*****2歳馬*****

【ミッドナイトデュー】

川崎4R スパーキングデビュー新馬(2着)

5月10日、川崎競馬4R、2歳(一)(イ)・スパーキングデビュー新馬・ダート900mに出走しました。デビュー戦の馬体重は449キロ。好スタートから押してインから行き切ってハナへ。道中は1番人気馬をほぼ差のない外目2番手に従えて逃げて、3コーナーで3番手以下を徐々に引き離して前2頭がほぼ並んで直線へ向くと、すぐに交わされたものの、インで食い下がって半ばで一旦は盛り返しましたが、ラスト100mで遅れてしまい、0秒3差の2着でした。

野畑凌騎手 レース後コメント

「今日は勝った馬が強かったですが、ミッドナイトデューもスタートは速かったですし、道中もしっかり走ってくれて、直線で交わされてからも止まらず頑張ってくれました。スピードがあるので900mでも戦えると思いますが、距離は1400mの方がきっと合っていると思います。これからの馬ですよ」

佐藤博紀調教師 レース後コメント

「最終追い切りで、追って終いがもうひとつだったので、競馬に行ってどう変わるかという気持ちで今日の競馬に送り出しました。欲を言えば、最後もうちょっと来てくれたらと思いますが、初戦としては全体にマズマズの走りを見せてくれたと思います。今日は初めての競馬ということで、パドックに出てきてすぐや返し馬の途中で驚いたりもしていましたが、レースではしっかりやる気のあるところが見られた辺り、やはり実戦でいいタイプだと思いますし、跳びの大きい馬なので、900mよりは1400mの方がいいタイプです。レース後、厩舎に戻ってから状態をよく確認しますが、問題がなければ続戦して、次は1400mを使うつもりで考えています」

 

【ルジュウェール】

この後は茨城県・須藤ステーブルで調整を進めることになり、7日(火)に移動しました。

「現在は馬場でダクとハッキングを1000~2000mのメニューで調整中です。入場後も輸送熱や疲れなどを見せることがなかったので、翌日から軽めに乗り出しています。元気があるのですが、初めての環境だからか少しソワソワしたところを見せています。このまま負荷を強めていけそうですし、様子を見ながら進めていこうと思っています」(担当者)

 

【ゴールドエンペラー】

この後は滋賀県・吉澤ステーブルWESTで調整を進めることになり、一旦茨城県・吉澤ステーブルEASTを経由し、本日10日(金)に移動しました。
「先ほど無事に到着しています。短期間に2度の長距離輸送をおこなったのでさすがに疲れがある感じですが、輸送減りや熱発などは今のところ見受けられません。少し便が緩くなっているので今週いっぱいは楽をさせ、週明けの状態を見て運動開始のタイミングを決めるつもりです」(担当者)

 

*****3歳馬*****

【ルージュルリアン】

馬体重:506キロ

入場後は1日60分間のウォーキングマシンで調整をおこなっています。今朝(金)内視鏡検査を実施し、気管などの様子を詳しく調べましたが、出血痕もなく、非常にきれいな状態でした。あと2週間ほどは騎乗調教を控え静養することになっています。

 

【レッドクレメンス】

馬体重:482キロ

調整は順調に進んでいます。周回コースで2500mの距離を乗ってから坂路をハロン18~17秒ほどのペースで1本上がっています。しっかり乗り込むことができているため、落ちていた筋肉が戻り体を大きく見せるようになってきましたし、動きにも素軽さが感じられるようになってきました。爪や飛節の腫れについても全く問題はないことから帰厩に向けてペースアップできる状態と判断し、明日(土)から15-15を始める予定です。

 

【ゲンブ】

「検量前に上がってきて、和生からの開口一番が『あの手応えで回ってきて伸びないか…』といった内容のコメントでした。昨日からまた坂路で乗り始めてみても、疲れはまったく感じられず、レースを真剣に走り切っていないように思えます。稽古でそういった素振りは見せないものの、前走も直線追われてからストライドを伸ばさずに、抵抗して自分からやめるようなところが見受けられましたからね。気性が特別悪いとかではありませんが、今回ジョッキーからの進言があったように、一度脚質転換を図ってみようと思います。東京の番組ならそれほど節は必要としないでしょうし、しっかり態勢を整えたうえで、次走をまた相談させてください」(高木登調教師)

 

【ジャンヌローサ】

この後はトレセン近郊のジェットレーシング(ミッドウェイファーム内)で調整することになり、1日(水)に移動しました。

「現在はダートコースでダクとハッキングを3000mのメニューで調整中です。しっかり走り切ったからか結構ガタガタな状態で、動きもぎこちない感じで入場してきました。蛯名調教師からは『まずは疲れを抜いてください』と言われているので、緩ませない程度に軽めから乗り出しています。右肩と右トモが傷んでいるので、今週末にショックウェーブ治療を誇すつもり。体重も戻した方が良さそうなので、しばらくは様子を見ながら進めていくつもりです」(担当者)

 

【プリドラ】

ケイツーステーブルで調整され、4日(土)に帰厩しました。

8日(水)に坂路コースで4ハロン55.7-41.0-27.2-13.4を単走で強めに追い切りました。「こちらの計測で510kgで、数字としては十分なはずなのに見た目に細く映るのが正直なところです。とはいえ、時期も時期で時間があるわけではないので、乗り進めながら内面からの良化を促していければと考えています。水曜日には時計消化をおこない、久々の一本目ですのでいきなりという感じではなかったですが、最低限の動きはできていましたので、これからしっかりネジを巻いていくつもりです。進めていく上で脚元がどうとかいうのはないので、積み重ねて形作っていきましょう」(尾形和幸調教師)

 

【タキザクラ】

この後はトレセン近郊の須藤ステーブルで調整することになり、3日(金)に移動しました。

「現在は馬場でダクとハッキングキャンターを3000m(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。全体的に疲れが感じられますし、体もまだレース体重と同様で、回復に時間が掛かっています。両前ソエに張り感があるものの、歩様は問題ありません。前だけで走るところがあるので、前脚に負担が掛かっているのだと思います。いずれにしましても、心身ともに余裕が欲しいので、じっくりと乗り進めていきます」(担当者)

 

*****4歳馬*****

【ウィズアットダンス】

「この中間も両前膝の状態に気になるところはなく、コンスタントに15秒ペースも取り入れながら調教を進めています。来週15日(水)の能力調教試験に向けて、明日11日(土)には半マイル54~53秒くらいのところを乗って態勢を整えるつもり。レース本番はまだ先になりますし、小柄な牝馬ということも考慮してあまりビッシリとは攻めず、試験である程度体も出来上がってくれればと考えています」(林幻調教師)

 

*****5歳馬*****

【ルージュエクレール】

馬体重:448キロ

飼葉の食いも良く、馬体重を大幅に増やすことができているため、今週からトレッドミル調整(ダク500m、ハッキング1000m)を開始しています。脚捌きに問題はありませんし、メンタルもしっかり。いい具合にレースでのダメージも抜けてきているようです。来週はトレッドミルでの調教負荷を強めてもいいですし、コンディション次第では乗り出していくことも考えています。

 

【グロリアスヒーロー】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(16~20秒ペース)のメニューで調整中です。この中間から調教進度を上げて乗り込んでいます。左前脚は落ち着いていますが、先週末に腰に乗り越えるべき張り感が出てきたところ。調教は緩めずにほぐしていきたいので、現状のペースのままこのまま積み重ねていくつもりです」(担当者)