*****2歳馬*****

【バティストゥータ】

西舎共同育成場内谷川牧場で調整されています。28日現在、BBTCの屋外直線ダート1600mを2本、または屋内600mダートコースを乗った後、屋内1000mウッドチップ坂路を乗るメニューを併用して進められています。高沢場長は「4月から乗り出しを再開して、それ以降コンスタントに乗れてここまできています。馬は3月に開腹手術をしたのが嘘みたいに元気いっぱいで、現状、手術による時間的なロスは最小限で済んでいると言って良さそうです。騎乗スタッフも『手術前と比べるとまだですが、身体の使い方だったり動きは徐々に戻ってきています』と話していますよ」とのことでした。

 

【ノースカトレア】

西舎共同育成場内高昭牧場に在厩して調整されています。28日現在、BTCで乗り込まれており、屋内600mダートトラックと屋内1000mウッドチップ坂路を併用し、中間、坂路での15-15を週1日から2日に増やしています。高橋場長は「中間、15-15を週2日に増やして調教の強度を上げてもヘコたれることなく調教を消化しています。馬体、動き共に上昇カーブを描けていると思います」とのことでした。28日現在の馬体重は497キロ。

 

【メロディーロード】

引き続き、きおりステーブルで調整され、宇治田原優駿ステーブルの馬房が確保出来たため25日に移動しました。早速、27日より調教を開始しており、28日現在、角馬場で身体をほぐした後、トラックコースで軽めキャンター2000mと、坂路1本をハロン20秒程度で乗られています。宇治田原優駿ステーブルの田辺厩舎長は「気性がきついところがあると聞いていましたが、新しい環境でも動じることなくスムーズに順応してくれています。今朝は坂路をハロン18秒位で上がりましたが、問題なく登坂できています。今日は確認の意味合いで時計を入れましたが、移動してきたばかりなので今週は坂路で軽く乗る程度で進めます。それでも、今日の感じであれば、来週辺りからは時計を詰めていけそうです」とのことでした。28日現在の馬体重は456キロ。

 

【リビングストン】

チャンピオンヒルズで調整されています。28日現在、角馬場でフラットワークを行った後、トラックコースで軽めキャンター2000mと坂路1本をハロン18秒ペースで乗り、週2日は坂路1本を計測区間の4ハロンを55〜56秒台で乗られています。小泉厩舎長は「体力的には、トレセンでゲート試験まで進められる程度には力はつけていると思います。ただ、身体の緩さはまだありますし、身体の使い方についても、以前より良くなってはいますが、まだまだ持て余している感じがあります。ただ、その辺りは2歳のこの時期では仕方ない面もあるので、どこまで進めるかはトレセンに入ってからの判断になると思います。引き続き、乗り込んで進めていければと考えています」とのことでした。

 

【パステルキュート】

小国スティーブル内ラフメットで調整されています。28日現在、屋外1000mウッドチップトラックでダクとキャンター2000mを乗られており、中間は週1日ラスト2Fを15-15で乗られています。松尾代表は「中間は15-15を入れ始めていますが、馬体重も430キロ台後半から減ることなく調整することが出来ています。それと最近は余計なことをしなくなりました。青木調教師から、移動について具体的な指示はまだありませんが、引き続き、6月中の本州移動を念頭に置いて進めていきたいと思います」とのことでした。28日現在の馬体重は438キロ。

 

【ミッドナイトデュー】

川崎競馬小向TC・佐藤博紀厩舎で調整されています。来週の開催に向けて順調に進められており、25日には小向TCの走路で本田紀忠騎手を背にして追い切りが行われて、4F54秒6-3F40秒4を馬なりで計時しました。佐藤博紀調教師は「先週土曜日に予定通り1本目の中間追いを行きました。単走でしたがマズマズの動きで、しっかり真面目に走れていたと思います。この後は本追い切りの他に、状態を見て中間に軽めのところをあと1本くらい行くかもしれません」とのことでした。25日の追い切り後の馬体重は454キロ。

