*****2歳馬*****

【ルージュレアリーズ】

本日は坂路で調整しました。

福永祐一調教師「今朝(木)のメニューも騎乗者も昨日(水)と同じでした。キャンターへ下ろす際にカラスが飛び立ったのに驚き、慌てた様子で走り出していたのですが、走り出してからは落ち着いていましたし、Cウッドコースで乗っている時よりも上体を起こしていいフォームで走っているように見えました。牝馬らしく敏感なところはあり、自分を持っているタイプのようですが、人に対して警戒心もなく、もっと触って欲しそうに接してくるくらい。小さい頃から可愛がられていたのでしょうね。週末は15-15程度の調整をおこなって来週の追い切りに備えるつもりです」

 

【ゴールドエンペラー】

「現在は角馬場でダクとハッキングのメニューで調整中です。先週かなり煩いとお伝えしましたが、基礎体力が乏しくて余裕のなさから苦しくて煩くなっていたようです。他の馬が3周するところを2週でバテてしまったりと、調教についていけません。まずはじっくりと進めるために角馬場運動に切り替えましたが、このメニューでも押っ付け押っ付けで、何とか他の馬について行かせている状況。これでも調教後はゼーゼーしています。当面は坂路に入れずに、角馬場や馬場で時間を掛けながら進めていくつもりです。疲れながらも飼い葉はしっかり食べていて、体重も増加傾向なのは良いですね」(担当者)

 

【ルジュウェール】

「現在は馬場でダクとハッキングキャンターを4000m(16~17秒ペース)のメニューで調整中です。この中間もペースを上げて進めていますが、体重が増加傾向にあるように、大きな問題はなく進められています。相変わらずフワーっとした走りではあるものの、急に変わってくるものでもないので、そこは長い目で見ていくのがよさそう。引き続き休まず乗り込んでいきます」(担当者)

 

*****3歳馬*****

【ファインノーブル】

美浦・尾関知人厩舎で調整されています。予定通り22日午後にレントゲン検査を行ったところ、右前脚第三中手骨遠位剥離骨折を発症していることが判明しました。全治3カ月の診断で、第11号見舞金の支給対象となります。尾関知人調教師は「何も出ないといいなと思っていましたが、残念ながら水曜日午後のレントゲン検査で、軽微な剥離骨折が見つかりました。今日の時点で、まだ熱感はありますが、動かしても痛みはありません。ただごく軽微な剥離骨折とは言え、さすがにこのまま進められるというわけにはいかず、診断も全治3カ月の骨折となっています。結果には結びついてはいませんでしたが、このところ体調も上がってきて、夏に向けて良くなってくれそうだと思っていたところだったので、大変残念です。今後の見通しについてですが、『生き物のことなので確たることは言えませんが、3カ月後のレース復帰自体は恐らく可能』というのが獣医の見解です。ただそれでも復帰は8月下旬になり、中央で出走できたとしても、時間的にあと1戦ということになってしまうと思います。どうするか判断のしどころだと思います」とのことで、今後について関係者で協議を行うことになりました。

 

【ゲンブ】

19日(日)に坂路コースで4ハロン57.6-41.5-27.3-13.1を単走で馬ナリに追われ、22日(水)にはWコースで5ハロンから0.3秒先行して併せ、69.4-53.4-38.2-11.6を馬ナリに追い切りました。「想定段階からは除外も覚悟していたのですが、最終的に土日でうまくバラけてくれて、無事出走枠に入ることができました。水曜日の追い切りは折り合い重視で終いを伸ばす形。中一週でも疲れはまったく残っておらず、キビキビしたフットワークで気合乗り良好に映ります。先行する形とはいえ、稽古ではしっかりタメを利かせる走りができているので、あとは実戦に行ってしっかり我慢できるかがカギとなるでしょう。スピードが豊富でテンのダッシュ力も抜群のゲンブ。これまでは前々主張の競馬を続けてきましたが、苦しくなると最後どうしても自分から走るのをやめてしまっているのが内容から見て取れます。そのためいきなりハマるか正直、半信半疑ではあるものの、なんとかうまく脚質転換を図っていきたい。内めの枠であればある程度行かざるを得ませんが、真ん中から外が引けるようなら、今回は控えて前を見ながら進めてみるつもり。直線に賭ける競馬を試みたいと思っています」(高木登調教師)

