*****2歳馬*****

【キングズトゥルー】

現在は馬場1周と坂路2本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「ここ最近は走行中に集中力を欠くときがありますが、こちらの指示に対しては従順に反応してくれています。本来は程よい気合乗りを見せる馬なので、体力が強化されて気持ちに余裕が生まれてきたのかもしれません。この様子なら調教メニューの強度を上げても問題なさそうなので、15秒ペースも適宜取り入れていきたいと思います」と話していました。

 

【ゴールドエンペラー】

現在は馬場1周と坂路2本(上限15~18秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「今月下旬以降は坂路後半の時計をさらに詰めて、ハロン15秒台で上げる日を設けています。まだ坂上まで真っすぐに走りきれてはいませんが、そのあたりは馬場での長めメニューも取り入れながら体幹を強化していって改善を図るつもり。他にこれといった課題はなく、15-15を試してみてもいいレベルにはあるように、ここまで調整自体は至って順調です」と話していました。

 

【ルジュウェール】

現在はウッドチップ坂路2本を18秒ペース(週1回は15秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「一度速いペースを経験した後の良化具合が著しく、精神的にもピリッとして反応も良くなってきたことから、今月下旬より15-15を開始しました。今朝で2回目になりますが、初回よりも手応えに余裕があり、勾配のキツい箇所でもグイグイと引っ張っていく感じで駆け上がってくれました。これならさらに時計を詰めていって良さそうですし、来月上旬の移動を見据えて乗り込みを進めていきます」と話していました。

 

【ライラ】

現在は坂路2本(上限15~18秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「まだ頭の位置は若干高めですが、この馬の体型もありこれくらいであれば許容範囲内なので、今月下旬以降は終い重点に15秒までペースアップしています。その後も飼い葉食いは良好で馬体重を減らしてはいませんし、このファミリーの牝馬にしてはテンションが上がってくる雰囲気もありません。適度に活気があって速いところの走りも悪くはありませんが、背中やトモにいくらか疲労が窺えるため、そのあたりの状態を確認しながら3ハロン15-15を開始できればと考えています」と話していました。

 

【ハイファイスピードl】

ゲート練習中心の調整を行っている。

5月1日、宮本調教師から「先週に引き続きゲート練習中心の調整です。今日も入りを渋るような面があり、回りから促されて何とかゲートには入るものの、まだ馬自身が納得出来ていない様子です。根気良く練習を続けたいと思います」との連絡が入っている。

 

【ミッドナイトデュー】

川崎競馬小向TC・佐藤博紀厩舎で調整されています。中間も来週のデビューへ向けて変わりなく調整されており、4月29日には中間追い切りが行われて、併せ馬で4F52.9-39.2を馬なりで計時しました。佐藤博紀調教師は「月曜日の中間追い切りは、行き出しの反応が良く、予定よりも時計が速くなってしまいましたが、順調に来れています。以前よりも調教の動きも機敏になってきて、良いイメージで競馬に向かえると思います」とのことです。5月10日、川崎競馬4R(16:30発走)、2歳(一)(イ)・スパーキングデビュー2歳新馬・ダート900mに野畑凌騎手で登録を行う予定で、詳細については判明し次第、HPの出走情報にてお知らせします。4月29日時点の馬体重は454キロ。

 

【バティストゥータ】

谷川牧場第一分場で調整されています。引き続き、屋根付き400mウッドチップコースでダクとハッキング5周で乗り込まれ、先週からは場内の900m屋外ダートトラックでダクとハロン23~25秒程度のキャンター2周を乗られています。スタッフは「馬は元気ですし、相変わらずの食欲で、術後540キロ台まで一度は落ちた体重も一気に戻りましたが、流石に身体の中身は戻って来ていないので、動きはまだまだです。ただそれは休んでいた影響なので、時間を掛けて乗り込んでいけば動ける身体に戻ってくると思います」とのことでした。23日時点の馬体重は572キロ。

 

