬はケロッとしていて歩様も問題なく、飼い葉も完食しています。ただ、タイムオーバーで1か月の出走制限を受けてしまったため、明日(木)ノーザンファームしがらきへ放牧に出すことにしました。次はダート戦を使う予定。節がある程度は必要にはなるものの、地方交流競走も視野に入れて考えていきたいと思います」

 

*****5歳馬*****

【ラッキーガブリエル】

松風馬事センターで調整されています。この中間も、屋外ダート馬場にてハロン18秒のキャンター1600mを2セットと、週に2回は15-15も乗られています。後藤場長は「先週土曜日には定例のエコー検査を行いました。血流の数値は落ち着いており、獣医からは、このまま進めても問題ないとのことでした。声が掛かればいつでも帰厩できる状態です」とのことでした。4日現在の馬体重は502キロ。

 

【レッドモンレーヴ】

運動のみ。明日(木)ノーザンファーム天栄へ移動する予定です。

蛯名正義調教師「いい結果を出すことができず、大変申し訳ありませんでした。何とか天気が崩れないように願っていましたが、こればかりは仕方がありません。いい馬場でどれだけやれるか見てみたかったですが、色々と条件がついてしまうというのも馬の能力ですしね。またひとつひとつ課題をクリアさせながらやっていきたいと思います。目一杯というわけでもなかったのか馬体のダメージもそこまでではありませんし、脚元や蹄なども今のところ問題なくきています。今年は去年ほど甘やかさずに躾けながらやってきましたが、普段はそこまで反抗したりイレ込んだりはしなかったように、気性面は徐々に成長してきていると思うので、今後もいい方向へ向くように努めていくつもりです。明日(木)天栄へ放牧に出しますが、まずはリフレッシュしてもらい、馬の状態を見ながら戻す時期を考えていきます」

 

*****7歳馬*****

【レッドエランドール】

角馬場後、CWで追い切り。

田中克典調教師「今日も先行する形で追い切りました。引き続きいい動きでしたし、息遣いも気にならなかったということですよ。元々やれば動くタイプなので、これくらい動いていれば現時点では問題ないでしょう。あえて言えば若い時と比べると良化度合はスローになってきた感じはしますが、それも踏まえて競馬を使いながら上向かせてきたので、競馬ではちょうど良くなると思います。見た感じ馬体は良くなっているので、あとは気持ちが最後まで続くようなスムーズな展開になるかどうかというところでしょう。騎手は前回との喉の感じの比較を聞きたいので、川須騎手に依頼しています」

※6月30日(日)小倉10R・薩摩S(3歳上3勝クラス・ダ1700m)を川須栄彦騎手で予定。