 

【プリドラ】

19日(日)にWコースで5ハロンから0.6秒追走して併せ、69.7-55.2-39.3-11.6を馬ナリに追われ、22日(水)にもWコースで6ハロンから2.0秒追走して併せ、83.8-67.9-52.6-37.7-11.5を直線強めに追い切りました。「今週はある程度しっかり目に負荷を掛けるイメージで時計消化をおこないました。本数を重ねながら徐々に動けるようになってきて、先週の感触通り今週と来週とで態勢を整えられそうです。前走後には一度芝をという話も出ていましたので、6/02(日)東京 3歳未勝利(芝1400m)に向かえればと考えています。少し左にモタれるところはあるので、そこは気を遣う必要はあるでしょう。芝を本線に考えつつ、相手関係が落ち着く傾向にある交流戦にも念のため申し込んでおくつもりです」(尾形和幸調教師)

 

【ルージュルリアン】

馬体重:493キロ

引き続きウォーキングマシンでの運動にとどめるなど静養しているところです。内面については既に回復しているとみられることから、明日(土)以降、トレッドミルでダク調整をおこなう予定。念のために実施したエコー検査により脚元は全く問題ないことが確認されていることもあり、このままダク、キャンターと順調にペースを上げていくことができれば、来週後半には騎乗調教を開始できるでしょう。

 

【レッドクレメンス】

馬体重:491キロ

帰厩に向けて急ピッチで乗り込んでいるところで、今週火曜日には坂路で13-13を消化しました。久々の速いペースに戸惑ったこともあって前進気勢に欠け、2歳馬に遅れをとったものの動き自体は悪くなかったですし、息遣いに気になるところもありませんでした。ここにきて代謝が改善し、毛ヅヤも少しずつ良くなり、馬体の張りも戻ってきています。現状からあと2~3週間もあれば、いつ帰厩の声が掛かってもいい状態には到達できそうです。

 

【レッドエヴァンス】

馬体重:483キロ

入場後はウォーキングマシンで運動をおこなっています。予想以上にダメージは小さく、ボディコンディションの大幅な低下はありませんし、脚元などに問題もないことからも、見える部分において疲労感はほとんどないとみているところ。週明けの月曜日に周回コースで乗り出してみて現状を確認し、問題がなければすぐに坂路入りすることになるでしょう。

 

【レッドアトレーヴ】

角馬場で運動。

手塚貴久調教師「今日から騎乗運動を始めています。角馬場で軽めに乗ってみましたが、運動中の脚取りは良かったですし、覇気もありますね。飼い葉食いも安定していて、コンディションそのものは良さそうです。このまま在厩させて、6月9日(日)の芝1600mに向かう方向で進めていきます。この日は横山和生騎手が他場で騎乗するため、鞍上はルメール騎手に依頼しました」

※6月9日(日)東京6R・3歳未勝利(芝1600m)をC.ルメール騎手で予定。

 

【ジャンヌローサ】

「現在はダートコースでダクとハッキングキャンターを3000m(20秒ペース)のメニューで調整中です。ショックウェーブの効果があり、トモの感じが良くなってきたので少しずつピッチを上げています。まだ自分から動こうとしないですし、トモも使わせれば使えるのですが自発的には使おうとしないので、教育しているところ。ボディコンディション的にはペースを上げられそうなので、週末から17~18秒ペース、問題なければ来週は15-15も織り交ぜていこうと考えています」(担当者)

 

【エルキュール】

22日(水)にWコースで5ハロン66.2-50.6-36.6-11.8を単走で馬ナリに追い切りました。「まだ体は戻りきっていないものの、レース時よりも増えてはきているので、今週から時計消化を再開しています。動きは良く、今週日曜の東京芝1600mだと抽選で入る可能性もありましたが、無理はさせませんでした。来週から始まる3回東京開催(6/01~)の芝1400m戦を本線に出走の機会を探っており、このまま順調に馬体回復が進めば、来週6/02(日)東京・3歳未勝利(芝1400m)から投票をおこなう予定です」(天間昭一調教師)