【ノースカトレア】

西舎共同育成場内高昭牧場に在厩して調整されています。30日現在、BTCで引き続き乗り込みを重ねており、屋内600mダートトラックと屋内1000mウッドチップ坂路を併用し、坂路では2F17-17を乗られています。高橋場長は「この中間、坂路では週2日、ラスト2F17-17ペースで乗っていますが、左前腕節部を含めてペースアップ後も特に気になるようなところはなく、順調に乗り込めています。馬体重500キロ台と牝馬としては大柄ですが、動きは重くはなく前進気勢がしっかりあります。性格的にも多少臆病なところはありますが過度ではなくて、今のところそれがいい具合に『反応の良さ』に繋がっている感じです」とのことでした。

 

【メロディーロード】

引き続き、小国スティーブルで屋根付きダートトラックと屋外ウッドチップトラックを併用してハロン20~25秒程度のキャンターで調整されて、今後は本州で育成を進める事になり、25日に北海道を出発して、27日に三重県の名張ホースランドパーク内きおりステーブルに到着しました。移動後も体調に問題はないものの、長距離輸送の疲れを考慮して今週中はウォーキングマシン運動に留めて、併せてスクーリングを行って場内の環境に馴れさせる予定です。永友場長は「輸送は特に問題なく大人しかったようですが、基本的には気が強く、周囲に対して敏感なところがあると寺島良調教師から聞いています。こちらに到着してから飼葉食いは問題ありませんし、体調も今のところ特に変わりはないので、環境に慣れさせれば問題ないと思いますが、北海道でも少しお休みする期間があったようなので、いきなりハードに乗るのではなく、ハミ受けなども確認してから進めたいと思っています」とのことで、寺島調教師は「こちらの気候がだいぶ暖かくなってきたので、馬を成長させるにも本州の方が良いだろうと思い移動させました。ただ、正直、乗り込み量という面ではまだまだと思っています。少し周囲に敏感なところがあるのと、体質的にもまだ幼いと思いますので、きおりステーブルでまずは下地をしっかり作り、その後は宇治田原優駿ステーブルへ移動して進めたいと考えています」とのことでした。

 

【リビングストン】

チャンピオンヒルズで調整されています。30日現在、角馬場でフラットワークを行った後、トラックコースで軽めキャンター2000mと坂路1本をハロン18秒ペースで乗り、週2日は坂路1本を15-15の時計で乗られています。吉岡辰弥調教師は「左前脚に骨瘤が出ましたが、その後は順調に乗れていると報告を受けています。骨瘤自体も疲れが出た程度のものだったので、そこまで心配はしていませんでしたが、既に時計も出しているようなので、もう心配しなくて大丈夫でしょう。普段は割とドッシリと構えている感じですが、いざ調教に入ると気持ちを前面に出すタイプのようですね。身体が大きいので、その分乗り込み量は必要でしょうし、調教中も、馬の気持ちだけが先行して動くのではなく、しっかりと身体を使わせるように乗ってくださいという指示を出しました」とのことでした。

 

【パステルキュート】

小国スティーブル内ラフメットで調整されています。30日現在、屋外1000mウッドチップトラックでダクとキャンター2000mを乗られており、この中間から週1日はラスト2Fを16-16まで上げています。松尾代表は「中間は徐々にペースを上げており、現在は大体ハロン18~20秒程度で乗って、週1日はラスト2Fを16-16程度まで上げています。まだ速いところを行った翌日の背中の感じに反動が感じられたりしますし、息遣いもまだ本物ではないかなという感じです。その他、キャンターへ移行すればそうでもないですが、ダクでは脚がまだスッと出てこないようなところがあるので、引き続き、しっかりと乗りながら進めていきます」とのことでした。30日時点の馬体重は428キロ。

 

【サンタマルティナ】

 KSトレーニングセンター内K2ステーブルで調整されています。30日現在、屋外ダート馬場にてハロン18秒程度のキャンター4000mと坂路を1本、週に2回はダート馬場と坂路を15-15で乗られています。菅野代表は「中間も変わりなく、順調に乗り込んでいます。いつ入厩しても、問題なく能力試験は合格できるレベルですし、約2カ月こちらで乗り込んできて、体力面でも申し分ないところまで来ています。渡辺調教師からは『移動日はまだ未定ですが、ゴールデンウィーク明け以降に入厩させる予定です』と聞いていますので、移動までしっかり進めていきます」とのことでした。