 

【サンタマルティナ】

大井競馬場・渡邉和雄厩舎で調整されています。29日現在、大井競馬場の走路でダク2000mとキャンター3200mを乗られており、26日には矢野貴之騎手が騎乗して2歳馬と併せて、4F41秒4を計時しました。渡邉和雄調教師は「26日は矢野騎手に跨ってもらって、3F41秒4で追い切りを行いました。跨った矢野騎手の感想は『とてもいい走りをしますね。もう少し力強さは欲しいけど、雰囲気がある馬だと思います。まだ緩さがありますが、調教が進むにつれて良くなって行きそうな感じの"いい緩さ”です。成長が楽しみです』といい感触を持ってくれたようです」とのことです。このまま来月の能力試験に向けて進めていきます。

 

【ルージュレアリーズ】

本日はCウッドコースで追い切りました。

福永祐一調教師「私自身が騎乗し、Cウッドコースで3頭併せをおこないました。相手2頭はそろそろデビューさせようかと考えている馬でしたが、結論から言うとその馬たちよりも動きは良かったです。コースが開いてから30分ほど経過して馬場が重い時間帯だったにも関わらず、時計は馬なり82秒台で、ラストの手応えからも動かしたらもっと動けそうに感じたほど。これまで通り乗りやすくて身のこなしが良く、息の戻りも早かったですよ。正直、今日一本やってどれくらい動けるのか確認したら明後日(金)放牧に出すつもりでしたが、決して調教を軽くしているわけではないのに馬体重も420キロまで増えていますし、イライラしたところもありません。それに1本目でも難なく動けたように放牧に出すメリットがあるとは思わないことからも、このまま在厩でデビューを目指すことになるかもしれません。まずは午後の様子をよく確認しておきます」

 

*****3歳馬*****

【アンデスビエント】

先週末締切の6月12日(水)公営川崎・関東オークス(ダ2,100m・3歳・牝馬限定・JpnⅡ)に投票し、出走可能馬に選出されている。

29日、西園調教師からは「ぜひ出走させたいと思っていたので、出走可能馬に選出されて良かったです。本日は坂路で4ハロン54秒0、ラスト12秒4を計時しており、短期放牧でリフレッシュし、こちらに来てからも変わりなく順調に進めることが出来ています。どういう競馬が出来るか本当に楽しみです」との連絡が入っている。

 

【サミアド】

29日、竹内調教師から「レース後の脚もとや馬体に気になる箇所は無く、本日ケイツーSへ放牧に出しました。次走は夏の新潟開催での復帰を考えています」との連絡があった。

 

【ファインノーブル】

美浦・尾関知人厩舎で調整されていましたが、28日にKSトレーニングセンター内ブルーステーブルへ放牧に出ました。尾関知人調教師は「全治3カ月の怪我ですから、3歳未勝利戦が終わるギリギリに復帰することは可能だと思いますが、現状は体調面や気性面に課題がある中でここまでの3戦は厳しい結果になっていることを考えると、骨折休養明けでいきなり結果を出すのは正直難しいと思います。また、勿論今後の成長次第ではありますが、仮に再ファンドを目指したとしても、現時点の評価としては、中央1勝クラスで通用するとは言い難いです」とのことです。これまでのレース内容や現状を踏まえて本馬の今後について関係者で協議を行った結果、誠に残念ですが、このまま中央登録を抹消して、ファンドを解散することが決まりました。今後は再ファンドは目指さず、牧場名義で地方競馬に移籍して現役を続行する予定ですが、地方移籍後の成績次第では判断を変更して再ファンドを行う可能性もあります。その際には、改めて出資会員の皆様に書面でご案内する予定です。これまでのご声援、誠にありがとうございました。ファンド解散による精算は7月末の予定です。

 