 

【スノーディーヴァ】

この後はトレセン近郊のKSトレーニングセンターで調整することになり、本日24日(金)に移動しました。

「4着馬とは0.2秒差だったように、着順ほど負けてはいません。勝ち馬の上りの脚は抜けていましたが、この馬も3位タイの脚を使っていますし、2位ともそう差はなかったところ。未勝利戦は逃げて勝っていますが、ジョッキーも話していたように1勝クラスでは周りが速くて同じ戦法は取れません。また、装鞍所に入ったら急にチャカチャカし始め、パドックでも終始落ち着きがなかったですし、返しまでもかなりテンションが高かったよう。精神面の成長はもちろん、身体面もまだ持っているポテンシャルに追い付いていない感じがします。まだかなり緩さが残っているのですが、それでいて今でもこれだけ走れるのですから先々が楽しみですよ。現状、心身ともに詰めて使っていくのはプラスにはならず、身が入ってくるまでは少し空けながら使っていくのが良さそうなので、またここで一息入れさせてください。状態を見ながら今後のことを考えていくつもりです」(深山雅史調教師)

 

【タキザクラ】

須藤ステーブルで調整され、23日(木)に帰厩しました。

「今朝は角馬場長めにウォーミングアップを行った後、Bコース(ダート)を一周半のメニュー。馬場に出ると一気にテンションが高くなってしまうため、ゆっくりじっくり落ち着かせながら、体をほぐして運動を行いました。両前ソエの症状はだいぶ良化してきたものの、右前はまだ少し触診反応も示している状態。そうは言っても、未勝利の身で悠長には構えていられませんので、ここから徐々にピッチを上げていきたいと思います。3回東京開催(6/01~)の後半、次はダ1600m戦に向かうつもりです」(稲垣幸雄調教師)

 

*****4歳馬*****

【レッドシュヴェルト】

角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。

助手「今日はウッドで追い切りました。レースを使っている馬なので今日は単走で追い切っています。前半から行きっぷりが良かったものの我慢は利いていましたし、全身を使ったフォームで走っていたと思います。直線でもスッとギアを上げて、最後まで持ったままの手応えで動けていましたよ。上がりの息もすぐに入っていて、好調を維持できているのではないでしょうか。このまま来週のレースに向けて、状態をもう一段上げていければと思っています」

 

【レッドルヴァンシュ】

厩舎周りを引き運動。

音無秀孝調教師「追い切った翌日ということで、今日は厩舎周りを引き運動で調整しました。運動中の脚運びは問題なかったですし、気持ちの面もしっかりしていますね。与えた飼い葉も完食しているように、体調面は良好だと思います。週末、来週と追い切って、状態を更に上げていきたいですね」

 

*****5歳馬*****

【ルージュエクレール】

馬体重:455キロ

昨日まではトレッドミル調整(ダク500m、キャンターで2000mをハロン22秒ペース)で進めていましたが、今日からミニトラックコースでダクとハッキングを交えて2000mといった内容の騎乗メニューを開始しています。テンションに問題はなく、落ち着きも十分。キビキビとしたフォームで動くことができています。この中間も飼い葉の食いは安定しており、体調面は良好。来週から周回コースや坂路に入れていく予定です。

 

【レッドモンレーヴ】

角馬場で軽め。

助手「昨日追い切ったので、軽く跨って様子を見ています。昨日は時計としては速くはなかったですが、競馬を一度使ったことで体が更に動くようになったのか、気分良さそうに走っていたのは何より。昨日でガスも抜けたのか今日は割と落ち着いていましたし、回復も早くなったように着実に成長しているようです。気性的に油断はならないので引き続き注意していきますが、今のいい雰囲気を来週まで維持できれば…というところですね。状態面に関しては問題なくいけそうなので、あとは馬場状態。道悪は歓迎とは言えないだけに、いい馬場で走らせてあげたいですね」