 

【レッドアトラーニ】

競走馬名:レッドアトラーニ

馬体重:484キロ

手術した左前肢の状態に問題がないことから、ハロン18~19秒ペースの坂路調教、周回ウッドコースにおける長めのキャンターといったメニューを、じっくりと積み重ねています。まだ、自分からハミを取って、グイグイ進んでいくという感じではありませんが、身のこなしが力強い、伸びやかな走りを見せています。飼い葉をしっかりと食べ、胸前やトモの張りも、格段に増してきました。

 

【レッドエソール】

馬体重:496キロ

上がり3ハロンを16-15-14の後傾ラップを踏んでいく坂路調教、登坂日以外におこなう、周回コースにおける1800mのキャンターといったメニューを、意欲的に消化しています。柔軟性に優れた、推進力に富んだ走りを見せていて、体調の良さが、動きの良さに直結している印象も受けています。気性は強い方ですが、変に入れ込んだりはせず、しっかりとコミュニケーションが取れている点も、強調材料です。

 

【ルージュラティーナ】

馬体重:493キロ

ハロン14~15秒ペースを基本に、2本時計を出す日も設けた、週3回の坂路調教、周回ウッドコースにおけるキャンターといったメニューを元気に消化しています。刺激を入れる意味合いもあり、上がり2ハロンを12秒台でカバーすることもおこなっていますが、スピード持続力に優れたタイプでもあり、走りには、まだまだ余裕があります。飼い葉喰い良く、申し分のないコンディションを維持しています。

 

【レイナデアルシーラ】

4月26日よりノーザンファームしがらきで調整中。

5月2日、担当者の話では「ゲート試験合格後のリフレッシュ調整を行っています。疲れも抜けたようで脚もとも問題無く、現在はトレッドミルでの調整を進めており、ここから徐々にペースを上げていけそうです」とのこと。現在の馬体重は500キロ。

 

*****3歳馬*****

【オーヴェルトゥーレ】

美浦・高木登厩舎で調整されています。4月27日のデビュー戦後、異常は見られず、5月1日現在、在厩していますが、近日中に一旦放牧に出る予定です。高木登調教師は「レース後は脚元に反動が出ないかを心配していましたが、週明けの獣医の診察では、右前脚のけい靱帯の付着部に疲れは出ているものの今のところ大きな問題はないとのことでした。残念ながらタイムオーバーで1カ月の出走制限が課せられてしまったので、今週中に放牧に出します」とのことでした。

 

4月27日、東京競馬1R、牝馬限定3歳未勝利・ダート1400mに出走しました。デビュー戦の馬体重は430キロ。経験馬に混じるとさすがにゲートの出は速くなく、押して中団後方から。道中は後方3~4番手で追走し、3コーナーから気合をつけて促して進み、直線へ向くとこの馬なりには脚を使ってジリジリ伸びましたが、勝馬から4秒2差の14着で入線。レース後「タイムオーバーによる出走制限」が課せられてしまい、令和6年5月27日まで平地競走に出走できなくなりました。

高木登調教師 レース後コメント

「砂を被ってアタフタしたところはありましたが、既走馬相手に悪くない競馬だったと思います。脚元が心配な馬なので、週明けにしっかり確認してから今後の予定を決めたいと思います」

その他特記事項(レース中のアクシデントや主催者からの制裁等)

1着馬から4秒2差(14着)で入線して「タイムオーバーによる出走制限」のため、令和6年5月27日まで平地競走に出走できなくなりました。

 

【アンデスビエント】

5月5日(日・祝)京都・3歳1勝クラス(ダ1,800m・牝)に田口騎手で出走を予定。

1日、西園正都調教師は「本日坂路で時計を出し、4ハロン55秒7、ラスト12秒5を計時しています。中2週になりますので、上がりだけサッと伸ばす内容で、上々の動きを見せてくれました。前走騎乗の岩田騎手が乗れないため田口騎手に声をかけています。前走は後続を引き離す内容でしたし、ぜひ頑張って欲しいと思います」とのこと。