【ディスペランツァ】

チャンピオンヒルズで調整されています。29日現在、角馬場でフラットワークを行った後、トラックコースでキャンター2000mと、坂路1本を18-18で乗られており、週2日は坂路で15-15の時計を入れています。牧場スタッフは「本当にタフな馬だと思います。先週末から時計を入れていますが、前走の疲れを引きずるようなところもなく元気いっぱいです。まだ目標が少し先なので、太り過ぎたり暑さに負けたりしないように注意しながら進めていきます」とのことでした。29日現在の馬体重は533キロ。

 

【オーヴェルトゥーレ】

松風馬事センターで調整されています。中間も、屋外ダート馬場にてハロン18秒程度のキャンター1600mを2セット乗られています。後藤場長は「中間も特に変わりはありません。右前脚の状態も落ち着いていますし、問題なく乗り込むことができています」とのことでした。

 

【レッドアトレーヴ】

角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。

手塚貴久調教師「今日はウッドで3頭併せを消化ました。アトレーヴが先頭に立つ形でしたが、雨で重くなった馬場を気にすることはなく軽快なフットワークで動けていたのではないかと思います。最後まで集中力を切らすことなく走っていて、手応えも終始楽でしたね。上がりの息もすぐに入っており、コンディションは良化している印象。今のところ順調に乗り込めていると思います」

※6月9日(日)東京6R・3歳未勝利(芝1600m)をC.ルメール騎手で予定。

 

*****4歳馬*****

【マランジュ】

引き続きウォーキングマシン運動の時間を徐々に延ばして、毎日約70分間歩かせています。また調教後には右前肢へケアを施していて、症状は安定しています。もう少しの間は、定期検査を繰り返しながら基礎運動のみで回復を優先していきます。現在の馬体重は461kgです。

 

【スマラグドス】

5月25日・京都・桃山S(4歳以上3勝クラス・ハンデ戦・ダ1,900m)に出走し10着。

29日、西園調教師は「レース後は予定通り放牧に出したいと思います。ここ2戦の内容が振るいませんでしたので、北海道で一息入れさせてじっくり立て直すことにしたいと思います」とのことで、夏場は社台ファームで再調整する。31日に山元TCに向けて出発予定。

 

【ファントムシーフ】

朝宮ステーブルで舎飼されています。中間も体調に変わりはなく、日中はパドック放牧を行なっています。下野代表は「古馬になった事もあると思いますが、すっかりオフモードになっていて穏やかに過ごせています。幹細胞の培養が今月末か6月初旬には完了するとの事なので、早ければ来週中にも移植手術が行えるかもしれません。いつでも対応出来るように体調を整えながら管理していきます」とのことでした。

 

【パレルモ】

高橋トレーニングセンター内森本スティーブルで調整されています。中間からペースを上げて、屋外ダート馬場にてハロン18~20秒のキャンターを3000m乗られています。川俣場長は「中間からぺースを上げました。このくらいのペースではリラックスして走れていますね。身体は問題ないので、メンタル面を大事に進めて行きたいと思います」とのことでした。

 

【レッドシュヴェルト】

角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り

尾関知人調教師「今日はウッドにて単走で終い重点に追い切りました。レースを使ったことによって気が燃えやすくなっているところはあるものの、乗り手がそのあたりは上手にコントロールして乗ってくれましたし、直線では強めに促しましたが、いい反応で動けていたと思います。乗り込みながら若干硬さが出てきたとはいえ許容範囲内で、ケアしていけば問題ない程度のもの。予定通り、今週の東京・由比ヶ浜特別(芝1400m)にルメール騎手で向かいます」

※6月1日(土)東京10R・由比ヶ浜特別(3歳上2勝クラス・芝1400m)をC.ルメール騎手で予定。

 

【レッドルヴァンシュ】

角馬場運動後、坂路にて併せ馬で追い切り。

音無秀孝調教師「今日は松山騎手が騎乗して坂路で追い切りました。テンから併せていく形だったのですが、行きっぷりが良く、乗り手とのコンタクトも取れていましたね。終いも一杯に追ってもらいましたが、最後の1ハロンで少し甘くなってしまったものの集中力を切らすこともなかったので、中身の濃い追い切りを消化できたと思います。息遣いも良くなっていて、コンディションは整いましたから、予定通り今週の日曜・京都12レース(芝1400m)に松山騎手で向かいます」