 

【グロリアスヒーロー】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(16~20秒ペース)のメニューで調整中です。この中間も順調に乗り込みを重ねられていて、腰にも張り感がぶり返してくることはありません。体は500kgに近くなってきましたし、急に声が掛かっても大丈夫そう。脚元も問題ありませんよ」(担当者)

 

【ウィズアットダンス】

「船橋での転入初戦は来週30日(木)の1200m戦を予定。クラスは一番下のC2に格付けされています。調教試験後に飼い葉食いがやや細くなったため、この中間は馬体の回復具合を確認しながらの調整になりますが、ウィズアットダンスの気性面からそのあたりは想定済みです。状態を見て追い切りをおこない、いい形でレース本番を迎えられるよう仕上げていきます」(林幻調教師)

 

【フェミナフォルテ】

「現在は馬場をダクとハッキングキャンターで3000m(20秒ペース)のメニューで調整中です。いつも通り、背腰には使ったなりの疲れが出ていますが、大きな問題は見られません。函館開催を目標にすると聞いているのですぐに乗り出しました。馬体がまだ寂しいので増やしながら進めていきたいところ。状態は悪くないので、目標に向けてこのまま良化を促していきます」(担当者)

 

*****6歳馬*****

【レッドアウレア】

角馬場で運動。

助手「今日は角馬場で歩様を確認する程度に乗り出しています。運動始めは歩様の硬さがあったものの、乗ってみてもガクッときている感じはなかったと思います。気合も程良く乗っていて、デキ落ちの兆候は見られないですね。この後の予定はまだ決まっていませんが、コンディションが落ちないように注意しながら進めていきたいと思います」

 

*****7歳馬*****

【レッドエランドール】

運動後、坂路1本。

田中克典調教師「今日も軽く坂路を上がっています。相変わらず元気はいいですし、背腰の感じも大丈夫ですね。やはりこの時期がいいのか追い切り後の回復も早く、体調はかなり良さそうですよ。年齢的にしぶくなってきてもおかしくないところですが、今のところ前進気勢は失われていませんし、スンナリした競馬ならまだまだ頑張れるはずです。喉に関しては次の競馬での状態も見ないと何とも判断が難しいところですが、調教ではそこまで気にならないので能力は発揮できる状態ではないかと見ています。今のところ在厩で進めていくつもりです」

 

【エクストラノート】

22日(水)にWコースで5ハロン69.1-53.1-38.2-11.6を単走で馬ナリに追い切りました。「先週いっぱいは楽をさせ、今週から少しずつ負荷を強めながら乗っています。今日初めて障害練習をおこないましたが、低い障害ではあったものの抵抗なく飛んでいました。まだ初期の段階なのでハッキリとは言えませんが、センスがありそうな感じがしますよ。引き続き練習をおこなっていきます。ただ、平地を諦めたわけでもなく、チャンスがあればまた出走させたいところ。どちらでも行けるよう、緩めないように水曜日にはウッドコースで時計を出しています。引き続きいい動きでしたし、本格的に障害練習をおこなう前にもう一度平地で出走させることも視野に入れています。東京は適鞍がありませんし、もしかしたら3歳との混合戦が始まる来週が案外空くかもしれないので、6/01(土)京都・若狭湾特別(ダ1800m・混)に登録してみて、頭数や相手関係次第では出走を考えたいと思っています」(加藤和宏調教師)

 

*****9歳馬*****

【レッドヴェイロン】

角馬場で運動。

鹿戸雄一調教師「追い切った翌日ということで、今日は角馬場でダクだけ乗って調整しました。出掛けの歩様はしっかりしていて、覇気も十分。脚元や馬体に異常がありませんし、フレッシュさもあります。前走よりも相手関係は強化されていますが、ここでも自分の走りができればチャンスは十分にあるはずです」

※5月25日(土)東京11R・欅S(4歳上オープン・ダ1400m)に吉田豊騎手で出走します。