◆出走予定:5月5日(日)京都6R・3歳1勝クラス(牝・ダ1800m)☆田口貫太騎手(54キロ)

フルゲート16頭(出走予定全18頭)

 

【サミアド】

5月1日、竹内調教師から「今朝はウッドチップコースにて併せ馬で追い切り、道中追走から強めに追って併入しています。直線では最後まで真っ直ぐに走れていて、追い切りを重ねる毎に状態が上向いています。来週の東京・ダ1,400㍍戦に菅原明良騎手で出走予定です」との連絡があった。

5月12日(日)東京・3歳1勝クラス(ダ1,400㍍)に菅原明良騎手で出走予定。

 

【フェインノーブル】

KSトレーニングセンター内ブルーステーブルで調整されて、4月25日の検疫で美浦・尾関知人厩舎に帰厩しました。28日には坂路にて助手が騎乗して追い切りが行われて、56.9-42.2-27.3-13.8を馬なりで計時しました。今週の追い切りは、5月1日にウッドチップコースにて黛弘人騎手が騎乗して3頭併せで行われて、85.6-67.5-51.8-37.9-11.7を一杯に追われて計時し、併せた馬なりの3歳未勝利馬を0.4秒追走して0.1秒遅れ、もう1頭の馬なりの古馬1勝馬を1.2秒追走して0.1秒遅れました。尾関知人調教師は「週末の坂路でもそれなりに動けていましたし、まだ冬毛が完全に抜け切れてはいないのですが、状態は前走時よりも良さそうです。今日の追い切りは、初めてチークピーシーズを着用しました。追い切りの入りも勢いがあって、角馬場では追い抜かれると反応もしていたようで、効果が感じられました。次走はチークを着用させる予定です。一緒に併せた2頭はよく動く馬ですが、馬場での1本目の追い切りとしてはファインノーブル自身もしっかり動けていました」とのことでした。

 

【ディスペランツァ】

栗東・吉岡辰弥厩舎で調整されています。今週末の出走に向けて、先週は、4月27日に坂路にて調教助手が跨って併せ馬で追い切りが行われ、51.7-37.7-24.1-11.9を一杯に追われて計時し、併せた相手に先着しました。今週は、5月1日に坂路にて鮫島克駿騎手が跨って併せ馬で追い切りが行われ、55.4-40.3-26.2-13.2を馬なりで計時し、併せた相手と同入しています。騎乗した鮫島騎手は「具合の良さが背中から伝わってくる感じでした。凄く乗り易くて操縦性が高いので、折り合いなどには苦労しないでしょうね。フットワークからも広いコースが良いと思うので、東京競馬場は間違いなく合うと思います。まだ今日の時点ではレースで乗れるかどうかは分かりませんが、もし任せてもらえた場合には、高いポテンシャルを秘めた馬でGIの舞台に臨めるチャンスを最大限生かして、いい結果を出せるように、精一杯の騎乗をしたいと思います」とのことで、吉岡調教師は「前走から中2週ですが、状態に関しては何の不安もありませんし、デビュー戦で小倉、ホープフルステークスで中山への遠征を経験していますので、東京への輸送も問題ないでしょう。なお、鞍上についてですが、今日の時点で、モレイラ騎手からの回答は保留の状態で、木曜の投票ギリギリまで分からないそうです。なかなかハッキリとお伝え出来ず申し訳ありませんが、ここまで引っ張ることになっているので、もうギリギリまで返答を待ちたいと思います。そしてモレイラ騎手が駄目だった場合は、鮫島克駿騎手を抑えています。鮫島騎手も乗れるかどうか分からない中で、今日の追い切りにも乗ってくれましたし、当日も東京競馬場で乗るように調整してくれました。その気持ちには、本当に感謝しかありません。GI競走で直前まで鞍上が確定していない事もなかなかないと思いますが、鮫島騎手もしっかりとスタンバイしてくれていますし、出来る事は全てやって送り出せそうです」とのことです。5日東京、3歳オープン・NHKマイルカップ(GI)・芝1600mに出走の予定で、鞍上については、ジョアン・モレイラ騎手を第一候補としていますが、モレイラ騎手が乗れない場合は、鮫島克駿騎手に変更して登録を行う予定です。