※6月2日(日)京都12R・3歳上1勝クラス(芝1400m)を松山弘平騎手で予定。

 

*****5歳馬*****

【ラッキーガブリエル】

松風馬事センターで調整されています。中間も、ロンジングを行った後、屋外ダート馬場にてハロン18秒のキャンター1600mを2セットと、週に2回は15-15も乗られています。後藤場長は「中間も問題なく、順調です。15-15も始めていますが、速いところを乗った後はスイッチが入りかけるようなところが見られ、ロンジングを行って落ち着かせました。年齢的にはもう落ち着いても良い頃なのですがね。引き続き乗り込みながら帰厩の声が掛かるのを待ちたいと思います」とのことでした。

 

【レッドモンレーヴ】

角馬場後、坂路1本。

蛯名正義調教師「日曜にウッドで70-40くらいの時計を出したので、最終追い切りは坂路で状態を確認する程度にとどめました。日曜の動き次第で今日どのくらいやるか決めるつもりだったのですが、動きもスムーズで嫌気を差すようなところもありませんでしたし、息も問題ないということだったので、今日は状態を整えることに主眼を置きました。この中間は気持ちの面で難しいところを出さず落ち着きもありますし、今日は坂路を上がった後にゲートも確認しておきましたが、それも全く問題なかったですよ。前走を使って間隔も詰まるので状態や気性がどちらに転ぶか不安はあったのですが、一段上がった状態で競馬に向かうことができそうです。ゲートに関してはまだ完全に安心はできないものの、そこは騎手も対処の仕方がわかっているので、あまりにも遅れたりしなければ…というところですね。週末は雨のようで、正直あまりに馬場が悪くなると気分を損ねる可能性はありますが、今の精神状態なら何とかそこも乗り越えてくれないかと期待を持っています。最後の脚を生かすには良馬場に越したことはありませんが、何とか我慢して力を出し切ってもらいたいですね。いい競馬を期待して送り出したいと思います」

※6月2日(日)東京11R・安田記念(G1・芝1600m)を横山和生騎手で予定。

 

*****6歳馬*****

【レッドアウレア】

角馬場運動後、坂路1本。

尾関知人調教師「今日は角馬場と坂路で軽めに乗って調整しました。この馬特有の歩様の硬さはあるものの、体がほぐれてくればフットワークも問題ありません。ただ、少し気負っているところがあるように、レースでの疲れがまだ抜け切っていないのかもしれません。もう少し様子を見てから今後の予定を決めたいと思います」

 

*****7歳馬*****

【レッドエランドール】

角馬場後、ウッドチップコースで追い切り。

田中克典調教師「中間も元気一杯なのでウッドで時計を出し始めました。気分良く走らせたかったので先頭で行きましたが、やはり状態は上がっているようで、楽にいい時計を出してきました。体も良く動いていたように見えましたし、まだまだ余裕もありそうで、現状としては言うことないくらいの動きでしたね。喉に関してはやはり気になるほどではないということなので、そこは気にせず進めていくことにしています。あとは競馬で息遣いなどがどうかというところですね。いいリズムできているので、このまま量を乗り込んでいき、小倉開催に向けて進めていきます」

※6月30日(日)小倉10R・薩摩S(3歳上3勝クラス・ダ1700m)を予定。

 

*****9歳馬*****

【レッドヴェイロン】

昨日(火)グロースフィールドへ移動しました。

鹿戸雄一調教師「レース後は引き運動で様子を見ていましたが、走り切った感じがあり、覇気もあまりないですね。それでも飼い葉の食いは良好で、脚元や馬体にも異常はありません。昨日(火)グロースフィールドへ放牧に出しました。年齢的なものを考慮し、再び十分な間隔を空けてレースを使うことになりますが、向こうでもしっかりと状態を管理してもらえればと思っています」