 

【レッドアトレーヴ】

角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。

手塚貴久調教師「今日はウッドで追い切りました。アトレーヴが前で受ける形でしたが、カリカリしたような面を見せずに集中して走っていて、道中でも抱えるところを作れた分、直線でもしっかり伸びてくれましたね。予定より時計は遅くなってしまったものの、帰厩して1本目の追い切りとしては内容も良かったと思います。次走については、5月18日(土)東京4レース(芝1600m)、もしくは5月19日(日)東京4レース(芝1800m)のどちらかで考えており、これから乗り込んで動きや状態を確認したうえで決めるつもりです。鞍上はどちらも横山和生騎手にお願いしています」

 

角馬場運動後、Bコース1周。

手塚貴久調教師「昨日(火)帰厩しました。今日は運動初日ということで、角馬場とBコースで軽めに乗って調整しています。テンションが少し高めなところあったのですが、乗ってからは落ち着いていて、いいフットワークで動けていましたね。息遣いもしっかりしていて、いいコンディションで戻ってきてくれたと思います。これから追い切りを開始し、入念に乗り込みながら出走レースを決めていくつもりです」

 

【レッドエヴァンス】

角馬場運動後、坂路1本。

音無秀孝調教師「今日から騎乗運動を再開しました。坂路1本軽めのメニューで乗っていますが、脚取りはしっかりしていましたし、背腰やトモの感じも悪くなかったですよ。覇気もあって、見た目には疲れはなさそうですから、次走は5月18日(土)京都4レース(芝1400m)に向かうつもりでいます。鞍上は川田騎手に依頼しました」

※5月18日(土)京都4R・3歳未勝利(芝1400m)を川田将雅騎手で予定。

 

厩舎周りを引き運動。

音無秀孝調教師「使った後なので、ここまでは引き運動で調整しています。出掛けの歩様はしっかりしていましたし、気負っている感じも見られません。飼い葉の食いもしっかりしていて、レースでのダメージも抜けるのが早そうです。この後は優先出走権が有効なうちに使う予定。明日(木)から乗り出すつもりで、具合を見ながら次走を決めていきたいと思います」

 

【ルージュルリアン】

昨日(火)グリーンウッドトレーニングへ移動しました。

藤原英昭調教師「鼻出血発症後、必要な処置は速やかにおこないました。その後は鼻出血によるものなのか内視鏡を入れたことによるものなのかはわからないですが、血が混ざった痰が表に出てきてはいました。それでもその程度で済んだように、出血量は少量だったということだと思います。昨日(火)グリーンウッドトレーニングへ放牧に出たところで、3週間はウォーキングマシンでの運動にとどめるなど静養させてから乗り出すことになるので、帰ってくるのは2か月後のイメージを持っています。時間がない中でこのようなことになってしまい残念ですが、ここを乗り切ってもらってしっかり勝たせたいと思います」

 

【ゲンブ】

☆5/04(土)新潟・3歳未勝利(ダ1200m)横山和生騎手

4月28日(日)に坂路コースで4ハロン56.9-41.8-27.3-12.9を単走で馬ナリに追われ、5月1日(水)にはWコースで5ハロンから0.4秒先行して併せ、67.6-53.0-38.6-11.9を強めに追い切りました。「最終追いはコース長目から古馬と併せ馬の形で実施しています。ゲンブが2馬身ほどリードして直線を迎えたのですが、トモに緩さが残っているためか、仕掛けてからまだギュンと瞬時に動くことができません。それでも馬場の外めを回って、ゴール前までしっかり相手に喰らい付いていましたし、一度使ったことでデキはいくらか上向いているように感じられる。レースに行ってもっと手綱を持つようなところがあれば、しっかり頑張れると思います。距離自体は1400m戦により適性が感じられるものの、オールダートよりも芝部分からのスタートの方が行き脚は付くはず。坂のない平坦コースもこの馬にとって魅力ですし、スタートを決めてレースの流れに乗ることができれば。前走中山で先着を許した馬も出てきますが、好位から押し切るような競馬で逆転したいですね。いい結果が出せればと期待しています」(高木登調教師)

 

*****4歳馬*****

【ドゥラチェレステ】

★4/29(月)笠松・オリジナルクリアうちわ配布記念 C16(ダ800m)渡邊竜也騎手 結果7着

「スタートが悪かったですし、あまりにもダッシュがつきませんでした。ジョッキーも『トモの推進力がありませんでしたし、緩さのせいか蹴っぱりも弱かったです。直線も外に張るようなところがありましたし、ただ回ってきただけになってしまいました』と話していました。ここ最近酷くなってきたトモズレの影響か、トモがへこたれていくのが気になるところ。ただ、獣医師に何度か診てもらいましたが、疲れなどではないようなんですよね。直前の追い切りの反応は悪くありませんでしたが、案外時計が出ていなかったのがこの結果に繋がってしまったのでしょうか...。それにしても前回ほど走れていませんし、上がりの様子などをしっかり確認してみます」(後藤佑耶調教師)

 

【マランジュ】

放牧後の馬体チェックでは背中と腰部分に筋肉疲労が残っていたため、ショックウェーブ治療等で入念にケアを施しています。ウォーキングマシン運動のみの調整ですが、まだ馬体重は432kgと少し細いですので、騎乗調教を再開しても馬に合わせながら進めていきます。

 

【スマラグドス】

5月11日(土)京都・上賀茂ステークス(ダ1,800m)に向かう予定。

1日、西園正都調教師から「状態に変わりはなく順調にきています。今週は馬体回復に専念し、当該週にサッと追い切って予定のレースに向かいます」との連絡が入っている。

 

【ミラクルティアラ】

グリーンウッドTで調整中。

5月1日、担当者の話では「挫跖は順調に回復しており、先週から馬場コース3000mと坂路1本17-17の調整を開始しています。蹄の回復を待つために休ませたことが丁度良い休みになったようで、以前に感じられたトモや腰の疲労感もすっかり良くなった様子です。来週から徐々にペースを上げていく予定です」とのこと。現在の馬体重は463キロ。

 

【ファントムシーフ】

栗東・西村真幸厩舎で調整されています。先週は、4月28日に坂路にて調教助手が跨って追い切りが行われ、53.6-38.3-24.9-12.3を一杯に追われて計時しました。今週は、5月1日にCWチップコースにて坂井瑠星騎手が跨って併せ馬で追い切りが行われ、78.6-64.6-51.1-37.6-11.8を一杯に追われて計時し、併せた相手と同入しています。騎乗した坂井騎手は「聞いていた通り良い馬ですね。追い切りの動き、乗り味、操縦性と注文はありません。今日はしっかりと負荷を掛けて欲しいとのことでしたので、しっかりやりました。これで状態がさらに一段上がるのではないでしょうか。加速もスムーズでしたし、グーンと伸びて行きました。長く良い脚が使えますね。距離は2000m前後は合う印象です」とのことで、西村調教師は「先週末辺りから緩さも解消されてきて、身体に張りが出てきました。それでも昨年の一番いい頃のコンディションと比較すると、まだまだですね。今日も馬場はかなり重かったですし、外から見ている感じだと、ここまで時計が出ているようには感じなかったのですが、全体時計が80秒台を切ってきて、終い11秒台で纏めてくる辺り、改めて能力の高さを感じます」とのことです。11日京都、4歳以上オープン・都大路ステークス(L)・芝1800mに坂井瑠星騎手で出走を予定しています。

 

【パレルモ】

高橋トレーニングセンター内森本スティーブルで調整されています。中間もウォーキングマシン運動を行っています。川俣場長は「馬体の疲れと言うよりも気持ちの面の疲れが大きいですね。暫くは競馬を忘れさせてメンタル面をリフレッシュしてあげたいので、まだウォーキングマシンのみで調整しています」とのことでした。

 

【レッドシュヴェルト】

厩舎周りを引き運動。

尾関知人調教師「追い切った翌日ということで、今日は厩舎周りを引き運動で調整しました。出掛けの歩様もしっかりしていて、程良い緊張感で稽古に取り組めていたと思います。飼い葉も食べており、コンディションはいいですよ。惜しいレースが続いていますが、堅実に走ってくれる馬ですから、今回でしっかり決めたいと思っています」

※5月5日(日)東京7R・4歳上1勝クラス(芝1400m)にJ.モレイラ騎手で出走します。

 

角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。

尾関知人調教師「今日はウッドで追い切りました。3頭併せでシュヴェルトは先頭で進めましたが、動きには迫力もあり、トモの踏み込みも良く、スピード感に溢れる走りを見せていたと思います。息の入りもスムーズでし、コンディションも整いましたね。出走できる状態にあると判断し、予定通り今週の日曜・東京7レース(芝1400m)にモレイラ騎手で向かいます」

※5月5日(日)東京7R・4歳上1勝クラス(芝1400m)をJ.モレイラ騎手で予定。

 

*****5歳馬*****

【ダイヤモンドフジ】

3月27日よりドラゴンファームで調整中。

5月1日、担当者の話では「筋肉の硬さもほぐれてきて順調にきていたのですが、先週土曜の調教から上がってきたときに左前の歩様を気にしていたため、装蹄師に見てもらいました。蹄底に痛みが出ているということで、4分の3蹄鉄に打ち替えウォーキングマシン調整で様子を見ています。消炎治療で症状は大分落ち着き、脈も治まってきましたので週末に跨がってみて歩様を確認する予定です」とのこと。現在の馬体重は460キロ。

 

【ラッキーガブリエル】

松風馬事センターで調整されています。中間も、ロンジングを行った後、屋外ダート馬場にてハロン23~25秒のキャンター1600mを2セット乗られています。後藤場長は「引き続き、先週と同じメニューで乗っていて、中間、傾斜がついた坂路状になっている角馬場で乗ってから走路に出ていましたが、カッとなるところが見られました。年齢を重ねてのズブさは出てきていると思うのですが、これだけ休んでいても、やはりこの馬の気性は変わらないですね。次回のエコー検査までは今のメニューで留めておきたいので、坂路状の角馬場を使用するのは止めて、またロンジング後の騎乗に切り替えています。今週末にはエコー検査を行います」とのことでした。

 

【レッドモンレーヴ】

角馬場後、ゲート練習。

助手「今日は予定通りゲート練習をおこないました。先週までかなり根を詰めて練習したので、もう理解できている感じでしたね。入るのもスムーズですし、課題の駐立も割とおとなしくしていました。競馬になってテンションが上がったり嫌気を差したりした時にどうなるかというところはありますが、そのあたりは騎手も理解してくれているので、うまく対処してくれるでしょう。もう競馬まで練習はしない予定で、昨日少し負荷を軽くした分、週末、来週としっかりやって競馬に向かいたいと思います」

 

角馬場後、ウッドチップコースで追い切り。

蛯名正義調教師「今日は調教を手伝ってもらっている野中騎手が騎乗して追い切りました。明日もゲート練習をする予定なので今日は抑え目にしておきましたが、終始引っ張り切りといった手応えで動きは良さそうでしたよ。野中騎手も『動きに関しては文句なしといった感じで、しぶるところやコントロールが難しいところもなかったです』と話していたので、精神面もいい方向にきているのではないでしょうか。ゲート練習でストレスを掛けているので気持ちの面が心配でしたが、この感じなら問題なさそうですね。ゴールしてから1ハロンも緩めずに流してもらったので息もできてくるでしょうし、体調は順調に上向いていると思います。明日はゲートの最終確認のつもりでいますが、中で落ち着くことを覚えてくれればいいので、出すところまではやらないつもりです」

※5月11日(土)東京11R・京王杯スプリングC(G2・芝1400m)を横山和生騎手で予定。

 

【ルージュエクレール】

本日(木)ノーザンファーム天栄へ移動しました。

萩原清調教師「昨日(水)午後のチェックでも歩様は問題なかったですし、気も程良く入っていましたね。飼い葉もこの馬なりに食べていて、調子落ちのような感じはしませんよ。今日(木)ノーザンファーム天栄へ移動しますが、向こうで乗り込んでもらって状態を見ながら出走レースを決めて、そこから逆算して帰厩させたいと思っています」

 

厩舎周りを引き運動。

萩原清調教師「レース当日は他場で臨場していたため、モニターでの確認となりましたが、スタートで出負けしてしまったのもありますし、流れに乗れず抱えるところも作れなかったので、最後も使える脚が残っていませんでした。ここまでは引き運動で楽をさせていますが、歩様は問題なく、脚元や馬体にも違和感は出ていません。近日中にノーザンファーム天栄へ放牧に出しますが、体調面に問題がなければすぐに立ち上げてもらうつもりです」

 

*****6歳馬*****

【レッドアウレア】

角馬場運動後、ウッドコース1周。

尾関知人調教師「今日は角馬場とウッドで軽めに乗って調整しました。フットワークに硬さは出ていませんし、バランスの取れた動きを見せてくれていますね。気も程良く入っていて、体調面は良さそうです。追い切りは週末から開始する予定で、しっかりと準備していきますよ」

 

角馬場運動後、坂路1本。

尾関知人調教師「昨日(火)帰厩しました。今日は坂路1本で軽めに乗っていますが、前後のバランスは良かったですし、トモの感じもしっかりしていたと思います。気合も程良く入っていましたね。これから追い切りを開始して状態を整えていきながら、出走レースを決めていくことにします」

 

*****7歳馬*****

【レッドエランドール】

運動のみ。

田中克典調教師「昨日は久しぶりの追い掛ける形だったのもあって、テンションや疲れ具合がどうかと思っていましたが、特にダメージもなさそうで元気一杯ですね。やはり暖かくなって体調もいいのか歩かせていても気分良さそうですし、硬さもなく状態面に関しては上がる一方といった感じです。先もあるので次の競馬で目一杯とは考えていませんが、一度使ってちょうど良くなるように逆算しながら調整していくつもりでいます。この夏が勝負になると思うので、何とか頑張ってもらいましょう」

 

角馬場後、ウッドチップコースで追い切り。

田中克典調教師「先週土曜に帰厩させました。こちらの目論見通り、気温が上がるにつれて体調も上がってきていますし、トレセンに入って気も入ったのか数日でかなり毛が抜けて見栄えも良くなりました。今日は高倉騎手に乗ってもらって久しぶりに後ろからの形で追い切りましたが、『集中力としては先頭で行っている時と変わらなかったですし、1本目としては体も動けていました』ということでした。併せた馬が動く馬だったので遅れはしたものの、あくまで無理せずというつもりだったので、そのあたりは気にしなくて大丈夫ですよ。後ろからの形でも集中力が途切れなかったのは、いいことだと思います。週末やってみて息が問題なければ、来週の京都に向かうつもりでいます。ここで全開とまではいかないかもしれませんが、そこを使って次は小倉の開幕週、その後は北海道へという感じで、この夏は考えています。気持ちはまだまだ若いですし、衰えた感じもしないので、気分良くスンナリした形ならまだまだやれるはずです」

※5月11日(土)京都10R・上賀茂S(4歳上3勝クラス・ダ1800m)を予定。

 

*****10歳馬****

【アナザートゥルース】

現在はウッドチップ坂路1~2本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「22日(月)から騎乗を開始しました。初日はダート坂路で動きを確認し、翌23日(火)以降はウッドチップ坂路で調教を進めていますが、まだ背腰には疲れが感じられます。それに体調ももう一つのようで、馬体には皮膚病の症状も見られるため、しっかりケアしてコンディションを整えていきたいと考えています」と話していました。